韓国の有名サッカー選手15人！歴代選手でベストイレブンを考えてみた！

韓国のサッカー選手は日本と同じアジア人ですが、プレースタイルが全く異なります。海外選手に比べて体格差がある日本人選手は、足先を器用に使った細かいドリブルやパスを得意にしていますが、韓国人選手はパワーを武器に戦うのが特徴です。

韓国選手は180cm近い身長を誇る大柄な人が多いため、細かいプレーではなく力を存分に使った大胆なプレーをします。フィジカルの強さはアジア1位といっても過言ではありません。

韓国でレジェンドと呼ばれる伝説の選手は、最強のエースストライカーであるチャ・ボングンや韓国が誇るMFパク・チソンの2人です。チャ・ボングンは1980年代をけん引してきた選手で、特に50代以上の年齢層が敬愛しています。

一方、パク・チソンは韓国サッカーの一時代を築いた20世紀最高のサッカー選手です。彼は韓国選手では初となるマンチェスター・ユナイテッドに所属し、引退後も公式アンバサダーに就任しています。

韓国の有名サッカー選手にはレジェンドのチャ・ボングンやパク・チソン、現役ではソン・フンミンやイ・スンウらがいます。チャ・ボングンは海外のトップリーグでアジア人最多得点を手にし、パク・チソンはJリーグ優秀選手賞の獲得と歴史に名を刻んできました。

レジェンド選手らのあとを追うようにソン・フンミンやイ・スンウらの若い現役選手たちが世界を舞台に活躍し、歴代の記録を次々に塗り替えています。

イ・ウンジェは1994年に初めて韓国代表入りを果たして以降、2010年までの16年間130試合、韓国のゴールを守り続けてきたGKです。長い手足と瞬発力を武器に何度もピンチを救ってきました。

特に1対1のPK戦を得意とする彼は、2002年に開催された日韓ワールドカップ杯でPK戦を制し、ベスト4の成績に大きく貢献しています。彼の活躍は著しく、2008年にGKでは初めてのKリーグ年間MVPを手にしました。

イ・ヨンピョはプレー、ルックス、実績ともにファンから熱い支持を得ていた元サッカー選手です。DFのなかでも特に重要な役割を担うSBにつき、敵選手のゴールを阻止してきました。

彼の実力は海外のトップリーグでも認められ、現役時代はオランダやドイツ、イングランドとさまざまな海外クラブを渡り歩いています。彼の外交的で無邪気な性格や、ひたむきに努力を続ける姿がチームメイトとファンから熱い信頼を得ていました。

ホン・ミョンボは大学生だった1990年のW杯から韓国代表に選出され、通算4大会連続でW杯に出場している元サッカー選手です。視野が広く、チームや敵選手の動きを的確に読み取り、戦術を立てる姿が高く評価されていました。

一方、彼はJリーグ史上初めての韓国人キャプテンをつとめたことでも有名です。1999年の柏レイソル時代に、ピッチ上での戦術眼やチームメイトを鼓舞する姿が評価されチームの支柱を任されました。

チャン・ヒョンスは187cmの身長と高い身体能力を武器にピッチを駆け回るサッカー選手です。SBのポジションを守ることが多いですが、パワーとスピードを備えているため後方からでも積極的に攻撃を仕掛けていけます。

DFでありながら攻撃的なプレーが代表監督の目に留まり2009年から韓国代表に選抜されました。2017年のE-1選手権では韓国代表の主将をつとめ、チームの優勝、大会最優秀DF賞を獲得しています。

キム・ヨングォンは日本を拠点にプレーをするサッカー選手で、国内外から高い人気を集めています。2019年からは活動の舞台をガンバ大阪に移し、J1優勝を目指しています。

冷静な守備と長短のパスを持ち味にする彼は、2008年のU-20から韓国代表に抜擢されました。若手の頃から代表を経験していることから、2017年には代表のキャプテンに選抜されチームをけん引しています。

パク・チソンは巧みなボール奪取力と俊敏なドリブルを活かしピンチをチャンスに変える元サッカー選手です。90分以上に及ぶ試合は足を止めることなく駆け抜け、豊富な運動量を意味する酸素ボンベの異名がつけられました。

現役引退後はマンチェスター・ユナイテッドの公式アンバサダーに就任し、サッカーの魅力や楽しさを世界に発信しています。ヨーロッパ以外の人物が公式アンバサダーに就任することは彼が初めてです。

ク・ジャチョルは韓国史上8番目に若い18歳11か月で韓国A代表に選出された名選手です。2012年に開催されたロンドンオリンピックでは、3位を決める日本との試合で勝利を確定させるゴールを入れ、一躍脚光を浴びました。

しかし2019年に韓国代表から退き、所属クラブも長年活動していたドイツからカタールに移しています。カタールのアル・ガラファではチームの司令塔である背番号10番をつけチームをまとめています。

