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フットサルの戦術考察!基本戦術9つと動き方とは?

フットサルの戦術考察!基本戦術9つと動き方とは?

フットサルは知っての通り基本的なプレーはサッカーと同様ですが、戦術においてはサッカーよりもよりスペースメイクの意識とチームメイト間の連携を重要視するものとなっています。フットサルの基本的な戦術からその応用による動き方9個を解説していきたいと思います。

2021.12.16 フットサル

フットサルとサッカーの戦術の違いとは?

フットサルを非常にシンプルに説明するとサッカーの局面を狭く切り取ったスポーツだと言えます。コートの大きさが小さくなった分敵味方の距離が近くなり、よりダイナミックでスピーディな試合展開となり、サッカーの試合のように間延びした状況が起こりづらいところにフットサルの面白みがあると思います。

このような差異はテクニック面だけでなく、フットサルで求められるチーム戦術と個人戦術にも表れてきます。まずは個人戦術における基本的なプレイのやり方、考え方、動き方等を解説して、それを踏まえた基本戦術9つを順に説明していきたいと思います。

フットサルの個人戦術の基本とは?

個人戦術とはチーム全体で行う戦術ではなく選手個人がプレイを選択する上での考え方のことで、サッカーでもフットサルでもプレイの種類やテクニックは同様ですが、その戦術的な考え方の違いがやり方の違いとなってきますから、まずはここをしっかり抑えておきましょう。
テクニックが十分にあったとしても、フットサルのための個人戦術が身についていないと試合での活躍は難しいものとなってしまいます。

フットサルのドリブルの性質

フットサルにおいてもサッカー同様重要なテクニックとしてドリブルがありますが、フットサルでは戦術的により重要なテクニックとなっています。通常サッカーでは数的優位を作り出したり局面を打開するためにドリブルを活用しますが、フットサルではコートが狭く相手との間合いが近いため、それほど相手の守備を突破することに重きをおいてはいません。

ボールが小さいため細かなタッチによるコントロールが難しいということも影響しています。仮に相手一人を突破できてもすぐ近くに次の相手が控えているので、数的優位を作ることにはなりにくいことも一因として考えられます。

そこでフットサルではドリブルという個人戦術に、突破よりも確実なキープ、そして味方の動く時間を稼ぐ「間」としての戦術的意味をドリブルに持たせるやり方をしています。つまり局面打開の武器としての役目より、リスクマネージメントとオフェンスのサポートという2つの役目の方が強くなっているのです。

より質の高いフォロー&カバーが必要

フットサルは狭いコートに同数の敵味方が存在するため、常時マンマークされた状態でオフェンスや守備を行います。ですから、オフェンスでは前に出た味方のポジションを埋めるためにフォローしたり、守備ではマークに合わせて動いた味方の開けたスペースをカバーするなどの連動性が非常に大切となってきます。

つまりオフェンス時でも守備時でも動かなくて良いときなどはなく、サッカーのように明確なポジション毎の分担が存在しないため、常に周囲の動きを察知し的確にフォローなりカバーなりを行い続けなければなりません。

スペースメイクのための細かなフリーラン

ドリブルは突破しにくく漫然としたパスでは密集したフットサルのコートでは簡単にカットされるとなると、オフェンスでの崩しで有効に使えるテクニックはオフザボール時のフリーランニングということになります。

サッカーにおいてもオフザボールの動きでスペースメイクをすることはゴール前で重要な戦術的動きですが、フットサルではほぼオールコートでこの動きをする必要があります。前述したフォロー&カバーと併せて考えると、フットサルではどのようなときも走り続けなければならないことがわかりますので、練習においてのスタミナアップは必須だと言えます。

ポジションがあってないような流動性

ここまで見てきたようにフットサルはサッカーのようにポジションという概念が薄く、オフェンスの中心や守備の中心となる選手がいたとしても、明確に役割があるわけではなく、またポジションでエリアを分担するというやり方もしません。

オールコートで流動しながら連携することでシュートまでの形を作りますし、そのためのスペースを生み出すのも流動性です。

逆にポジションに固執するような動き方をする選手がいるとバランスを失いやすく、チームとして強くなることが難しくなるでしょう。

また守備においても流動しながらカバーリングをお互いに行いスペースを空けないように守りますから、ポジションではなく人につく守備ということを練習においても強く意識しておきましょう。
メンバー全員が攻守におけるテクニックを練習でしっかり身につけておかなければならないということです。

フットサルの基本的な戦術フォーメーション

フットサルの個人戦術が分かったところで、次は戦術的な動き方を行う下地となるフォーメーションについて学んでおきましょう。もちろんポジションという概念がサッカーよりも薄いフットサルですから、これらはあくまで基本的なもので、試合中はこのような形にこだわる必要はありません。

