サッカー日本代表のフォワードランキング10人！歴代最強のFWは誰だ？

南野拓実選手は、2013年にセレッソ大阪史上初の高卒ルーキー開幕スタメン入りを果たし、大久保嘉人選手が保持していたクラブのJ1最年少得点記録も更新したフォワードです。ルーキーながらチームの主力でリーグ戦出場29試合5得点の結果を残し、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞しています。

2015年にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクに完全移籍し、チームのリーグ優勝に貢献しています。

南野拓実選手は、攻撃的ポジションで起用されることが多く、相手チームの選手の間に入り込んでボールを受けるオフ・ザ・ボールの動きに長ける選手です。プレー中の判断力に優れ、アジアカップ2019の準決勝イラン戦では、イラン選手が審判にアピールする最中もボールを追い先制点をアシストし賞賛されています。

2019年W杯アジア2次予選で、日本代表史上初のW杯予選開幕からの4戦連続ゴールを達成しています。

原口元気選手は、17歳で浦和レッズと日本人最年少プロ契約を結び、開幕戦でJリーグ初出場を果たした優秀なフォワードです。2011年には、開幕からレギュラーに定着し、リーグ戦チームトップの9得点を挙げ、ナビスコカップニューヒーロー賞を受賞しています。

2016年のW杯最終予選では連続ゴールを決め、三浦知良選手や呂比須ワグナー選手の記録を塗り替えるW杯最終予選4試合連続得点を記録する活躍を見せています。

原口元気選手は、2014年に活躍の場を海外に求め、ドイツのクラブでプレーしているフォワードです。外国人選手としのぎを削ってレギュラー争いをしながら技術を磨き、2015シーズンのFCインゴルシュタット04戦では、1得点1アシストの活躍を見せてマン・オブ・ザ・マッチに選出されています。

原口選手は、少年時代から自分の考えをはっきりと主張することに長け、海外でも自分をアピールできる選手に成長しています。

大久保嘉人選手は、2013年から3年連続でJリーグ得点王を史上初めて達成した、日本最強のストライカーの1人です。長崎県立国見高校時代には、3年生で史上3校目となる高校総体、国体、高校選手権の3冠を達成し、高校総体と高校選手権では得点王に輝いています。

2003年のJ1では合計24試合に出場し、日本人最多得点となる16得点を挙げ、史上最多得票でオールスターに選出されています。

大久保嘉人選手は、ドリブル、パス、シュートの技能が高く、FWだけでなくボランチやサイドハーフでも優れた才能を発揮するオールラウンドプレイヤーです。2012年から5年間、川崎フロンターレの監督だった風間八宏氏から、トップ下や左右のMF、ボランチを試されていますが、どこをやっても1番うまいと絶賛されています。

大迫勇也選手は、2008年度全国高校サッカー選手権大会で、初戦から決勝まで全試合で得点を上げ、1大会最多得点記録を10得点に伸ばした高校サッカー界の伝説のフォワードです。

2009年鹿島アントラーズに加入し、開幕戦となったガンバ大阪戦でベンチ入りし、後半から途中出場し公式戦デビューを果たしています。鹿島アントラーズ史上、高卒新人選手の開幕戦途中出場は2人目の快挙でした。

大迫勇也選手は、ゴールを決める技術はもちろん、ポストプレーや前線からの守備に定評がある万能型のFWです。コンタクトプレーに強い大迫選手は、2018年ハリルホジッチ監督が解任された直後のコロンビア戦で、マークに競り勝って決勝点を決め、大迫半端ないのキャッチフレーズを全国に広めています。大迫自身は、守備もポストプレーも、全てはゴールから逆算したもので、常に得点を意識しプレーしていると語っています。

中山雅史選手は、1998年のワールドカップ本大会で日本代表の初ゴールを決めている日本サッカー界で記憶に残る選手です。試合終盤に投入されるスーパーサブで活躍し、1992年のアジアカップでは準決勝の中国戦で決勝ゴールを決め、得点ランキングも2位に輝き初優勝に貢献しています。

2020年、日本サッカー協会は中山選手へ、現役Jリーガー初めての公認S級コーチライセンスを付与すること決定しています。

中山雅史選手は、気力を前面に押し出すファイト溢れるプレーが身上です。2002年の日本と大韓民国で同時開催されたワールドカップでは、代表当落線上を前後していましたが、日本代表の精神的な面を支える役割で代表に選出されています。

引退後も人望のある中山選手は、プロサッカー選手を会員とする日本プロサッカー選手会の名誉会長に就任し、サッカー界に貢献しています。

香川真司選手は、2008年に平成生まれの選手で初めて日本代表に選出され、キリンカップで国際Aマッチデビューを飾った才能あふれるフォワードです。2010年ワールドカップ・南アフリカ大会では登録メンバーには選出されていませんが、サポートメンバーでチームに同行し、貴重な経験を積んでいます。

2019年、キリンチャレンジカップで、国際Aマッチ97試合目にして自身初の日本代表キャプテンを務めています。

釜本邦茂選手は、1968年のメキシコオリンピックで7得点を挙げ、銅メダル獲得に大きく貢献した日本サッカー史上最高選手の1人です。日本を代表するストライカーで、左右の足から繰り出される強力で正確無比なシュートが最大の武器で、跳躍力を活かしたヘディングシュートも得意です。

