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サッカーのハーフタイムの時間とは?誰でもわかるように解説!

サッカーのハーフタイムの時間とは?誰でもわかるように解説!

サッカーの前半後半の間に設けられている貴重な休憩時間であるハーフタイム。ただ何となくハーフタイムと言葉にしていますが、ワールドカップやJリーグ、中学高校とそれぞれ時間は何分なのか気になったことがありませんか?今回はサッカーのハーフタイムを徹底解説します。

2022.11.23 サッカー

サッカーのハーフタイムとは?

日本サッカー協会(JFA) on Instagram: “キルギス戦を翌日に控えた11月19日(月)、試合会場の豊田スタジアムで公式練習が行われ、SAMURAI BLUEは冒頭15分以外を非公開として1時間ほど戦術の確認を実施しました。 ・ キリンチャレンジカップ2018 SAMURAI BLUE🇯🇵vs 🇰🇬 キルギス代表…” (69053)

サッカーにおけるハーフタイムとは、インターバルとも呼ばれ、1試合の中の前半と後半の間に行う休憩時間を意味します。そしてそのハーフタイム中には水分補給などを行い後半に備えるだけではなく、前半の総括を行い、後半に向けて修正を行ったり、確認を行うなどの重要な休憩時間になります。

この試合中のハーフタイムはサッカーに限らずラグビーやバスケットボール、ハンドボールなど様々なスポーツ競技にも、それぞれ時間に違いはありますが、同じような趣旨で共通して存在する休憩時間です。以下ではサッカーのハーフタイムは何分なのか?サッカーのハーフタイムの使い方などを解説していきます。

サッカーのハーフタイムの歴史

サッカーのハーフタイムは現在では選手の体力消耗や健康維持のためにも当然のように設けられていますが、歴史を紐解いていくとハーフタイムが誕生したのは1871年でした。つまりサッカーが誕生した1863年から1871まではハーフタイムは何分なのかという次元ではなく、ハーフタイムといった休憩時間はなく、エンドレスで試合を行っていたということになります。

そして1871年にFAカップの規則として「競技時間を1時間半とする。ハーフタイムに於ける休憩はレフェリーによって特に許された場合のほか、5分を超えてはならない」と定められたのが始まりです。その後現在では「ハーフタイムのインターバルは15分を超えてはならない」とされています。

日本サッカー協会競技規則上のハーフタイムの時間

いったいハーフタイムは何分なのでしょうか。日本サッカー協会の競技規則における「ハーフタイムのインターバル」については、「競技者には、ハーフタイムのインターバルを獲る権利があり、それは15分間を超えないものとする。」と規定がなされています。

まずハーフタイムは「競技者の権利」と捉えている点がポイントです。プレイヤーズファーストを掲げる日本サッカー協会らしい規定の仕方で、休憩をとる権利は誰が何を言おうと最優先で選手に与えられるとしています。選手の健康を第一に考えている素晴らしい規定の仕方です。
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15分以内と規定されている意味

ではハーフタイムの時間が「15分」ではなく「15分以内」と規定されている意味は何でしょう。多くの大会やリーグ規定にある「後半のキックオフが前半のキックオフの60分後」と規定されていることにあります。その場合前半のアディショナルタイムによってはハーフタイムを短くすることになります。

つまり「15分以内」ということになります。例えば、9:00にキックオフの試合があれば、後半のキックオフは10:00です。この試合で前半のアディショナルタイムが1分あれば、ハーフタイムは14分ということになります。これが「15分以内」と規定されている理由です。

Jリーグのハーフタイムの時間

Takako Kimura on Instagram: “#前半終了 #なかなか手強い #毎週茨城” (69052)

JリーグもJFAの規定通りに「15分以内」という規定を追従した形で15分を切ったハーフタイムで試合を行っていた傾向にありました。また、1試合を90分で終わらせるという理由の他に、テレビ放送枠の影響もあって15分に満たないハーフタイムが与えられていたという時期もありました。

しかし2014年のJリーグ理事会で当時の村井チェアマン(現任)により「休憩時間をしっかり取ることはクオリティーに関係する重要なこと」との指摘により、2014年から前半終了から後半開始までのハーフタイムを15分確保すると決定しています。因みに国際Aマッチやアジアチャンピオンズリーグ、FIFAワールドカップでも15分が確保されています。

