サッカーコートのサイズや面積!長さや寸法などの情報まとめ
サッカーコートの各エリアについて、その広さや長さ等のサイズに関する規格をまとめました。また、そもそものサッカーの試合場の各種呼び方(ピッチ、コート、フィールド)についても解説。さらに、サッカーコートの作り方についても説明しています。
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公式ライター old_user_id: 311
サッカーコートの大きさはどのくらい?
そこで、この記事ではサッカーコートの各部分・エリアの規格、また、その規格に準じたコートの作り方等を解説していきます。
サッカーコートの規格
サッカーのコートのサイズはFIFA(国際サッカー連盟)によって以下の通りに定められています。日本サッカー協会においても、日本国内で開催される国際大会、全国規模の大会などではサッカーコートの大きさ・広さは、W杯・オリンピック等の大会を同じサイズに定めています。
※一般的なサイズ
タッチラインの長さ | 90m〜120m |
ゴールラインの長さ | 45m〜90m |
サッカーコートの面積 | 4,050㎡〜10,800㎡ |
※国際試合の場合
タッチラインの長さ | 110m〜120m |
ゴールラインの長さ | 45m〜90m |
サッカーコートの面積 | 6,400㎡〜8,250㎡ |
※ワールドカップ・オリンピック等の大会の場合
タッチラインの長さ | 100m〜110m |
ゴールラインの長さ | 64m〜75m |
サッカーコートの面積 | 7,140㎡ |
サッカーコートのサイズは各スタジアムで違う
※カシマサッカースタジアムの場合(茨城県)
タッチラインの長さ | 78m |
ゴールライン長さ | 115m |
サッカーコートの面積 | 8,970㎡ |
※埼玉スタジアムの場合(埼玉県)
タッチラインの長さ | 68m |
ゴールライン長さ | 105m |
サッカーコートの面積 | 7,140㎡ |
このように、2つのスタジアムを比べただけでも、サッカーコートの大きさについて、長さ・面積等の寸法にはかなりの違いがあります。サッカー観戦に行った場合は、まずそのスタジアムのコートサイズに注目してみるのも面白いでしょう。
そもそもサッカーコートは試合場は何て呼ぶ?
ピッチという呼び方がサッカーの試合の実況で多く使われているため、このピッチという呼び方が一番印象が強いという方が多いかもしれません。以下ではこのコート・ピッチ・フィールドの各呼び方について簡単に説明します。
コートとは?
このようなことから、サッカーにおいては通常よりも大きさ・面積が狭いサイズのペースで行われる少年サッカーや、フットサルの試合場において、コートという表現が多く使われているようです。ただ、普通の11人制のサッカーにおいても「サッカーコートの作り方」といったりして、コートという表現が使われる場合もあります。したがって、11人制のサッカーの試合ができる大きさ・広さのサイズの試合場のことをサッカーコートと呼んでも、間違いという訳ではありません。
ピッチとは?
イギリスでサッカーが発祥した当初、ルールはほとんど何もありませんでした。そのため、まずプレイフィールドの四隅に4本の杭を打ち込むようになったのですが、この杭で区切られた広さのフィールドのことを先ほどのクリケットに習って、ピッチと呼ぶようになったのです。その後、サッカーの試合の実況でピッチと呼ぶようになり、ピッチという呼び方が定着していったようです。ちなみに日本サッカー協会においては、ピッチとフィールドは同義語であると定義づけしています。
フィールドとは?