しかし大まかなポジションであっても、各選手が意識するエリアを作っておくことで、後述する戦術的な動きを理解しやすくなるので、練習においても自分たちのチームがフットサルの試合で勝つためにはどのようなフォーメーションが良いのか話し合っておくことが大事だと思います。

1-2-1ダイヤモンド

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俗にダイヤモンド型と呼ばれるフォーメーションで、ピヴォとフィクソという縦の軸ポジションを作ることで戦術的な柔軟性があり、アラのポジションに初心者を起用しやすいものとなっています。

フィクソからのパスコースがバランスよくコートにあることでボール回しがしやすく、またこのフィクソを起点に戦術を考えていくことで戦術的な動き方がイメージしやすいというメリットがあります。

2-2ボックス

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ダイヤモンドに対してボックス型と呼ばれるフォーメーションです。こちらはダイヤモンド型が縦軸を重視して戦術を取り入れていくのと対照的に、前線2人守備2人という役割分担の考え方が根底にあるフォーメーションとなっています。

狭いフットサルコート内をバランスよくポジションを配して守備することができる反面、オフェンス時のポジションチェンジを効果的かつ積極的に行わないとボールが回りにくいという欠点があります。

ただ前線2人の連携力が高ければ動き方によっては少ない人数で攻撃を完結できるため、リスクマネージメントに優れていると言えると思います。

フットサルの応用フォーメーション

フットサルの基本フォーメーションのダイヤモンド型とボックス型のやり方がわかってくると、それらのフォーメーションの応用となる、より戦術色の強いフォーメーションを活用できるようになると思います。

こちらのフォーメーションは試合開始から導入するより試合展開に合わせて変化させて、常に自分たちが優位に試合を進めていけるように使っていくべきものだと思いますが、バランスを維持しながら活用するためにはしっかりと戦術練習をしておく必要があるでしょう。

ですから初心者がいるようなチームでは基礎フォーメンションが理解できていないため、実戦では使いにくいものだと言えます。

3-1

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ダイヤモンド型から両サイドのアラがフィクソと並ぶように下がることで守備を固め、オフェンス時にはピヴォにボールを収めてから展開する、サッカーで言えばカウンター戦術のようなフォーメーションです。

ピヴォに入る選手に相当なテクニックと戦術的なインテリジェンスが求められますが、仮にうまく納まらなくても後ろのポジションが3人のため守備は問題ないと言えます。
点差をつけて勝っている試合展開であれば、このフォーメーションに移行することでスタミナを温存でき、はっきりと受け身になることで相手のバランスを欠いたオフェンスを誘うことができます。

4-0

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クアトロゼロとも呼ばれる極端な並びのフォーメーションです。ほぼ横一列にフラットに並ぶポジション配置によってフットサルコートの横幅を埋め、お互いへのカバーやフォローをしやすい距離感を活かしてボール支配するといったやり方で戦うものです。

相手のプレスをいなしてポゼッションできることが強みですが、このフォーメーションのやり方をしっかり理解した上で効果的な動き方を行わないと、逆にフラットなラインが仇となって即シュートまで持っていかれやすい形でもありますから、チームとしての戦術力が求められるフォーメーションではないかと思います。

フットサルの基本戦術のスペースメイク

フットサルの基本戦術のうち、スペースメイクに関する戦術的な動き方から4つ紹介したいと思います。
これらはオフザボールの動き方のセオリーと言えるものですから、まず最初にパターンを理解しておかなければならないでしょう。

フットサルの基本戦術①縦への動き方パラレラ

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「平行」という意味があるフットサルの基本戦術です。中央の選手がサイドの味方にボールを預けて縦に抜け、サイドラインと平行な縦パスをリターンしてもらうという動き方で、サイドの味方は下がりながら受けてスペースを空け、ピヴォは逆サイドに相手を引き付けカバーリングさせないという連動が必要となります。

フットサルの基本戦術②斜めの動き方ジャゴナウ

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パラレラに対して逆の動きになるのがジャゴナウというフットサルの基本戦術です。ボールを預けた味方と逆に抜けて斜めのパスをリターンしてもらいます。
このとき相手ゴールに相対しながらバックステップやサイドステップで走ることで、リターンからフィニッシュを素早く行えるような姿勢を保つことが大切です。

フットサルの基本戦術③折れる動き方ケブラ

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「折れる」という意味があるケブラは直前まで狙うスペースとは逆方向に動くことで、より効果的にスペースを活用するフットサルの基本戦術となっています。
パラレラやジャゴナウと組み合わせた動き方をすることであらゆる状況におけるスペースメイクを可能としますが、味方との意思疎通がうまくいかないとパスミスになりやすいので注意しましょう。日頃の練習においてチームメイト間で確認しておくと良いと思います。

