ハンドボールのディフェンス特集!システムの種類やコツ・練習法【技術編】
ハンドボールのディフェンスにはいくつかの種類があります。攻め方にもいろいろな方法があるため、オフェンスの形に応じてディフェンスを工夫するのもハンドボールの魅力の一つです。ここでは、ディフェンスの種類と練習法を取り上げていきます。
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公式ライター Activel_director
ディフェンスのルール
ハンドボールでは、斜めからのディフェンスは許されることもありますが、横から押したり掴んだりする行為は危険なプレーとみなされ、反則を取られます。
また、オフェンスが完全にシュートの態勢に入っているにもかかわらず、それを邪魔するような行為をすれば、7mスローやイエローカード(もしくはレッドカード)といった罰則を受ける可能性があるのがハンドボールの特徴です。
ただし、オフェンスの真正面で手を上げて壁を作る行為は正当なディフェンスとみなされます。日々の練習からルールを意識して、正しい守り方を身体に覚えさせることが大切です。
5種類のディフェンス
①6-0ディフェンス
6:0DFの動き
②5-1ディフェンス
5:1DFの動き
③4-2ディフェンス
4:2DFの動き
④3-3ディフェンス
3:3DFの動き
⑤3-2-1ディフェンス
3:2:1DFの動き
ハンドボールのディフェンスの練習
①ボール無しの練習
②ボール有りの練習
ハンドボールのディフェンスのコツ
ハンドボールにおける、5種類のディフェンスの陣形を紹介しましたが、どの陣形にも共通して求められることは「片足を半歩前に出す」です。
ハンドボールでは、相対するオフェンスの利き腕に近い足を半歩前に出すことで、シュートを打ちやすい方へ抜かれることを防ぐという考え方が一般的です。片足を前に出せば身体は自然と斜めを向くので、片側は身体で守り、反対側はフットワークで守る、というイメージです。
また、攻撃を止めるだけでなく、パスカットを狙うことで攻撃のリズムを乱すのもハンドボールのディフェンスのコツです。とはいえ、昨日の今日でコツが身に付くほどハンドボールは楽なスポーツではありません。毎日の練習で地道な努力を積み重ねることが、上達への一番の近道です。
1対1でのディフェンス
1対1の守り方
ですが、ハンドボールの1対1において、ボールを持ったオフェンスの不利な点として、歩数制限が挙げられます。反対にディフェンスはこれといった制限を気にすることなく動けるので、相手をいかに不利な状況へ追い込むかを考えることが早く上達するカギとなります。
また、もう一つ、上達するコツを挙げるとすれば、オフェンスの利き手側の方をより注意深く守ることです。利き手と反対側に抜くということは、シュートの体勢に移る際には身体を大きくひねる必要があり、パスをするにもディフェンス側に利き手があるため窮屈なパスとなってしまいます。1対1でも、その点を意識すると相手が嫌がるディフェンスができるでしょう。
ハンドボールのディフェンスのまとめ
自分だけが上達しても、仲間に弱点があれば、そこばかりを攻められてしまうこともあります。限られた時間の中でコツを見つけ、チームメイトと練習を繰り返すことで初めて、上達した実感を得られるのがハンドボールの良さでもあります。ハンドボールは7対7のスポーツなので、たとえ同じチームと試合をするとしても、動き方は毎回違ってきます。細かく見れば何種類もある動きに上手く対応するためには、コツではなく、地道なフットワークなどの練習が欠かせません。
人数が多いハンドボール部なら毎日試合形式の練習もできますが、地域によっては10人に満たないチームもあり、限られた人数で最大限の努力をしないといけません。日本では、まだまだメジャーとは言えないハンドボールですが、インターネットを見れば人数に応じた練習プログラムを見つけることができます。
人数が少ないからといってネガティブにならず、今出来る事に必死に取り組むことが、相手チームよりも早く上達するコツと言えるかもしれません。ルールを守って、楽しいハンドボールを目指しましょう。
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