インサイドキックの蹴り方をゼロから学びたい!正しいコツと練習方法とは?
インサイドキックは足の内側で蹴るキックのことを言い、サッカーにおいて最も使用頻度の高いキックです。今回はインサイドキックを蹴る際の軸足を置く位置、足の振り方、パスの方向の付け方など基本的な蹴り方のポイントを紹介しますので、インサイドキックの蹴り方をゼロから習得しましょう!
Writer
公式ライター Activel_director
インサイドキックとは?
インサイドキックの蹴り方とは?初心者が絶対知るべきコツを解説します!
足の内側で蹴るキック
インサイドキックは足の内側で蹴るサッカーの蹴り方を意味し、内側のどの部分で蹴るかによってパスの強さを変えることもできます。内側で蹴るためには、股関節を開いてボールにミートさせなければいけないため、サッカーを始めたばかりの子どもにとっては、少し難しい蹴り方ではありますが、この基本のキックを練習してまずは習得することがサッカーを行う上では大切です。
サッカーで最も使用頻度の高いキック
何故ならば、サッカーにおいてはシュートやロングキックをするよりもパスをする回数の方がはるかに多く、パスのためにインサイドキックを用いるからです。足の内側は最も面が広く、ボールを正確にミートすることができるため、ミスすることなくパスを味方に届けることができるためインサイドキックをパスをする時の蹴り方として用います。
インサイドキックを蹴る時の3つのミートポイント
土踏まずの部分でミートする
土踏まずの部分は足の内側でも最も広い面を作ることができるため、正確にボールに対してミートができミスを少なくすることができます。デメリットとしては面に当てるためパススピードを上げることが難しく、また脚を開ききらなければいけないのでパスの動作が大きくなり相手に読まれやすくなってしまいます。
少年サッカーでは必ずと言っていいほど教えられるインサイドキックのミートポイントではありますが、そのメリットとデメリットを理解した上で使い分けましょう。
強いボールを蹴る時はかかとでミートする
かかとは足の中でも硬い部分であり、なおかつ足首に近い部分なので固定されやすく、ぶれることが少なくなります。また、かかと部分は土踏まずよりも小さな面になるため、インパクトした時によりダイレクトにボールに対して力が伝わるため、強いインサイドパスを出すことができます。
デメリットとしては、面が小さくなるためミートが難しくなるということと、パスの方向調整が難しいという点で、練習を繰り返してコツをつかむ必要があります。
インフロントでミートする
インフロントは脚を振った時に無理に開かずに自然と蹴り出すことができるため、相手にモーションを読まれることなくパスを出すことができます。また、脚のスイングがスムーズにできることでスピードが上がることと、面ではなく、点でボールにミートすることで伝わる力が大きくなり、中長距離のパスも無理なく届きます。
デメリットとしては、点で当てるためミートが難しいということと、少年サッカーから取り組んでいないと習慣化されないため、中途半端に取り入れないようにしましょう。
インサイドキックで軸足を置く位置
ボールとの間隔
まずボールと軸足との間隔は握り拳1つ分、約15cm程度の間隔をあけるようにして置きます。間隔が広すぎると脚を開いて蹴るときに力が分散してしまいミートしても弱いボールになってしまったり、逆に狭すぎると自分の足を蹴ってしまうミスが生じやすくなってしまいます。
この距離感は基本となる目安であり、人それぞれ足の大きさや長さが異なるのでそこから自分が蹴りやすい距離感へと微調整するようにしてください。
つま先部分がボールの中心にくる
インサイドキックで軸足を置くべき位置は、ボールの中心の延長線上に軸足のつま先部分が来るように足を設置することがコツです。何故ならばつま先部分を置くことによってボールに対して蹴り足が当たるのが、ちょうど膝を伸ばしきったところでミートするようになるからです。
奥に置いてしまうと、伸びきる前にミートしてしまい、力が伝わらず詰まったようなキックになり、手前に置きすぎてしまうと膝が伸びきったのちにあたるため力が抜けた状態で当たることになります。
軸足で重心をコントロールする
具体的には軸足を置いたときに少し腰を落とし、膝が曲がった状態を作ります。膝を曲げることによって体のブレを吸収するバネのような役割を果たし、蹴り足を振ったときに安定をもたらすことができます。安定することによってボールに正確にミートすることができ、なおかつ力がよりボールに伝わるようになります。
インサイドキックでパスのコツ
つま先を蹴りたい方向に向けるやり方
方向づけするための方法として一般的に教えられるのが、軸足のつま先を蹴りたい方向に向けてパスを出すという蹴り方です。つま先を向けることによって体自体がその方向に向くため、あとは真横からボールに対してインサイドキックでミートするだけで方向をコントロールすることができるという仕組みです。
実戦で使えるインサイドキックの方向づけ
