マッサージ師やセラピストあるある40選!仕事の辛さや面白いエピソードとは?
マッサージ師やセラピストのあるあるには、患者さんの施術で自分が腰痛や腱鞘炎に悩まされたり、患者さんから無駄に強い施術を望まれたりする辛く面白い共感エピソードが並びます。医療系のマッサージ師は7割が男性、セラピストは9割が女性と資格や職場次第で大きく環境が変わることもあるあるです。
Writer
公式ライター emikobayashi215
学生時代に水泳とバドミントンを競技し、保護者として空手に携わる姉妹の母。愛犬ジャックラッセルテリア(2022.6生まれ)の散歩で1日約3時間歩くことが日課。2023年は犬の散歩で減量を試行錯誤中。
マッサージ師やセラピストのあるあるが知りたい!
マッサージ師やセラピストのあるあるには、患者さんやお客さんの施術時間にあわせ昼食やトイレ休憩を慌ただしく済ませるマッサージ業ならではの共感エピソードが並びます。
マッサージ師やセラピストの仕事内容は勤務する治療院やお店の形態、個人の持つ資格や技術で異なりますが、いずれも不調な身体に直接触れ整える職業であることから、面白いエピソードや仕事中の辛い経験は類似しがちです。
マッサージ師やセラピストの世間的イメージ
マッサージ師やセラピストは、患者さんやお客さんの身体を癒し楽にする仕事で、他人に尽くすことのできる優しいイメージを持たれています。またマッサージ師は年齢、性別、体格を問わず1日中いろいろな患者さんを施術し続けるため、体力とコミュニケーション能力に長けている印象も強いです。
- 体力がありそう、力が強そう
- 癒し系で優しそう
- 他人の役に立つことが好きそう
- 健康に気を使っていそう
- お年寄りに優しそう
- コミュニケーション能力が高そう
マッサージ師あるある20選
マッサージ師あるあるには、勤務先の患者層に苦戦したり施術で自分の身体が不調に陥りそうになったりする辛くも少し面白いエピソードが多く、整体院や指圧院の施術方針や技術的なプライドにまつわるあるあるも見逃せません。
1995年の総務省国勢調査によると、国家資格を持つマッサージ系職業の男女割合は男性3:女性1と圧倒的に男性の多い職場で、女性マッサージ師は男性からの施術に抵抗ある女性患者から多くの指名を受けます。
整体院で働くマッサージ師あるある
施術中、整体院と接骨院ってどう違うの?と聞かれる。知らずに来てたんですか…
自分のご指名を増やすなら施術の腕よりトークの腕を磨くべし
施術中のトークが続かないことも地獄だが、ご近所の噂話が延々と続くことも地獄。噂の方もうちの患者様です…
骨盤の歪みをなおしたのに、帰り際脚を組んで話し込む患者さんに絶望…また早めにお越しください。
整体院で働くマッサージ師は、身体のコリや歪み、ズレを手技で調整し身体全体の調子を整えることが仕事で、脱臼や骨折した身体の一部位を治療する接骨院の柔道整復師とよく間違えられ、違いを説明してから施術することがあるあるです。整体院は地元に根付いた土地に開業されることが多く、地元のお年寄りが多く来院するため、マッサージの技術と同様に幅広い世代の方とコミュニケーションを取る技術を高める必要もあります。
指圧院で働くマッサージ師あるある
施術に親指を使い過ぎて親指がとにかく反る。グッジョブポーズが決まりません(泣)
あん摩マッサージ指圧師は目の不自由な人がやってると思ってた!と驚かれる。
腕一本で開業できるから儲かるね~と言われるが、さほど儲からず自分の身体の疲れやコリが貯まりまくる
指圧には国家資格が必要と全然周知されず、街中のマッサージ屋さんといつも一緒にされてイライラ。ただ高額なだけじゃないんです!
