メッシとロナウドを徹底比較!どっちが凄いのか?
世界最高峰のフットボーラーとされ常に比較されるメッシとロナウドは、同じ年代でサッカー界に貢献してきたスーパースターで、プライベートでも仲が良いことでも知られています。そんな仲の良いメッシとロナウドを徹底比較し、どちらが凄いのかを様々な角度から検証していきます。
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公式ライター old_user_id: 211
リオネル・メッシのプロフィール
生年月日:1987年6月24日生まれ
出身地:ロサリオ
身長:170cm
体重:72kg
ポジション:FW、MF
利き足:左足
2003-2004 バルセロナC
2004-2005 バルセロナB
2004- バルセロナ
優れたボールタッチ能力を活かした抜群のボールコントロール、縦へのスピード、ドリブルテクニックで何人ものディフェンスを置き去りにする世界最高のドリブラーです。
ゴールゲッターでありながら、優れたパスセンスからチャンスメーカーとしても活躍するオールラウンドな選手で、ゆったりとした姿勢から一瞬のスピードで相手を翻弄する緩急の使い方が抜群に上手い選手です。
クリスチャーノ・ロナウドのプロフィール
生年月日:1985年2月5日生まれ
出身地:フンシャル
身長:187cm
体重:83.5kg
ポジション:FW
利き足:右足
2002-2003 スポルティング
2003-2009 マンチェスター・ユナイテッド
2009-2018 レアル・マドリード
2018- ユヴェントス
抜群のスピードを活かしたドリブルと、トップスピードに乗った状態からのシザースで相手を置き去りにするスピードスターです。
その抜群のスピードと、上手さを兼ね備えたドリブルでペナルティエリアに侵入すれば無類の得点力でゴールを量産します。最高到達点3mという打点の高いヘディングが最高の武器で、かつフリーキックの名手としても知られています。
メッシとロナウドを徹底比較①ドリブル
その世界レベルに上手いドリブルから得点を奪い、または仲間を活かしていくつものチャンスを生み出しています。
それではメッシとロナウドのドリブルを比較してどのように上手で凄いのか?メッシとロナウドのドリブルを比較してどこが違うのか?ドリブルテクニックの特徴とやり方は?以下ではメッシとクリスチャーノ・ロナウドのドリブルの上手さやテクニックを徹底比較し、やり方を解説します
メッシのドリブルはボールタッチが凄い「柔」のスタイル
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メッシのドリブルは、体の中心線から約60cm以内でボールを操り、細かくボールタッチしてDFにボールを触らせる隙を与えず、上体を上手く使ったテクニックでスルスルと抜いて行く「柔」のスタイルです。
上体を右にずらし、ディフェンスが動いた隙に左足のアウトサイドを使って抜きます。そのずらす瞬間、アウトサイドで抜く瞬間のスピードが抜群で、上手く緩急を使う点が特徴です。
ロナウドと比較して決して派手な技を使うわけではなく、上体を使ったテクニックと緩急、アウトサイドの連携で一瞬のスピードを活かしてDFを何人も抜いていきます。
メッシのドリブルのやり方
やり方として小指付近で細かくタッチしながらDFに接近、上体をずらしてDFを揺さぶり、緩急を上手く使い一気にアウトサイドで抜くやり方です。そして縦への推進力とスピードでゴールに向かっていきます。
メッシのドリブルのやり方でポイントになるのがドリブルコースです。他の選手と比較しても、一般的には空いているスペースへボールを運びますが、メッシはとにかくゴールに向かうコースをとり、スペースが無くてもそのまま狭いスペースへ向かいDFを引き付け仲間を活かし、スルスルとディフェンスを抜いていくやり方で、一気にチャンスが広がります。
ロナウドのドリブルはキレが凄い「剛」のスタイル
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ロナウドは全身を上手にバネのように使う点が特徴ですが、このバネの大きさが他の選手と比較しても大きく違います。体を縮めて、その反発力が他の選手と大きく違い、凄まじい反発力で強いパワーを生み出します。
