サッカーのPK成功率を上げる方法とは?ペナルティキックの極意を解説
サッカーのPK成功率を上げるためには、ルールを知り、キーパーのタイプや自分の特徴を知る必要があります。その上で成功率を上げるために、ゴールの角にスピードのあるシュートを打つか、キーパーの動きを見るかフェイントをかけるかを選択することが大切です。
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公式ライター Activel_director
サッカーのPKルールを知ることは成功率アップに不可欠
PKを蹴る際のルール
サッカーのペナルティーキックの主なルールは以下の通りです。
①キックフェイントなどを入れてはいけない
②一度ボールに向かって助走したら戻ってはいけない
③指定したキッカーとは別の味方選手がペナルティエリアに入ってはいけない
④指定したキッカーとは別の人が蹴ってはいけない
⑤笛がなってから蹴るまでの時間制限はない
⑥ゴールキーパーはキッカーがボールに触れるまでゴールライン上から出てはいけない
このサッカーのルールはPK戦と試合の流れの中で獲得したペナルティーキックの両方に共通しており、このルールをうまく利用しながら蹴ることで成功率を上げることができます。
PK戦のルール
PK戦のルールは先行後攻を決めて両チームの選手が交互に蹴る方式と、ABBA方式というAのチームが先行で蹴り、そのあとBのチームが2回連続で蹴る、その後Aが蹴るというやり方の2パターンがあります。後者の方は先行がPK戦では有利というデータが出ているため、その不均衡をなくすために採用されたルールですが、その煩雑さのためほとんどのサッカー大会では前者のルールが使用されています。
また、サッカーのPK戦のルールは5人が蹴り、よりポイントを決めたチームの勝利となり、同点であった場合にはそこから先は1人追加で蹴り、1ポイント差がつくまで行います。
反則時のPKのルール
まず大きく異なる点は、キックした後にプレーが続行されるという点で、ゴールキーパーにシュートストップされたとしてもそのこぼれ球を詰めてシュートを打つことができます。その際に注意しなければいけないことは、キッカーとは異なる選手はボールが蹴られるまでペナルティエリア内に入ってはいけないということで、それを犯してシュートを決めたとしても得点とはなりません。
また、キッカーは必ずシュートを打たなければならず、キッカーとは別の見方にパスをしてシュートを決めるという行為は禁止されています。
サッカーのPK成功率を上げるための3つの知
キーパーのタイプを知る
ゴールキーパーのタイプは大きく3つに分けられます。
①予想をして蹴る直前に動くタイプ
このタイプに対しては、蹴るギリギリまでキーパーを見て飛んだ瞬間に逆方向へとボールを蹴る。
②最後までボールを見て蹴ると同時に動くタイプ
このタイプに対しては、速度の速いシュートを打つ。
③キッカーの軸足を見て動く方向を決めるタイプ
このタイプに対しては、軸足の方向をフェイントとして使う。
これらのタイプを知る方法は、サッカーの試合中にシュートを打った時に、相手ゴールキーパーが先に動くのか、ボールに反応して動いているのか、軸足を見て動いているのかを見ることで分かります。
自分の特徴を知る
①スピードのある強いシュートを打てる
②狙ったところに正確に蹴ることができる
③直前で判断を変えることができる
全ての要素を持っている選手はどのような蹴り方を行っても問題はありませんが、左方向に蹴ることが苦手であったり、浮かすと正確性が鈍る、スピードのあるボールは蹴れないなど自分の特徴を知っていれば、失敗のリスクを減らしながら自分に合った方法を選ぶことができます。
環境を知る
①グラウンドの種類(土、人工芝、天然芝)
土のグラウンドでは、ボールを転がした時にイレギュラーして外れるリスクを伴います。人工芝、天然芝の場合は摩擦力が強く、弱いシュートでは勢いがなくなりキーパーにストップされやすくなります。
②雨で地面がぬかるんでいる
地面がぬかるんでいるときは、キック時に軸足を滑らせてしまうケースが生じやすく、しっかりと軸足を踏む込むこと、またスピードに乗って助走しないことが大切です。
③水たまりがある
水たまりがPKスポットからゴールまでの間にある際は、転がすシュートはご法度で浮き玉を蹴る必要があります。
これらを理解して、環境に応じてシュートの種類を変える必要があります。
サッカーのPK成功率を上げるために狙う場所
ゴールの4角を狙う
この場所は、物理的にキーパーが中央の位置からジャンプしても手の届かない距離であると言われており、そこに正確に打つことができれば成功率は大幅に上がります。しかし、それは非常に高い技術力を要するとともに、そこに蹴れなければ失敗するリスクも上がります。
