インステップキックとは?
足の甲に当てるキック
サッカーのキックの種類は足のどこの部分を使って蹴るかによって分類されており、代表的なものにはインステップキック、インサイドキック、アウトサイドキックやトーキックがあります。
インステップキックはサッカーにおいてインサイドキックに次いで試合中に使うボールの蹴り方で、足の甲にボールをミートさせて蹴るキックのことを言います。足の甲とは足を正面から見た際に中央部分に位置する、少し出っ張っている部分全体のことを示し、インステップキックはそこでボールをミートさせます。
インステップキックはサッカーにおいてインサイドキックに次いで試合中に使うボールの蹴り方で、足の甲にボールをミートさせて蹴るキックのことを言います。足の甲とは足を正面から見た際に中央部分に位置する、少し出っ張っている部分全体のことを示し、インステップキックはそこでボールをミートさせます。
強いキックをするために使うだけではない
サッカーにおいてインステップキックは、強いシュートを打つ時に使うというイメージを持たれていることが多く、そのため多くの指導現場でもインステップキックは強いキックをするために用いると教えられています。
強いキックをする際にインステップキックを用いるのは正しいことですが、それだけではなく、海外の選手は柔らかいパスをする際にもインステップキックを使用します。具体的には、試合中に相手選手をかわした後にスルーパスを出す時や、フォワードの足元につけるパスを出す際によく用います。
このようにインステップキックはその使用する目的や状況に応じて、強いキックをするのか、柔らかいパスにするのかが変わってきます。
強いキックをする際にインステップキックを用いるのは正しいことですが、それだけではなく、海外の選手は柔らかいパスをする際にもインステップキックを使用します。具体的には、試合中に相手選手をかわした後にスルーパスを出す時や、フォワードの足元につけるパスを出す際によく用います。
このようにインステップキックはその使用する目的や状況に応じて、強いキックをするのか、柔らかいパスにするのかが変わってきます。
インステップキックを試合で使うシーン
強いシュートを打つ
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インステップキックを試合中に用いる場面としては強いシュートを打つ、ライナー性のパスを出す、ロングキックでボールを遠くへ飛ばすという3つの代表的なシーンが挙げられます。
強いシュートを打つシーンに関しては大きく2つに分類され、1つ目はペナルティエリアの外からミドルシュートを打つ場合で、ペナルティエリアからゴールまでは最短距離でも16.5mあり、この距離を緩いシュートでゴールを決められるというのは稀です。そのためペナルティエリア外では、インステップキックでの強いミドルシュートを選択します
。
2つ目はボレーシュートで、ゴールエリアより外でクロスに合わせる際に用いられ、インステップにしっかりとミートさせて強いシュートを打ってゴールを奪います。
強いシュートを打つシーンに関しては大きく2つに分類され、1つ目はペナルティエリアの外からミドルシュートを打つ場合で、ペナルティエリアからゴールまでは最短距離でも16.5mあり、この距離を緩いシュートでゴールを決められるというのは稀です。そのためペナルティエリア外では、インステップキックでの強いミドルシュートを選択します
。
2つ目はボレーシュートで、ゴールエリアより外でクロスに合わせる際に用いられ、インステップにしっかりとミートさせて強いシュートを打ってゴールを奪います。
ライナー性のパスを出す
インステップキックは試合中にシュートだけでなく、ライナー性のパスを出す際にも頻繁に使います。
具体的には、ディフェンスがボールを保持している状況で、逆サイドにチェンジしたい時、まっすぐなボールで速い長距離のパスを出す時にライナー性のインステップキックパスを使います。また、フォワードに30m程度のまっすぐなパスを入れる時にも用います。
その他にも中盤の選手で、相手をかわした後にライナー性のパスを逆サイドに振ったり、スルーパスを出したりする時にも使用するなど、インステップキックのライナーパスは様々な用途で試合中に用いることができる有効な武器です。
具体的には、ディフェンスがボールを保持している状況で、逆サイドにチェンジしたい時、まっすぐなボールで速い長距離のパスを出す時にライナー性のインステップキックパスを使います。また、フォワードに30m程度のまっすぐなパスを入れる時にも用います。
その他にも中盤の選手で、相手をかわした後にライナー性のパスを逆サイドに振ったり、スルーパスを出したりする時にも使用するなど、インステップキックのライナーパスは様々な用途で試合中に用いることができる有効な武器です。
ロングキックでボールを遠くへ飛ばす