あらゆる形からゴールを奪うことができる万能型フォワードで、自らシュートする割合は、5割は右足、左足が3割で、頭が2割と語っています。

釜本邦茂選手は、日本にサッカーを普及・発展させたパイオニアです。日本代表の国際Aマッチ得点数75点(歴代1位)をはじめ、日本サッカーリーグでは、通算得点数202点(歴代1位)、通算79アシスト(歴代1位)、日本年間最優秀選手賞7回受賞(歴代1位)と傑出した活躍を見せています。

選手引退後は、日本サッカー協会副会長や参議院議員を歴任し、2014年には旭日中綬章を授与されています。

本田圭佑選手は、日本人初となるW杯3大会連続ゴールと連続アシストを達成した、日本だけでなくアジアを代表する最強のフォワードの1人です。W杯のすべての試合を対象に、試合で最も印象的な選手に贈られるマン・オブ・ザ・マッチ賞を日本人歴代1位の4回受賞し、通算受賞回数では5位に輝いています。

本田選手は常々、目標はワールドカップ優勝と語り、日本サッカー界のレベルアップを追求してきたレジェンドです。

本田圭佑選手は、海外の選手と互角に渡り合えるほどフィジカルが強く、ピッチのうえで自分をアピールできる存在感のあるFWです。2018年には、現役選手ながら実質的なカンボジア代表GM・監督に就任し、16年ぶりに東南アジアサッカー選手権で、カンボジア代表を勝利に導いています。

本田選手は、投資をするビジネスファンド「WEIN挑戦者FUND」を設立し、サッカー以外でも幅広く活躍しています。

岡崎慎司選手は、2008年に日本代表に初選出されて以来、前線からの激しいチェイシングとFW以外のポジションもこなすマルチな働きができる選手です。2009年のW杯アジア最終予選のウズベキスタン戦では、日本の4大会連続のワールドカップ出場を決める決勝点を挙げ、日本代表の勝利に貢献しています。

2020年の日本代表得点ランキングで歴代3位、出場数歴代4位の記録を誇る、日本代表FWの中心的選手です。

岡崎慎司選手は、素早くDFラインの裏に抜け出してワンタッチでゴールを決めることを得意とするストライカーです。オフ・ザ・ボールの状態から、高い運動量でボールに絡み、チャンスのときはダイビングヘッドでゴールを狙っています。

2016年には、移籍先のイングランドレスター・シティFCで、クラブ創設132年目のプレミアリーグ初優勝に貢献し、歴史的なメンバーの一員と成りました。

三浦知良選手は、キング・カズのニックネームで呼ばれ、横浜FC所属の現役Jリーグプレーヤーです。2020年には、J1リーグ・川崎フロンターレ戦に先発出場し、中山雅史選手のJ1最年長出場記録を53歳6ヶ月28日に塗り替えています。日本代表でも、ワールドカップ初出場に貢献し、国際Aマッチの1試合6得点や通算55得点(歴代2位)の記録を誇っています。

三浦知良選手は、高校1年生修了を待たずして、単身ブラジルに渡航したチャレンジ精神旺盛なFWです。W杯地区予選では総得点27点を記録していますが、1998年日本がW杯初出場を決めたフランス大会へは直前合宿には参加したものの、本大会出場メンバーから漏れ髪を金髪に染め上げて帰国しています

若くして海外に目を向け、世界を目指した志は日本サッカー界のレガシィとなり、若い世代に引き継がれています。

櫻川ソロモン選手は、ナイジェリア人の父と日本人の母を両親に持つ、2024年のパリ五輪に向けた若手のフォワードです。身長190cm、体重89kgの恵まれた体格を持ち、各年代のエース格で海外遠征も豊富で、海外の屈強なディフェンダーに負けない強さを持っています。

2020シーズンからジェフユナイテッド市原・千葉のトップチームに昇格し、スペインのセルタ・デ・ビーゴU-19の練習に参加し経験を積んでいます。

宮代大聖選手は、2018年に川崎フロンターレ史上初めて、高校3年生でプロ契約を結んだ優秀なフォワードです。各年代別の日本代表に選出され、強烈で重い右足のシュートは潜在能力の高さを示しています。2019年には、U-20ワールドカップのメンバーに選出され、メキシコ戦では自身の誕生日に2得点を決める活躍を見せています。

中村敬斗選手は、高校2年で三菱養和SCユースから飛び級でガンバ大阪にプロ入りした東京五輪世代屈指のストライカーです。2017年、U-17ワールドカップのメンバーに選出され、ホンジュラス代表戦ではハットトリックの活躍で勝利に貢献しています。

2019年に、オランダ1部のFCトゥウェンテに移籍し、ルヴァンカップではニューヒーロー賞の栄誉に輝き、U-20日本代表に選出される躍進を見せています。

原大智選手は、2018年にFC東京のトップチームに昇格した身長191cm・体重84kgの大型フォワードです。ポーランド代表のレバンドフスキに憧れ、長身を活かしたヘディングだけでなく、いろんな形でゴールに絡めるマルチなプレーヤーを目指しています。2019年にはリーグ戦31試合で19得点を挙げてJ3の得点王に輝いています。

サッカー日本代表のフォワードの多くが、日本ではなく海外に拠点を置いてプレーしていることは、日本サッカー界のレベルが上がった証拠です。日々世界トップクラスの選手とレギュラー争いを繰り広げる日本代表選手は、W杯で勝つための経験値を上げています。

ワールドカップ上位進出を目指していくためには、積極的に海外での経験を積み、貪欲な点取り屋のストライカーの誕生が期待されます。