このように、サッカーにおいてフィールドはピッチと同義語であるため、フィールドの大きさ、フィールドの広さ、フィールドの面積、フィールドの寸法という呼び方をサッカーの試合場で用いても間違ってはいません。
サッカーコートの各部分・エリアの規格など
タッチライン
タッチラインは、ボールがこの線からコートの外に出たらスローインをする線です。スローインは、最後にボールを触った選手の相手側が行います。このタッチラインの長さ・サイズは前述の通り90m~120mで、国際試合においては100m~110mと定められています。
ゴールライン
このゴールラインの長さ・サイズは前述の通り45m~90mで、国際試合においては64m~75mと定められています。
ハーフウェイライン
このハーフウェイラインの長さ・サイズは、ゴールラインと同様の45m~90mで、国際試合においては64m~75mとサイズが定められています。
センターサークル
センターサークルは半径9.15mという大きさのサイズの円で描くというように定められています。そのため、センターサークルの広さ・面積は約263㎡となります。
センターマーク
センターマークは直径22cmという大きさのサイズの円で描くように定められています。
コーナーアーク
このコーナーアークは、コーナーフラッグから半径1mという大きさのサイズの四分円で描くように定められています。
ペナルティマーク
ペナルティマークは直径22cmという大きさのサイズの円で、ゴールの中心から、ゴールラインに直角に11mの距離に描きます。
ペナルティエリア
ペナルティエリアは、左右両方のゴールポストから外側に16.5mの距離にゴールラインと直角になるように16.5mの長さ・サイズの線をそれぞれ描き、この左右2本のラインを結んだ長方形のエリアとすると定められています。これにより、ペナルティエリアの広さ・面積は約667㎡となります。
ペナルティアーク
ペナルティキックの際には、キッカー以外のプレーヤーはペナルティエリア外にいなければならず、ボールからは9.15m離れる必要があります。そのため、ペナルティアークはペナルティエリアの外側で、かつペナルティマークから9.15m離れた距離に円弧を描くように定められています。
ゴールエリア
ゴールエリアは、左右両方のゴールポストから外側に5.5mの距離にゴールラインと直角になるように5.5mの長さ・サイズの線をそれぞれ引き、この左右2本のラインを結ぶ長方形のエリアとすると定められています。これにより、ゴールエリアの広さ・面積は約101㎡となります。
サッカーコートの各部分・エリアの作り方
直角の作り方
このA地点から30mの寸法の位置に印をつけた後、A地点にメジャーの0m、30m地点にメジャーの90mをそれぞれ合わせます。そして、メジャーの40mの寸法のところを持ってメジャーを引っ張って作られた三角形は直角三角形となります。こうしてできた直角の線であるA地点と40m地点の延長線でラインを引き、後はコートの逆の角で同様の作業を繰り返すようにしましょう。
これは、三角形の各辺の長さが3対4対5のサイズの比率になると直角三角形になるという性質を利用したものです。この3対4対5のサイズの比率さえ合っていれば、三角形の長さのサイズの数値は変更可能です。ただ、長さのサイズの数値を小さくしてしまうと誤差が出やすくなるので注意しましょう。
ゴールライン・タッチラインに目印をつける
ゴールラインから目印を順につけます。
コーナーアーク | 直角から1m |
ペナルティエリア | 13.8m |
ゴールエリア | 24.8m |
ゴール中央 | 34m |
ゴールエリア | 43.2m |
コーナーアーク | 67m |
続けて、タッチラインから目印を順につけます。
コーナーアーク | 直角から1m |
ハーフウェイライン | 52.5m |
ここで、100mサイズのメジャーでは105mの寸法に足りないため、まず、100mまでタッチラインを引き、その地点で前述のゴールラインの目印をつけておきます。その後、メジャーをずらして105m地点のゴールライン引きを行います。
ペナルティエリアのライン引き
次に、105m地点のゴールラインにメジャーの100mを合わせ、そこから83.5mの寸法までラインを引きます。ゴールをはさんだ逆側のペナルティエリアのラインについても、同じようにライン引きを行います。
こうして描いたペナルティエリアの角のポイントをそれぞれ結んでラインを引けば、ペナルティエリアの完成です。
ゴールエリアのライン引き
まず、最初に描いた0m地点のゴールラインから5.5mの寸法までラインを引きます。次に、105m地点のゴールラインにメジャーの100mを合わせ、そこから94.5mの寸法までラインを引きます。ゴールをはさんだ逆側のゴールエリアのラインについても、同じようにライン引きを行います。
こうして描いたゴールエリアの角のポイントをそれぞれ結んでラインを引けば、ゴールエリアの完成です。
ペナルティマーク・センターマークの作り方
逆側のペナルティマークについては、100m地点でつけたゴール中央の目印にメジャーをずらし、94mの寸法の位置にペナルティマークを作ります。
ペナルティアークの作り方
センターサークルの作り方
コーナーアークの作り方
サッカーコートのサイズのまとめ
サッカーコートの各部分のサイズを知れば、サッカーコートの実際のサイズ感をより身近に感じることができますので、サッカー観戦がさらに面白いものになるでしょう。
また、サッカーの試合場はピッチ、コート、フィールドといった何種類かの呼び方があります。観戦時に試合場がこれらのピッチ等のどの呼び方をされているか、また、テレビの実況ではピッチという呼び方を、本当に多くしているかなどにも注目してみると良いでしょう。
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