指圧院で働くマッサージ師は、基本的にあん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要な職業で、親指の腹でほとんどの治療をする手技であるため、両手の親指が発達し反り指になることが辛い職業病の1つです。指圧マッサージは江戸時代から視覚障がい者の専業と言われ、盲学校で職業訓練されていましたが、日本視覚障がい者連合によると1990年代以後視覚に障害のない人の進出が進み、2006年には約75%に増加しています。
ホテルで出張施術するマッサージ師あるある
治療院が忙しいときに限ってホテルからの依頼が殺到!近所でも行ったり来たりは辛いです。
何年やっても密室となるホテルの客室は緊張する。偏見だとわかっているけど…お客様が強面だとさらに緊張MAX。
外国語が苦手なスタッフが待機すると外国からのお客様、語学堪能なスタッフが待機すると日本人のお客様…シフトが上手くいかないこと多数。
ホテルで働くマッサージ師は、個々の客室に訪問する性質から女性より男性が多く、リラクゼーションを目的に身体全体の調子を整える施術を主とします。シティホテルやビジネスホテルでは、ホテル近くの整体院で働くマッサージ師がホテルに出張し施術することが一般的で、忙しい日にはホテルと整体院を目がまわるくらい往復することもあるあるです。ホテルの施術では、外国の方相手となる場合も多く、言語力の苦労も絶えません。
女性のマッサージ師あるある
女性だから力が弱いと偏見を持つ方から強めに!のご要望。ご要望通りの強い施術で悶絶する姿は快感…
邪な気持ちがないことは理解しつつも、男性から指名が入るとちょっと怖い。
バッチリメイクの患者さんが来ると施術後の化粧崩れが心配になり、メイク道具はお持ちですか?と聞きたくなる。特にアイメイクは見ている方も辛いです。
整体院や指圧院に代表される医療系施設の女性マッサージ師は、男性からの施術に抵抗を持つ女性からの支持が高く、女性ならではの身体の不調を知識からも実体験からも熟知し施術に活かせる点が大きな強みとなります。ただし女性マッサージ師は、男性技師に比べ力が弱く施術が効かないと偏見を持たれがちな傾向にあり、常連以外の男性から指名を受けると嬉しいながらも少し恐怖心を抱いてしまうことがあるあるです。
男性のマッサージ師あるある
自分より細身で力弱そうな患者さんに弱い力で施術してしまう。普通の力で大丈夫なのはわかるけど…
若い女性の患者さんが来ると嬉しい反面、施術で身体に触れることに気を使い過ぎて普段以上に疲れる
もっと強くてもいいよ!と意味もなく施術の強さに挑んでくる患者さんがいる。強い=効くでないことをわかってほしい…
男性のマッサージ師は、女性より力も強く体格に恵まれていることも多いため、体格がよかったり脂肪が多くついていたりし、施術に強い力を必要とする患者さんの対応も十分にできます。一方、男性マッサージ師は力を必要とする患者さんから、負けず嫌い精神で必要以上の強い施術を望まれたり、か弱そうな女性や細身な方の施術で力が強すぎないかと不安になったりし、気苦労が絶えないこともあるあるです。
マッサージ師の私生活あるある
年末年始やお盆に実家へ帰省すると父母、おじおばの施術で仕事の日より忙しい。
せっかくの休みは、腰痛と腱鞘炎のリカバーで1日が終わる。
合コンで職業を言うと身体の痛みや悩みを相談される。健康相談開設してないんですけど…
整体院や指圧院のマッサージ師は、職場の休診日にあわせて決まった曜日や年末年始に休みを取れることが多く、デートや友達との会食、合コンの予定も立てやすい傾向があります。ただし、マッサージ師であることを知る親戚や友達に会うと、マッサージを頼まれたり、腰が痛い肩が凝ると不調の相談をされたりし、リラックスできない休日を過ごすはめになりがちです。また休みに視察がてら他院の施術を受けに行くこともあるあるです。
セラピストあるある20選
セラピストは、各種リラクゼーションサロンが経営する民間スクールで知識と技術を学び、民間資格を得て専門職として働き始めることが一般的で、大手リラクゼーションサロンのラフィネでは女性セラピストが96%を占めるほど女性の多い職場です。サロンに来る客層も女性が圧倒的で、共感エピソードもス女性目線が主となりますが、休憩時間がままならないほど施術に忙しいことが多く、女性職場特有の揉めごとは起きづらい傾向にあります。
セラピストの施術あるある
施術前に好みの強さを聞くが、肩こりがひどく揉み返しが来そうな人ほど強めで!と言う。明日どうなっても責任取れません!