シザースなどのテクニックを使い、ボールを切り返すときにも、ロナウドは踏み込んだ足が強いバネのようにしなり、地面からの反発力を受けて逆方向へ鋭いスピードで飛び出します。このバネのような体の使い方がロナウドのキレのあるドリブルにつながるわけです。
1対1でスピードに乗った状態でディフェンスと対峙すれば、剛のロナウドは最強です。
ロナウドのシザースのやり方
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ロナウドのシザースのやり方はまたぐスピードが凄まじく、トップスピードで何度もまたぎます。そしてクリロナのシザースのやり方のポイントが体の軸がブレないテクニックです。他の選手と比較してもほとんどの選手は抜きに行く方向へ状態が傾いてしまいますが、クリロナのやり方は体の軸がブレないのでDFはどちらに抜くのか予測がつきません。
この比較点がクリロナのテクニックで凄い点で、マネできる選手はいません。
ロナウドのクリロナターンのやり方
シザースを応用した技で、相手と1対1で対峙した際に、左右にボールをずらしながらその中でシザースを交えて不規則に動く点が特徴です。
やり方としては、右足の外へボールを軽く出し、ジャンプして左足が前、右足が後ろになるように交差させ、右足を地面につけるのと同時にインサイドでボールを弾き、左足でシザースします。
やり方のポイントはシザースと反発力です。このやり方はロナウドが最も得意とするやり方で、中へ切れ込む際に使うやり方で、そのままシュートも、仲間へのパスもできるチャンスが生まれます。
ドリブル突破成功率が凄い
【2014-15シーズン】
メッシ:299勝270負/勝率52.5%
クリロナ:179勝169負/勝率51.4%
【2015-16シーズン】
メッシ:194勝174負/勝率52.7%
クリロナ:155勝156負/勝率49.8%
デュエルの強さはメッシの方が凄い
さらに違う角度から比較すると、デュエルを試みた回数はメッシの2014-15、2015-16シーズンの合計は937に対し、クリロナは659ということから、メッシはボールを保持すればドリブル突破を試み、クリロナはボールを保持すればシュートかパスというスタイルであることがわかります。
両者を比較するとデュエルの強さはメッシのほうが凄いことがわかります。
メッシとロナウドを徹底比較②得点力
メッシとロナウドは、毎シーズンリーガ・エスパニョーラで得点王争いを繰り広げ、どちらが得点王を獲得するのか?どちらのほうが多くのゴールを決めるのか?という比較はサッカーファンの注目でもありました。
それではメッシとクリロナの得点力を比較するとどちらが凄いのかを、決定力の比較や枠内シュート力の比較、シュートレンジの比較などデータを見ながらそのテクニックを比較してみます。
メッシとロナウドの得点比較
2014-15:メッシ43・ロナウド48
2015-16:メッシ26・ロナウド35
2016-17:メッシ37・ロナウド25
2017-18:メッシ34・ロナウド26
このように最近4シーズンを比較すると2014-15、2015-16シーズンではクリロナが多く得点し、2014-15シーズンではクリロナが得点王に輝いています。
そして2016-17、2017-18シーズンではメッシが多く得点しており、2シーズン連続得点王に輝いています。
メッシとロナウドの空中戦の比較
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【2014-15】
メッシ:9勝22負/勝率29%
ロナウド:61勝47負/勝率56.5%
【2015-16】
メッシ:5勝9負/勝率35.7%
ロナウド:56勝43負/勝率56.6%
メッシとロナウドの空中戦を比較すると、圧倒的にロナウドのほうが強さを発揮しており、ペナルティエリア内でのヘディングシュートによる得点が多いことがわかります。
そのクリロナのヘディング時の最高到達点はおよそ3メートルとされており、これはゴールの高さ2.44mをはるかに超えることを意味します。
クリロナの上手いヘディングテクニックがどれだけ凄いかをあらわしています。
メッシとロナウドのシュート決定力の比較
ゴールエリア内決定率:メッシ47.8%・クリロナ46.2%
ペナルティエリア内決定率:メッシ21.9%・クリロナ18.5%
いずれもメッシのほうが決定力があることがわかります。
さらにメッシの凄い点は、ペナルティエリア外からのシュート決定力の高さにあります。
ペナルティエリア外決定率:メッシ12.1%・クリロナ4.1%
