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ペナルティエリア内のハンドについて徹底解説!警告?一発退場?

ペナルティエリア内のハンドについて徹底解説!警告?一発退場?

サッカーの試合でペナルティエリア内でハンドをした場合、相手にPKが与えられると同時に反則を犯した選手にはイエローカードもしくはレッドカードが与えられます。またその基準は決定機阻止や故意であるかどうかなどが関連しており、今回はその判定基準や試合で起こるシチュエーションを徹底解説します。

2021.12.16 サッカー

ペナルティエリア内でハンドを犯すとどうなる?

相手にPKが与えられる

J-ESP ::Passion for Football:: on Instagram: “サッカー ⚽️の #ペナルティキック で相手ゴールへ向けてではなく後ろに蹴ったらどうなるか知ってるでしょうか。サッカーの #ルール って実は知ってるようで全然知らない。そういえばコーチングスクールの『規則・ルール』学科の先生は #柴崎岳 が所属する #テネリフェ…” (76345)

サッカーにおいて、ペナルティエリア内でファウルを犯すということは試合の流れを大きく変えてしまうことを意味します。それはハンドにおいても同様で、ペナルティエリア内で守備者がハンドのファウルを犯してしまった場合、相手チームにペナルティキックが与えられます。ペナルティキックは一般的に攻撃側が絶対有利とされており、ほぼ間違いなくゴールを決めることができます。

またハンドの範囲としては、手の先から肩を含まない腕全体を意味し、その部分で触れるとハンドの反則を取られてしまいます。ペナルティエリア内においてはそのハンドが故意であるかどうかは関係なく、手に触れた時点でファウルが取られますが、腕が体に付いている場合はハンドにはなりません

カードが提示される

サッカーではペナルティエリア内で守備側の選手がハンドを犯した場合に、ルール上ペナルティキックが与えられると同時に、イエローカードもしくはレッドカードが与えられます。特にレッドカードを受けた際には、退場者が1人いる状態でその後のゲームを戦わなければいけないため、大きなデメリットとなります。

以前はハンドをペナルティエリア内で犯した場合は即レッドカードが提示されましたが、退場によるデメリットが大きいことと、あまりにもシビアであることを理由にルール改正が行われ、現在では3重罰を無くし故意的であるかどうか、また決定機阻止のために行われたかどうかによってカードの色が変わるようになりました

ゴールキーパーにはハンドは存在する?

ペナルティエリア内

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サッカーのゴールキーパーはルール上、唯一ペナルティエリア内で手を使うことが認められているポジションではありますが、ペナルティエリア内であってもハンドとなる場合があります。

それは味方からのバックパスやスローインを手を使ってキャッチした場合で、その際は反則行為となり相手チームに間接フリーキックが与えられます。しかし、そのバックパスがヘディングや胸で行われた際や、クリアミスなど意図せずに行われた際は反則にはなりません。

ゴールキーパーはその点によく注意してボールをキャッチするか、直接足で触るかを判断しなければいけません。

ペナルティエリア外

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サッカーのゴールキーパーがペナルティエリアの外にあるボールを手で扱った場合、ルール上ハンドとなり相手に直接フリーキックが与えられます。また、そのハンドが相手の決定機阻止のために行われた場合は、キーパーにレッドカードが提示され一発退場となり、そうでない場合はイエローカードが提示されます。

ペナルティエリア外と内の区別でよく混同されるのが、ボールがペナルティエリア内にあり、キーパーの体がペナルティエリア外に出ている場合、ハンドにはなりません。しかし、その逆でキーパーの体がペナルティエリア内にあったとしてもボールがペナルティエリア外に出ていた場合、ハンドの反則になります。

ペナルティエリア内のハンドで警告になる場合

ボールに手が触れた

サッカーのルール上、ペナルティエリア内で手を使う行為は認められておらず、それが故意であったかどうかがカードの色を左右します。

守備をしている際に、相手のクロスボールやパスがペナルティエリア内で手に当たってしまった、またシュートが枠外にそれる方向に行っていたが手に触れてしまった場合、ハンドを犯した守備側の選手にイエローカードが提示されます。それが故意でないかどうかは、ボールが手に近づいていった、もしくは不可抗力的に手が出ていたところに当たったかどうかで判断されます。これらの場合、故意ではなかったと判断されるため退場にはならずに済みます。

ペナルティエリア内のハンドで退場になる場合

意図的にボールに手で触れた

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サッカーにおいてペナルティエリア内でのハンドでレッドカードが提示され退場になる場合として、意図的にボールに手で触れた際が挙げられます。

具体的には、相手のシュートを手で故意に防いだ、クロスボールに対して手を出して止めたりキャッチをした際にそれは意図的であるとされレッドカードが提示されます

意図的であるかどうかは、ボールに対して手を近づけていったかどうかで判断することができ、そのような形で手でブロックした際にはレッドカードの対象となり、退場処分になります。

