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歴代センターバックのランキング10人!世界最高のCBはどの選手?

歴代センターバックのランキング10人!世界最高のCBはどの選手?

現代サッカーではボランチとともにビルドアップを支えながら正確なフィードで決定的なチャンスを演出するセンターバックは、非常に注目されているポジションです。このページでは世界最高レベルのセンターバックをランキングし、その凄さの秘密に迫ってみたいと思います。

2023.02.09 サッカー

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公式ライター
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最強のセンターバック ランキング第10位

ロベルト・アジャラ

国籍 : アルゼンチン、スペイン
生年月日 :1973年4月14日(45歳)
出身地 : アルゼンチン パラナ
身長 :177cm
体重 :75kg
経歴
1992-1994 フェロカリル・オエステ
1994-1995 アルゼンチンの旗 リーベル・プレート
1995-1998 ナポリ
1998-2000 ミラン
2000-2007 バレンシア
2007-2010 サラゴサ
2010 ラシン・クラブ

空中戦の鬼と呼ばれた驚くべきジャンプ力のCB

アジャラはセンターバックとして非常に優れた選手でありましたが、最大の特徴は空中戦での圧倒的な強さです。

現代サッカーでも年々とセンターバックの高身長化は進んでいますが、彼が活躍した当時でもセンターバックは180以上の身長が必須でした。

そんな中170㎝代の身長ながらヘディングで無類の強さを発揮するアジャラは特異な選手として有名で、サッカーの空中戦において身長だけでは勝負が決まらないことを強烈に印象付けました。
また空中戦の強さに加えて、球際での駆け引きが上手いセンターバックでもあり、若干好みが分かれるかもしてませんが、非常に狡猾な面もありました。

南米特有のマリーシアと呼ばれる狡賢さを嫌悪する人も多いですが、それだけアジャラは勝負にこだわるサッカー選手だということでしょう。

このようなチームのために汚れ役になるのも厭わない姿勢は、単純に尊敬すべきではないかと思います。

最強のセンターバック ランキング第9位

ジェローム・ボアテング

国籍 : ドイツ、ガーナ
生年月日 :1988年9月3日(29歳)
出身地 :西ベルリン
身長 :192cm
体重 :90kg
在籍クラブ: バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

バランスの取れた現代型センターバック

タレント揃いのマンチェスターシティでは芽が出ず、ドイツのバイエルンに移籍して頭角を現したセンターバックです。

彼の大きな特徴として、最後方から精度の高いロングフィードで攻撃をサポートするタスクをこなせるところがあり、ディフェンスの要でありながら攻撃面での貢献も求められるようになってきた現代サッカーのセンターバックとして、非常に優秀な選手です。

もちろんディフェンス能力もレベルが高く、長い足を使ったタックルが上手いだけではなく、屈強なフィジカルで空中戦にも強い、まさに欧州トップクラブであるバイエルンのディフェンスリーダーとなっています。
年々と自信に裏付けられた風格を持ち始めており、キャリアの最盛期に差し掛かる今後の彼のプレイから目が離せません。

最強のセンターバック ランキング第8位

フランコ・バレージ

SERIEA BEST OF 90’S プレイヤー Vol.03 ~フランコ・バレージ~

国籍 : イタリア
生年月日 :1960年5月8日(58歳)
出身地 :トラヴァリアート
身長 :176cm
体重 :70kg
経歴
1977-1997 ACミラン

ミラン黄金期を象徴する伝説のCB

サイドバックのランキングで紹介したマルディーニとともに、黄金期の無敵と呼ばれたミランのディフェンスラインを支えた伝説的なセンターバックです。
センターバックとしては非常に小柄ながら、不屈の闘志と驚異的な読みで世界最高レベルのFWたちを食い止める生粋の守備職人です。
リベロとして語られることも多く攻撃参加も巧みな選手でしたが、最も優れていたのはプレッシングサッカーの要として最重要なオフサイドトラップの統率が非常に上手いところでしょう。

永遠に語り継がれる94年アメリカW杯

バレージの伝説的なエピソードとしてはやはり94年のアメリカW杯は外せません。
予選リーグで靱帯損傷という大怪我を負ってしまったバレージはもう終わりだと考えられていましたが、緊急手術を受けたあと驚異的な回復力でなんと決勝戦の舞台にスタメンとして出場。
当時世界最強の2トップとしてこの大会で大暴れしていたロマーリオとべベットを擁するブラジルを0点に抑える大活躍をします。
惜しくもPK戦で自身もPKを外してしまうなど不運に見舞われ負けてしまいますが、このときのバレージの気迫あふれるプレイは今でも忘れられません。

