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サッカーのポジショニングの重要性とは?基本ができると全然違う!

サッカーのポジショニングの重要性とは?基本ができると全然違う!

サッカーにおいて基本的なポジショニングを取ることの重要性を詳しく解説しています。また、攻撃と守備におけるポジショニングの基本をわかりやすく紹介しています。良いポジショニングとはどのようなことを意味するのか、そのメリットも学べる内容となっていますのでぜひご覧ください。

2021.12.16 サッカー

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公式ライター
nosedori


サッカーのポジショニングの重要性とは?

Tom.h on Instagram: “今日の公式戦の大1番なんとか、競り勝つことが出来たけどもアレでいいのか。上を狙うならアレではダメだろう……でも、信じてついて行くしかない。#サッカー #ポジショニング #システム #意地をみせろ!” (57601)

サッカーと言えば華麗なドリブルや豪快なシュートなど、ボールを持っている時の選手の動きについ目を向けてしまいがちですが、サッカーのプレーのほとんどの時間はボールを持っていない時の動きで構成されており、その動きのことをオフザボールの動きと言います。そのオフザボールの動きに大きく関わってくるのがサッカーのポジショニングです。
攻守の両面においてオフザボール時のポジショニングが良いほど得られるメリットが大きくなり、サッカーを優位に進めることができるため、現代サッカーにおいてポジショニングは非常に重要な役割を担っています。

ポジショニングがよければ優位に立てる

現代サッカーでは攻守の両面において相手より優位な状態に立てるポジショニングを取ることが良いとされており、その考え方をポジション優位と言います。
ペップ・グラウディオラがバルセロナで見せたサッカーをはじめ、現在ではマンチェスターシティのサッカーのスタイルがポジション優位を元に構成されています。
それに対するポジショニングの考え方を数的優位を作るポジショニングと言いますが、数的優位の考え方も現在使われており、チームのコンセプトによっても異なってきますが、オフザボールの動きにおいてはより相手より優位に立てるポジションを取ることが良いポジショニングと言えます。

ポジショニングには戦術が深く関わる

サッカーのポジショニングについて戦術を抜きに語ることはできず、その戦術には個人戦術とチーム戦術がありその両方がサッカーのポジショニングに深く関わってきます。特に大切になるのが個人戦術で、相手と味方の位置を正確に見て、どこにスペースがあるのか、次にどう展開するためにどこにポジショニングするのかを考える力が個人戦術であり、その能力が高い選手ほど良い選手と言われています。
また、チーム戦術がサッカーのポジションングにどのように関わってくるかというと、例えば自陣に引いて守備をするのか、前からプレッシングをするのかによって守備のポジショニングは変わり、攻撃においてもどう攻撃をするスタイルを取るかによってポジショニングが変わります。

サッカーの攻撃におけるポジショニングの基本

サッカーの攻撃におけるポジショニングは、ゲームの主導権を握り得点を奪うために大切なオフザボールの動きです。そのポジショニングの基本となるのが、トライアングルを作るサポートのポジショニング中間ポジションを取るポジション優位の位置に入るという4つが挙げられます。
各々サッカーの攻撃の基本的なポジショニングではありますが、実際の試合で実行できている選手は少なく、サッカーのプロ選手でも正しく実行できていない場合が見られるほどです。このポジショニングの基本はサッカー理解を深める意味でも大切なポイントですのでしっかりと身につけてください。

サッカーのポジショニングの基本①

トライアングルを作る

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サッカーの攻撃のポジショニングでトライアングルを作るというのは、ボールホルダーに対して三角形を作るように2人がサポートに入ることで、センターバックとボランチ2人の三角形や、ボランチとSH、FWで構成される三角形などがあります。
なぜトライアングルを作るかというと相手のラインを突破することができること、相手を引きつけて逆を取ることができるからです。相手のラインを突破するとは、例えばトライアングルでサポートに入ることでボランチからFWへのパスコースが切られていてもSH、FWへとトライアングルにパスをして相手の中盤の守備ラインを突破できるということです。相手を引きつけて逆を取るとは、中央にパスを入れても三角形が形成されているため出口が2つあり、相手の逆を取って展開することができるということです。

