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ゴルフの素振りの練習方法とは?正しいスイングを習得して上達しよう

ゴルフの素振りの練習方法とは?正しいスイングを習得して上達しよう

ゴルフの練習に素振りを取り入れると、正しいスイングの習得が早くなります。この記事ではゴルフの素振りの練習のポイントやおすすめの練習方法をご紹介します。スコアアップをしたい方、ライバルに差をつけたい方は自宅での素振りでスイングの基本を固めていきましょう。

2021.12.16 ゴルフ

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公式ライター
nagg


素振りをゴルフの練習に取り入れるメリット

Pictogram Symbol Graphic - Free image on Pixabay (79450)

ゴルフの基本練習に素振りを取り入れると、とても多くの効用があります。素振りによって得られる具体的なメリットは以下の4点です。

①正しいスイングが身に付く
②ヘッドスピードと飛距離がアップ
③スイングの土台となる筋力アップ
④自宅でもできる

ゴルフ初心者は基本練習に素振りぜひ取り入れましょう。

正しいスイングが身につく

ゴルフの練習に素振りを取り入れる一番のメリットは、正しいスイングが身につくことです。目の前に球があると「飛ばそう」「キレイに打とう」という気持ちが出てきますので、それが力みにつながります。

実際にボールを打たない素振りは、打ちっ放しと違って「打つこと」「飛ばすこと」ではなく、「良いスイングをすること」に集中できます。

ゴルフ初心者が上達するにはトラック一杯分のボールを打とうなんていいますが、それはスイングが固まってからの話。

もちろんボールを打つことも大事ですが、フォームをチェックしながら正しいスイングを体に染み込ませる方が先決です。リラックスしてスイングだけに集中できる素振りは正しいゴルフのフォームを身に付けるために有効なトレーニングとなります。

ヘッドスピード・飛距離アップ

ゴルフの練習に素振りを取り入れるメリット2つ目はヘッドスピードと飛距離が伸びることです。ゴルフ初心者の方は特に、打球の飛距離を伸ばすために、強く振ることを意識しがちなのですが、実はそのやり方ではいけません。強く振るよりもヘッドを走らせるイメージ・感覚を掴むことの方がはるかに重要な基本項目です。

タオルやスイング練習器を使って素振りをすると、ヘッドの重みと遠心力を使ってヘッドを走らせる感覚が身に付きます。というよりヘッドを走らせる感覚がわからなければ、基本的にうまく振れません。素振りを繰り返すことで、パワーではなくテクニックで飛ばす体の使い方、ゴルフのスイングのリズムがわかり、結果的に飛距離が伸びます。

スイングの土台となる筋力アップ

Man Board Drawing - Free photo on Pixabay (79518)

素振りをゴルフの練習に取り入れるメリット3つ目はゴルフのスイングに必要な筋力がつくことです。ゴルフ初心者の方はスイングの土台を安定させるために、筋力トレーニングをするのも一つの手ですが、ゴルフに必要な筋肉はゴルフの動きの中でトレーニングするのが一番です。

打ちっ放しでは球数や営業時間の関係もあり、満足な練習時間が確保できない方も多いかと思います。素振りの場合は場所も時間も選びませんので、自分のペースでゴルフに必要な筋力と柔軟性をトレーニングすることができます。

自宅でもできる

ゴルフの練習に素振りを取り入れるメリット4つ目は、場所を選ばないので自宅でもできること。

ゴルフの上達が早い人は、間違いなく自宅でのトレーニングに力を入れています。ゴルフのスコアアップのためには、打ちっ放しやラウンドの数をこなすことも重要なのですが、自宅での室内練習もかなり効果があります。

その代表格が素振りです。さすがに部屋でドライバーを振り回すことはできませんが、タオルや素振り用の練習器具であれば、自宅の狭い場所でもブンブン振り回すことができます。

ゴルフの素振りで大事な7つのポイント

Golf Tee Course - Free photo on Pixabay (79508)