最強のセンターバック ランキング第7位

ジェラール・ピケ

国籍 : スペイン
生年月日 :1987年2月2日(31歳)
出身地 :バルセロナ
身長 :193cm
体重 :85kg
在籍クラブ : FCバルセロナ(スペイン)

バルセロナに足りない高さをもたらした現代型センターバックの一人

足元の技術力と驚異的なパスワークで常にボールを保持するサッカーを追求しているバルセロナというクラブは、その追い求めるサッカー像から守備面でも高さ勝負になるような試合をしないチームですが、それでもサッカーにおいて空中戦で勝負をするという攻撃戦術はスタンダードなものとなっています。

そのようなリスクに対応するためにバルセロナが生み出したセンターバックがピケです。

彼とブスケツが高さによる不利を埋めてリスクマネージメントしており、しかもピケはセンターバックとしては足元の技術やパスコントロールが上手く、非常にモダンなセンターバックとなっています。

見かけによらずスプリントも優秀で長い脚を伸ばしたスライディングでピンチを救う場面も度々あります。

年齢的に円熟してくるころで、フィジカルに立脚したディフェンス技術に経験による洞察力も加わってきますから、ますます世界最高レベルのCBになっていくと思います。

最強のセンターバック ランキング第6位

マッツ・フンメルス

国籍 : ドイツ
生年月日 :1988年12月16日(29歳)
出身地 : 西ドイツ・ベルギッシュ・グラートバッハ
身長 :191cm
体重 :92kg
在籍クラブ : バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)

パスによってチームを守る現代最高峰のボランチ型CB

サッカーにおけるオフェンス戦術の肝は「いつ何処で誰に」縦パスを入れるかにかかっています。
これに加えて急激なテンポアップのよる緩急の変化でゾーンブロックを掻い潜る攻撃がトレンドとなっているため、徐々にオフェンスのスイッチを入れるパスを出す出し手のポジションが後ろになってきています。

このような世界的な攻撃戦術の変化にもっともマッチしたセンターバックがフンメルスです。
彼は一般的なCBが左右のサイドバックやボランチとのセーフティなパスを選択する場面で、敢えて最前線のFWの足元に正確なパスを送ることでチームの攻撃をテンポアップさせることができます。

これによってよりチームの攻撃が迅速で効果的なものになる以上に、相手の前からのプレッシングを無意味なものに変えるという効果も生み出します。

フンメルスは卓越したパス技術とそれを使う状況判断に優れており、これによりプレッシングによるチームの危機を回避することで守備貢献していると言えるセンターバックです。

最強のセンターバック ランキング第5位

レオナルド・ボヌッチ

国籍 : イタリア
生年月日 :1987年5月1日(31歳)
出身地 :ヴィテルボ
身長 :190cm
体重 :82kg
在籍クラブ: ACミラン(イタリア)

守備の国イタリアにおいても傑出した完成度のCB

ボヌッチは先に紹介したピケやフンメルス同様、非常に正確なパスを後方から供給できるセンターバックで、ユベントスでのピルロとのダブルレジスタ的な戦術を構築した選手です。

現代のサッカーでは守備の要でありながら攻撃のタクトも振れるような戦術的なバランスをとれるセンターバック像がトレンドとなっており、ボヌッチはその中でも群を抜いている存在です。

しかしこのようなモダンなプレイスタイル以上に有名なボヌッチの特徴は、非常にアグレッシブな守備にあります。

洞察力と危機察知能力に優れた彼は、危険の芽を未然に摘むために果敢に前に飛び出る守備が上手い選手で、このような積極的な守備は少しのミスで大きなピンチを招くものですが、彼の場合はボール奪取能力がずば抜けているために危なげな印象が全くないディフェンスとなっています。

最強のセンターバック ランキング第4位

チアゴ・シウバ

国籍 : ブラジル
生年月日 :1984年9月22日(33歳)
出身地 :リオデジャネイロ
身長 :183cm
体重 :79kg
在籍クラブ: パリ・サンジェルマンFC(フランス)

