
サッカーの背番号を徹底解説!背番号のポジションと役割などの意味とは?
サッカーの背番号とは選手1人ひとりユニフォームにつけられた番号です。背番号の意味は選手を識別するだけでなく、背番号そのものがポジションを表します。さらに、背番号の役割は様々で、10番を背負う選手はチームのエースとして扱われ、1番を背負う選手は守護神として見られます。
2022.12.06
|
サッカー
Writer
サッカーの背番号とは?
サッカーの試合を観戦しているときに選手1人ひとりを識別するのに重要な役割を持つのは背番号です。昔のサッカーのユニフォームには背番号がありませんでしたが、イングランドでポジション毎の固定番号制を導入したことをきっかけに徐々に普及していきました。
ポジション毎に番号を固定した背景から背番号にはある程度ポジション毎の意味や役割が決まっており、現代でもその影響は残っています。
ポジション毎に番号を固定した背景から背番号にはある程度ポジション毎の意味や役割が決まっており、現代でもその影響は残っています。
背番号制の導入
サッカーに背番号が初めて導入されたのは20世紀初頭になります。
サッカーに先駆けてラグビーで導入されたことがきっかけになり、イングランドで1928年のチェルシー対アーセナルの試合で初めて導入されました。
導入当時はポジション毎に1~11番を固定して使用し、当時の流行りであったVフォーメーションに沿ってゴールキーパーから順に番号を設定していきました。
サッカーに先駆けてラグビーで導入されたことがきっかけになり、イングランドで1928年のチェルシー対アーセナルの試合で初めて導入されました。
導入当時はポジション毎に1~11番を固定して使用し、当時の流行りであったVフォーメーションに沿ってゴールキーパーから順に番号を設定していきました。
背番号の意味
背番号制の導入の意味は、選手を識別しやすくなるというメリットだけでなく、背番号自体が各ポジションとの関係を意味するようになりました。
当時の主流フォーメーションであったVフォーメーションのポジション順に、1番はゴールキーパー、2番は右サイドバックの順につけられました。現在では背番号の意味は、多様なフォーメーションが存在することから、特にポジションと背番号の関連性は薄くなっています。
当時の主流フォーメーションであったVフォーメーションのポジション順に、1番はゴールキーパー、2番は右サイドバックの順につけられました。現在では背番号の意味は、多様なフォーメーションが存在することから、特にポジションと背番号の関連性は薄くなっています。
背番号の役割
サッカーの背番号にはポジション毎に関連した背番号があるように、役割もあります。
例えば、10番を背負う選手はエースとしての役割を期待され、チームの中心的存在と同時に人気選手として扱われ、1番を背負う選手はチームの絶対的な守護神として扱われます。
背番号には役割があることから、拘りを持っている選手は例え練習中のゼッケンでさえも、自分の役割に合った番号を選ぶ選手もいるほど、背番号の役割は大きなものです。
例えば、10番を背負う選手はエースとしての役割を期待され、チームの中心的存在と同時に人気選手として扱われ、1番を背負う選手はチームの絶対的な守護神として扱われます。
背番号には役割があることから、拘りを持っている選手は例え練習中のゼッケンでさえも、自分の役割に合った番号を選ぶ選手もいるほど、背番号の役割は大きなものです。
サッカーの背番号【1~11番】
背番号1番:ゴールキーパー
サッカーで背番号1番はゴールキーパーが背負う番号です。Jリーグでは背番号1番はゴールキーパーのみが使える番号と決まっていて、背番号の役割は明確です。
海外のサッカーリーグでは必ずし同じような規定はありませんが、一般的には背番号1番はゴールキーパーが背負っています。背番号1番を背負うことはチームの守護神の証となります。
海外のサッカーリーグでは必ずし同じような規定はありませんが、一般的には背番号1番はゴールキーパーが背負っています。背番号1番を背負うことはチームの守護神の証となります。
背番号2番:ディフェンダー(右サイドバック)
サッカーで背番号2番は右サイドバックが背負う番号です。背番号制が導入されるようになった当時のフォーメーションから右サイドバックが2番を背負っています。
当時はV字型フォーメーションが主流でゴールキーパーに次いで、右から番号を振っていたため、右サイトバックの選手は2番を背負うようになりました。
2番を背負う選手は右サイドを縦横無尽に駆け回り、攻守に存在感を発揮します。
当時はV字型フォーメーションが主流でゴールキーパーに次いで、右から番号を振っていたため、右サイトバックの選手は2番を背負うようになりました。
2番を背負う選手は右サイドを縦横無尽に駆け回り、攻守に存在感を発揮します。
背番号3番::ディフェンダー(左サイドバック)
サッカーで背番号3番は左サイドバックが背負う番号です。右サイドバックと同様に背番号制を導入した当時から左サイドバックが3番を背負っています。