ゴルフの練習で素振りをするときには、スイングの中で意識すべきポイントが7つあります。

①アドレス
②テークバック
③トップ
④ダウンスイング
⑤インパクト
⑥フォロー
⑦フィニッシュ

実際にボールを打たない素振りだからこそ、普段は意識していない細かなところまでスイングをチェックしましょう。そうすれば、正しいスイングの再現性が高まります。

①アドレス

ポイント1つ目はアドレスです。ゴルフのスイングの基本となる部分ですので、再現性を高めるために構えは非常に重要です。

まずはターゲットに対してまっすぐ立つことを意識しましょう。ボールを打たない素振りであっても、打球の軌道や飛球方向、ターゲットをイメージするのは大事なことです。どんな球筋でどこに向かって打つのかを念頭に置き、その方向に対して両足のつま先が平行に揃うように立ちましょう。

②テークバック

ポイント2つ目はテークバックです。ゴルフのスイングを始動させるテークバックは初心者の方にとっては、思いの外ミスの原因になりやすい部分となっています。

一番大事なのは、手で上げないことです。テークバックは基本的に手の力ではなく、体の回転で上げるようにしましょう。腕の力を使ってクラブを振り上げる癖がついてしまうと、その後のスイングも手打ちになりやすく、トップやダフリ、シャンクといったミスの原因となりますので要注意です。

クラブを振り上げるときは体の軸がブレないように意識しましょう。頭から背骨、腰にかけて一本の棒が入っていることをイメージし、テークバックの動作中に軸が傾いたり、角度が変わったりしないようにすることが重要です。

③トップ

Golf Swing Golfers Driving - Free photo on Pixabay (79517)

ポイント3つ目はトップです。トップで一番気をつけなければならないのは、オーバースイング。トップを大きくしすぎることによってスイングの軸がぶれてしまいます。体が起きたり、逆に反動でダウンスイング時に突っ込みすぎたり、とにかく良いことがありません。

オーバースイングを防ぐやり方は、肩の回転を90度以内に抑えることです。全力で打とうという意識があると、ついついトップが大きくなりがちに。8割ぐらいの力で打つイメージを持っておくと、トップがコンパクトになり初心者の方でもスイングが崩れづらくなります。

④ダウンスイング

ポイント4つ目はダウンスイングです。ここで意識するのは、下半身リードでダウンスイングを始めること。

ゴルフではトップを作ってからダウンスイングに入る動作を切り返しというのですが、切り返しは上半身からではなく下半身からスタートさせます。

切り返しの起点が上半身になると、手に力が入りやすくなり正しいインパクトの形を作りづらくなってしまいます。切り返しを下半身からスタートさせることで、ゴルフクラブのヘッドを走らせるタメができますので、効率よくボールを飛ばすことができます。

⑤インパクト

ポイント5つ目はインパクトです。ここでは体の軸が右や左に流されないように注意しましょう。インパクトのときにはクラブが下りてきた勢いで、体が右や左に持っていかれやすくなります。

ゴルフのインパクト時の重心は左足の土踏まずに乗っているのが理想です。これが右足だったり、左足の小指だったりすると、上体が触れていることになりますので、ミスショットが出やすくなります。体の左側に壁があることをイメージし、左足の内側で重心を止められるように意識しましょう。

⑥フォロー

ポイント6つ目はフォローです。フォローはクラブを前に投げ出すように、ダイナミックさを意識しましょう。

インパクトの後もクラブが加速するイメージを持っておくと、ヘッドが走りやすくなります
ので、飛距離アップにつながります。

また、最後まで地面を見ておくのもゴルフの素振りの際に意識づけておきましょう。実際に球を打つときには、ボールの行方が気になって、早く顔が上がってしまうヘッドアップをしがちです。

最後の最後まで地面を見て、右肩の回転でアゴが押し出されて飛球方向を向くことを素振りで徹底できていると、ゴルフコースに出たときもヘッドアップしづらくなります。

⑦フィニッシュ

Golfer Golf Course - Free photo on Pixabay (79509)

