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サッカーフォーメーションの戦術トレンドを考察【2019年度版】

サッカーフォーメーションの戦術トレンドを考察【2019年度版】

サッカーには、沢山のフォーメーションがあります。フォーメーションは、いつの時代もトレンドがありますし、監督の戦術やそれを理解する選手によっても変わってきます。現代における最強のシステムや戦術をフォーメーションから考えることでサッカーをより楽しめます。

2021.12.16 サッカー

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公式ライター
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サッカーのフォーメーションとは?

サッカーにおけるフォーメーションとは、選手の配置であります。各選手をどのように配置することでチームが一番機能するかを考えるのがフォーメーションです。

サッカーのフォーメーションは時代とともに、そのときのトレンドが変わってきました。それは選手の特性であったり、効率的に動くことのできる形を考えて配置するからです。

フォーメーションは、常に最強と思われるものが考え出されれば、それに対抗するフォーメーションが生まれてきました。そうやってフォーメーションは進化してきたのです。

選手を配置するポジション

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サッカーのフォーメーションは、選手を配置するポジションです。サッカーには色々な呼び名のポジションがありますが、フォーメーションは選手をバランス良く配置して、攻撃も守備も効果的に行うために必要なものになります。

素人のサッカーでは、ポジションがなくなってしまいますので、ボールのある場所に人が集まってバランスが悪いのです。逆サイドを突かれることで、すぐに失点を招く可能性もあります。
こういったことが起こらないようにするのがサッカーのフォーメーションです。

個々の能力を見て決める方法

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サッカーにおいてフォーメーションを決める方法に、選手の質を見極めて決める方法があります。サッカーでは、選手個々の能力を見てその適性にポジションを割り振るのが監督の仕事です。

そこで、選手の能力を見極めて、現有戦力で相性の良いフォーメーションを決めることで選手の能力を発揮できるようにします。また、サッカーでは選手間の連携は非常に大事ですから、選手の相性も考慮してフォーメーションを考えることも大切です。

フォーメーションに選手を当てはめる方法

もう一つの決め方としては、フォーメーションに対してそこに当てはまる選手を配置するやり方です。これは、監督の理論を選手にはめ込む形とも言えます。これだと監督の理想を追うことはできますが、その布陣に合う選手がチーム内にいないときには非常に難しいやり方です。

まずはフォーメーションを選んでその布陣に合わせて選手を配置していくので、選手が本来したいポジションではなかったり、新しいポジションを経験させるような配置を取ることも多くなります。

フォーメーションとシステム

サッカーではフォーメーションとシステムが同じように使われますが、どのように違うのかを考えてみます。簡単に説明するならば、フォーメーションは選手を配置する布陣のことで、システムとはその選手がどのように動くのかといった理論的なものです。

サッカーでは、フォーメーションを考えその布陣に見合う選手を配置して、そこからどういった展開をしていくのかそれを組み立てることが難しいことであり、面白い部分でもあります。

フォーメーションは隊列

【意外と知らない】“フォーメーション”と“システム”の違い【サッカーファン強化計画】#4

サッカーにおけるフォーメーションは、選手を配置する布陣のことです。最強の布陣がどのようなものか議論されることが多々ありますが、その時代のサッカーによってトレンドは変わってきます。

現代のサッカーでは、全てのポジションで多くの役割が求められますから、最強の布陣というのは決めにくいです。フォーメーションが隊列である以上、自分のチームにいる選手の特徴を引き出すことができる布陣を組むことが最も大事なことになります。

システムは選手の動き方

サッカーのシステムを解説するならば、それは選手の動き方です。現代では、多くの選手に様々な動き方が求められます。

一つのポジションであっても監督によって、求められる動き方は変わってくるのです。それをチームとしてまとめて形づくっていくのがシステムであります。

システムは、フォーメーションを考え、そこに選手を配置してからどのような動き方をチームとして行っていくのかを決めることです。
このシステムがあってこそ、チームが一つになって動くことができます。

監督が考える戦術

サッカーの監督には、それぞれの理論に基づいた戦術があります。戦術は数多く存在しますが、どれが最強の戦術かそれはわかりません。戦術にはそれぞれに相性があるからです。
フォーメーションとシステムを選手の特徴を考えながら組み立てることが大切になります。
解説すると、フォーメーションとは、選手の配置であり、システムはその選手を上手く活かしてチームを動かす戦術のことです。これらを監督は自分の考えに当てはめるのか、選手を見極めて使い分けるのかそれが求められます。

サッカーを円滑にする配置

監督がやりたいサッカーや既存の選手をどのように配置することがチームを円滑に動かすことができるのか、それを決めるのがフォーメーションになります。

フォーメーションがあって選手を配置することもありますが、実際には選手の特質を見分け、現在チームにいる選手の相性を考えてフォーメーションを決めたり、システムを組むことでチームが円滑にサッカーを進めることが1番大切です。監督がこういった状況が作れるようになることでチームが強くなります。

