フリーキックで速くて曲がるカーブの蹴る方法とは?
サッカーのフリーキックで速くてなおかつ曲がるカーブの蹴り方には、足の振り方、ミートポイント、軸足、体軸&目線の4つのポイントがあります。フリーキックの蹴り方の4つの各ポイントの根拠と具体的な方法論を解説しています。
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公式ライター nosedori
速くて曲がるフリーキックの蹴る4つのポイント
フリーキックで得点するために大切なことは、相手ゴールキーパーの反応速度を上回るスピードでシュートを打つことと、コースを狙ってカーブをかけてよりキーパーに取りづらくするという方法があり、その2つを達成することでより得点の可能性を高めることができます。
フリーキックで速くて曲がるカーブを蹴るポイント4つあります。
①軸足の踏み切り
②ボールへのミートポイント
③足の振り方
④体軸の作り方と目線
基本的なコンセプトを理解した上で自身の蹴り方を見つけていくということが大切です。
フリーキックの蹴り方①軸足の踏み切り方
こぶし1.5個分の間を開ける
具体的なやり方は、ボールと軸足の間を握りこぶし1.5個分程度開けるようにし、踝がボールの横に来る程度にやや深く踏み込み、身長が高い選手は間隔を2個分程に調整しましょう。
間隔を約25cm程度開けることによって体を自然に傾斜し、よりスムーズにボールに対して足を振ることができるため、カーブがかかりやすくなります。フリーキックの蹴り方の基本的なこととして、練習して自分の足の置き場所を見つけるようにしましょう。
力強く踏み込む
フリーキックを打つための蹴り方は、軸足を力強く踏み込むということは重要なポイントです。軸足を強く踏み切ることによって、体軸を安定させることができミートポイントをずらさずに打つことができ、蹴り足の力を最大限に使うことができます。
踏み切りが弱くなってしまうと、体軸がぶれることで、力が分散した蹴り方になり、ボールに伝わる力も半減し速いシュートを打つことができません。
フリーキックの蹴り方②ボールへのミートポイント
インフロントもしくはインサイドを使う
インフロントキックを使う蹴り方は、親指の付け根部分にミートするようにして蹴るようにし、ミートする前は足首を伸ばしてミートした瞬間につま先を少し上に返すようにします。
インサイドを使う蹴り方は、足首を少し開くようにして構え、土踏まずの上部にミートするようにして蹴ります。
インサイドはO脚の選手など、体の構造上より足が開きやすい選手のフリーキックの蹴り方という傾向がありますが、フリーキックの蹴り方で大切なことは、より自身がミートしやすい方法を選ぶことですので、どちらが合うか試しながら選ぶようにしましょう。
ボールの斜め下を蹴る
速いシュートでなおかつ曲がるフリーキックを蹴るためのミートポイントはボールの斜め下で、内側から巻くようにして蹴ることがコツです。
ボールの横や外を蹴ってしまうと、シュートが浮かなかったりカーブがかかりづらくなります。ボールを8分割する線を引くと考えた際に、右下の分割線上を蹴るイメージで練習をすると習得しやすくなります。蹴る場所を間違うとカーブがかかりませんので、繰り返し練習をしてミートポイントを身につけていきましょう。
フリーキックの蹴り方③足の振り方
膝から下のスイングスピードを上げる
しかし、フリーキックの場合は相手のプレッシャーを受けることなく蹴れるため、蹴る時はダイナミックなフォームで行うようにし、太ももの付け根からのスイングの力も最大限使うようにします。太ももからのスイングとひざ下のスイングを合わせて正確に蹴る場所にミートさせることで、より速いフリーキックのシュートを打つことができます。
足を入れる方向
足の振り方としては、ボールに対して斜め45度の角度から入れるようにし、そのままボールを押し出すように蹴ります。この蹴り方は、ボールの斜め下をより正確にミートすることができ、体の構造上、股関節と腰の旋回運動を最大限利用して蹴ることができるため、速くなおかつ曲がるフリーキックになります。
この足の入れ方ができるようになるには時間がかかりますので、ビデオで撮影するなど自身チェックしながら練習を行うことをお勧めします。
蹴った後のフォロースルー
フォロースルーのやり方は、ミートした後に軸足の方向へと脚を旋回させるようにし、軸足の膝を超える程度まで回すようにします。
コツは旋回させるときに腰のパワーを使うことで、よりボールを押し出して蹴ることができるとともに、ボールへの足の設置時間が長くなるためよりカーブ回転がかかりやすくなります。
よくカーブをかけようとして失敗する蹴り方は、回転をかけるためにボールを切るように外に足を投げ出すフォロースルーをする場合で、そうすると腰のパワーの効果が見込めず力が分散してしまいます。
フリーキックの蹴り方④体軸の作り方と目線
体軸をまっすぐにする
フリーキックは、蹴るときに踏み切ったあとは、腰から下を斜めに傾斜させた状態で蹴るため、体も傾斜させるようなイメージを持ちがちですが、ボールにミートさせる瞬間は体軸をまっすぐに保ちます。
体軸を保つことによって地面と体が固定されて、体全体を使ってボールに対して力を伝えることができ、より速くカーブのかかるフリーキックの蹴り方となります。
蹴った後は体が曲がってくの字型になることもありますが、蹴る前から瞬間に体軸を整えていれば問題ありません。体軸を整えるためにも、体幹に力を瞬間的に入れるということも蹴り方のコツとなります。
ボールをしっかりと見る
ミートする瞬間に目を切ってボールの軌道を追ってしまうというのが人間の習性として起こってしまい、その結果目をボールから早く切りミートポイントがずれる原因となります。
フリーキックの蹴り方の様々なポイント活かすためにも、ボールを蹴った後も目を残すようにするとずれることなく蹴ることができます。簡単なようで実は見逃しがちな蹴り方のポイントですので、フォームはいいがうまくミートしないという時にはこの点を見直してみましょう。
フリーキックで速くて曲がるカーブを蹴る方法のまとめ
一人一人体の大きさや足のつくりも異なるため、フリーキックの蹴り方も同じ蹴り方にはなりません。大切なことは、今回紹介した4つのポイントを使った上で、自分に合う蹴り方へとカスタマイズしていくことです。そのためにもスマホで撮影してチェックするなど、何度もトレーニングを繰り返しながらフリーキックの蹴り方のオリジナルを作り上げていきましょう。
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