スローイン特集!投げ方・ルールやゴールになる場合は?【徹底解説】
サッカーのプレーの1つにスローインがあります。キーパー以外の選手が、サッカーの試合中に唯一手を使うことができるプレーです。手を使ってサッカーボールを投げ入れるので、自分たちの攻撃につなげることができるプレーです。今回はこのスローインについて見ていきましょう。
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公式ライター Activel_director
- スローインとは?
- スローインのルールについて
- スローインのルール①
- スローインのルール②
- スローインのルール③
- スローインの投げ方とは?
- スローインの投げ方①
- スローインの投げ方②
- スローインの注意すべきこと
- スローインでの注意点①
- スローインでの注意点②
- スローインでの注意点③
- 初心者のスローインの上達
- 初心者の上達①
- 初心者の上達②
- スローインのコツについて
- スローインのコツ①
- スローインのコツ②
- スローインのコツ③
- スローインの練習
- スローインの練習方法①
- スローインの練習方法②
- スローインと戦術
- 戦術としてのスローイン①
- 戦術としてのスローイン②
- 戦術としてのスローイン③
- 自ゴール付近でのスローイン1
- 自ゴール付近でのスローイン2
- 自ゴール付近でのスローイン3
- 自ゴール付近でのスローイン4
- スローインのまとめ
スローインとは?
ですが、ただサッカーフィールド内に投げ入れれば良い、というわけではありません。サッカーのスローインにはルールがあり、そのルールに則った正しいフォーム、投げ方でスローインを行います。サッカーのスローインのルールを知り、そのルールに沿った正しい投げ方を身につけておく必要があります。
スローインのルールについて
サッカーのスローイン技術は、サッカーのルールに絡んでくることが多いので、サッカーのルールを正確に把握しておくことが大切です。このサッカーのルールが正確に把握できていないと、思わぬミスをしてしまい、せっかくのチャンスをつぶすどころか、ピンチを招くことにもつながります。
そうならないために、しっかりとスローインのルールを把握しましょう。
スローインのルール①
スローイン時の基本的なルール
(1) | スローインを行う選手はサッカーフィールドを向いて、両方の足の一部をタッチライン上または、タッチラインの外の地面につけていなければなりません。 |
(2) | スローインは両手を使って、頭の後ろから頭上を通して行わなければなりません。 |
(3) | ボールが手から離れて、タッチラインにかかった時にインプレーになります。 |
(4) | スローインから直接ゴールして得点することはできません。 |
(5) | スローインが行われる時、相手選手は投げる地点から2メートルは離れていなければなりません。 |
スローインのルール②
スローイン後のボールタッチ
スローインをした選手が続けてボールに触った場合、相手の間接フリーキックになります。またその選手が手でボールを触ってしまった場合は、相手の直接フリーキックとなります。
スローインのルール③
スローインとオフサイド
ですが、スローインから直接ではなく、スローインされたボールを近くの選手が受けて、その選手からサッカーでのオフサイドポジションにいる味方がパスをもらってゴールする場合は、通常のサッカーのルール通りオフサイドとなるので注意しましょう。
スローインの投げ方とは?
