サッカーの天才と呼ばれる選手とは？ランキングTOP10

サッカーの天才と呼ばれる選手が共通して持っている能力とは、生まれ持った天性の能力です。生まれ持ったサッカーの才能はさまざまな能力に反映されますが、大まかに分けてアスリート型の身体能力とアーティスト型の創造性に分類できます。

アスリート型の天才が生まれ持っている才能は、スピード、パワー、体格、ジャンプ力、俊敏性、身体操作能力といったスポーツ全般で通用する身体能力です。アスリート型の天才はサッカーの天才であると同時にスポーツの天才でもあり他の競技をやっても成功を納めた可能性が高いタイプです。

日本人選手でアスリート型の天才といえば中田英寿選手、本田圭佑選手、釜本邦茂選手、久保竜彦選手が当てはまります。アスリート型の天才は誰が見ても凄いと分かりやすいのが特徴です。

アーティスト型の天才が持つ天性の才能はテクニック、パスセンス、シュートセンス、ポジショニングセンス、状況認知能力、立体視野、動体視力といったサッカーをするために必要な技術に関する才能と、認知力と判断能力のような目と頭脳に関する才能に優れています。

日本人選手でアーティスト型の天才といえば小野伸二選手、中村俊輔選手、遠藤保仁選手、香川真司選手、久保建英選手が挙げられます。サッカーを見慣れていない人には凄いところが伝わりにくく、玄人受けしやすいのも特徴です。

高いボールテクニックを持ち、両足で精度の高い長短のパスを繰り出し、戦術理解度、状況認知能力が高いゲームメイカーで攻撃の羅針盤となります。華奢な体格ですが相手の攻撃を読む能力に優れインターセプトの名手でもあり守備でもチームを引っ張ります。身体能力に関して特別な才能はなく華奢な体格ですが、技術と頭で勝負する典型的なアーティスト型の天才タイプです。

ロシアワールドカップでキャプテンとしてクロアチア代表を準優勝に導き、2018年にFIFA年間最優秀選手賞、バロンドール賞を受賞しています。

左利きで瞬発力、スピードを武器にしたドリブルと左足のシュートで得点を量産します。どちらかといえばアスリート型の天才で走力と左利きという身体能力の高さと希少性に天性の才能があります。

エジプトの英雄という愛称を持つアフリカサッカー界最大のスターです。スター選手でありながらチームのために守備を怠らない姿もサッカー選手として素晴らしいです。

ゴール前でのポジショニングセンス、落ち着き、シュートセンスに天性のものがあり、チームとしてチャンスが作れていなくても一瞬のひらめきで得点を決めてチームを救う点取り屋としての天才です。

プレッシャーをまったく感じずにひょうひょうとしていて、どこか天然なところがあり抜けているストライカー向きのメンタルも含めて点を取るという事に関して天性の才能があります。

体格も身体能力も一般の人のようですが、グアルディオラ監督をして「フットボールのすべてを学ぶことが出来る」と言わしめるイニエスタ選手は、NHKで放送されたミラクルボディという番組では、イニエスタ選手の脳を検査したところ、瞬間的な創造力がずば抜けていました。ボールを見なくても自由自在に操り、瞬間的な創造力によって決定機を演出する姿は魔法使いと呼ばれます。

アスリートとしての特別な身体能力はまったく無いので、アーティスト型の天才の代表例であり、イニエスタ選手の何が凄いかを理解することでサッカーへの見方が広がります。

現在世界最高のセンターフォワードと称されるレヴァンドフスキ選手はドイツブンデスリーガ史上例のないペースで得点を量産しています。アグエロ選手のように感覚派の天才ではなく、頭脳型の天才で学歴も凄い。ワルシャワ体育大学に入学し、トレーニング理論とマネジメントを専攻し、試験では3度全体トップの成績を収めて学士課程を卒業しています。地頭が良く、理詰めで得点を量産するストライカーです。

ドリブル、シュート、パスとどれをとっても一級品で、アスリート型の天才でありアーティスト型の天才でもあるハイブリットです。戦術眼に優れ、視野が広く、狙った場所に3次元でボールを蹴ることができます。意外性のある芸術的なスルーパスを通し、強烈なミドルシュートを放ち、高速ドリブルでボールを持ち運ぶ何でもできる選手です。

2018年ロシアワールドカップで日本代表がベルギー代表に敗退したきっかけはデブルイネ選手の高速ドリブルからのロングカウンターでした。

父親のウィルフレッド・エムバペはカメルーン出身のサッカー指導者、母親は元ハンドボール選手。義兄はフランスリーグで活躍したサッカー選手という血筋で典型的なアスリート型の天才です。

サッカー界最速ともいわれるスピードとトップスピードでも身体を自由に操ることができて、ぶれない技術、華麗なステップワークを踏める身体能力の持ち主です。メッシ選手、クリスティアーノ・ロナウド選手の次の世代のサッカー界の象徴となることが予想される逸材です。

父親がサッカー選手で幼少期からサッカーに没頭しストリートサッカー、フットサルで鍛えたドリブルテクニックを駆使して観客を魅了するファンタジスタで、華麗なフェイントで相手を舐めたようなプレーをすることには賛否両論が起こりますが、並外れた技術とメンタリティーがあってこそできる技です。

ドリブルの際は身体が勝手に動くというほど、1対1のドリブル突破を得意としていてアーティスト型の天才です。左サイドでボールを持ったときはボールを取られる気配がまったくなく、踊っているような軽いステップワークで相手を交わしていく姿は、芸術的。

生まれ持った身体能力が高く、スピード、ボディバランス、俊敏性、ジャンプ力、身長などスポーツに必要な身体的素養はすべてにおいてトップクラスで典型的なアスリート型の天才です。

さらにフィジカルトレーニングをストイックに行う努力の天才でもあり、身体能力を極限まで高め、得点力を研ぎ澄ませました。年を取ってドリブルの切れ味は失われましたが、ゴール前でのポジショニングセンスを磨いて得点能力を高め、ドリブラーからストライカーに変貌を遂げているのも凄い。バロンドール賞に5回選出されています。

体格は華奢で小柄ですが、爆発的な瞬発力と人並外れたボールコントロール技術を駆使したドリブルで同じ人間とは思えないという意味で宇宙人と形容されます。ボールが足に吸い付いているような細かいタッチのドリブルテクニックを持ち、戦術理解度にも優れていてパスセンスも世界トップレベルでチャンスクリエイト能力も高いです。オフザボールの動き出しの質も高く、いくらマークされても高いシュートセンスでゴール前で一瞬で得点を決めてしまいます。

典型的なアスリート型の天才でクリスティアーノ・ロナウド選手とは同時期に産まれた真逆のタイプの才能として常に比較される対象となっていて、どちらが上かが議論になります。

バロンドール賞は4回受賞していて、クリスティアーノ・ロナウド選手より一回少ないですが、メッシ選手の体格でも世界トップのアスリートになることができるということが体の小さな世界中の子供に夢を与えるので1位はメッシ選手を選びました。