フットサルの基本戦術④相手の間に入り込む動き方エントレリネアス

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サッカーにおける「間受け」に相当する動き方がエントレリネアスというフットサルの基本戦術です。
相手選手の中間という半端な位置でボールを受けることで相手の守備連携にギャップを作る狙いで行います。
相手がどのようにリアクションするかで次の一手の主導権を握ることができ、フィニッシュに繋げやすい戦術です。

フットサルの基本戦術の連携

次に紹介するのは2人が関わって行う連携を基にしたフットサルの基本戦術3つです。
2人が関わるということで咄嗟の判断により動き方を変化させなければなりませんが、より効果的なオフェンスのためには必須と言える戦術なので練習による反復が大事だと思います。

フットサルの基本戦術⑤フェイントを駆使したオフザボール

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ケブラにおける考え方をオフザボール全般で活用するフットサルの基本戦術です。例えば左に行きたいと思っているならパスの直前まで右に動いておくというフェイクをすべての動きで行うというやり方で、逆に走った直後にパスを出してもらえればそれだけマークを引き離した状態で受けることができ、次のプレイ選択の幅を広くとることができるようになります。
また必ずしもボールを受ける前提で行う戦術でもなく、自身のフェイクで釣られた相手の後ろのスペースを味方に使わせるという応用もあります。

フットサルの基本戦術⑥スイッチ

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バスケットボールでもよく使われる基本戦術がスイッチです。フットサルは敵味方の距離が近いのでこれを利用し、ボールホルダーと至近距離で交差した際にボールを受け渡して相手の守備を惑わす戦術となっています。
瞬間的にですが2人の選手が交わることで足などによるブラインド効果があり、ゴール前であれば相手ゴレイロも惑わすことが可能となります。
ただし受け渡しは必ずしもホルダーからもう一人へとは限らず、受け渡すと見せて受け渡さないというフェイクも入れていかないとカットインの効果が半減してしまいます。この使い分けを瞬時に判断するためには練習時から連携を高めておかないと難しいと思います。

フットサルの基本戦術⑦スクリーン

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こちらもバスケットボールで頻繁に見かける連携戦術で、ボールを保持していない味方がホルダーと相手守備の間に入って壁となることでホルダーの動きをサポートするというものとなっています。狭いコートのフットサルだからこそ活きる戦術だと言えます。
ただしこの戦術は相手の進路妨害というファールと紙一重になりやすいものですから、実際に行う際は明らかに妨害の意図を持って行わないように注意が必要です。
つまりスクリーン役が能動的に動くというよりも、ボールホルダーがスクリーン役を上手く使って相手の邪魔になるように誘導するような意識で行うのが効果的な戦術だということです。

フットサルの基本戦術のパス回し

続いてパス回しにおけるフットサルの基本戦術2つを紹介します。フットサルの基本の中でも有名な戦術ですが、4人が関わるために前述してきた基本戦術よりも難易度が上がっています。
パスワークの練習と併せて動き方の練習も行い、スムーズに行えるようにしておかなければ試合で活用するのは難しいでしょう。

フットサルの基本戦術⑧8の字を描く戦術エイト

名前の通りパスを回していく中で3人の選手が8の字描くように動くのがエイトという戦術です。
8の字と言われると複雑に感じますが、よくよく見てみるとわかるように両サイドへ交互にパラレラをしている動き方となっています。
中央のフィクソから始まり、両方のアラとともに8の字を描きつつ前線のピヴォへのクサビのパスを狙っていくためのパス回しで、ポジションチェンジが激しいことが特徴です。
しっかりと機能することで相手のプレスをいなしながら行えるようになるので、チームとしてのポゼッションが向上する戦術となっています。

フットサルの基本戦術⑨円を描いてローテーションする動き方ヘドント

エイトに対してこちらは円を描くように旋回してパスを回していく戦術となっています。エイトよりも動き方がわかりやすい反面、4人の連携がしっかりしていないと旋回速度や円の軌道が歪になってしまいボールロストに繋がりやすいのでしっかりと練習しておきましょう。

この戦術は旋回しながら相手守備に穴をあけるわけですから、チャンスの際にどの選手が前線のポジションになるかはわかりません。そのためチーム全員のテクニックが一定水準に至っていなければ使いこなすのが難しい戦術だと思います。
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フットサルの基本的な守備戦術