サッカーのポジショニングの基本②

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近いサポートと遠いサポート

サッカーの攻撃におけるポジショニングには近いサポートと遠いサポートというオフザボールの動きの概念があります。近いサポートというのはボールホルダーに対して15m以下の距離にサポートに入ることで、このサポートによって相手を引きつけるパスを出したり、相手ディフェンスが来てもすぐにパスを出して展開することが可能になります。
遠いサポートとはボールホルダーに対して20mから30m程度離れた位置へサポートに入るオフザボールの動きのことを指し、そのサポートがあることによって相手ディフェンスが近くへのパスコースを消したときに出口となることができます。

中のサポートと外のサポート

サッカーの攻撃におけるサポートのポジショニングには近いサポートと遠いサポートに加え、中のサポートと外のサポートという概念があります。中のサポートとは、ボールホルダーに対して近いサポートかつ中央にサポートに入るオフザボールの動きのことで、センターにボールを入れることで相手を引きつけたり、フリーであればそこを起点に展開します。
外のサポートとは、ボールホルダーに対して両サイドにサポートに入るオフザボールの動きのことで、このサポートによってディフェンスが中央に位置し前進できないときにサイドへと展開することができます。また、ディフェンスに片サイドを切られても逆サイドの近いサポートを使い展開することができます。
サポートはこの4つの基本の動きによって構成されており、上手い選手ほどポジショニングの修正をスピーディに行います。

サッカーのポジショニングの基本③

中間ポジションをとる

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サッカーの攻撃におけるポジショニングで中間ポジションを取るというのは、主にセンターフォワードやサイドのプレーヤーに求められます。
多くチームはディフェンス時にゾーンディフェンスを用いており、ディフェンスの間合いは一定に保たれています。その際に相手ディフェンスの間合いの間にポジショニングすることで相手のマークを曖昧にし、動き出したときに掴まれないようにすることができます。サッカーが上手い選手ほどこの位置どりが正確で相手ディフェンスを惑わすことができます。

サッカーのポジショニングの基本④

ポジション優位の位置に入る

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サッカーの攻撃におけるポジショニングの基本であるポジション優位の位置に入るというのは、ボールを受けたときに相手の守備のラインを超えることのできる場所に入るということです。
具体的には、ボランチがボールを持った際に、味方トップ下の選手が相手のディフェンスとボランチの間のゾーンにポジショニングを取りボールを受けルことによって、相手ディフェンスのプレスを受けることのない優位な状況に立つことができます。
このように様々なゾーンでポジション優位に立つことでゲームを優位に進めることができるようになり、数的優位でなくても相手ディフェンスを崩すことができます。

サッカーの守備におけるポジショニングの基本

サッカーの守備におけるポジショニングの基本を知ることは、より良いディフェンスをして攻撃につなげるために大切であり、ディフェンダーの選手だけでなく全ての選手にとって重要な知識です。そのディフェンスのポジショニングの基本となるのがディフェンスの優先順位に従ってポジションをとる相手のタイプによって間合いを変える相手を視野に入れるクロスに対するポジショニングゾーンディフェンスのポジショニングという5つが挙げられます。
この知識を知っているだけでなく、実際に実行できる選手がディフェンスの上手い選手と言われます。

サッカーのポジショニングの基本⑤

ディフェンスの優先順位に従ってポジションを取る

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サッカーのディフェンスのポジショニングの基本となるのが、ボールとゴールを結んだ線上にポジショニングするということで、この基本を理解した上でディフェンスの優先順位を実行できるポジションを取ります。
その優先順位とは自分のマーカーにパスが出された時に、優先度の高い順にインターセプトコントロール際を狙う前を向かせないようにするというディフェンスの基本動作です。
ポジショニングが上手い選手ほど優先順位の最上位であるインターセプトをすることができ、守備においてはこのポジショニングの基本は非常に重要な知識です。

