サッカーの10番の背番号が持つ意味とは?世界の10番をつけた選手も紹介
サッカーの10番はサッカーが上手な選手がつけるという意味と捉えている方も多いかと思いますが、本当にそれだけでしょうか。調べてみると、他にも意味があることがわかりました。サッカーの10番の背番号が持つ意味を解説し、世界の10番をつけた選手を紹介していきます。
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公式ライター Activel_director
背番号の10番の由来に迫る!
なぜ背番号10番はエースナンバーとされたのか?
当時のブラジル代表の背番号は、監督が抽選で割り振って決定していたので、ペレが10番を背負ったのは偶然でした。そのペレがワールドカップで最年少得点記録・最年少ハットトリックを記録するなど、通算6得点でチームを優勝に導きました。その後も所属チームで10番をつけて長きにわたり活躍したことが10番がエースナンバーとされたことの由来とされています。
背番号10番がサッカーでもつ意味とは?
チームの中心選手
誰もが憧れる背番号10番ですが、監督やコーチ、チームの誰からも信頼されるキャプテン的な存在が故に、チームが敗戦すれば、周囲からの批判を一身に浴びることが多い背番号ともされています。それだけサッカーにおける背番号10番は、チームの中心的選手であるといえます。
ファンタジスタ
ファンタジスタとは、もともとイタリアでアドリブの上手い役者などを評する際に用いられていた言葉ですが、サッカーにおいて、ドリブルやシュートなど技術に優れ、さらに観客を魅了する独創的なプレーをするロベルト・バッジョをファンタジスタと呼んだことが始まりです。
ブラジルと日本の10番の意味の違いとは?
ブラジルにおける背番号10番の意味
そしてジーコやロナウド、現在ではネイマールといったブラジル代表で背番号10番を背負うスタープレーヤーに憧れを抱きながらサッカーをプレーしています。ブラジルにとってサッカーの背番号10番は、子供達の夢や希望といえます。
日本における背番号10番の意味
日本のJリーグでもこれまで背番号10番をつけていた選手を振り返ると、名古屋グランパスに所属し、当時はピクシーというあだ名で有名なストイコビッチ、清水エスパルスのエースで日本代表でも活躍した澤登正朗、ジュピロ磐田の精神的支柱としてチームを引っ張ってきた藤田俊哉など、大空翼のようなチームの精神的支柱が多くあげられます。
現在の背番号10番の特徴とは?
今現在活躍している選手はバルセロナのメッシやユベントスのクリスチャーノ・ロナウド、パリ・サンジェルマンのネイマールやエムバペ、レアル・マドリードのアザールなど、彼らは全てサイドのポジションに位置しています。そのため、現代サッカーにおいての背番号10番は、1.5列目に関わらず、サイドの選手に変わりつつあります。
世界の背番号10番を背負った選手
ペレ
国籍 | ブラジル | ||
生年月日 | 1940年10月23日 | ||
身長/体重 | 171cm/73kg | ||
クラブ通算成績 | 502試合出場 511得点 | ||
代表通算成績 | 92試合出場 77得点 |
まさにペレが10番を特別な番号、エースナンバーとしたといっても過言ではありません。そしてクラブでは通算502試合で511得点という驚異的なゴール率を残し、代表では92試合出場で77得点をあげ、ワールドカップでブラジルを計3度の優勝に導きました。それ以来、ブラジル代表の10番はエースナンバーとして受け継がれています。
ディエゴ・マラドーナ
国籍 | アルゼンチン | ||
生年月日 | 1960年10月30日 | ||
身長 | 165cm | ||
クラブ通算成績 | 491試合出場 259得点 | ||
代表通算成績 | 91試合出場 34得点 |
アルゼンチン代表では1982年のワールドカップスペイン大会から1994年のワールドカップアメリカ大会まで4大会連続で背番号10番を背負い、1986年のメキシコ大会では伝説の5人抜きで世界を驚かせ、アルゼンチンを優勝に導きました。クラブ通算491試合で259得点、代表通算92試合で77得点と、記憶にも記録にも残る背番号10番でした。
ロベルト・バッジョ
国籍 | イタリア | ||
生年月日 | 1967年2月18日 | ||
身長/体重 | 174cm/73kg | ||
クラブ通算成績 | 488試合出場 218得点 | ||
代表通算成績 | 56試合出場 27得点 |
そんなロベルト・バッジョを世界はファンタジスタと称賛し、10番が最も似合う選手と称えられました。また、ケガに泣かされてきましたが、そんなケガにも負けず、必ず復活して活躍することもファンタジスタと呼ばれるゆえんの一つとされました。
日本の背番号10番を背負った歴代選手
ラモス瑠偉
生年月日 | 1957年2月9日 | ||
身長/体重 | 181cm/71kg | ||
クラブ通算成績 | 361試合出場 83得点 | ||
代表通算成績 | 32試合出場 1得点 |
ブラジルから日本へ帰化した選手にもかかわらず、日の丸への愛着と強い思いは日本人以上で、試合前にユニフォームに施された日の丸に口づけをするシーンは印象的で、日本代表チームの精神的支柱としても存在感を発揮した背番号10番でした。
中村俊輔
生年月日 | 1978年6月24日 | ||
身長/体重 | 178cm/71kg | ||
クラブ通算成績 | 608試合出場 113得点 | ||
代表通算成績 | 98試合出場 24得点 |
優れたキックを持っており、フリーキックの名手とも称えられ、ファンタジスタらしく1.5列目にポジションをとり、シュートからパス、ドリブルまで全てにおいて美しいプレーでファンを魅了してきました。闘将と呼ばれたラモス瑠偉とはまた違った存在感を放った日本の背番号10番です。
香川真司
生年月日 | 1989年3月17日 | ||
身長/体重 | 175cm/68kg | ||
クラブ通算成績 | 330試合出場 108得点 | ||
代表通算成績 | 97試合出場 31得点 |
リーダーシップも兼ね備え、攻撃の起点ともなり、常にチームの中心的人物として背番号10番に相応しいサッカー選手といえます。
サッカーの背番号10番のもつ意味!
サッカーにおいて背番号10番が持つ意味とは、チームにとっては精神的支柱であり、ひとつひとつのプレーが周囲へ与える影響は大きく、また、子供達にとっては憧れであり、夢や希望でもあります。
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