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サッカー初心者がまずやる6つの基礎練習メニューとは?1人でもできる!

サッカー初心者がまずやる6つの基礎練習メニューとは?1人でもできる!

サッカー初心者の子供をもつ親にとって気になるのが子供のレベルです。うちの子に何を練習させれば良いのか?特にサッカー経験の無い方には心配です。そこで今回は入門編として、チームの練習以外に、1人でできるサッカー初心者がまずやる6つの基礎練習メニューを紹介します。

2021.12.16 サッカー

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公式ライター
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サッカーに基礎練習が必要な3つの理由とは?

Sport Leisure Football - Free photo on Pixabay (75185)

これからサッカー初心者に必要な基礎練習を紹介していくわけですが、では、なぜサッカー初心者には基礎練習が必要なのでしょうか?その理由は、育成年代でサッカーを上達するために大事なことは、勝ち負けの結果よりも、個人スキルを伸ばすことが必要だからです。

サッカーの試合で、勝利することを目的に、いくらフォーメーションや戦術を決めたとしても、サッカーの基礎ができていなければ、それらは絵に描いた餅にしかなりません。つまり、サッカーにおける基礎練習が必要な理由とは、試合に勝つためのフォーメーションや戦術に対応できるスキルを身に着けるためなのです。

そしてサッカーにおける重要な基礎とは、ボールを止める・ボールを運ぶ・ボールを蹴るの3点です。

ボールを止める

少年サッカーにおける重要な基礎の一つである、ボールを止めるとは、言葉の通り転がってきたボールを止める技術、または浮き球を止める、つまりボールを自分の思い通りにコントロールすることをさします。味方からのパスを止めることができなければ、次にドリブルしたり、また味方へパスをしたり、シュートを打つことができません。

また、浮き球などのルーズボール、セカンドボールを自分の思い通りにコントロールできなければ、いつまでたってもマイボールにはなりません。このように、ボールを止める基礎技術は、サッカー初心者にとっては必ず最初に身に着けることが求められます。

ボールを運ぶ

少年サッカーにおける初心者に重要な基礎の一つである、ボールを運ぶとは、保持しているボールを相手のゴール近くまでドリブルで運ぶことを意味します。ボールを自分で保持しても、ドリブルで相手ゴール近くまで運ばなければシュートを打つことができません。

このときによく少年サッカーなどで、ドリブルではなく、ボールを前に蹴ることで相手ゴール近くまで行くのでは?そのほうがドリブルで行くよりも簡単で早いのでは?という発想をする選手もいますが、これでは簡単に相手ボールになってしまう危険があります。そのため、少年サッカーのような育成年代の初心者には、ドリブルで運ぶことを基礎として練習することが重要です。

ボールを蹴る

少年サッカー初心者における重要な基礎の一つである、ボールを蹴るとは、味方選手へのパスや、シュートを意味します。ボールを止めて、ドリブルで相手ゴール付近まで運ぶことができても、しっかりとシュートを打てなければ得点にはなりません。

また、ボールを味方選手へ正確にパスすることができなければ、パスがつながりません。そのため、初心者には狙ったところに正確に、そして力の加減ができるように蹴ることは非常に重要な基礎技術といえます。

サッカーの育成年代で必要なこと

Fun Play Soccer - Free photo on Pixabay (75186)

少年サッカーのような入門時期には、とにかくサッカーを楽しむことが重要ですが、基礎練習は基礎練習としてしっかりと伝えることが必要です。サッカーを自由に楽しむ中で、ボールを止める、運ぶ、蹴るの重要さに気づかせるのもポイントになります。サッカーは、ボールを手ではなく、足で扱うスポーツのため、非常に難しいスポーツといえます。

ボールを手で自由にコントロールすることは簡単かもしれませんが、足で扱うのは非常に困難です。スポーツの世界では技術の習得、アジリティ、コーディネーション能力などの成長を指す神経系の発達は12歳まででほぼ100%に達するとされています。つまりこの育成年代のうちに基本技術を取得することが望ましいとされています。

サッカーの初心者がやってはいけないこと

少年サッカーの初心者がやってはいけないことは、基礎技術を習得せずに、とにかく勝利至上主義で型にはめてしまうことです。少年サッカーなどに多く見受けられる傾向で、あまりに勝ちにこだわるあまり、サッカーの基本技術がほぼできない状態にもかかわらず、選手を一つのポジションに固定し、保持したボールはとにかく前に蹴るというものです。

入門して間もない育成年代のうちでは勝利することができるかもしれませんが、カテゴリーが上がっていくにつれて、選手は決められたポジションしかこなすことができず、ボールを保持しても基本技術がないのでボールをキープすることもできず、チームプレーに入ることができなくなります。サッカー初心者が絶対にやってはいけないことです。