スローインの姿勢
サッカーでは正しいフォーム、投げ方でスローインを行わないと、ファールスローをとられます。ファールスローをとられると相手のスローインになってしまいます。また正しいフォーム、投げ方でスローインを行わないと、ボールをしっかりと前へ飛ばすことができません。サッカーでファールスローにならない、正しいスローインのフォーム、投げ方をしっかりと覚えましょう。
スローインの投げ方①
正しい投げ方
そのまま頭の上を通して後ろへ持っていき、頭の上を通して前へ腕を振ってボールを投げます。
腕に力を入れずに、柔らかくしておき、しなりを使い、最後は手首や指のスナップを利かせて、ボールをコントロールして投げましょう。
スローインの投げ方②
ロングスローの投げ方
ロリー・デラップのロングスロー
助走をつける投げ方では、助走をつけてサッカーのスローインを行い、投げ終わった後は地面をするように前足にそろえて、全ての力を無駄なく使います。
全身の力を使う投げ方は、両足をそろえたまま、膝を柔らかく使い、背中を大きく反らせて、全身の筋力をタイミングよく使ってボールを投げます。
自分に合ったサッカーのロングスローの投げ方を身につけてください。ただし、勢いがつきすぎて片足が浮いたりして、ファールスローにはならないように気をつけましょう。
スローインの注意すべきこと
では、1つずつ見ていきます。
スローインでの注意点①
投げ方の注意
斜めや横に腕を振って投げるのは、ファールスローとなってしまうので注意しましょう。
また、スローインを行う時は両方の足の一部をタッチライン上または、タッチラインの外の地面につけていなければなりません。片足でも浮かしてしまうとファールスローになります。片足がタッチライン内に入ってしまってもファールスローになります。ですから足を前後に開いて投げる時は、後ろ足は浮かないように気をつけて、前足はタッチライン内に入らないようにしましょう。
スローインでの注意点②
スローイン時の位置
ただしボールの出た地点の後方1mまでの移動は許可されています。ですが、左右の移動は認められていないので注意しましょう。
またスローインの位置を大きく移動して投げようとしたり、意識的に投げるのを延ばしてサッカーのプレーの再開を遅らせたりして、主審に注意されても改めない時は警告されるので注意が必要です。
スローインでの注意点③
スローイン後のプレー
【SAMURAI BLUE】日本代表 長友佑都のスローイン - JPN vs SYR 2016.3.29
ですからスローインを行った後は、他の選手がボールに触ってから、ボールに触ってプレーをするように気をつけましょう。
相手チームにフリーキックを与えてしまう違反なので、自分たちのピンチを招くことにもつながります。
スローイン直後のプレーは、特に注意して行いましょう。
初心者のスローインの上達
初心者の上達①
投げる時の手と足の意識
特に初心者のうちはボールを飛ばすことを意識してしまい、スローインの途中で片手が離れたり、片足が浮いたりして、ファールスローになってしまうことがあります。ですから初めはボールを飛ばす距離よりも、投げるまでの手と足を意識して練習に取り組みましょう。
初心者の上達②
ロングスローの習得
ですがロングスローを身につけることができれば、サッカーの試合において大きな武器になります。ですから、初心者のうちから練習していきましょう。
助走をつける投げ方と、身体全体の力を使う投げ方がありますが、初心者のうちは両方の投げ方で投げてみて、自分に合った投げ方を見つけましょう。そして自分に合う投げ方で、ロングスローの練習を行っていきましょう。
スローインのコツについて
スローインのコツ①
手首や指のスナップを使う
ブリントのスローイン
頭の上を通してきて前へ腕を振ってボールを放る瞬間に、手首や指のスナップを使うことができれば、ボールの細かいコントロールも可能になります。
ですがいきなりサッカーの試合で、手首や指のスナップを使っての細かいコントロールに挑戦してもうまくいきません。練習で手首や指のスナップを使って投げて、手首や指のスナップでボールをコントロールする感覚を身につけましょう。特に手首は、柔らかくしないとスナップがききません。手首の柔らかさに意識を向けて、手首や指のスナップでコントロールをつける練習を行いましょう。
スローインのコツ②
味方の足元を狙う
味方の胸や頭の高さを狙ってスローインを行った場合、パスを受けた味方は胸や頭で1度ボールを止めて足元に落としてから、ボールを蹴らなければなりません。
しかし足元を狙ってスローインを行った場合は、足でパスを受けてそのまま蹴り出すことができるので、1テンポはやく攻めることができます。
もちろん、味方の頭の高さを狙って投げて、ヘディングでつなげたり、攻めたりする方法も場合によってありますが、基本的には足元を狙ってスローインを行った方がスムーズに攻めることができます。
スローインのコツ③
ファールスローを恐れない