1対1のエキスパート、華麗な守備職人的センターバック

在籍するクラブが欧州の舞台で結果を出せていないため、そこまで評価をされていないCBですが、「ボールを奪う」ということに関しては驚異的なセンターバックです。

ブラジル人ということで足元の技術もあり、フィジカル面でも優れていますが、やはり彼の特徴はボール奪取の美しさにあると思います。

現代サッカーの攻撃的な選手はスピードやアジリティが非常に高い選手が多いため、基本的にディフェンスの対応は複数で囲むというものになりがちです。

しかし常にそのような数的優位を作れるわけではありませんから、センターバックには1対1の場面での強さが欠かせませんが、チアゴ・シウバはその点ずば抜けた能力を持っているので非常に安定感があり、しかもボール奪取が華麗で無理が無く、ファウルになることなくタスクを完遂できるのです。

ミランにずっと在籍していればマルディーニの後継者となれたかもしれなかったのですが、彼はより大きな報酬を得られるパリに移籍してしまい、その点で少し残念ではあります。

最強のセンターバック ランキング第3位

セルヒオ・ラモス

国籍 :スペイン
生年月日 :1986年3月30日(32歳)
出身地 :セビリア
身長 :184cm
体重 :82,2kg
在籍クラブ: レアル・マドリード(スペイン)

自信家にして激情家、世界的クラブに君臨するディフェンスリーダー

わずか19歳で育ててくれたクラブにチーム最高年俸の10年契約を求めるなど非常に自信家で野心家な選手で、若いころはそのような不遜さが軽率なファウルやカードに繋がっていましたが、レアル・マドリーで偉大な選手たちに囲まれながら経験を積んだことで、自信の中身がしっかりとつまったセンターバックとなりました。

現代型センターバックに求められる素養はすべて備えており、しかも攻撃力があるため得点でチームに貢献することもできます。

フィジカルの高さからヘディングでの強さが目立ちますが、ときにはアクロバティックなシュートを披露してみせるなど、センターバックという枠に収まらない面白さが彼にはあります。

現代サッカーにマッチする守備センス

激情家で気持ちがプレイの前面に出ることから、多少の危なっかしさは昔からなくなっていませんが、見ていてこれほど気持ちがいい選手も少ないでしょう。

非常にアグレッシブに前に出る守備を行い、ゾーンの隙間でボールを受けるトップ下タイプの選手相手には無類の強さを発揮しますし、これは現代サッカーのオフェンス戦術に対して効果的なカウンター戦術となっています。

このような守備をサッカーセンスのみで行っている印象が強く、激情家な面からあまり知性的なものを感じないのですが、それ故にラモスは魅力的な選手だと言えると思います。

気持ちがプレイに素直に出ることで、チームに強い勝利へのメンタリティを与えることができており、単純な技術や戦術理解度だけで彼を測ることは難しいのではないでしょうか。

最強のセンターバック ランキング第2位

ファビオ・カンナヴァーロ

Fabio Cannavaro | Defensive Brilliance | The Film

国籍 : イタリア
生年月日 :1973年9月13日(44歳)
出身地 :ナポリ
身長 :176cm
体重 :75kg
経歴
1992-1995 ナポリ
1995-2002 パルマ
2002-2004 インテル・ミラノ
2004-2006 ユヴェントス
2006-2009 レアル・マドリード
2009-2010 ユヴェントス
2010-2011 アル・アハリ

圧倒的フィジカルで身長差を覆すCB

センターバックを大別すると2種類に分かれます。

1つはカバーリングとポジショニング、周囲との連携やライン統率でディフェンスを引っ張るタイプ。
もう1つがフィジカル的な強さで1対1や空中戦などの対人守備において優位に立ち主導権を握ることでディフェンスするタイプです。

カンナヴァーロは後者の典型的な代表格のセンターバックで、180㎝に届かない身長で自身より大きなFWに仕事をさせない守備力でクラブでも代表でも大活躍したのです。

もちろんイタリアの選手ですから組織的な守備も行いますが、ここぞという場面でフィジカルによる圧倒的な守備を見せることで、相手の戦術を封じ込めることに卓越していました。

CBとして数少ないバロンドーラー

カンナヴァーロはセンターバックとしてバロンドールを獲得しており、フランツ・ベッケンバウアー、マティアス・ザマーに続く3人目の受賞者です。

ベッケンバウアーやザマーはリベロとして活躍したディフェンスの選手で、その活躍の大半がMFとしての働きによるところが大きく、カンナヴァーロはセンターバックとしての評価のみでバロンドールを獲得した唯一のCBだと言えます。