フォーメーションの種類

サッカーのフォーメーションには、多くの布陣がありますし、時代によるトレンドもあります。理論的に考えれば、どのフォーメーションも間違いではないですし、完璧な理論の元に考えられているのです。

ただし相手がいるものですから、最強と思われるフォーメーションができても、それに対応するようなフォーメーションができてきます。それぞれのフォーメーションには相性があるからそれをどのように使い分けるのか、また、一つのフォーメーションを最強と思えるレベルまで引き上げるのか、それがフォーメーションの種類の多さになっていますし、面白みになるのです。

3-6-1

3-6-1のフォーメーションは、中盤を厚くしてボールポゼッションを高めるために効果的な布陣です。3バックが流行った頃に3-5-2の変形したシステムとして利用されました。

2018年現在では、3バック自体があまり用いられることがなくなってきたので、このフォーメーションも見かけることは少ないです。ディフェンスをするときにピッチの幅を3人で守ることになりますから、能力の高いセンターバックタイプの選手が3人必要になることもこのフォーメーションの難しさになります。

4-4-2

4−4−2 サイド攻撃 インナーラップ

4-4-2というフォーメーションを解説するならば、前線の選手だけでカウンターを行ったり、得点を取り切ることのできる戦術で、フォワード陣が強力ならば大きな効果をもたらします。最強の2トップなどと言われることがある時代もありましたが、このように強力なフォワードを2人要しているチームであれば、この4-4-2を利用した攻撃が一番効果的です。

味方からのスルーパスへも2人で対応できますし、サイドからのセンタリングにも理論的には中で最低でも2枚は構えることができます。

4-3-3

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現代サッカーにおいて、主流となっているのが4-3-3のフォーメーションです。攻撃に人数を割くことで考えれば、現代では最強の一つに入れられるものになります。
中盤の選手のスキルが高ければ高いほどに、前線の選手が自由に動くことができますので、攻撃の幅が広がるフォーメーションです。このシステムを解説するならば4-3-3と4-5-1が流動的に入れ替わるような動きが必要になってきますから、この布陣を使うことができれば、2018年現代において最強のフォーメーションの1つとなります。

3-5-2

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3-5-2システムは、中盤の選手が豊富な時や、ウイングのような足の速い選手がいるときに利用されるフォーメーションです。
2018年の現代では、あまり使われることのなくなってきた形ですが、解説するならば、理論的にはサイドを深い場所まで切り込んでそこからマイナスのセンタリングを上げることで、相手ディフェンスの体の向きを動かしてマークのずれを狙う戦術となります。中盤が厚くなりますが、結局のところ、両サイドが張っている形が多いので、ライン際からの攻撃を効果的に使うことがこのフォーメーションの目的です。

4-5-1

@soccerloveressay on Instagram: “こんなフォーメーションいかがでしょう⚽️ 筆者の中で、大迫、山口、長谷部、長友はかえのきかない選手!  点が欲しい時間帯になったら 大迫、浅野のツートップ 中島or乾 中村憲剛or柴崎 などがオプションです。…” (35823)

サッカーでは、フォーメーションを決めても似た形になる場合があります。この4-5-1と4-3-3のシステムも判断の仕方次第で似た形になるのです。

2018年の現代、主流となって最強と考えられつつあるのがこの4-5-1フォーメーションですが、このフォーメーションには強力なワントップがいることが前提になります。一人で前線で体を張ったり、得点を取りにいけるだけの人材がいることで中盤を厚くするこのシステムが最強になりうるからです。

フォーメーションのトレンド

サッカーのフォーメーションには、その時代に合わせてトレンドが出てきます。2018年現代では、4-5-1システムを採用しているチームが多くなっていますが、トレンドは時代によって大きく変わってきますし、2018年現代の主流システムを壊すシステムを作り出すチームが出てくるはずです。

このようにフォーメーションはその時代で最強と思われるものが巡っていくことで、フォーメーションはトレンドを持つことになりますし、移り変わりや進化を遂げます。2018年現代のトレンドも時代が経つことによって過去のものとなるのがサッカーの特徴です。

1960年代のトレンド

4-3-3システムが主流となり、チームのバランスをとる形が用いられました。解説するならば、サッカーの初期にはディフェンスとオフェンスはハッキリと分かれるようなシステムです。

それがこのフォーメーションによってピッチ全体をバランス良く使った攻守を保つことができるようになりました。それと同時に全員が高度なパス回しの技術を持つことが要求されだしたのです。全員攻撃全員守備の概念が生まれ出すフォーメーションとなります。

1980年~1990年代のトレンド

1990年W杯 イタリア大会

サッカーのフォーメーションで1980,90年代のトレンドは、4-4-2と3-5-2の2つでした。この頃のフォーメーションを解説するならば、基本としてチーム全員が連動することを求めらます。解説するならば、システムから攻撃の形から決まり、フォーメーションを決めているのです。
これらのフォーメーションはサイドに人数を割いてサイド攻撃を基本としています。サッカーでは、サイドからセンタリングを入れることでゴール前のマークが外しやすくなり、得点の機会が増えるからです。