サッカーのポジショニングの基本⑥

相手のタイプによって間合いを変える

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サッカーのディフェンスのポジショニングは自分が担当するゾーンに入ってくる選手のタイプによって変わり、自分よりスピードのある相手に対しては間合いを広くとり、裏にスペースをつくらないようにします。そして足元へのパスが出された瞬間にアプローチし、相手がスピードに乗ってプレーする前にボールを奪うようにします。
足元の技術に優れたドリブラータイプには逆に間合いを詰めてパスを出させないようにしてインターセプトを狙い、ボールをキープされた場合は間合いを一定に保ち、抜きに来た時にボールを奪えるポジショニングを取るようにします。
このように相手のタイプにより間合いを変化させるポジショニングをとることによって、ボール奪取率を高めることができるのです。これは、特にセンターバックには必要不可欠なポジショニングの技術です。

サッカーのポジショニングの基本⑦

相手を視野に入れる

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サッカーのディフェンスのポジショニングにおいて、自分のゾーンにいるマーカーを視野に入れるポジショニングをとるというのは基本中の基本です。
なぜならば視野に入れないと相手の動きが見えず、マークを外されてフリーで受けられてしまうからです。そのため、ディフェンスをする際は相手とボールの両方を視野に入れるポジショニングをとるということが基本になり、首を振らずに間接視野で相手を見るようにします。
センターバックは特にこの能力が高いレベルで求められ、より上手い選手ほど多くの人数を視野に入れられるポジショニングを取ることができます。

サッカーのポジショニングの基本⑧

クロスに対するポジショニング

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クロスに対するディフェンスのポジショニングの基本は、ディフェンダーがゴール前に何人いるかによって変わり、緊急時の守備で2人しかいない場合はニアサイドのポストの延長線上ファーサイドのポストの延長線上にポジションを取ります。
通常時の3人の場合は、上記にプラスしてペナルティスポットにポジションを取ります。ポストの延長線上にポジショニングすることによって、ゴールキーパーの届かない部分をディフェンダーでカバーすることができます。また、3人いる際は中央の危険なゾーンをカバーすることでクロスに対応することができます。
ポジショニングする際に気をつけなければならないのは、相手とボールの両方を視野に入れるように体の向きを作ることです。上手い選手ほどポジショニングと体の向きをより速く、正確につくることができます。

サッカーのポジショニングの基本⑨

ゾーンディフェンスのポジショニング

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現代サッカーでは守備戦術のゾーンディフェンスを用いるチームがほとんどであり、そのポジショニングの基本を知ることは、選手にとっても観戦者にとってもサッカー理解を深める上で非常に重要な知識です。
ゾーンディフェンスのポジショニングは、ディフェンスのラインミッドフィルダーのラインフォワードのラインの3つのラインで構成されており、各々の前後左右の間隔を一定に保つようにポジショニングするというのが基本です。そして自分のゾーンに入って来た相手プレーヤーを掴むのではなく、パスが出る瞬間に奪えるポジショニングを取ります。
このゾーンディフェンスを用いることによって3枚の壁を作ることができ、その整った壁を突破するというのは攻撃する側にとって容易ではないため、ディフェンス側がより組織的にボールを奪うことができます。

サッカーのポジショニングのまとめ

Rush Football Grass · Free image on Pixabay (57159)

サッカーのポジショニングの基本においてオフザボールの時にいかに相手より優位なポジションを取るかということが攻守の両面において非常に重要な要素です。それを実行するためにも必要な知識が攻守における9つの基本であり、この基本をしっかりと理解した上でプレーを行うようにしましょう。
ポジショニングの基本は個人練習では身につけることができず、チーム練習やゲームの中で身についていきますので、プレーヤーは自分でどのポジションを取るべきか練習の中で意識しながら行うようにしましょう。
サッカーを観戦する人にとっても、このポジショニングの基本を理解した上でサッカーを見ることで、上手い選手とそうでない選手が一目瞭然となり、より深い視点でサッカーを見ることができるようになります。

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