サッカーの18番の背番号が持つ意味とは？どんな選手がつけるの？

ストライカーとしてチームの最前線にポジションをとり、高い決定力を武器にチームを勝利に導きます。過去にも世界屈指のストライカーとして18番を背負って活躍したサッカー選手が何人も存在します。

また、ストライカーとしてだけではなく、高いテクニックなどを武器に攻撃を牽引するタイプの選手が背番号18番を身につけることもあります。

背番号18番の選手は、シュートシーンで相手のチャージによって態勢を崩されたり、自分の思いもよらないボールがきた場合でも、シュートを正確に打つことが求められます。

状況によっては利き脚だけではなく、逆足やヘディング、肩などを使ってシュートを打つことができるようシュートテクニックを高めておく必要があります。

例えば、ゲームの流れを読み、最終的にボールがきそうな場所に居ることでシュート機会を得ることができます。また、味方が打ったシュートに対して相手のゴールキーパーが弾きそうな場所を予測しておき素早くポジションを取ることで、得点を奪う可能性が高まります。

自分がボールを持っていない時でも常に頭を働かせ、点を取ることができる場所を探してポジションをとり続けることが大切です。

それはストライカーとしての能力だけではありません。ストライカーとしてゴールを奪う以外にも卓越したテクニックや圧倒的な運動量でチームに貢献するサッカー選手もいます。

攻撃の中心選手としてチームを牽引するためにも攻撃的センス・特徴は必須です。選手によって特徴は異なりますが、自分の武器を生かして攻撃時に違いを作り出すことが重要です。

「イタリアの至宝」とも言われイタリア代表でもプレーし、特に1994年ワールドカップは彼の活躍で決勝に進出しました。

決勝のブラジル戦はPK戦にもつれ込みます。バッジョは5人目のキッカーとしてPKを蹴りましたがまさかの失敗。その際に彼が語った、「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」という名言は今もサッカー界に残り続けています。

しかしプレー以上に異色だったのが背番号です。彼はインテル所属時には背番号9番でしたが、他の選手の加入に伴い、9番を他の選手に譲るように命じられます。

ストライカーとしての思い入れが強いサモラーノは拒否しましたが認められず、自身は背番号18番を着用します。そのユニフォームの1と8の間に小さな「＋」を加えて（1＋8＝9）それを着用していました。

背番号9番の選手は必ず警戒されています。警戒された9番の選手だけに頼った攻撃では得点は奪うことができない時に18番の選手が活躍することでより多くの得点を生み出せる可能性が高まります。

背番号18番は、フィニッシャーの役割としてだけではなくチャンスメイクの役割なども要求され、エースとしての活躍が求められます。