ゴルフの解説者15人！元プロゴルファーの男性・女性解説者を紹介

ゴルフの解説者の多くは、現役時代に多くのトーナメントで優勝し人気を博した有名ゴルファーです。現役時代に回ったトーナメントでは、コース環境に詳しく、スコアアップの攻略法を解説してくれます。

ゴルフ技術の解説は勿論のこと、一緒にラウンドした選手のエピソードも豊富で、ゴルフ中継をエキサイティングで娯楽性の高い番組にレベルアップしてくれます。

ゴルフの男性解説者には、豊富な海外ツアー経験をもとに、タイガーウッズや松山英樹に代表されるトップゴルファーの心情を詳細に解説する丸山茂樹や、初心者が陥りやすい技術的ポイントを軽妙なトークで解説する芹澤信雄がいます。

小山武明はメディアに露出度が高く、毎週土曜の朝にInterFM897でGreenJacketのキャスターを務め、日本やアメリカのゴルフツアー情報を発信しています。

佐藤信人は、高校卒業後に米国のネバダ州立大学に進み、帰国後にプロテストに合格し、1997年のJCBクラシック仙台でツアー初優勝したゴルファーです。2000年は、日本プロゴルフ選手権大会を含む年間4勝をあげ、賞金ランキングは3位でしたが、平均ストロークで1位を獲得しています。

佐藤は現役時だから勝負強いパッティングが持ち味で、実況解説でもパターの打ち方やラインの読み方のヒントを多く解説してくれます。

丸山茂樹は、2000年から米国ツアーに参戦し、2002年の全英オープンと2004年の全米オープンで優勝争いを演じた日本を代表するゴルファーです。海外メディアからは、笑顔と対照的なプレイスタイルの繊細さからスマイリング・アサシン(笑顔の暗殺者)と呼ばれています。

丸山は、超一流プレーヤー目線で、ライの状況に応じたショットの打ち方を分かりやすく解説し、ゴルフ好きの視聴者に好評です。

小山武明は1986年に渡米し、アメリカをベースにカナダ、オーストラリア、カリブの試合に参戦したゴルファーです。帰国後、サンデーモーニングでゴルフを解説し、屋根裏のプロゴルファーの愛称で呼ばれるようになりました。

小山は、18年間を米国フロリダで過ごした経験から、世界のトッププレーヤーの話や、日米ゴルフの違いに詳しく、あまり知られていないプロゴルフの世界の話を織り交ぜながらの解説が特徴です。

芹澤信雄は、目指すはシニア賞金王と公言し、2010年の富士フイルムシニアチャンピオンシップでシニア初優勝したゴルファーです。甘いマスクと明るいキャラクターで、テレビ番組で人気者になり、芹澤自身の名を冠したゴルフのバラエティー番組が作られ、レギュラー出演しています。

芹澤は知名度が高く、多くのプロからも師匠と慕われて、ピンポイントの分かりやすいゴルフ理論は聞きごたえがあります。

中嶋常幸は、ライバルの青木功、尾崎将司とともに日本男子プロゴルフ界を代表する名選手です。4大メジャー選手権すべてでトップ10入りした初めての日本人選手で、1985年に初の年間獲得賞金1億円突破を果たし、3度目の賞金王を獲得しています。

中嶋は、ゴルフは人生と語っていて、解説ではゴルフを通じて経験してきたことを軽快なトークで語るのが特徴です。

戸張捷は、大学卒業後、ゴルフトーナメントの立ち上げや運営に携わり、1986年、ゴルフイベントのプロデュース、ゴルフ場の設計監修、ゴルフクラブ運営のコンサルティングを目的に自ら会社を設立した解説者です。

戸張は文化放送で、冠番組の戸張捷のモーニングゴルフのパーソナリティを務め、幅広い知見で全米オープンや国内のトーナメントを題材に深堀した解説を披露しています。

青木功がプロゴルファーの道に進んだきっかけは、中学卒業後、ゴルフ場のキャディに就職したことです。1964年にプロ入りし、2004年には偉業が認められ世界ゴルフ殿堂入りを果たし、2009年に紫綬褒章、2015年に旭日小綬章を授与された日本プロゴルフ界のレジェンドです。

青木の解説は、世界のビックネームと凌ぎを削って闘ったエッセンスを実況で散りばめ、特に技術的なことを知りたいファンに人気があります。

金井清一は、秋葉原の電器店で働いていた時にゴルフにのめり込み、独学で腕を上げ1972年の日本プロゴルフ選手権で初優勝したゴルファーです。ライバルの尾崎選手のパワーゴルフに対抗していく為に、運動生理学の大学教授に師事し、10年以上にわたり肉体改造に取り組んでいます。