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インステップキックは、サッカーの試合中にロングキックでボールを遠くに飛ばしたい時にも用います。
具体的には、ディフェンスの選手がフォワードの動きに合わせて縦に浮き玉のロングキックをする時や、逆サイドに相手の頭上を越してパスを入れる時、またクリアする時にも用います。
これらのケースでインステップキックを用いる理由としては、飛距離が40m以上のパスになるため、インフロントキックなどではボールが目的地点まで到達することができないという点と、インステップキックの方がまっすぐ正確にボールを飛ばすことができるという点です。この2つのポイントから、サッカーの試合でロングキックを用いる際にはインステップキックが使われます。
具体的には、ディフェンスの選手がフォワードの動きに合わせて縦に浮き玉のロングキックをする時や、逆サイドに相手の頭上を越してパスを入れる時、またクリアする時にも用います。
これらのケースでインステップキックを用いる理由としては、飛距離が40m以上のパスになるため、インフロントキックなどではボールが目的地点まで到達することができないという点と、インステップキックの方がまっすぐ正確にボールを飛ばすことができるという点です。この2つのポイントから、サッカーの試合でロングキックを用いる際にはインステップキックが使われます。
インステップキックの蹴り方①
軸足の位置
インステップキックの蹴り方のコツとしてまず大切になる点が、軸足(ボールを蹴らない方の足)の位置です。
軸足の位置の基本は、軸足のくるぶしの延長線上に接地し、ボールと軸足の距離は握り拳2つ分程度が良いとされています。しかし、足の長さや体のつくりは個人差があるため、軸足とボールとの距離や置く位置に関しては基本をベースとしながら自分なりに調整することをおすすめします。
また、注意しなければいけないのは、止まっているボールを蹴る際は横に置くイメージで良いですが、ドリブルやボールをコントロールした後の前へ転がるボールに対しては、蹴る瞬間に軸足がボールの横に来るように調整して置く必要があります。
軸足の位置の基本は、軸足のくるぶしの延長線上に接地し、ボールと軸足の距離は握り拳2つ分程度が良いとされています。しかし、足の長さや体のつくりは個人差があるため、軸足とボールとの距離や置く位置に関しては基本をベースとしながら自分なりに調整することをおすすめします。
また、注意しなければいけないのは、止まっているボールを蹴る際は横に置くイメージで良いですが、ドリブルやボールをコントロールした後の前へ転がるボールに対しては、蹴る瞬間に軸足がボールの横に来るように調整して置く必要があります。
足の振り方
インステップキックを蹴る際の足の振り方のコツは2点あります。
1点目は足を斜めに振るという点で、少し体を倒し、股関節を使って斜めに旋回させるように足を振ります。これによって足の可動域が広がり、体の構造上無理なく足を振り下ろしてボールヘミートすることができるため、より強いインステップキックを蹴ることができます。
2点目は、膝から下を振るということで、このスピードが速いほど強いボールになり、ゆっくりするほど柔らかいボールを出すことができ、この部分がインステップキックのスピードを調整するためのコツになります。
1点目は足を斜めに振るという点で、少し体を倒し、股関節を使って斜めに旋回させるように足を振ります。これによって足の可動域が広がり、体の構造上無理なく足を振り下ろしてボールヘミートすることができるため、より強いインステップキックを蹴ることができます。
2点目は、膝から下を振るということで、このスピードが速いほど強いボールになり、ゆっくりするほど柔らかいボールを出すことができ、この部分がインステップキックのスピードを調整するためのコツになります。
腕の使い方
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腕の使い方と聞くとインステップキックと関係ないように思えますが、サッカーの特にインステップキックにおいては、腕をいかに使うかは上手く蹴るためのコツになります。
具体的には足を引いて蹴る体制に入った時に、蹴る足と逆の腕を大きく開き、弓を絞るような形を体で作ります。そして、足を振り下ろすと同時に開いていた腕も振り下ろすようにします。これによって体全体の反動を利用してボールを蹴ることができるため、よりインステップキックのパワーがボールに伝わり、強いシュートや遠くにボールを飛ばすことができます。
具体的には足を引いて蹴る体制に入った時に、蹴る足と逆の腕を大きく開き、弓を絞るような形を体で作ります。そして、足を振り下ろすと同時に開いていた腕も振り下ろすようにします。これによって体全体の反動を利用してボールを蹴ることができるため、よりインステップキックのパワーがボールに伝わり、強いシュートや遠くにボールを飛ばすことができます。