メッシのペナルティエリア外からの決定力はクリロナのおよそ3倍ということがわかります。
メッシはペナルティエリア内外を問わず、どこからでも上手に得点できるテクニックを持つ凄い選手です。
ペナルティエリア外はメッシ、ペナルティエリア内はロナウド
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一方のメッシは、ペナルティエリア外では上手いドリブルテクニックで躍動し、隙あらば強烈なミドルシュートを打つことができる、どこからでも得点できるテクニックを持つ凄い選手ということがわかりました。
メッシとロナウドを比較すると、ペナルティエリア外の上手さはメッシ、ペナルティエリア内の上手さはロナウドが凄いということがいえます。
メッシとロナウドを徹底比較③チャンスメイク
さらにメッシとロナウドは抜群のドリブルを駆使してディフェンスを切り裂き、シュートだけではなくアシストも素晴らしいことで有名です。
それではチャンスメイクという点ではどのような凄さがあるのかを比較していきましょう。
メッシとロナウド パス成功率の比較
2014-15:メッシ82.9%・クリロナ80.7%
2015-16:メッシ81.9%・クリロナ79.4%
メッシのほうが高い確率で仲間選手へパスを供給していることがわかります。
この比較数字からわかることは、ロナウドは仲間選手へのパスを供給するというよりも、スピードを活かしたゴールゲッターというプレースタイルで、メッシの場合はゴールゲッターでもあり、仲間選手へパスも供給するミッドフィルダー的な役割もこなしていることがわかります。
この仲間選手へのパス成功率が以下の仲間選手へのクロス、仲間選手を活かしたチャンスクリエイト、仲間へのアシストに繋がります。
メッシとロナウド クロス成功率の比較
【2014-15】
メッシ:成功15/失敗53/成功率22.1%
クリロナ:成功22/失敗59/成功率27.2%
【2015-16】
メッシ:成功4/失敗15/成功率21.1%
クリロナ:成功9/失敗38/成功率19.1%
クロスの成功率だけで比較すれば、2014-15シーズンはメッシのほうが成功率は高く、2015-16シーズンではクリロナのほうが成功率は高くなっています。
メッシもクリロナもサイドを突破して、クロスを得意としていることがわかりますが、クリロナのほうがスピードを活かして多くチャレンジしており、クロスを得意としていることがわかります。
メッシとロナウド チャンスクリエイトの比較
2014-15シーズン:メッシ95・クリロナ75
2015-16シーズン:メッシ77・クリロナ51
メッシはクリロナよりも多くの仲間選手へのパスを供給し、チャンスを創り出していることが一目瞭然です。
ロナウドと比較してみると、メッシはフォワードといいうポジションで得点を量産しながらも、チャンスメーカーという役割も担う凄い選手ということがわかります。
メッシとロナウド アシスト数の比較
【メッシってなんでも出来ちゃうよな】絶妙アシスト集 TOP11!!
2014-15シーズン:メッシ21・クリロナ16
2015-16シーズン:メッシ16・クリロナ11
2016-17シーズン:メッシ14・クリロナ11
どのシーズンもメッシの仲間選手へのアシスト数はクリロナのアシスト数を上回っています。
結論から言って、メッシとロナウドを比較すると、メッシは優れた得点力を持つフォワードと共に、圧倒的なドリブルテクニックを武器にチャンスメーカーとしても優れた凄い選手ということがいえます。
また、クリロナは剛のドリブルでスピードを活かしてサイドを突破、仲間選手へクロスをあげるプレーを得意とし、PAでは抜群のヘディング力で無類の強さを誇る凄い選手といえます。
メッシとロナウドを徹底比較!どっちが凄いのか?まとめ
ドリブルの比較では柔のメッシと剛のロナウド、得点力の比較ではゴールゲッターであるロナウドはペナルティエリア内では無類の強さを発揮し、チャンスメーカーまでこなせるメッシはどこからでも得点でき、アシストでも貢献します。
常に比較され続けてきた2人ですが、基本的にプレースタイルが違うので、単純に比較することはあまり意味がないと言えます。
しかし2人が比較され続けるのは、スーパースターであるが故の宿命なのかもしれません。
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