フットサルもサッカー同様守備から戦術を考えなくてはいけません。しかしフットサルはコートの狭さと人数の少なさから、守備の戦術を組織的に行うというよりは、個人戦術としての守備戦術を理解して、個人それぞれが適切な守り方をすることでチームとしての守備を組み上げるというやり方をしなければなりません。

サッカーより個対個をクローズアップしたフットサルの特徴が、ここにもよく出ているのです。
守備的なポジションだから、攻撃のポジションだからといった分担ではないことをよくよく理解しておきましょう。

フットサルの守備の基本はマンツーマン

狭いコート、扱いの難しい小さなボール、少ない人数というフットサルの条件があるので、おのずと守備戦術はマンツーマンが基本となります。
必ず相手一人に味方一人が対応し、マークの受け渡しよりもそのまま最後までついていく方がリスクが少ない守備となるでしょう。
マークの受け渡しを行うような時間的余裕が持ちにくいからなのですが、フットサルでは狭いコートのため完全フリーにすることがまずないのでこのような守備戦術となっています。

フットサルの守備は優先順位をより厳格に

フットサルの守備の優先順位はサッカーよりも厳格かつ明確で、シュートをさせないことが最優先、次いで縦へのドリブル突破、その次が縦へのパス、最後が横パスおよびキープのドリブルとなります。
ここにもフットサルならではの要素が原因となっていて、フットサルではコートが狭いため、コート上のどこからでもシュートを狙えるのです。
サッカーの熟練者ならすぐに気づきますが、自陣のゴールから相手ゴールへの距離はサッカーで言えばミドルシュートレンジくらいで、ゴールが小さいとはいえ狙えない距離ではないのです。
ですから守備戦術として、相手にシュートを撃たせるのは非常に危険ですしボールが小さいため思った以上に狭いコースでもゴールまで届きうるのです。

コートの狭さを有効に活用

コートが狭いことがフットサルの特徴であれば、この狭さを活用して守備のやり方を意識することが大切になってきます。
基本的にサイドを捨てて中央を固めるように動けばいいということです。
何故なら捨てたサイドもそこまで遠いわけではなく、そこを活用して攻められてもスライド守備が容易に行えるほどコートの横幅が狭いからです。
逆に中央はゴールへの最短距離をとれる場所ですし、前述したようにシュートを即座に狙える位置でもあるので、守備は中央を優先させるのが大事になるわけです。

フットサルの試合で活かせるイマジネーション

最後にフットサルの試合で活かすことができる考え方、やり方について説明したいと思います。サッカー経験者の方がフットサルをする場合は特にこの考え方ややり方に関するイメージを切り替えないと上手くプレイすることが難しくなったりします。
似て非なるという言葉がぴったりなフットサルとサッカーですから、試合でのイマジネーションもサッカーとは少し違ったものが必要だと思います。

浮き球を使う

フットサルは狭いコート、小さなボール、密集した敵味方という要素によってとかく足元だけに意識がいってしまいがちです。ですが相手の守備が堅牢でなかなか崩せないという場面では意外性の面でも、浮き球を上手く活用することで打開することができる場合が多々あります。

平面的なイメージに固執せずに3次元のイメージを取り入れるということですが、使い方によっては非常に効果的にフィニッシュに繋げることができるでしょう。ただし浮き球の扱いや処理はテクニックが求められるものですから、使いどころでミスしないために日々の練習でも意識的に浮き球を使っておきましょう。

シュートを狙うのが第一優先

守備戦術の優先順位を見てもわかるように、フットサルではシュートされてしまうことがもっとも失点の危険に繋がりやすいものとなっています。ですからフットサルのオフェンスにおいても第一優先として、まずシュートを狙う意識を強く持ちましょう。

パスはシュートの形まで持っていくための手段で、パスしなくてもシュートを狙えるのならばその方が遥かに効果的なオフェンスだと言えるからです。コートが狭いことを考えると、フットサルではどこからでもシュートできるはずなので、マッチアップした相手だけでなく、相手ゴレイロの位置なども視野に入れておき、チャンスには果敢にシュートを狙っていきましょう。
ポジションによる役割分担が無いフットサルならではの考え方だと言えます。

緩急をうまく使う

フットサルは常に動き続けないといけない上にテンポが速いスポーツですからうまくペース配分を考えながらプレイに緩急をつけることで、試合の主導権を握ることが可能となります。ゆっくりとテンポを落としながらキープし、前線へのパスなどをきっかけに一気にスピードアップしたりして、戦術的な連携を意識したメリハリがあるチームプレイは、チャンスを生み出すために大切な要素と言えるでしょう。
逆に守備に回った場合は、相手の緩急の変化に即応できるように常に備えておきましょう。

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