キ・ソンヨンは海外のトップリーグを拠点に活躍をする韓国屈指のサッカー選手です。セルティック時代は月間最優秀若手選手賞を獲得し、ニューカッスルユナイテッドへ移籍後はアジア最高の選手と称されています。

彼が世界で活躍できる要因はアジア選手らしからぬパワープレー。186cmの身長と、海外選手に押し負けないパワーを兼ね備え、次々にチャンスメイクをしていきます。豪快なプレーが海外リーグで活躍する大きな鍵です。

キム・ボギョンは数々のサッカークラブを渡り歩いてきた韓国を代表する選手です。日本のJリーグでもプレーした経験があり、日本サッカー界の細かいパス回しや緻密な戦術を高く評価し自身のプレーに取り入れています。

一方、韓国代表では2007年のU-20から継続して選抜され公式戦でのゴールも決めています。長年、代表でプレーしてきた経験と日本の戦術をよく知る彼は、日韓戦の要注意人物であること間違いありません。

イ・スンウは10代の頃から海外を舞台にプレーをする韓国期待の若手イケメンサッカー選手です。韓国人には珍しい170cmと低い身長ですが、韓国のメッシと称されるほどスピード力抜群のドリブルとシュート力を持っています。

ユース時代は久保建英と同じチームに所属し、お互いに切磋琢磨し合っていました。久保建英らと一緒に今後のサッカー界を盛り上げ、最強のフォワードとうたわれる選手に成長すること間違いありません。

昔から韓国国民に愛されてきたエースストライカーといえばチャ・ボムグン。高い打点からくり出されるヘディングやアジア人離れしたパワーシュートでいくつものゴールを決めてきました。ドイツ時代は98得点をあげ、アジア人歴代最多得点をマークしています。

また、世界各国のサッカークラブチームをランキングするIFFHSから20世紀アジア最優秀選手に選ばれ、アジアを代表するサッカー選手の名をさらに広げました。

ファン・ソンホンは高身長を活かした高いシュート率が持ち味の元サッカー選手です。1998年にセレッソ大阪に移籍して以降ゴールを量産し、Jリーグ史上初めてとなる韓国人選手の得点王に輝きました。

韓国代表は1988年に初めて選出され2002年までの14年間、103試合50得点の活躍を見せるも、チーム全体の成績は思わしくありませんでした。引退後は後進の育成に励み、Kリーグの監督をつとめています。

イケメンなルックスと並外れた運動神経をもつイ・ドングッは韓国の元サッカー選手です。高い運動神経をもつ彼はボレーシュートを得意とし、体勢を崩されながらも力強いシュートを打ち出します。誰もが認めるシュート技術はKリーグのなかでもトップレベルを誇り、2009年の全北現代モータース時代にはKリーグ得点王とKリーグMVPのタイトルを獲得しました。

韓国のベッカムのニックネームで愛されるアン・ジョンファンは、アイドル並みの人気を得ていた元サッカー選手です。瞬発力と巧みなテクニックを混ぜたシュートを持ち味にし、KリーグベストイレブンやKリーグMVPに輝いています。

また、華麗にゴールを決めたあとの結婚指輪にキスするパフォーマンスは、指輪の帝王と称されていました。イケメンな顔立ちとサッカー技術は歴代の韓国サッカー選手のなかで1番です。

韓国サッカー界でスーパースターと称されるサッカー選手がソン・フンミン。高速ドリブルで敵陣を突破する技術や、左右ともに高い決定力を誇るシュート術は世界トップレベルで、数々の海外選手らがアジア人最高の選手と高い評価を得ています。

記録も素晴らしい彼は、AFCアジア年間国際最優秀選手を3回、大韓サッカー協会年間最優秀選手賞を5回獲得し、2019年にはバロンドールでアジア歴代最高の22位に選出されました。

韓国の歴代ベストイレブンのフォーメーションは4-2-3-1の基本型です。DFのサイドには冷静な守備が持ち味のヨングォンとヨンピョ、中央に攻撃的なディフエンスが可能なヒョンスとミョンボを置きました。

ボランチには運動量が豊富なチソンと、パワーが魅力のソンヨンを配置し攻守のバランスをとっています。FWにはKリーグやJリーグ、海外リーグの得点王たちを並べ攻撃型のベストイレブンを選出しました。

韓国サッカーは世界的に見て評価が高いとはいえません。FIFAワールドカップの成績は出場回数が10回、34試合中6勝19敗の9引き分けと大きく負け越しています。

しかし韓国人選手1人1人を見れば評価は高く、ソン・フンミンに至ってはアジア人最高の選手と称されるほどです。彼を筆頭にイ・スンウやイ・ガンインらの若手選手たちが急成長を遂げ、アジア最強のライバルである韓国が新時代を築こうと大きく躍進しています。