金井は、小手先の技術解説でなく、スイングの土台となる体幹の使い方に造詣が深く、体力的に劣る選手がスコアアップする秘訣を解説してくれます。

ゴルフの女性解説者には、CMやバラエティ番組への出演が多く、週刊ゴルフダイジェストの人気投票で読者大賞を受賞した古閑美保や女子プロゴルフ界のママさんプレーヤーのパイオニアの森口祐子がいます。

女性解説者は、選手情報が詳しく、ゴルフだけでなく日常の選手の様子まで伝えてくれるので、トーナメントの勝敗の行方だけでなく、ゴルフ中継を面白く盛り上げてくれています。

古閑美保は、中学校在学時にジャパンカップ、世界ジュニアゴルフ選手権、日本ジュニアゴルフ選手権を制覇し、プロ転向後の2003年に、ヨネックスレディスゴルフトーナメントで初優勝したゴルファーです。2008年には年間4勝を挙げ、賞金女王に輝いています。

古閑は、ビジュアル系ゴルファーの元祖でCMやバラエティ番組への出演が多く、話題が豊富で選手目線で語る解説には人気があります。

平瀬真由美は、19歳でツアー初優勝し、1993年・1994年には2年連続で賞金女王に輝いたゴルファーです。1996年からアメリカツアーに参戦し、日本で行われたアメリカ女子ツアー東レジャパンクイーンズで初優勝を果たしています。

平瀬は、解説が決まると、ラウンド中に予想されることを抜き出し、毎回情報収集するタイプの解説者で、簡潔で明快な話で視聴者を惹きつけいます。

服部道子は11歳でゴルフを始め、15歳で日本女子アマチュア選手権に優勝し、一躍注目を集めたゴルファーです。テキサス大学を卒業後、1993年のミズノオープンレディスゴルフトーナメントで初優勝した後、1998年には年間5勝を挙げて賞金女王に輝いています。

服部は2019年、東京オリンピックのゴルフ日本代表女子コーチに就任し、豊富な海外経験をもとに、代表選手を技術だけでなくメンタル面も含めてサポートしています。

村口史子は、OLからゴルフ場に研修生で入社し、1991年のサントリーレディスで初優勝したゴルファーです。1999年に2週連続優勝を果たし、新キャタピラー三菱レディースで自己初となる年間3勝目を達成し、初の賞金女王の座に輝いています。

村口は、2009年から自身の冠番組である村口史子のグッドゴルフのパーソナリティを務め、アマチュアゴルファーに与えるアドバイスが人気で11年間の長寿番組になりました。

小林浩美は高校卒業後、父のすすめでゴルフの道に進み、1989年に年間6勝を挙げ賞金ランク2位に輝いたゴルファーです。2011年に日本女子プロゴルフ協会第6代会長に就任し、挨拶で私の取り得は笑うこと、大変なことがあっても笑って対処したいと度量の広さを見せています。

小林はヤフオク！に、一緒にトーナメント観戦しながら生解説をする権利を出品し、選手の裏話も交えながらの解説は講評を博しています。

森口祐子は、育児をしながらプロゴルファーの活動をやり遂げ、通算41 勝中、母親で18勝をマークした女子プロゴルフ界のママさんプレーヤーのパイオニアです。ママさんゴルファーの新たな道を切り開いた功績で、2019年に日本プロゴルフ殿堂からプレーヤー部門で顕彰されています。

森口は、選手の長所をよく観察して、褒めて伸ばす解説が上手で、一般プレーヤーに参考になる解説者です。

岡本綾子は、日本女子ゴルフの基盤を築き、日本女子選手で初めて本格的にアメリカLPGAツアーに参戦した選手です。2005年には樋口久子、青木功に続いて史上3人目の日本人ゴルファーの世界ゴルフ殿堂入りを果たしています。

岡本は、スローモーションビデオを見ながら、グリップの位置や腰の回し方のポイントを初心者に分かりやすく説明したり、選手のコーチやトレーナーへのアドバイスもできる経験豊富な解説者です。

ゴルフの男性・女性解説者には、現役ツアープロ時代に優勝経験のある元プロゴルファーが多くいます。コロナ禍で自宅で過ごすことが多くなった現在、ゴルフトーナメントはエンターテインメント性が高く、ゴルフ好きの視聴者のニーズが高まっています。

ゴルフ解説者には、技術だけでなく選手のエピソードやゴルフルールを分かりやすく伝えることが求められています。