サッカーパスの種類7選と上達するためのコツとは?
サッカーの試合で一番多く使われるのがパスです。サッカープレミアリーグでは1試合平均約400本という多くの種類のパスが繰り出されています。そこで今回はサッカーにおけるパスの種類7選を紹介し、上達するためのコツを徹底解説していきます。
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公式ライター old_user_id: 211
サッカーのパスの種類はいくつ?
①ショートパス
②ロングフィードパス
③スルーパス
④縦パス
⑤バックパス
⑥ワンツーパス
⑦ダイレクトパス
サッカーのパスの種類①ショートパス
【サッカー】パス、パス、パス…! 圧倒的パスワークに相手のDFは成す術無し!
ショートパスが多用される理由は、バルセロナを筆頭に、最終ラインから細かいパスワークでつないでビルドアップを行うポゼッションサッカーの普及に伴うものと考えられています。
ショートパスはサッカーの試合で一番多く使われ、基本的なテクニックであり、パスの種類の中ではそれだけ重要なテクニックです。
普段の練習から鳥かごなどパス回しで上達します。ショートパスの蹴り方はインサイドキックです。インサイドキックの蹴り方は足の内側でボールにインパクトする蹴り方で、サッカーにおいて基本的なテクニックの一つです。
サッカーのショートパスが上達するためのコツ
・パススピード
・正確性
・ボールポジション
・バックスイング
パススピードとは?
そこでパススピードのある強めのパスをすることが必要です。パスワークにおいてもスピードがなければ意味がなく、普段の練習からバススピードを意識したパスワークの練習を心がけることが技の上達には必要不可欠です。
正確性とは?
パス回しの練習としては「鳥かご」がよく使われています。
オフェンスは移動してはいけない・ディフェンスを2人にするなど、様々な負荷をかけながらパス回しをすることでさらに効果が期待できます。正確でスピードのあるパスワークが理想的というわけです。
ボールポジションとは?
例えば右サイドにいる味方選手へパスをする際に自分の右足にボールを置いて、右足のインサイドの蹴り方をしてしまうと、体を一度右に開くという余計な動作が入るため、相手ディフェンダーに読まれてしまいます。
そこでボールポジションを左足にし、左足のインサイドの蹴り方で素早くショートパスをすれば、相手ディフェンダーの隙をついたパスになります。
ボールを収めてからパスを出すまでのスピードはある意味技であり、サッカーでショートパスを成功させるためには重要なコツです。
バックスイングとは?
ボールポジション同様、余計な動作が入ると相手ディフェンダーに読まれてしまいます。バックスイングが大きければ、パスを蹴り出すまでのスピードが遅く、それだけタイムロスになり、相手ディフェンダーに時間を与えてしまうことになります。
ショートパスの基本として、バックスイングが小さければそれだけスピードが速く、相手ディフェンダーの隙をついた良いパスになるわけです。
ショートパスが上達するための練習方法
パス回し
サッカーのパスの種類②ロングフィード
FCバルセロナ スアレスのダイレクトパス → メッシのロングフィード → ネイマール / ダニエウ・アウベスの個人技 - CWC JAPAN 2015 決勝 2015.12.20
ロングフィードが上達するためのコツ
・筋力だけに頼らない
・蹴り足の踵をおしりにつけるイメージ
・ボールの下を蹴る
・上体を反らす
筋力だけに頼らないとは
正しい蹴り方、基本的なキックフォームというテクニックを身に付ければ、ボールは飛びます。
逆をいえば、筋力があっても基本的なテクニックがなければロングフィードパスは上達しないということです。特にロングフィードパスでは誤解されがちですが、他のパスの種類にも共通していえることです。
蹴り足の踵をおしりにつけるイメージ
蹴り足の踵をおしりにつけるほどしっかり後ろに引いてから膝から下を鋭く振り下ろすことで力をボールに伝えることができ、ボールを遠くに飛ばすことができるわけです。
ボールの下を蹴るとは?