Vフォーメーションでは右サイドバックの次に左サイドバックに番号を振っていたため、左サイドバックの選手は3番を背負うようになりました。左サイドバックで3番を背負う有名選手はR.カルロスのイメージを強く持っている人も多いでしょう。
Vフォーメーションでは右サイドバックの次に左サイドバックに番号を振っていたため、左サイドバックの選手は3番を背負うようになりました。左サイドバックで3番を背負う有名選手はR.カルロスのイメージを強く持っている人も多いでしょう。
背番号4/5番:ディフェンダー(センターバック)
サッカーで背番号4/5番はセンターバックが背負う番号です。背番号4/5番を背負う選手は守備の要やディフェンスリーダーの役割を期待されていて、チームのキャプテンを務める選手も多くおり、まさに扇の要といった存在です。
センターバックの選手はチームを最後方中央からチームを引っ張ったり、鼓舞したりします。
センターバックの選手はチームを最後方中央からチームを引っ張ったり、鼓舞したりします。
背番号6番:ミッドフィルダー(ボランチ)
サッカーで背番号6番はボランチが背負う番号です。背番号6番を背負う選手は攻めも守りもできるチームの舵取り役を期待されています。
ボランチは中盤後方に位置するポジションで、背番号6番を背負う選手は攻守において重要な存在です。背番号6番を背負う選手はチームを中盤から支えてゲームコントロールすることが求められます。
ボランチは中盤後方に位置するポジションで、背番号6番を背負う選手は攻守において重要な存在です。背番号6番を背負う選手はチームを中盤から支えてゲームコントロールすることが求められます。
背番号7番:ミッドフィルダー(サイドハーフ)
サッカーで背番号7番は右サイドハーフが背負う番号です。かつては背番号7番の代名詞であった元イングランド代表のベッカムのように、右サイドから正確なクロスを出すことを役割として期待されていました。
しかし、現代では背番号7番を背負う有名選手のC.ロナウドのように鋭い突破力を武器に攻めあがる選手がつけることも増えています。10番と並びチームのエースナンバーの1つです。
しかし、現代では背番号7番を背負う有名選手のC.ロナウドのように鋭い突破力を武器に攻めあがる選手がつけることも増えています。10番と並びチームのエースナンバーの1つです。
背番号8番:ミッドフィルダー(センターハーフ)
サッカーで背番号8番はセンターハーフが背負う番号です。背番号8番を背負う選手は中盤からゲームを組み立てチームをコントロールする役割を期待されています。
ヴィッセル神戸のイニエスタが背負っているように、8番を背負う選手はゲームメーカーや司令塔の選手がつけることが多い番号となります。
ヴィッセル神戸のイニエスタが背負っているように、8番を背負う選手はゲームメーカーや司令塔の選手がつけることが多い番号となります。
背番号9番:フォワード(センターフォワード)
サッカーで背番号9番はセンターフォワードが背負う番号です。背番号9番を背負う選手は最前線で得点を狙うエースストライカーとしての役割を期待されています。
背番号制が導入された当時から背番号9番をつける選手は相手ゴール近くにいたため、現代でもチームのエースストライカーがつける背番号で定着しています。
背番号制が導入された当時から背番号9番をつける選手は相手ゴール近くにいたため、現代でもチームのエースストライカーがつける背番号で定着しています。
背番号10番:ミッドフィルダー(トップ下)
サッカーで背番号10番はトップ下が背負う番号です。背番号10番を背負う選手は誰もが認めるチームの中心的存在の選手でチームを牽引する能力をもった選手がつけていることから、背番号10番はエースナンバーと認識されています。
チームの精神的支柱である選手がつけることも多く10番を背負う選手にはチームを支えるキャプテンの役割を期待されます。
チームの精神的支柱である選手がつけることも多く10番を背負う選手にはチームを支えるキャプテンの役割を期待されます。
背番号11番:フォワード(セカンドトップ)
サッカーで背番号11番はセカンドトップが背負う番号です。背番号11番を背負う選手はセンターフォワード後方1.5列目に位置して得点を狙ったり、得点をアシストしたりする役割を期待されています。
背番号11番を背負う選手には得点能力だけでなく、ドリブル、パスの技術など万能なスキルを求められています。
背番号11番を背負う選手には得点能力だけでなく、ドリブル、パスの技術など万能なスキルを求められています。
サッカーの背番号【12~20番】
背番号12番:サポーター
サッカーで背番号12番はサポーターの番号として扱われることが多いです。サッカーは試合に出られる選手は11人ですが、12番目の選手という意味を込めてサポーターがつけます。
サポーターの番号は日本独特の文化で、W杯などの国際大会は選手登録人数と使用できる背番号が決まっているので、12番をつける選手がいます。
サポーターの番号は日本独特の文化で、W杯などの国際大会は選手登録人数と使用できる背番号が決まっているので、12番をつける選手がいます。
背番号13番:攻撃的なフォワード