2000年代からのトレンド

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中盤を厚くして流動的に攻守に人数をかける4-5-1システムが使われました。解説すると、3-5-2や4-4-2ではサイドには人数を割けますが、中央が手薄になります。

そこで4-5-1システムであれば、サイドから攻撃することもでき、中の人数を増やすことも可能です。

選手の相性が良ければ、試合の中でシステムを変えながら戦うことが可能になりますので、チームにいる選手の特性を活かすことができれば、4-5-1は非常に相性の良いフォーメーションです。

2019年現代のトレンド

現代のトレンドとなっているサッカーのフォーメーションは4-5-1と4-3-3を合わせたシステムが主に使われています。現代はフォーメーションよりも選手のシステムが重要視されるのです。そこで2018年現代では、中盤の選手を増やしてポゼッションを高めつつ、前線で体を貼ることができるフォワードを採用したシステムが用いられています。

トレンドはあるものの、選手の相性を考えることも重要なことになってきますので、トレンドは変わっていくのです。

戦術を活かすためのフォーメーション

サッカーのフォーメーションとは、どういった攻撃をチームとして行うのか、それによって決まってきます。理論的にサイド攻撃をするのであれば、サイドに人数を割けるフォーメーションを採用するべきですし、インサイドから攻撃を仕掛けようと考えているのであれば、中の選手を増やすことにが大切です。
選手の相性や特性を見極めて戦術を採用したり、監督が信じる戦術を採用するのはチームによって違いますが、戦術を活かすためにフォーメーションが存在します。

サイド攻撃

サッカーでは、サイド攻撃は外すことのできない戦術です。理論的にゴールに近いセンターラインはディフェンスも密集しています。そこで、手薄なサイドから攻撃を仕掛けることで敵陣深くまで入ることができますし、相手のゴールラインに近い場所からセンタリングを入れることでディフェンスが守りにくくなり、ゴールを奪いやすいのです。
サイド攻撃を多用したり、ウイングタイプの選手がいる場合にはサイドに比重を置いたフォーメーションが使われます。

ショートカウンター

2018年現代、攻撃を行うのは素早くボールを奪い取ることから始まるという理論から生まれた戦術がショートカウンターです。相手の陣地の深い位置でボールを奪うことができれば、少ない手数でゴールに迫ることができます。
そのためには、中盤を厚くして積極的にプレッシャーをかける必要がありますから、中盤を厚くした4-5-1のフォーメーションなどが利用されるのです。ショートカウンターは非常に効率の良い戦術ですから、それに合わせたフォーメーションが使われます。

ポゼッションサッカー

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グラウディオラ監督がバルセロナやバイエルンで完成させてきたのがポゼッションサッカーです。ポゼッションサッカーをするには、選手の距離が近くて細かなパスセンスを必要としますので、中盤に能力の高い選手が必要ですし、4-5-1や4-6-0と言われるようなフォーメーションが重要になります。
ポゼッションを高めるために大切なことは、選手間の距離になってきますから、それを体現するためには、やはりその戦術にあったフォーメーションが必要です。

最強のフォーメーション

サッカーにおける最強のフォーメーションというのは、その時代やメンバーによって変わってきます。素晴らしい選手がいれば、どんなフォーメーションでも勝つことができるかというとそうでもありません。サッカー選手は、どのような選手でも特徴や得意なプレーというものがあるからです。
それを活かしてフォーメーションを決めたり、選手の配置を決めることが重要であり、どの選手でも最強と言えるフォーメーションは存在しません。

選手が活きるフォーメーション

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サッカーのフォーメーションは選手の能力を活かすために使われるものです。選手個々の特性を考えて、パスが上手くて回りを使うことができる選手は、ボランチやトップ下へ、そしてスピードがあってドリブルが得意な選手はサイドにいる方がその特性が活きます。
ですから、それぞれの選手をどのように配置するとチームとして機能するのか、それを考えてフォーメーションを決めることが大切です。選手を活かしてこそのフォーメになります。

流動性があるフォーメーション

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2018年現代のフォーメーションは1か所に選手がいるのではなく、多くの選手が流動的にシステムを変えながら動く布陣を用いるチームも出てきています。例えば、4-4-2と3-5-2を選手を変えずにピッチ上にいる選手だけで入れ替えていくわけです。
選手変更なしでフォーメーションを変えることができれば、膠着状態や上手くチームが回っていないときなど同じメンバーでリズムを変えることができますので、流動性のあるフォーメーションを形作ることができることは非常に重要になってきています。

現代最強のフォーメーションとは

現代サッカーで最強と言われるフォーメーションは、人を変えずに試合中に流動的にシステムを変えていける布陣になります。現代は多くのフォーメーションがありますし、選手の特性もそれぞれ強いものです。
その中で、多くのポジションをこなすことができる選手がいれば、試合中にフォーメーションを入れ替えて戦うことができます。このフォーメーションの入れ替えこそが、2018年現代では、最強と言えるフォーメーションです。

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