ポイント7つ目はフィニッシュです。実際にボールを打つときは、フィニッシュまで持っていけない、当てたら終わり状態になりがちです。

目標とするフィニッシュの形を決めて、必ずその形まで持っていき、数秒停止する癖を素振りでつけていきましょう。

スイングの目標にいているプロゴルファーのフィニッシュの形を見て、そのフィニッシュを取ることをイメージしながら振るのがおすすめのやり方です。

ゴルフの素振りで気をつける2つのこと

Notice Golf Thailand - Free photo on Pixabay (79510)

ゴルフの素振りの中で行う7つのフォームチェックとは別に、練習の時に気を付けておくと上達の効率が上がるやり方があります。

それはクラブとボールの位置を意識すること、自分のフォームを確認することです。室内や自宅の部屋でゴルフのトレーニングをするときも常に頭に入れておきましょう。

クラブとボールの位置

ゴルフの素振りでは実際にボールを打たないので、インパクトへの意識が薄れがちになります。ボールがあるつもりでインパクトや打球の軌道をイメージして素振りをすることで、練習の効果が高まります。

また、本物のクラブではなく室内でタオルや練習器具を使って素振りをする際でも、どのクラブを使っているかも意識しておきましょう。クラブが違えば前傾の角度もボールを置く場所も異なります。素振りでも実際のゴルフコースでのラウンドや練習のようにクラブを使い分けると、上達が加速します。

自分のフォームを確認

想像している自分のスイングと、実際の自分のスイングには大きなギャップがあります。ゴルフ初心者の方の中には、自分のスイングを撮影した動画を初めて見て驚く方も多いです。それだけ自分のスイングを客観視するのは難しく、理想とする動きを体に染み込ませるのは大変な作業となります。

素振りを室内で行うときはできる限り鏡の前で行い、スイングの7つのポイントを自分の目で見ながらチェックしていきましょう。

ゴルフの素振りでおすすめする4つの練習方法

ゴルフで素振りの練習をするときにおすすめの練習方法をご紹介します。ただ単に球を置かずにクラブを振るだけではなく、利点の異なる数種類の素振りを練習に取り入れることでスキルアップの効率が高まります。

ここでおすすめするのは以下の4つの練習法です。

①タオル素振り
②太極拳素振り
③連続素振り
④水平素振り

タオル素振り

⓼ドライバーレッスン「ヘッドスピードを上げるには、バスタオルを振ろう」木村友栄の『ドライバーが真っすぐ飛べばゴルフはカンタン!』

タオル素振りはどこのお宅にもあるフェイスタオルを使ったやり方です。先を結んで少し重くした状態のタオルをクラブに見立てて素振りをしますので、場所を選ばず室内でもゴルフの練習ができます。

シャフト部分が金属ではないので、結んだ部分の重みを上手く使わないとスピーディーに振ることはできません。スイングのリズムとヘッドの走らせ方が身に付くトレーニング方法となっています。

まずは力を抜いてタオルを下に垂らし、アドレスを作ります。ゆったりとバックスイングをしてタオルの先端が背中に当たったところで切り返し、ダウンスイングを始めてフィニッシュまで振りぬきましょう。力まずリラックスしてゆったりとスイングするのが、先端(ヘッド)を走らせるコツです。

太極拳素振り

宮里藍 太極拳スイング

太極拳素振りは、太極拳をするように超スローモーションで行う素振りです。普段は一連の流れの中で行うトップや切り返し、フォローといった場面をしっかりと確認できるという利点があります。

自宅では理想とするゴルファーのスイングのスロー再生を見ながら素振りをするのがおすすめです。打ちっぱなしの練習場でショットの合間に太極拳素振りを行い、クラブの軌道やトップの位置などの微調整に活用しましょう。

連続素振り

白石プロ お勧めの練習法 「連続素振り」

連続素振りは、振り子のように何度も続けて行う素振りです。上半身と下半身の連動をスムーズにするのに効果的な練習方法となっています。下半身の回転で腕やクラブを振り回す意識を持っておくと、切り返しでタメを作るイメージ、ヘッドを走らせるコツをつかみやすくなります。