サッカーで背番号13番は一般的には控え選手がつける背番号で、攻撃的な選手が多く、ゴールを求められます。
一方、ヨーロッパでは13という数字は縁起の良くない数字で避けられやすい数字となっていますが、あえて13の番号をつける選手もいます。
一方、ヨーロッパでは13という数字は縁起の良くない数字で避けられやすい数字となっていますが、あえて13の番号をつける選手もいます。
背番号14番:攻撃的なミッドフィルダー
サッカーで背番号14番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号14番の選手は攻撃的な中盤の選手が多く、中盤から相手陣内を切り裂く突破力やゲームメイクを求められる背番号です。
背番号14番の攻撃的で突破力が求められるイメージが定着したのは、ヨハンクライフがつけて活躍したことが主な要因となります。
背番号14番の攻撃的で突破力が求められるイメージが定着したのは、ヨハンクライフがつけて活躍したことが主な要因となります。
背番号15番:攻撃的なフォワード
サッカーで背番号15番は一般的には控え選手がつける番号で、攻撃的な選手が多く、13番同様にゴールを求められます。
日本代表では、大迫がつけていることからイメージできる通り、背番号15番をつけている選手はシュート精度が高いフィニッシャーとしての役割を期待されます。
日本代表では、大迫がつけていることからイメージできる通り、背番号15番をつけている選手はシュート精度が高いフィニッシャーとしての役割を期待されます。
背番号16番:試合の流れを変えるサブメンバー
サッカーで背番号16番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号16番をつけている選手は途中出場で試合の流れを変えることを期待されます。
そのためには監督やコーチの戦術を正しく理解して、試合の流れを読むことが求められる背番号です。
そのためには監督やコーチの戦術を正しく理解して、試合の流れを読むことが求められる背番号です。
背番号17番:チームを引っ張るキャプテン
サッカーで背番号17番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号17番をつけている選手は先発出場でも途中出場でもチームを鼓舞し、引っ張ることを求められる背番号です。
背番号17番をつけている有名選手として、日本代表の長谷部誠が有名です。長谷部誠の影響もあって背番号17番はキャプテンのイメージも定着し人気の番号となりました。
背番号17番をつけている有名選手として、日本代表の長谷部誠が有名です。長谷部誠の影響もあって背番号17番はキャプテンのイメージも定着し人気の番号となりました。
背番号18番:ストライカー
サッカーで背番号18番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号18番をつけている選手はストライカーなどの前線の選手が多く、得点を奪うことを求められます。
レギュラー選手の中でも9番が埋まっている場合、18番を着用して「1+8=9」と連想させる工夫をしている選手もいます。
レギュラー選手の中でも9番が埋まっている場合、18番を着用して「1+8=9」と連想させる工夫をしている選手もいます。
背番号19番:将来のエース候補
サッカーで背番号19番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号19番をつけている選手は将来チームの中心を担う選手と期待をされている背番号です。
サッカーのエース番号は10番ですが、「1+9=10」を連想させることから背番号19番は将来のエース候補の背番号として扱われます。アルゼンチン代表のメッシも所属クラブでは10番をつける前に19番をつけていました。
サッカーのエース番号は10番ですが、「1+9=10」を連想させることから背番号19番は将来のエース候補の背番号として扱われます。アルゼンチン代表のメッシも所属クラブでは10番をつける前に19番をつけていました。
背番号20番:スーパーサブ
サッカーで背番号20番は一般的には控え選手がつける番号です。背番号20番をつけている選手は前線や中盤の選手が多く、途中出場でありながら一発で試合の流れを変える役割を期待されます。チーム内のスーパーサブ的存在の選手がつける背番号です。
サッカーの背番号の役割と意味のまとめ
サッカーの背番号にはポジションに関連した意味や、背番号から求められている役割があります。正しく理解することで、プレーヤーとして背番号をもらった際に自分に求められている役割を把握することができます。
一方で、サッカー観戦をする人は背番号の役割と意味を知った上で選手を観察すると、違った視点で見ることができ、より一層サッカー観戦が楽しくなることでしょう。
一方で、サッカー観戦をする人は背番号の役割と意味を知った上で選手を観察すると、違った視点で見ることができ、より一層サッカー観戦が楽しくなることでしょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。