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サッカーの9番の背番号の意味とは?

サッカーの9番の背番号の意味とは?

サッカーにおける9番といえばフォワードが着けているイメージが強いですが、フォワードが着けるようになった歴史的経緯やヨーロッパと南米での9番が持つ意味の違いなどについてまとめていきます。日本サッカー界にも9番は10番と並んでエースナンバーの意味を持ちます。

2022.12.31 サッカー

背番号9番の意味とは?

松尾たかひで💙 on Twitter: "#C・ロナウド がレアルにおけるクラシコでの記念すべき400ゴール⚽️300ゴールは93年の #イバン・サモラーノ🇨🇱 だって。懐かしいなぁ😭🇨🇱の英雄FWだったサモラーノはその後インテル🇮🇹に。背番号が1+8だったことが忘れられない。理由?この↓写真を見たらわかりますよ。笑… https://t.co/NvOMgWvpWD" (86010)

サッカーにおいて背番号は選手個人が背負いますが、もともとはポジションを表すために作られました。

9番はフォワードのポジションを表すための番号でしたので、9番と言えばエースストライカー、点取り屋が着けるというイメージが定着しています。

9番が空いていないチームに移籍した場合、ストライカーは99番や足して9になるという理由で54番を着けたり、18番の1と8の間に小さく+を入れて9番にしたという例もあり、海外ではエースナンバー9番へのこだわりは強いです。

背番号9番のサッカーの歴史

イングランドの背番号9番とは?

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サッカーにおいてユニフォームの背番号制度の導入がなされたのは20世紀初頭になってからで導入当時は固定背番号制度で1番から11番までポジションによって背番号が決められていました。

当時のイングランドで2-3-5のフォーメーションが一般的でゴールキーパーから順に、背番号が割り振られもっとも相手ゴールに近いフォワードが9番を着けたので、9番はセンターフォワードが着ける背番号としてのイメージが定着しています。

その後、システムが変化してもヨーロッパではサッカー発祥の国イングランドの背番号のイメージが主流となっていて、最もゴールに近いセンターフォワードが背番号9番を託されることが多く、エースナンバーは9といわれる所以はここにあります。
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ブラジルの背番号9番とは?

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南米では、4-2-4システムが主流で最もゴールに近い位置に9番と10番が2枚並ぶ形となります。

1958年にこのシステムを採用した際に国民的英雄となったペレが背番号10だったために、10番はペレのような得点も取れてチャンスメイクできる攻撃の中心となるタイプで9番は点取り屋タイプが着けることが多く、ペレの影響で未だにエースナンバーといえば南米は10番です。

また、ヨーロッパでは最前線で身体を張ってポストプレーやヘディングシュートを決めるセンターフォワードタイプが9番というイメージが強いのに対してブラジルを中心とした南米ではポジショニングセンスに優れたボックスストライカーが9番というイメージが強いです。

ただ、9番に求められる役割が点を取ることという意味では南米もヨーロッパも変わりありません。

メッシの偽9番とは?

2008年から2012年までバルセロナを率いたグアルディオラ監督の下で生まれたのがメッシ選手の偽9番といわれるポジション。

ゼロトップという言い方もあるこの偽9番は、最前線でプレーするフォワードを置かずに、メッシ選手がディフェンスラインと中盤の間にポジションを取り、センターバックのマークを混乱させウイングをペナルティーボックスに進入させます。

もっともゴールに近い位置でプレーする9番タイプがいないことにより、ディフェンダーの仕事を無くしてしまい、メッシ選手をディフェンダーがマークするためにポジションを放棄すれば、ゴール前にスペースができてしまい、両サイドのウイングに走りこまれますし、メッシ選手をマークしなければシュートを決められてしまいます。

この役割はゴールに近づくことが、得点に近づくことであり、その役割が9番であるという常識を覆したことから偽9番と呼ばれていて、ディフェンスラインと中盤の間でボールを受けて得点を決めるメッシ選手のずば抜けた能力が背番号の概念を超越したわけです。

背番号9番が日本サッカーで持つ意味とは?

中山雅史の情熱プレー集、名言、同世代選手...and more - 勝利の歌を忘れない (86013)

日本のサッカーはセルジオ越後さんや与那城ジョージさんなど日系ブラジル人が発展に貢献したことにより、ブラジルの影響を強く受けています。そのため日本サッカーにおける9番のイメージもブラジルに近く、エースナンバーは10番で、ボックスストライカーに9番が与えられることが多いです。

日本代表でも10番のユニフォームが最も人気があり、誰が着けるかで議論が起こりますが、日本代表の9番は、釜本邦茂選手、武田修宏選手、福田正博選手、中山雅史選手、高原直泰選手、岡崎慎司選手、そして現在は南野拓実選手が着けてきました。いずれもチャンスメイクよりも得点を取ることに特化したフォワードであり、得点という数字を残すタイプが9番を着けるので分かりやすいです。

同じフォワードが着けることが多い11番は三浦知良選手、小野伸二選手、鈴木隆行選手、宇佐美貴史選手などが背負っていて、得点力とともにチャンスメイク力が高いタイプが11番で最後にワンタッチゴールを押し込むタイプが9番を着けることが多いです。

したがって、監督に9番のユニフォームを渡されたときは、得点を期待されている可能性が高いですし、Jリーグのチームを見るときも9番がエースであることがほとんどです。

背番号9番を背負っている9番らしい選手とは?

背番号が持つ意味は、ユニフォームの契約が経済効果を生みポジションよりも個人の好みで決められる傾向が強くなったことで薄れてきていますが、いまだに選手のタイプや求められている役割を想像するうえで背番号は便利なので、9番といえば点を取る人が着るエースナンバーだと覚えておいて損はありません。

ハリー・ケイン

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ヨーロッパにおける9番のイメージを現在体現しているのは、最前線でポストプレーをこなしてヘディングシュートも決めるハリー・ケイン選手です。

ルイス・スアレス

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南米における9番のイメージを体現しているのはディフェンスライン背後への抜け出しや狡猾なポジショニングセンスを持つルイス・スアレス選手で、泥臭くても点を取るワンタッチゴーラー岡崎慎司選手が日本サッカーの9番のイメージを体現した存在です。

中山雅史

日本サッカーにおける9番は中山雅史選手が大きく、炎のストライカーと自称しました。彼はJリーグトップレベルと比べると技術的には下手だけどペナルティーエリアでは一番うまいと、だから得点を取ることが出来る!と言っています。

サッカーボールを扱う技術と得点を取る能力は別物で、日本人が好きなテクニシャンタイプの中盤の選手と対極にあるストライカー像を作り上げています。

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