スイングに必要な体の柔軟性を高めるストレッチ効果もありますので、打ちっぱなしやラウンド前のウォーミングアップにも最適です。

水平素振り

水平素振り (TODOS GOLF)

水平素振りは、地面に対して平行にスイングする素振りです。やり方は簡単で、通常通りのアドレスからクラブヘッドを肩の高さまで持ち上げて横向きに振るだけ。初心者の方でも戸惑うことなく、練習できます。

通常のスイングとは違い、手首をうまく返さないと水平にクラブを振ることができません。体の正面でタイミングよく手首をターンさせる練習にもってこいのトレーニングとなっています。止めずに連続で水平素振りを行うのもおすすめで、正しい手首の返し方を反復できます。

ゴルフの素振りにおすすめの練習器具

ゴルフの素振りはクラブや自宅にあるタオルで行うのも良いですが、専用の練習器具を使うと効率が高まります。グリップやスイングのリズムを矯正できるアイテムなど、便利な器具が多く発売されています。

ゴルフの素振りの練習で使えるおすすめの器具を4つご紹介しますので、場所を選ばず室内でも気軽に利用できますのでぜひ購入しておきましょう。

Danact スイングトレーナー

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グリップの矯正にも役立つ一石二鳥のスイング練習器

グリップを矯正しながら、素振りができる一石二鳥のスイング練習機です。グリップ部分に溝や突起があり、そのとおりに握ると正しいグリップが身につくように設計されています。

先端はアイアンのクラブヘッドと同じ形状になっていますので、フェースの向きを確認しながら素振りができるのもこちらの練習器の利点です。全体がコンパクトなので練習の場所を選びません。室内でもブンブン振り回せます。

ライト(LITE) パワフルスイング

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強く振るための筋力アップに効果的な素振り用バット

こちらのスイング練習器の特徴は重さです。野球のバット型にすることで、通常のクラブにはない重さをもたせています。全身のパワーを使って振るので、スイングの土台となる筋力を効果的に鍛えることができます。

打ちっぱなしでのショット練習の合間に振るのもおすすめです。重い素振り用バットで体全体を使って振る感覚を養い、そのまま通常のクラブに持ち替えてボールを打つと、体幹を使ったパワフルなスイングを習得しやすくなります。

Tabata(タバタ) トルネードスティック ショートタイプ

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上半身と下半身の連動性を高めるのに有効なスイング練習器

こちらのスイング練習器の特徴はシャフトの柔らかさです。シャフトがぐにゃぐにゃ曲がるので力任せのスイングでは上手に振ることができません。クラブヘッドに働く慣性を意識しながら、適度なタメを作って振る感覚をつかみやすくなります。

イマイチ切り返しのタイミングが掴めない、手打ちになっているとよく指摘される方におすすめのスイング練習器です。

ダイヤ(DAIYA) ゴルフ練習器 スイング525 TR-525

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正しいインパクトのタイミングを覚えるのに効果的なスイング練習器

こちらのスイング練習器の特徴はインパクトのタイミングで「カチッ」という音が鳴ることです。この音はヘッドスピードが最大になったときに鳴るように設計されています。インパクトゾーンで音が鳴るようになれば、最適なタイミングでボールを捉えることが可能です。

上記で紹介したパワフルスイングが飛ばしに必要な筋力を鍛えるのに対し、こちらの練習器は飛ばしに必要なタイミングでインパクトする技術を鍛えるという違いがあります。両者をうまく活用すれば、効率よく飛距離アップできます。

素振りをゴルフの練習に取り入れて上達しよう!

ゴルフの練習に素振りを取り入れるメリットや具体的な練習方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ゴルフ上達のスピードが速い人は練習していないと言いながらも、家で猛練習をしていることがほとんどです。まずは素振りから家練を始めてみましょう。

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