その次に成功率の高い場所は、サッカーゴールの左右下隅です。この場所はゴールキーパーがギリギリ手の届くかどうかという距離であり、そこにスピードのあるボールを蹴るとペナルティーキックの成功率は上がります。しかし、少しでも上にずれたり内側に入ってしまうと、キーパーにストップされるリスクが高くなります。
中央を狙う
予測して飛んだ際、中央はプレゼントされたかのようにガラ空きの状態になり、そこに打つだけで得点を奪うことができます。しかし注意しなければいけないのは、中途半端な高さに打つとキーパーの残った足に当たってしまうことがあるため、少し高めに打つようにしましょう。
サッカーのPKの蹴り方における3つのタイプ
強いシュートを打つタイプ
1つ目のタイプは、強いシュートを打つタイプで、クリスティアーノロナウドやスアレスなどが好むスタイルです。強いシュートを打つメリットは、スピードのあるボールを蹴ることができるため、ゴールキーパーは11mの距離を0.5秒以下で到達するボールに反応することができません。そのため速度の速いシュートは、キーパーの前にさえ行かなければ成功率を大きく上げることができます。
しかしデメリットもあり、速度の速いシュートを打とうとするほどボールの方向をコントロールすることは難しく、枠外に飛んで行ってしまうケースも多々見られます。
キーパーを見て打つタイプ
このサッカーのPKの蹴り方のポイントとしては、ゴールキーパーの重心の乗り方、そして最終的な動きをしっかりと見るということです。その上で、蹴るギリギリのタイミングでどちらに蹴るかを最終決定しなければなりません。キーパーが動かない場合のことも想定して、あらかじめ蹴る方向は決めておきつつ、そちらに動いたら逆、動かなければ元々決めていた場所に蹴るというやり方をおすすめします。
しかし、このやり方はボールを見て蹴らないため、非常に高い技術力が必要となるため、その能力がない選手が行うと失敗するリスクは高くなります。また、11mの距離を正確に蹴る技術も大切です。
トリックプレーで打つタイプ
このサッカーのPKの蹴り方のポイントとしては、キーパーのタイミングをずらすということで、それによってキーパーを先に動かせたり、動けなくさせます。よく行うフェイントは、助走距離を5歩程度とり、そこから走って止まってを繰り返しながら、軸足を置いた時に少しまた止まってタイミングをずらすして打つというやり方です。
メンタルの持ち方でPKの成功率は上がる
外したらどうしようを変える
サッカーのペナルティーキックの成功率を上げるためには、その外したらどうしよういう思考を変える必要があります。具体的には、決めて当然というメンタルや、逆に外しても自分のせいではないと極端に考えるのもいいと言われています。この心の調整がサッカーのPK戦では一番難しく、この自信が持てないのであれば蹴らない方が良いでしょう。実際にプロのサッカー選手でも、PKは蹴らないと決めている選手もいます。
ルーティーンを採用する
心を整えるためには、サッカーでもPKを蹴る前にルーティーンを行うことをおすすめします。例えば、ボールとの距離を取る時に大股で歩数も決めて下がる、ゴールに背を向けて立つ、リフティングを少しするなど、ルーティーンを作ることで心を落ち着かせることができます。サッカーのPKを成功して得点するためにも、自分なりのルーティーンを作ってPKに臨むことをおすすめします。
勝つためのPKトレーニング方法
毎日1本条件付きPK戦
PKの成功率を上げるおすすめの練習方法が、練習後に必ずPK戦を入れるということです。なぜ練習後かというと、サッカーの試合では延長戦の後の疲れた状態でPKを蹴らなければならないため、その状況に近づけるためです。
また、1本だけ蹴ることで緊張感を持って蹴ることができ、外したら腕立てをしなければいけないなどの罰ゲームを設けることでもさらに緊張感を増すことができます。
ゲーム形式練習の中でPKを採用する
延長戦後のPKはいつでも練習できますが、この心拍数の上がった状態でのPKはゲーム形式の中でしかトレーニングできないため、是非とも取り入れることをおすすめします。
サッカーのPK成功率を上げる方法のまとめ
11mという近い距離からのシュートではありますが、蹴り方の理論やメンタリティの持ち方を理解した上で練習を行うことで、サッカーのPKの成功率を向上させることができますので、ぜひ取り組むことをおすすめします。
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