レアル・マドリーに移籍後、組織的な守備ではなく、攻撃的な戦術の大きなリスクマネージメントとしての尻拭い的な守備を任されることで不調になりましたが、それでも身体能力と読みの冴えは世界最高レベルのセンターバックで、バロンドーラーとして恥じない活躍をしました。

最強のセンターバック ランキング第1位

アレッサンドロ・ネスタ

Alessandro Nesta ● Most Elegant Defender Ever ||HD||

国籍 : イタリア
生年月日 :1976年3月19日(42歳)
出身地 :ローマ
身長 :187cm
体重 :82kg
経歴
1993-2002 ラツィオ
2002-2012 ミラン
2012-2013 モントリオール・インパクト
2014-2015 チェンナイイン

バレージの正当な後継者として活躍した古き良きCB

バレージが抜けたミランのディフェンスラインを世界最高レベルまで引き戻したセンターバックがネスタです。

何か一つがずば抜けているわけではなく、全ての面において高いレベルを持つ、正統派のセンターバックである彼は、マルディーニとともに無敵のミランを築き上げました。

ラツィオのユース出身でトップチームのスクデット獲得に貢献したため、ミラン移籍の際にはラツィオサポーターが抗議行動を起こすほど愛されていた存在で、彼のセンターバックとしての能力の高さが伺えるエピソードだと思います。

すべてに強いが故に怪我がちだった

Getty Images (40229)

1対1は元より、空中戦でも安定した強さを持ち、非常にタイトでハードなマークで相手チームのストライカーを無力化することに長けていたネスタは、これらを屈強なフィジカル頼みで行うのではなく、冷静沈着な洞察力と巧みな間合いで遂行しており、現代型のフィジカル優先なセンターバックとは一線を画す存在だと思います。

非常に流麗なタックルはチアゴ・シウバと同様で、守備でのエンターテイメントと言えるレベルのものでした。

それだけのパフォーマンスを発揮し続けるためにかなりハードなトレーニングも行っていたようで、唯一のネスタの欠点と言えるのは若干怪我がちなところです。

この怪我によって代表での活躍のチャンスを何度か失っており、クラブチームでの成績に比べて代表での結果が少し寂しいのは残念だと思います。

しかしそれでも「ネスタのいないミランは考えられない」「イタリア史上最高のCB」などの評価を得ているところに、ネスタの凄さが感じられるでしょう。

現代サッカーで求められるCBの条件とは?

Getty Images (40238)

サッカーにおいてチーム戦術を構築する際に最初に考慮されるのはセンターバックの能力だとされていて、どのようなタスクな上手いのか、どのようなディフェンスを得意とするのか、といったセンターバックの特徴は戦術上非常に重要なのです。
特に現代サッカーでは世界一のセンターバックとなるためには攻撃的なタスクもこなさなくてはならず、サイドバック同様に戦術的な革新に対応できなければなりません。

ディフェンスの要としてのフィジカルと読み

Getty Images (40239)

チームのディフェンスラインの高さにもよりますが、現代サッカーではプレイスピードが速くなっているため、センターバックのスプリント能力は必須になっています。
ただしランキングに選出したCBたちは単純に足が速いというだけではなく、最初の一歩で相手FWに離されないために深い洞察力で動きを読みながら守るのが上手いのです。
このようにインテリジェンスとフィジカルを高いレベルで融合できなければ世界的なセンターバックにはなれません。

ビルドアップを支える足元の技術

Getty Images (40241)

一昔前であればビルドアップにセンターバックが関与することは少なかったのですが、現代サッカーではボランチにかかるプレスが強烈になっており、それをサポートするためボランチを経由しない攻撃的戦術が重要になっています。
そのためセンターバックがボランチに代わってビルドアップの中心となることも多く、それを的確に遂行するための足元の技術が上手いことは必須条件だと言えます。

攻撃に幅を持たせる正確なフィード

Getty Images (40243)

前述したビルドアップとともに攻撃的戦術の幅を持たせるため、センターバックからのフィードは重要な要素となっています。
しかしこのフィードが正確でなければ、ただで相手にボールを渡してしまうようなことになるため、ボランチなど中盤の選手と同じレベルのパス能力が求められています。
現在世界一と呼ばれるようなクラブのセンターバックには必ずフィードやパスが上手いCBが選ばれており、どれほど正確なフィード能力が重要かの証明と言えるでしょう。

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