ロングスローの投げ方とコツ!スローイングの極意を解説
近年、高校サッカーなどでも注目を浴びつつあるロングスロー。そのロングスローの威力はタッイラインからペナルティーエリアまで届き、センタリングの役目として凄まじさを発揮しています。今回はロングスローの投げ方とコツ、スローイングの極意を解説していきます。
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公式ライター Activel_director
まずはスローイングのルールをしっかりと確認!
スローイングの方法については決められた投げ方のルールがあり、スローワーはフィールドに面し、両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつけ、ボールがフィールドを出た地点から、頭の後方から頭上を通して両手を用いてボールを投げなければならないとルールで定められています。
スローイングのルール:ファールスロー
①ボールを頭上を通さずに投げる
②つま先の向いていない方向に投げる
③足をピッチから離す
急いでリスタートをするために焦りからファールスローという反則を取られるケースがあります。 ロングスローでファールスローの反則を犯してしまう多くのケースは、勢いあまって足がピッチから離れてしまうケースです。ルールを守り、反則を取られないようにしっかりと基本的なスローイングの投げ方を覚えましょう。 ファールスローの反則を犯すと、相手にスローイングが与えられます。
ロングスローの意義とは?
コーナーキックや直接フリーキック、間接フリーキックと同じようなゴールチャンスとなり、サッカーでは、セットプレー同様の効果が得られます。
2017年度全国高校サッカー選手権決勝の流通経済大柏対前橋育英戦は、後半ロスタイムのゴールで前橋育英が優勝しましたが、その決勝ゴールのきっかけはロングスローでした。
ロングスローの特徴
ファールスローの反則に気をつけながら、実際のプロサッカー選手の投げ方を見て、スローイングとロングスローの違いを確認し、ロングスローの投げ方をイメージすることが重要です。
ロリー・デラップのロングスロー
元やり投げの選手が 驚愕のレーザービーム ロングスロー 元アイルランド代表 デラップ 2003 プレミア
特徴的なのはロングボールの弾道です。山なりではなく、キックのようなまっすぐのライナーで飛んでいく点ですが、山なりのロングスローになると速度が遅くなり、相手ディフェンダーがそのロングスローに反応できてしまうため、サッカーの試合におけるロングスローは速いボールである必要があります。
藤田直之のロングスロー
20160709 サガン鳥栖VSヴィッセル神戸 藤田直ロングスロー
力んでロングスローをしているようにも見えず、正しいフォームと下半身と上半身がうまく連動した投げ方というイメージです。
前橋育英高校のロングスロー
前橋育英・飯島陸選手がロングスローのこぼれ玉を決め決勝ゴール
助走をつけて上体を弓のようにしならせる投げ方がわかります。
このロングスローを有効活用し、幾度となくフリーキックを得たようなゴールチャンスを生み出し、全国高校サッカー選手権で前橋育英高校は栄冠を手にいれました。長崎総合科学大付属高校サッカー部もロングスローを武器に勝ち進んだチームです。
ロングスローの投げ方のコツ
①イメージする
②助走
③身体を弓のようにしならせる
④ボールの角度と弾道
⑤タイミングと精度
ロングスローの投げ方のコツ①イメージする
最終的な目的はゴールです。そのゴールシーンまでをしっかりイメージしましょう。
ロングスローの投げ方のコツ②助走
ロングスローの投げ方のコツ③体を弓のようにしならせる
ヤリ投げ選手であったロリー・デラップが人間発射台と呼ばれていましたが、そんなロリー・デラップが、サッカーでロングスローを遠くまで飛ばすことができました。このようなことから、ロングスローを投げるには、上半身の体の使い方と、上半身と体幹の筋肉が必要であることがわかると思います。サッカーの競技では、下半身は自然と鍛ええることができますが、上半身はなかなか思うように育たないので、上半身を鍛えるトレーニングをしっかりと取り入れましょう!
ロングスローに必要な筋肉の鍛え方
投擲選手向けジャンボメディシン ①V字スロー
投擲選手向けジャンボメディシン ②ストレッチショートニングスロー
体を連動させて投げる
ロングスローの投げ方のコツ④ボールの角度と弾道
ロングスローの投げ方のコツ⑤タイミングと精度
通常のスローイングの場合は、味方選手との距離が近くタイミングをはかりやすいためロングスローより精度が高いスローが可能です。ロングスローの場合は、ゴール付近まで投げないとならないので、狙ったコースに投げるための技術と、味方選手との連携が重要になります。しっかりとフリーキックのセットプレーのようにチームでも練習を行いましょう。
ロングスローの投げ方とコツのまとめ
ロングスローはチームの得点チャンスを生み出すことができる技術となりますので、しっかりと覚えておきましょう。
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