高校サッカーのハーフタイムの時間

高校サッカーにおいても原則は日本サッカー協会競技規則に従うことになりますが、基本的に国際AマッチやJリーグと違い試合時間が90分よりも短いので、ハーフタイムもそれに合わせて短くなっています。

高校生においては夏のインターハイは35分ハーフの計70分の試合でハーフタイムは原則10分と規定され、全国高校サッカー選手権は準々決勝までは40分ハーフの計80分でハーフタイムは原則10分、準決勝・決勝が45分ハーフの計90分でハーフタイムは原則15分と規定されています。「確保」ではなく「原則」と規定されているため、きちんと与えられていない可能性があります。

中学サッカーのハーフタイムの時間

中学サッカーにおいても原則は日本サッカー協会競技規則に従うことになりますが、全国中学校サッカー大会の競技方法によれば、30分ハーフの計60分の試合で原則10分のハーフタイムを設けています。

これは中学生の体力とピッチの広さを考慮しての特別ルールということになります。また、JFA U-15サッカーリーグ高円宮杯では、T1リーグが40分ハーフの計40分の試合で10分のハーフタイム、T2~T3リーグでは35分ハーフの計70分の試合で10分のハーフタイムが設けられています。つまりレベルの高い中学生リーグのT1リーグと、その他のリーグで時間に差を設けていることがわかります。

サッカーのハーフタイム中にすること

s a y a k a _ a m a m o t o on Instagram: “#スタジアムツアー#当選した#選手控室 #playersroom#30 #興梠選手#浦和レッズ #urawareds #埼スタ #saitamastadium2002” (69047)

体力の回復とリラックス

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サッカーのハーフタイムではまず後半に向けての体力の回復に努めるのが最優先です。ひろいピッチを45分走った選手の披露は計り知れません。2002年日韓ワールドカップでも山本コーチが度々選手に水分補給を促している映像が流れました。ワールドカップという蒸し暑い季節の試合ではなおさらのことです。

さらに後半のためにリラックスする時間としても大変有意義な時間です。元日本代表で活躍した遠藤保仁選手はハーフタイムには真っすぐにシャワールームへ消えていくという有名な話もあります。

ミーティングとしての貴重な時間

水分を補給したり体を休ませることは当然ですが、ハーフタイムは前半の評価を行い、後半に向けて修正したり、フォーメーションの確認をしたり、選手交代を行うために重要な時間といえます。相手チームの攻撃や守備のポイントを整理して対策を再構築したり、自チームの連携の修正を行ったり、選手や指導者同士で意見を交換するための時間になります。

監督の指示はピッチ上では観衆の声援などにかき消され、なかなか選手まで届かないことが多くあります。とくにワールドカップなどといった大きな大会ではなおさらです。気分をリフレッシュして新たな気持ちで後半へ向かう貴重な時間といえます。

延長戦のハーフタイムは何分?

それでは延長戦のハーフタイムな何分なのでしょうか?日本サッカー協会競技規則には「延長戦のハーフタイムのインターバルは、短時間(1分間を超えなてはならない)の水分補給時間をとることが認められる」と規定されています。日本におけるノックアウト方式の天皇杯では延長戦は15分ハーフで行うとされているので、延長前半15分で1分以内のハーフタイム、そして延長後半15分を行うことになります。

全国高校サッカー選手権決勝の延長戦は10分ハーフという規定があり、特にハーフタイムの規定はないものの、過去の試合では1分のハーフタイムが与えられています。ワールドカップでの延長戦は15分ハーフですが基本的にハーフタイムはありません。

サッカーのハーフタイムのまとめ

サッカーのハーフタイムは、競技者の権利であり「15分を超えない」範囲で与えられます。しかし実際にはワールドカップや国際Aマッチ、Jリーグなどでは前半のアディショナルタイムに関係なく、15分を確保して与えられている運用がなされています。そのハーフタイムは、後半へのコンディションを整える貴重な時間であり、また、前半の総括を行い監督選手全ての関係者による後半へ向けてのミーティングという大切な時間でもあります。

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