ファールスローになる投げ方をしてしまっている、ファールスローにならないスローインができていないという場合は、ファールスローにならない正しいスローインを覚えて、ファールスローにならないスローインを身につけることが必要です。ですがそれが出来ている場合は、ファールスローへの意識を持ちすぎることはやめましょう。
ファールスローを意識しすぎるあまり、スローインが中途半端になってしまい、ミスをしてしまうことがあるからです。ですから、ファールスローを恐れないことが大切です。
スローインの練習
ここからは、サッカーのスローインの練習の方法を見ていきます。
サッカーのスローインで大切なことはまず、正しいフォーム、投げ方でファールスローにならないスローインを行えるようになることです。ですから、しっかりとしたファールスローにならないフォームを身につける練習からスタートしていきましょう。
スローインの練習方法①
投げ方の習得
それができたら、試合でスローインを行うスピードで、ボールを投げる練習をします。この時にコーンなどの目標になるものを置くと、ボールをコントロールする練習にもなります。
そして実際のサッカーフィールドのタッチラインを使って、スローインの時の足の位置を確認しながら投げる練習を行いましょう。この時に他の人にスローインを受けてもらう味方の役をやってもらうと、より効果のある練習を行うことができます。
スローインの練習方法②
ロングスローの練習
ロングスローの練習×3
次にサッカーフィールドを使ってのタッチラインから投げる練習です。こちらもスローインの練習と同じように、他の人にスローインを受けてもらう味方の役をやってもらって、練習を行いましょう。
ただしロングスローを行う位置には注意が必要です。例えば、自ゴールの近くと相手ゴールの近くとでは、ロングスローを行う時の投げる強さや、投げる方向が変わります。
ですから、ロングスローを行う位置による状況の違いに対処できる技術が必要になります。しっかりと状況に応じて対応できるように、練習していきましょう。
スローインと戦術
また、スローインからのプレーの戦術についてチーム内で話し合い、練習をしておくことで、サッカーの試合での勝利もグッと近づけることができます。
スローインからどのようにつなげるのか、どのように攻めるのか、それをチーム内で確認しておきましょう。
戦術としてのスローイン①
ロングスローでの攻め
?こんなロングスロー見た事ない!流経大柏 22番・織田が凄すぎる~!!
ですがロングスローの攻めが有効な理由はそれだけではありません。スローインのルールのところで説明しましたが、スローインが行われる時、相手選手は投げる地点から2メートルは離れていなければなりません。つまりスローインでは、相手に邪魔されずにパスを出すことができるのです。少なくとも、パスを出そうとした時にボールを相手にとられるということは起こりません。ロングスローは普通のロングパスよりも通しやすいのです。
このようにロングスローを使って攻めることは効果的です。
戦術としてのスローイン②
相手ゴール付近でのスローイン
藤田のロングスローに、豊田が合わせ先制 @天皇杯2回戦2014
上手く連携をとることができれば、コーナーキックからのパスでのゴールと同じような攻めもできるようになります。
ただし、スローインから直接ゴールに入った場合はゴールになりません。またスローインからの直接なパスでない場合はオフサイドになるので注意が必要です。
戦術としてのスローイン③
自ゴール付近でのスローイン
自ゴール付近でのスローイン1
ショートスロー
またショートスローでのパスを受けた味方がロングパスを出そうとすると、相手の選手はパスを出させないように邪魔をしてきて、上手くパスが出せない場合もあります。
自ゴール付近でのスローイン2
ロングスロー
しかし相手に邪魔されずにパスを出すことができる、というメリットもあります。また手からボールが離れてからインプレーになるので、味方がしっかりと上がってから長いパスを出すことができるということもロングスローのメリットです。
自ゴール付近でのスローイン3
相手ゴールへのシュート
ショートスローで味方にパスをして、その味方がロングパスを行った場合はオフサイドとなってしまうので、自ゴール付近から一気に相手ゴール付近に攻め込んでゴールしたいという場合、ロングスローは効果的です。
自ゴール付近でのスローイン4
状況に応じた使い分け
一方で、自ゴール付近から短いパスをつないでいく場合や、ドリブルで攻めていく時はショートスローを使います。
サッカーの試合の状況や相手に合わせて、スローインの使い分けができるようになりましょう。
スローインのまとめ
特にファールスローになる場合はどういう時か、どんな投げ方をすればファールスローにならないかは必ず理解しておきましょう。もちろんファールスローを意識しすぎてはいけません。ですがまずはルール違反、ファールスローにならないことが大切です。
サッカーのスローインを上手く行うことができれば、そこからチャンスを広げることもできます。ぜひサッカーでスローインからのプレーをものにして、勝てるサッカーを身につけていってください。
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