3バックシステムの戦術フォーメーションとは?メリットとデメリット
3バックシステムとは、ディフェンスラインを3人で守るシステムのことです。ピッチの横幅いっぱいを3人で守るため、よりディフェンス能力の高い選手が3人必要になります。また3バックは、現代では少なくなってきた固定されたポジションの多いフォーメーションの1つです。
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公式ライター old_user_id: 26
システムにおける3バックの特徴とは?
サッカーにおける3バックシステムの特徴として、センターラインを強化すること、センターバックタイプの選手が3人揃うことで、少人数でもしっかりと守れる利点があります。
戦術的にも、3バックを採用することで、攻撃に人数を割くこともできるのが特徴的です。サッカーにおける3バックはシンプルな戦術で守りを固めることができます。
役割がはっきりするポジション
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4バックでは、ディフェンスラインを4人で守りますので、1人が担当する距離は短くて済みます。しかし、3バックでは、1人少ない人数でディフェンスラインを作りますので、高い技術やサッカーセンスを持つことが重要です。
相手のセンターフォワードをしっかりとマークするという役割がはっきりするポジションとなります。
3バックの守り方
それを承知で3バックの場合には、センターで相手オフェンスに仕事をさせないのが狙いになります。サイドのケアと中央で守りきるためには、3人が連動した動きをして、オフサイドトラップを狙ったり、相手オフェンスに対して、チャレンジとカバーリングを効果的に行うことが大切です。
ディフェンスラインの種類
基本的には、3バックと4バックを変形させて組まれますが、それぞれのシステムにメリットとデメリットがあり、ボールの保持の仕方や、ディフェンス時のボールを奪い方などで変わるのがディフェンスシステムです。
ディフェンスラインをどのように構成するかで、ディフェンスとオフェンスの仕方が決まります。
サッカーの3バックシステム
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3バックであれば、センターバックタイプの選手を3人配置することができますので、最終的にゴール前のボールを跳ね返す力が強いです。
サッカーはどれだけボールを保持されても、最終的にゴールに入れさせなければ良いので、ディフェンス力を高めるには、効果的な戦術になります。
サッカーの4バックシステム
4バックでプレーするには、サイドバックが多くの役割と連携を持つことでチームの流れを形作っていきます。サイドバックは、攻撃、ディフェンス、そしてセンターバックの役割も必要です。
昨今では、4バックを採用するチームや監督が多くなっており、4バックシステムが主流となりつつあります。
サッカーの5バックシステム
5バックを採用する時のメンバー構成で、センターバックタイプのメンバーを5人並べることは考えにくく、ウイングバックに通常よりもディフェンシブな仕事をさせることです。3バックで戦う時もポジショニングを間違えると5バックとなり、チームの攻撃力を落とすことにも繋がります。
3バックで効果的な戦術
これらの戦術の中でも、高度で相手をかく乱することのできる戦術としては、4バックとの併用があります。3バックシステムを採用しながら、状況に応じて選手を入れ替えずに、ピッチ内の選手だけで4バックへと変更することで相手にマークを付き辛くする方法です。
個人の特徴が必要
もちろん、ディフェンスレベルの高い選手が3人揃っていれば完璧ですが、実際にはそれぞれの選手において、特徴は違ってきます。空中戦に強い選手、足の速い選手、そして読みの良い選手などです。こういった選手の特徴を見極めて、3バックのメンバーを組むことも大切になります。
ワイドな攻撃
オフェンシブなメンバー構成を取ることで、守りに比重を置くのではなく、両サイドから積極的に仕掛け、センタリングを上げる攻撃を繰り返すことがしやすいのが、3バックシステムになります。
3バックのシステム現状は
現代サッカーは、どんどんスピードが上がっていると同時に、相手選手を惑わせ、その一瞬のすきをついて得点を奪う必要がより強くなっています。そこで、3バックと4バックを試合中にピッチ内の選手だけでシステム変更するような器用さが必要です。
世界では少なくなっている3バックシステム
チームをコンパクトにして、FWからDFまで全ての選手が前線に顔を出して、得点を狙っていくのが現代サッカーになります。こういったサッカーでは、3バックよりも4バックの方が流動性が高く使い勝手が良く、変化を付けやすいです。
4バックと3バックの併用
3バックと4バックの併用とは、多くのメンバーがこなせるポジションを増やすことで、ピッチ内にいる選手だけで両方の戦術を使い分けることです。
この戦術によって、流れが悪い時や、相手の攻撃を止めることが難しい時など、流れを変えたい時にメンバー交代を行わずに戦術変更ができます。
3バックからの良くある得点パターン
3バックシステムを採用していく上で良くある得点パターンといえば、このウイングバックを上手く使った攻撃方法になります。
ウイングバックを活かす方法は、サイドを深くえぐることで、ディフェンスのズレを生み出したり、首を振らせることでマークを外し得点を奪うことです。
センタリングを使った得点パターン
センタリングを上げる時も、ただ中に入れるのではなく、ファーサイドを狙ったり、ニアサイドを狙ったり、多くのパターンを持つことができます。幅広い得点パターンを作ることができるのもセンタリングを活用する攻撃の特徴です。
サイド攻撃を活かした得点パターン
サイドを突破して1人でゴールに向かうこともできますし、センタリングを上げることもできます。味方がフォローに寄ってきて、ワンツーで一気に抜け出すことができるのも3バックシステムの魅力です。
3バックシステムにおけるメリット
攻撃面でもピッチをワイドい使うことで、相手ディフェンスを広げて攻撃するためのスペースを大きく開けることができます。
3バックには3バックならではの攻守におけるメリットがあり、戦術としてそれを活かすことが大切です。
3バックによるディフェンスは真ん中を守りやすい
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これらを確実にこなすためには、3バックでセンターバックが揃っている方が、最後の部分でシュートを打たれても確実に体を張って止めることができます。ゴール前をしっかりと固めていれば、ゴールを奪われる心配も減って、味方にも安心感を与えることが可能です。
3バックはラインコントロールがしやすい
しかし、3バックであればディフェンスラインが3人です。3バックでは、センターに選手が寄っているため、連携が取りやすくなります。近くに選手がいることでコントロールがしやすくなり、オフサイドも取りやすいです。
3バックシステムにおけるデメリット
デメリットとしては、センターにディフェンスを固めている分サイドが手薄になり、サイドの裏を付かれやすい事です。さらに中盤では、選手がサイドに張り出す形を取るために相手のシステムいよっては中盤の人数が足りなくなるといったデメリットがあります。
サイドを突かれる
3-4-3のお勉強
取られ方が悪いと、空いたスぺースを相手選手に自由に使われることになりますから、失点する可能性が高くなります。これが、3バックシステムのデメリットの1つです。
センターラインが薄くなる
しかし、ディフェンスラインに選手を揃えて両サイドにウイングバックを置くシステム上、中盤のセンターに位置する選手が少なくなりますので、手薄になるということがデメリットです。
サッカーはシステムや選手をどのように配置して戦うのか、戦術はどういったものをメインにするのかが監督の手腕になります。3バックのデメリットも相手チームとの駆け引き次第です。
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