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J3のサッカー選手の給料はどのくらい?具体的な月収例を解説!

J3のサッカー選手の給料はどのくらい?具体的な月収例を解説!

J3のサッカー選手の給料は、年収平均で約240万円~300万円ですが月収10万円程度のサッカー選手も多く、副業をしている選手がほとんどです。J3はJ1と比較して営業収益が10分の1しかないため給料も比例し、プロ契約選手でもBとCは年俸下限がなく1円からでも契約可能なことも給料が低い要因です。

2022.03.01 サッカー

サッカーのJ3リーグとは?

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サッカーのJ3リーグとは日本サッカーリーグの3部リーグのことで、J1リーグ・J2リーグと同様2015年度からタイトルパートナーと全チームでスポンサーをしている企業名を用いて、明治安田生命J3リーグが正式名称です。J3リーグの創設は2014年で歴史的に浅く、成長している発展途上のリーグです。

J3リーグは、全国の地域に根付いたクラブチームの創設とプロとアマチュアの間を埋める役割を担っています。

J1リーグ・J2リーグとの違い

2019年度 J1 J2 J3
チーム数 18 22 15
リーグ戦平均入場者数(人) 20,751 7,176 2,396
年間平均営業収益(百万円) 4,951 1,655 464
年間平均人件費(百万円) 2,500 765 169
J3リーグは、年間営業収益がJ1リーグの約10分の1、J2リーグの約4分の1で、営業収益が低くなると全体的に使える経費も低くなり、必然的にチームの人件費に使える金額も低く選手の給料も低くせざるを得ません。
ライセンス基準 J1 J2 J3
プロ契約選手 A契約15名以上 A契約5名以上 プロ契約3名以上
ホームスタジアム収容人員 15,000人以上 10,000人以上 5,000人以上
芝生席での定員 認めない 認めない 条件付きで認める
育成組織の保有 U-18,15,12,10 U-18,15,12,10 年代別で1つ以上
運営法人 株式,公益 株式,公益 株式,公益,NPO
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J3のリーグ参加ライセンス基準は、J1やJ2と比較してかなり緩い規定で参加しやすくしています。J3は、華やかな舞台でスター選手が活躍して注目を集める役割ではなく、Jリーグの理念である各地域にクラブを創設して日本のスポーツ文化を熟成させる役割を担っているため、営業収益が少なくても運営できる基準にしてあります。

J3は、選手や指導者の受け皿の役割もあり、給料が低くてもプロの経験が積めることは財産です。

J3のプロサッカー選手契約規定

2021年度規定 プロA契約 プロB契約 プロC契約
年俸上限 なし 460万円 460万円
新人選手のみ670万円
年俸下限 460万円 なし なし
変動報酬契約 自由 自由 制限あり
チーム保有人数制上限 25人 なし なし
チーム保有最低人数J1 15人 なし なし
チーム保有最低人数J2 5人
チーム保有最低人数J3 なし
J3リーグのクラブチームとして認めるライセンス基準には、プロ契約選手を3名以上満たすこととなります。プロ契約選手には3種類の契約があり、A、B、Cと分けることができます。この3つの契約のうちBとCの契約には年俸下限がなく、極論1円以上で契約が可能になっています。

J3リーグのチームに所属するプロ選手の契約形態は、BとCの選手が多いことで給料の下限がなく、J1・J2と比べてかなり低くなっています。

J3のサッカー選手の給料

J3のサッカー選手の給料は、J1のサッカー選手と比べてかなり低くアマチュアの選手と給料があまり変わらない選手がほとんどです。J3はJ1の約10分の1の運営規模で人件費が低いことと、プロA契約選手以外は年俸下限がないことも給料が低い原因です。

J3では、年俸120円のプロ契約選手が話題になったり、知名度のある元J1の選手でも年俸400万円までが限界と報じられたりしています。

J3の平均年収

2020年 平均年収 登録者数
J1 3446万円 565人
J2 400万円~460万円 656人
J3 240万円~300万円 429人
J3のサッカー選手の平均年収は、240万円~300万円です。J1みたいに平均年収が公表されていませんが、リーグとチーム別の人件費は公表されていますので、選手の人件費割合を考えて算出した数値と、元J3選手の証言から考慮した数値にしてあります。

J3では、アマチュア契約の選手が多く、Jリーガーの収入だけでは生活が苦しく副業をする選手がほとんどです。

J3選手の収入参考例

年収例 金額
チーム年俸 144万円
サッカースクールコーチ代 36万円
バイト 48万円
合計 228万円
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J3のサッカー選手の年収例では、チームから支給される年俸は144万円で月収で12万円です。サッカースクールコーチ代は、自チームだけではなく個人で請け負い別で教えることも可能です。残りの空いた時間にできるバイトをしながら月収で20万円弱の収入を得ています。

J3では、Jリーガーの給料だけで生活できる選手はほんの一握りです。ほとんどの選手が副業をし時間的・体力的に厳しい状況です。

ヨーロッパ3部リーグの給料

リーグ名 平均年収 チーム数
EFLリーグ1(イングランド3部) 約3800万円 24
3.リーガ(ドイツ3部) 約1400万円 20
セグンダB(スペイン3部) 約240万円 80
現代サッカーの発祥地イングランドでは、3部でも平均年収が約3800万円でJ1の平均年収を超え、4部でも平均年収が約1600万円です。Jリーグが参考にしているドイツも、サッカーが全国の地域に根付いていて、3部でも平均年収が約1400万円です。

スペイン3部では、アマチュアとプロの混合で年収も5万円から1億円超えと幅広く、しかも80チームもありサッカーの裾野の広さを感じられます。

J3サッカー選手の給料事情

J3のサッカー選手の給料は、Jリーガーの収入だけでは生活ができなくて副業している選手がほとんどです。アマチュアの社会人チームの選手と比べて収入が低い場合もありますが、地域の看板や地域のファンの声援を背負ってプレーすることには大変な意義があり、J2やJ1に行く可能性もあります。

Jリーガーになれても、現実的に厳しい生活状況に置かれながらプレーしている選手が多いことに対しての理解も必要です。

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