ここがインステップキックとの大きな違いです。コツとしてはボールの下に足の親指からすべり込ませ、そのまますくいあげてサッカーボールを浮かせて遠くへ飛ばすイメージです。
上体を反らすとは
インフロントキックのテクニックとして、この蹴り分けができるとサッカーの試合で距離を調節することができ役立ちます。
サッカーのパスの種類③スルーパス
2014ワールドカップ 【スーパープレー】スルーパス編
スルーパスが成功すれば、ゴールキーパーとの1対1を作り出すことになり、サッカーの試合では大きな決定機を作る重要なラストパスといえます。スルーパスが上手な選手としては柴崎晃誠があげられます。蹴り方はインサイドキックを使います。
スルーパスが上達するためのコツ
・フォワードの動きだし
・パスのテクニック
・タイミング
フォワードの動きだしとは
また、意味もなく動き回っていてもパスをもらえません。サッカーの試合ではボールホルダーがパスを出す瞬間をよく見ながら動き、ゴールに向かったまま正確な受け方を求められます。
具体的には、マークがついていれば振り切っての受け方、上体はパサーに向くのではなく、攻めるゴールに向けて次の動作にすぐに移れるような受け方です。このボールの受け方はサッカーにおいて必要な技といえます。
パスのテクニックとは
ではその狙いは何処に定めたらよいのでしょうか。イメージとしては、バイタルエリアのスペースのゴールキーパーが飛び出せない位置で、オフサイドにならず、相手ディフェンダーよりも先に味方フォワードがボールに触れる位置です。
サッカーの練習ではこのイメージを常に頭に入れ、正確なインサイドキックでテクニックを上げましょう。
タイミングとは
それがタイミングです。サッカーの試合では味方フォワードの動きだしをしっかりとみながら、オフサイドラインを確認し、絶妙なタイミングでインサイドキックでパスを出します。
普段のサッカーの練習からどのタイミングでパスを出すのかを、合図を決めながら確認することがサッカーにおけるスルーパスの上達のコツといえます。
サッカーのパスの種類④縦パス
【ジョルジーニョ】縦パス集 vsラツィオ
縦パスが上達するためのコツ
・正確なパス
・タイミング
・ボールの受け方
正確なパスとは
タイミングとは
ボールの受け方とは
基本的なボールの受け方は、センターフォワードは相手ディフェンダーを背にした状態でボールホルダーになる技です。
このとき、センターフォワードは、後ろからのプレッシャーに対しておしりや腕を上手に使い、ブロックする受け方が求められます。
相手ディフェンダーの後ろからのプレッシャーに負けないボールの受け方がコツになります。センターフォワードに求められる技の一つ、いわゆるポストプレーといわれています。
サッカーのパスの種類⑤バックパス
ゴールキーパーはたとえペアルティエリア内でも、味方選手からのバックパスを手で扱うことができないため、リスクのあるパスであるといえます。
分業制ではないポゼッションサッカーが主流になりつつある近年ではゴールキーパーもパスワークに参加するため、フィールドプレーヤーと同じような足技が求められます。有効なバックパスからのパス回しでビルドアップすることで攻撃の幅が広がります。
バックパスが上達するためのコツ
・浮き球を避ける
・正確性
浮き球を避けるとは
そのため、ゴールキーパーが処理し難い浮き球のパスを避け、グラウンダーのパスを選択することが重要です。浮き球にならないようにグラウンダーのパスができる技術を上げておくことが求められます。
正確性とは
そしてパススピードも相手選手にインターセプトされることがないようにスピードのあるパスであることが重要です。パススピードは味方選手の受け方のテクニックレベルを頭に入れながらスピードを調節することも必要です。
サッカーのパスの種類⑥ワンツーパス
2vs1の場面!ワンツーパスのポイント
密集地帯では非常に効果的なパスワークですが、味方選手同士の意思疎通ができていないと完成しない点で難易度が高い技術でもあります。ワンツーパスができるようになるとパス回しの幅がさらに広がることになるので、サッカーにおいては重要なテクニックといえます。
ワンツーパスを上達させるためのコツ
・相手ディフェンダーをひきつける
・蹴り足でダッシュの一歩目を踏み出す
・味方との意思疎通をはかる
相手ディフェンダーをひきつけるとは
蹴り足でダッシュを一歩目を踏み出すとは
味方との意思疎通とは
サッカーのパスの種類⑦ダイレクトパス
バルサ ダイレクトパス
ダイレクトパスを上達させるためのコツ
・サッカーボールを軸足に近づけてから蹴る
・サッカーボールを被せるように蹴る
・サッカーボールを押し出すイメージ
サッカーボールを軸足に近づけてから蹴る
サッカーボールを被せるように蹴る
サッカーボールを押し出すイメージ
ダイレクトパスの鳥かご
ボール回し(鳥かご) その1
トラップするとすぐさま相手ディフェンダーに寄せられてしまうので、相手ディフェンダーが寄せてくる前にダイレクトパスを使うことでパスワークが生まれます。
パス回しと同時にダイレクトパスの練習にもなるため、有効な練習方法といえます。
鳥かごの練習を取り入れてダイレクトパスと同時にスムーズなパス回しを上達させることができます。
サッカーのパスの種類のまとめ
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