決定的な機会を阻止した

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サッカーのペナルティエリア内でのハンドでレッドカードが提示され退場になる場合として、決定機阻止が挙げられます。

相手が放ったシュートを意図的に手を使って決定的な得点機会の阻止をしたり、ブロックしようと枠内に飛んでいるシュートに飛び込んで腕に当たった場合、決定機阻止と判断されレッドカードが提示されます

このように意図的に手を使ったわけではなかったとしても、決定的場面で腕を使った場合は故意かどうかは考慮されずレッドカードによる退場となります。ゆえに、ペナルティエリア内で決定機阻止の守備をする際は、手を置く位置を考えながら守備を行わなければいけません。

よく起こるペナルティエリア内でのハンド

相手のシュートブロックで手を上げて当たる

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サッカーの試合において、よくハンドが生じるシーンとして、相手のシュートをブロックしようとした際に手が上がってしまい、そこにボールが当たるというシーンが挙げられます。

この場合、シュートが無人のゴールに飛んで行き放っておけば入る状態で、ハンドすることによって決定機阻止につながる場合はレッドカードが提示されます。一方で多くの守備側の選手がいたり、そのシュートがゴールに直接入る可能性が必ずしもあるわけではない場合、イエローカードが提示され、相手にペナルティキックが与えられます。
そのためシュートブロックをペナルティエリアでする際は、後ろに手を組んで行うことがサッカーの試合ではスタンダードとなっています。

相手のシュートに反応して手を出して防ぐ

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サッカーロシアワールドカップの日本対コロンビア戦で、香川選手が放ったシュートを相手選手がハンドを犯し、一発退場になったシーンはまだ記憶に新しく、このように相手のシュートに反応して手を出して防いだ際はレッドカードになります。

サッカーにおいてはシュートに対して手を出すという行為は意図的で悪質であると判断されるため、それがとっさの反応であっても退場は免れません。

もちろん試合によっては、ハンドを犯してでも決定機を防ぎ、PKでキーパーが止めてくれることに可能性を残すというようなやり方もありますが、あまり勧められる行為とは言えません。

スライディングで手にボールが当たる

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サッカーのペナルティエリア内でのハンドでよく起こるのが、守備者がスライディングをしてシュートブロックをしたりボールを奪いに行った際に、地面に着いた腕や上がってしまった腕にボールが当たりハンドをとられるというシーンです。

この場合、決定機阻止であればレッドカードが提示され、そうでなければイエローカードで済みます。ペナルティエリア内でスライディングをすることは往々にしてありますが、その際は腕を後ろに組んだ状態で実行することで、ハンドになるリスクをなくすことができます。
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ハンドの判定は審判でも判断を迷う

意図的か不可抗力かの判断

サッカーの試合で、ペナルティエリア内でのハンドに対する判定は昔から多くの誤審を生んできました。手に当たったかどうか、またそれが意図的であったかどうかというのは一瞬の出来事であるため、審判はそれを見逃してしまうことがあります。

意図的かどうかの判断基準は、手がボールに向かっていれば意図的、ボールが手に向かっていれば不可抗力であるとされています。しかし、スピードのあるボールが手に当たって軌道が変わっていない場合や、体に当たったか手に当たったか判断が難しい場合が多く、明確でない場合はハンドをとらないという傾向が強くあります。

VARの導入でよりハンドが明確になった

K F P | News on Instagram: “El VAR no está cumpliendo o tal vez yo estoy loco.  Escrito por: @miguelserran Lee la publicación completa en www.killfreepress.com (enlace…” (76343)

サッカーは日々進化を遂げており、その大きな転換としてVARが主要リーグや大会では採用されています。VARはゴールの判定や、試合の結果を左右するシチュエーションにおいて審判が映像を再生して確認することができるというシステムです。

VARの導入によってハンドに関する判定もより明確になり、今では審判が疑わしいと思ったり、ハンド疑惑があった後プレーが切れた際に確認し判断するなど、より正確にハンドの反則を取ることができるようになり、守備をする際は以前よりもハンドを犯さないように注意を払うようになっています。

ペナルティエリア内のハンドについてまとめ

サッカーのペナルティエリア内におけるハンドは、レッドカードであってもイエローであっても相手に決定的な得点機会を与えることになってしまいます。そのリスクをなくすために、プロの選手や海外の育成年代のチームではペナルティエリアの守備方法について指導が進んでいます。

またペナルティエリア内のハンドはVARの導入により、以前のように問題が生じることは減少してきておりますが、ハンドに関しては今後もルールの改正が加えられる予定になっており、より基準が明確になることが求められています。

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