サッカー初心者がまずやる基礎練習①リフティング

リフティングが及ぼす効果

キッズなど初心者が1人で自宅で自主練することができるリフティングは、目と実際に動かす足の関係を連動させ、協調させる神経系を鍛えることができ、それにともなってボールを足のどこに当てればコントロールすることができるかを理解することができます。つまり、キッズやサッカー初心者がリフティングをすることでボールコントロール能力、ボールを止めるトラップ技術の向上に効果があるというわけです。

さらにリフティングは、常に正しい姿勢が求められるため体幹強化とボディーバランスの強化にもつながります。体幹とボディーバランスが鍛えられれば、サッカーの試合中での激しい当たりにも倒れることが少なくなるというメリットがあります。

リフティング練習方法

【リフティング】初心者・低学年向けレベルアップ練習法!【たろちゃんねる 】

サッカー初心者にとって、リフティング練習は非常に難しいものがあります。よく、リフティングのコツって何?と聞かれることがありますが、正直言ってリフティングにコツはありません。なぜかと言うと、リフティングとはボールを自分の足のどこに当てるとどこへ飛んでいくのか?どのような感覚でボールを足に当てるとどの程度ボールが飛んでいくのか?を捉えるためだからです。つまり、自宅でやればやるほどできるようになり、やらなければできなくなるわけです。

リフティングボールなどを使えば家の中でも練習することができ、家の中がダメなら自宅前のちょっとしたスペースでも練習することができます。

サッカー初心者がまずやる基礎連取②トラップ練習

トラップ練習が及ぼす効果

サッカー初心者には、トラップ練習を行うことで、味方からのボールを止めることができたり、ボールを上手に自分の思い通りにコントロールすることができる技術向上に効果があります。キッズやサッカー初心者にはボールを止めることは簡単なようで難しいというのが正直なところです。

まずは自宅近くの土手や空き地で、ボールがどれくらいのスピードで自分に向かってきていて、どれくらいで自分の足元に到達するのか?または、浮き球がどれくらいで自分のところに到達するのか?といった空間把握能力を鍛え、実際に足のどこを使ってボールを止めるのか?頭なのか胸なのかを瞬時に判断できるようにしましょう。

トラップ練習方法

ひとりでできるトラップの練習例

こちらのトラップが上手くなる練習方法は、サッカー初心者でも自宅近くの土手や空き地で1人で自主練することができるトラップ練習メニューです。まずは自分1人でボールを上げて落下してくるボールに合わせて足の様々な部分を使ってトラップします。トラップはただボールを止めるだけではなく、次の動作になるべく素早く移ることができるようにするとさらに上手くなるわけです

そのため、足の甲ではもちろん、足のインサイド、アウトサイドを使い分けてトラップすることができれば、一瞬で相手ディフェンスを置き去りにすることもできます。1人でできるサッカー初心者の個人練習メニューとして是非取り入れてほしい練習メニューです。

サッカー初心者がまずやる基礎練習③ボールタッチ

ボールタッチが及ぼす効果

リオネル・メッシ 唯一無二の究極タッチ【解説・分析】

サッカー初心者のキッズに是非取得してもらいたい基礎技術であるボールタッチには、ボールコントロール能力を向上させる効果があります。ボールタッチとはボールを足から離さない技術のことで、わかりやすくいうと、メッシがボールを奪われないのはボールタッチ能力に優れているからということです。

ボールが足から離れなければ、相手ディフェンスは足を出すことができないため、ボールを奪われにくいということになります。今はサッカー初心者でも、これからどんどん成長していくことが予想されるキッズ年代の子供たちには、初心者のうちからボールタッチが上手くなる練習をして、向上させることで、各段にその後の成長幅に影響が出る技術といえます。

ボールタッチ練習方法

ジンガ

サッカー初心者でも、1人で自宅で自主練できるボールタッチ練習方法のおすすめな練習メニューがジンガステップです。ジンガステップとは、主にブラジル選手が得意とするステップで、ネイマールやロナウジーニョ、マルセロといったスーパースターたちも取り入れている1人でできる練習メニューです。

サッカー初心者がジンガステップを練習することでボールが足元から離れることなく自由自在にボールをコントロールすることができ、相手ディフェンスのプレッシャーを受けても慌てることなくボールをキープすることができます。実際に個人技に優れるチームとして高校サッカー界でも有名な静岡学園や聖和学園なども1人でできる個人練習メニューとして取り入れています。

サッカー初心者がまずやる基礎練習④ラダー

ラダーが及ぼす効果

サッカー初心者でも、自宅の前や家の中で1人で自主練することができる個人練習メニューにおすすめなラダートレーニングは、脳と足の神経系に働きかけて、複雑なステップでも、正確に速く行えるようトレーニングすることで、地面にパワーをしっかり伝え、一瞬の動き出しや、ドリブル時のステップワークに効果を発揮します。

