ネイマールvsメッシ!互いの上手さや違いを徹底解説
南米を代表する2大サッカー選手といえば、リオネル・メッシ選手とネイマール選手です。ブラジルとアルゼンチンという南米大陸の宿敵のエースを勤め、時にはチームエイトとしても戦ったことのある、この2人の技術の違いについて解説します。
Writer
公式ライター かのう
リオネル・メッシとネイマールとは?
ネイマールとは
背番号は10で、巧みな足技とドリブルが魅力の選手で、ロナウド選手やメッシ選手らと並ぶ現役最高選手の一人です。かつてはスペインの名門FCバルセロナに所属しており、スアレス選手、メッシ選手と組んだ3トップではMNSとして世界中のクラブから恐れられました。
リオデジャネイロオリンピックでの金メダルや、南米ユース選手権をはじめとして多くのタイトルを獲得しています。現在でも世界のトッププレーヤーの一人です。
メッシとは
繊細なタッチのドリブルと、戦況より柔軟に変化するプレースタイル、巧みなボールコントロールで得点を量産する選手です。恥ずかしがりやな性格でもしられます。
所属はFCバルセロナで、かつてはスアレス選手、ネイマール選手らとともに驚異的な攻撃力を発揮し、バロンドールも数回にわたり獲得する名実ともにトップ選手です。
2018年シーズンからはキャプテンマークを巻き、更なるキャリアの繁栄を迎えています。
ネイマールvsメッシ①ドリブル編
ネイマールのドリブル
・重心の変化
・ボールタッチ
・速さの緩急
・切り返しの鋭さ
・トラップのうまさ
・フェイントの豊富さ
重心をうまく動かすことで相手の反応を窺いコントロールし、細かいボールタッチで相手に的を絞らせません。それにより自由自在に戦況を支配します。
また、速さの緩急や切り返しをうまく使って抜き去ることにかけては天下一品の技術を持っています。また、ブラジル人選手らしく、ストリート仕込の上手いフェイントはファンを魅了します。
メッシのドリブル
サッカー選手のなかでも、メッシ選手の特徴的な技術のひとつが3次元的にボールを扱うことです。小さくバウンドさせることにより、相手の足の感覚を寸分ずらすことに成功しているのです。
ネイマール選手も同様に、ボールを浮かせて相手を抜くフェイントをしようしますが、頭上を越えていくような派手な技術であり、対をなす業といえます。
ネイマールvsメッシ②シュート編
ネイマールのシュート
ネイマールの華麗な股抜きシュート!!!!
・股抜きシュート
・ロングシュート
股抜きシュートの凄さは相手と味方選手、ゴール位置を瞬時に判断し、あたかも味方へのパス、あるいは遠方へのシュートと見せかけて足を出す方向を予測し、股下にシュートすることで成功します。
このとき繰り出される的確な予測と誘い、ドリブルスピードと瞬時の判断が決め手です。
ロングシュートは突き刺すようなシュートが魅力ですが、日本人選手のような振る足の膝を固定し膝下の回転で打っておらず、足の付け根から下の部分全体で打っているという研究結果がNHKの番組で明らかになりました。
メッシのシュート
戦況をみてまっすぐ切り込んだり、ダイレクトで押し込むことも勿論ありますが、特にペナルティエリアのサイドでボールを受け、横に並ぶディフェンスをスライド式に交わしていくプレーを得意としています。
ボールをもらったときにほんの一瞬停止気味になることで、戦況把握をしているのです。
ネイマールvsメッシ③トラップ技術編
ネイマールのトラップ
【サッカー】ピタッ!!!!ネイマールの強みの根底=トラップだった!?【トラップ】
また、相手のチャージの方向によってはまったくボールに触れず、ボディバランスを操るだけで相手を抜き去ることもあります。
これは、ネイマール選手の身体能力の凄さがなせる業といえるでしょう。
メッシのトラップ
【メッシのトラップ技術解説】方向転換のトラップ
メッシ選手は左手を伸ばしたり、引いたりすることで上半身のバランスを整えており、トラップの体制を整えるだけでなく、次へのプレーを早くする効果があります。
さらに、軸足を次のプレーに移行しやすい場所に置くことでスムーズな切り替えが可能になっています。そしてトラップ後、すぐに足をボールの後ろに置くことで繊細なドリブルを速やかに始めることができます。
ネイマールvsメッシ④フリーキック編
ネイマールのフリーキック
また、身体を大きく偏らせることで、ゴールキーパーへコースの予測をさせ反応を鈍らせることにも成功しています。力強く鋭い起動で放たれるネイマール選手のフリーキックは、コースも絶妙で所属チームの有力な得点源になっています。しなやかな身体能力をもったネイマール選手ならではの技術です。
メッシのフリーキック
小さなフォームから放たれるフリーキックは威力、回転力ともに抜群でありながら、ふわりとした柔らかい起動でゴールの死角を襲います。
一見、枠の外に外れるかのような高い起動から瞬時に曲がり、そして下ってくるメッシ選手のフリーキックは近距離でのキックで特に威力を発揮します。
ドリブル技術同様、選手・空間の隙間を抜けてくるといった、防ぐ事の難しいフリーキックで大量得点につながっています。メッシ選手の武器のひとつとなっています。
ネイマールvsメッシ⑤アシスト編
ネイマールのアシスト
その一方で、コーナーキックやフリーキックといったアシストでの得点技術も上手く、この技術の評価も高いです。
特に鋭くスピードのあるクロスが魅力的で、相手のディフェンスの入る暇もなく、味方フォワードにボールを供給する技術に長けています。
メッシのアシスト
特に、前方にいる選手へのキラーパスの精度は抜群で、CBの間を抜けるように出されたパスは前方スペースと走りこんだ選手の間にするりと抜けてい、戦況を大きく変える得点の決定打になります。
細かいドリブルで瞬時に戦法をかえるメッシ選手の足先に目を奪われているディフェンスの裏をかくパスも武器のひとつです。
ネイマールvsメッシ⑥ランニング編
ネイマールのランニング
溜まらず釣られて手を出したが最後、ディフェンダーの背後のスペースにボールは蹴りこまれ、ネイマール選手がそこに走りこんでくるでしょう。そうなってしまえばディフェンダーは打つ手はなく、ただただネイマール選手の後ろ姿を追っていくほかありません。
メッシのランニング
・初動から最後まで同じ速さで走れる
・パスアンドゴーのセンス
・オン/オフの切り替え
メッシ選手のランニングを見ていると、ここぞというときの走り出しの速さと初動から変わらない速さです。また、パスを出すときにすでに次にもらう準備ができているため、パスを受けた側も次のプレーをイメージしやすいです。
そしてパスアンドゴーの徹底ができているので、それまでゆっくりと走っていたかと思えばパスを出し、瞬時にスペースに切り込んでいくため、その温度差に相手ディフェンダーはついていくのがやっとになり得点されてしまいます。
ネイマールvsメッシ!上手さと違いを徹底比較まとめ
ネイマール選手はその長い手足を活かしたダイナミックなフェイントと、大きな切り替えしが持ち味で、一方メッシ選手は小さな身体で細かいタッチを得意とし、込み入った展開で最大の強みを発揮します。
それぞれの違った強みを活かして得点を量産し活躍する2大選手のこれからの活躍に期待です。
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