相手にパスを出す方向が読まれないインサイドキックをするためには、軸足のつま先を出したい方向に向けないようにします。
このインサイドキックでの方向づけをするコツとしては、ボールのどの場所をミートするかということで、場所を変えることでパスの方向を変えます。例えばボールの少し右側面をミートすると左へという形で軸足とは関係なくパスの方向を操作することができます。
インサイドキックでの足の振り方
膝から下を素早く振る
インサイドキックで蹴り足となる方は膝を曲げて、そのあと振る時に膝から下だけを意識的に素早くスイングするようにします。逆にパススピードを遅くしたい場合は膝から下のスイングを遅くするということがスピード調整のコツです。
よく失敗してしまう場合が、脚の付け根から大きく振って力を加える方法がとられますが、この場合は相手にパスをするとモーションで読まれてしまうことと、付け根と膝の2軸を調整しなければならずミートしづらくなり結果的に力が分散してしまいます。
フォロースルーは地面に置くように
インサイドキックの正しいフォロースルーは、蹴った後に地面にそのまま置くようにします。地面にすぐにおけるということはボールの中央を正しく平行方向に蹴っている証拠であり、かつ次へのプレーの第一歩目ともなります。
何気ない1歩ではありますが、サッカーではフォロースルーが次のプレーのスピードを上げることになる重要なコツです。
インサイドキックの練習方法①
壁パス
やり方はいたって簡単で、ブロック塀や花壇の壁など30cm以上の壁を利用して、壁から10m程度離れてインサイドキックを行います。この練習では正確なフォームを習得することと、1点を狙って方向付けして蹴ることを意識して行いましょう。
2人以上で行うときは、壁パスゲームとして遊びの中で習得することもできます。1人ずつ交互に壁の一定範囲内に当てるようにし、インサイドキック以外を使ったり、範囲内に当たらなかったら負けというルールで行います。様々な角度や難しい体勢から蹴らなければならず、よりインサイドキックを使いこなせるようになるトレーニングです。
コーン間を通す対面パス
15mから20m程度離れて対面となり、自分の前に2m間隔でマーカーを2つ置きます。対面パスを通常通り行い、ルールとして2つのマーカーの間を通すということを義務付けるようにし、3回ミスをしたら負けとするなどゲーム形式で行うのもいいでしょう。慣れてきたらコントロールでマーカーの外を通り、角度をつけたインサイドパスのトレーニングへと移行していき、より難易度を上げていくようにしましょう。
トライアングルパス
20m程度の間隔でコーンを三角形に配置し、そこに一人ずつ入り、コーンは相手でディフェンスと想定して行います。コーンからパスを受ける瞬間に離れて受け、コントロールしてからもう一人の方にパスを出し、出した後はその場にとどまる形で行います。チームで行うときなどは、出した方向にランニングするなど動きを入れて運動量をあげるのもおすすめです。
このトレーニングによって身につけることができるのは、角度をつけたより実践的なインサイドパスであり、また相手を想定するためコントロールからインサイドパスまでを試合のようにスピードを持って行える技術が養われます。
インサイドキックの練習方法②
サッカーゴルフ
スタート地点とゴールを決め、ゴールには地面にくぼみを作ったりマーカーに当てるなどでもいいでしょう。コースはどこを通過しなければいけないなどを決め、ルールとしてインサイドキックしか使ってはいけないという形で行います。
このトレーニングにおいて学べることとしては、インサイドキックの強弱と、目標物に向かって正確に蹴るコントロール力を身につけることができます。
パスゲーム
やり方は、縦16m、横8mのコートを作り、中央にミニコーンをバーでつないだ障害物を設置し、各コートに2人ずつ入ります。ルールはインサイドキックでバーの下をパスで通し、相手の後方のタッチラインを通過させると得点が入り、パスをした際にバーを倒してしまうと相手に得点が入ります。
このトレーニングでは、しっかりとインサイドキックにミートさせてボールを浮かせないようにする技術と、相手を騙すためにパスを方向づけする技術を身につけることができます。また、1vs1でも行うことができるので気軽に取り組むことができるおすすめのトレーニングです。
インサイドキックの蹴り方をゼロから学びたい!
今回紹介したインサイドキックの蹴り方は、軸足の置き方から蹴り方までゼロから学べるものですが、上手くなる方法として最も大切なことは、繰り返し練習を行うことであり、ただ練習を長時間行うのではなく、一回一回蹴り方をチェックしながら行うようにすることでより上達のスピードが上がります。
ゼロから学んで基本的なフォームを学習したらその後は、自分がより蹴りやすいようにオリジナルにしていくということが最終段階ですので、ぜひ練習を積み重ねてインサイドキックを身につけていきましょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。