また、サッカー初心者は、ラダートレーニングでしっかりと腕を振ることで、キッズにとっては正しい走り方の姿勢を取得することができ、キッズ年代のうちから複雑なステップワークを行うことで、サッカーの試合中でも様々な動き出しや攻守の切り替えも素早くなります。自宅で1人でできるラダーはサッカーが上手くなる要素を多く含んだ練習メニューです。

ラダー練習方法

ラダートレーニング〜小学生編〜 アジリティトレーニング ラダーステップトレーニング

ラダートレーニングはサッカー初心者でも自宅で1人でできるステップワークが上手くなる個人練習メニューです。ラダーがなくても1本の長い紐があれば、ラダートレーニング方法と同じように、自宅で1人でライントレーニングとして活用することができます。サッカー初心者がラダートレーニングを行う上で意識したい点は、素早さはもちろんですが、正確に行うことも重要ということです。

つまり素早く正確に行うことで神経系のアジリティ能力が身につきます。そうは言ってもサッカー初心者にはなかなか難しいので、最初はスピードを優先してもかまいませんが、徐々に正確性を意識させるようにしていきましょう。

サッカー初心者がまずやる基礎練習⑤マーカードリブル

マーカードリブルが及ぼす効果

サッカー初心者がマーカードリブルによって得られる効果は、ドリブル技術の向上です。ボールを運ぶ上で必要な、ドリブルの個人練習メニューに是非取り入れてもらいたい練習といえます。サッカー初心者のキッズ年代は真っすぐにドリブルすることはできますが、曲がることはなかなかできません。

マーカードリブルは細かくボールに触りながら、方向転換という技術を取得するうえで最も効果がある練習メニューといえます。サッカー初心者でも、自宅でマーカーを使って1人で自主練できるドリブルが上手くなる練習メニューで、プロのサッカー選手でも試合前のウォーミングアップ練習として取り入てれいるほど重要な練習メニューです。

マーカードリブル練習方法

サッカー マーカーを使ったドリブル練習 Soccer Dribbling Drill

サッカー初心者でも、1人でもできるマーカードリブル練習方法は、ボールを足から離さずに、細かいステップでボールをコントロールしながら練習することを心がけましょう。初心者にありがちな、雑なボールタッチだと、マーカーとマーカーの間をうまく通ることができません。出来る限りリズム良く、細かいボールタッチで方向転換を行いましょう。

また、慣れてきたら足のインサイドやアウトサイドを使い分け、足の様々部分を使いながらコントロールし、ダブルタッチというドリブル技を織り交ぜながら練習するとさらに上手くなる練習メニューになります。サッカー初心者には最初は難しいかもしれませんが、1人で続けることで上手くなる練習メニューです。

サッカー初心者がまずやる基礎練習⑥キック練習

インステップキック

マリノスサッカースクールのコーチが教える!インステップキックのコツと練習方法

初心者がボールを蹴る基本はインステップキックです。インステップキックとは、ボールを足の甲のあたりに当てるキックのことで、キックの種類の中では一番強くてインパクトのあるキックのため、シュートに多く用いられています。1人でできるインステップキックが上手くなる練習は、まずボールを足の甲のどこに当てれば威力のあるキックになるのかを自分で確認することが重要です。

そのためにはまず、リフティングのようなボールを足の甲に当てて高く蹴りながら感触を確認してみましょう。そして感触を確認したら、実際にゴールに向かってインステップキックを行います。この時に意識することは、軸足はボールの横に置き、蹴り足のヒザから下をムチのようにしならせます。

インサイドキック

マリノスサッカースクールのコーチが教える!インサイドキックのコツと練習方法

インサイドキックは、足の内側を使って蹴るキックで、様々なキックの種類の中でも一番コントロールしやすいことから、一般的には主にパスに使われるキックです。そのため、サッカー初心者には必ず必要な基礎技術といえます。インサイドキックはパスを出す標的に軸足のつま先を向け、蹴り足の内側をボールに向けながら振り子のように蹴りだすことで正確なインサイドキックを行うことができます。

1人でも壁に向かって練習はできますが、2人いる場合にはお互いにパス交換することで初心者同士でも楽しく練習できます。初心者でも1人で自主練習メニューとして行う場合には、ペットボトルなどを置いてインサイドキックで倒す練習もおすすめです。

サッカー初心者がまずやる6つの基礎練習メニューまとめ

ここまで、1人で上手くなる練習メニューを紹介してきました。サッカー初心者がまず身につけるべき基本技術は、ボールを止める・ボールを運ぶ・ボールを蹴るの3つです。この基本技術は初心者に限らず、これから中学校、高校、またはプロの世界まで共通して必要とされる技術のため、初心者のキッズや小学校低学年の少年サッカー年代のうちから身につけることで、その後の成長幅に大きな影響があるとされています。

サッカー初心者の子供をもつ親としてみれば、周囲の子供たちとどうしても比較して評価してしまいがちですが、キッズや少年サッカーの育成年代のうちは焦らずにじっくりと基本技術を身につけることが重要です。

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