お客様が不調を感じている部位と触って施術が必要と感じる部位が違う。苦情覚悟で悪い部分を治すか、根本解決にならないことをわかったうえでご希望に沿うべきか…
足三里を押してお客様のお腹がキュルキュルなると嬉しい。早速、胃腸に効いてます!
腰が痛くて~凝ってて~という場合は、お尻が凝っていることが多い。
施術中、お客様が眠ってしまうとリラックス頂いたと思い嬉しい…が、終了後も起きないと困るので少しずつ力を強めて起こす。
ヘッドスパのベテランは将来の薄毛予想ができる。…頭皮は常にもみほぐしておくことをおすすめします!
民間資格で働くボディセラピストは、手や足にある反射区を刺激して自然治癒力を高めるリフレクソロジーや不調な部位を短時間でもみほぐすクイックマッサージを施術することが一般的で、マッサージする部位は頭から足の裏まで多岐に渡ります。セラピストはお客様が望む部位を施術しますが、専門知識からみた施術すべき部位と違ったり悪影響の出る強さを頼まれたりし、専門知識とサービス業の狭間で悩みが尽きません。
施術に訪れるお客様あるある
リラクゼーションサロンに来ているのに初めての施術に緊張でガチガチなお客様多数。
お疲れ溜まってますね~と話しかけたら怒涛の口撃で施術時間中しゃべりまくる。リラックスではありますが、できればお静かにお願いします。
ファッションに気を使っているキレイなお姉さまほど足が臭い。ストッキングはとても蒸れるんです。
贅肉多めなお客様ほど、最近浮腫んじゃって~と言う。もちろん、本当ですね~と答えます。
ボディセラピストが施術するリラクゼーションサロンは、繁華街や駅のビルやデパートの一角に出店していることが多く、10代20代の若い世代や働きざかりの30~50代の客層が目立ちます。仕事帰りやショッピングの途中で施術に来るお客様は、施術を断わりたくなるくらい足が蒸れて臭かったり、初めて立ち寄り緊張でガチガチだったりとバラエティーに富んだ面白いラインナップで、毎日飽きません。
セラピストの職場あるある
控室には必ず誰かの食べかけお昼ご飯がある。可哀そうに…と思いながら、自分は5分で何とか完食!
ネット予約の多い日はドタキャンが多いと見越して少し多めにお昼ご飯を購入。
トイレは施術の隙を見てダッシュ!日々いかにトイレへタイミングよく行けるか研究中。
女性ばかりの職場だからいろいろありそうだね~と言われるが、いろいろトラブル起こせるほど一緒にゆっくり控室に居られない。
ボディセラピストは女性の多い職場で、バックヤードで噂話をしたりマウント合戦が繰り広げられたりと想像をされがちですが、実際は店舗の稼働人数も少なく昼食やトイレ休憩もままならないほど施術予約が入り同僚と話をする暇もないことが多いです。ただしスマホアプリからのネット予約は、事前連絡なく来店しない方も少なくないため、予約がいっぱいで休憩が取れない日にはネット予約のドタキャンに期待してしまうこともあります。
セラピストの私生活あるある
長期休暇の旅行先はお客様からのおすすめで決定!リアル口コミは間違いない!!
世間の休みはセラピストの繁忙期。カレンダー通りに休む友達や恋人とだんだん疎遠に…その代わりおひとり様を極め始める。
スマホの指紋認証が出来ない…仕事で指の腹使い過ぎ!
爪が短すぎてとにかくいろいろやりにくい。缶を開ける、シールを剥がす、床に落ちた紙を拾う…すべて高難易度です。
セラピスト&マッサージ=癒しと思われているらしく、合コンで職業を言うと異様にモテる。
休みの日も気づくと頭の中で店内BGMが流れている。
リラクゼーションサロンのセラピストは、土日祝日やお盆休み、年末年始が繁忙期で、カレンダー通りに休みを取る人達と休日を共にすることが難しい傾向にあります。一方、旅費が安価な時期に長期休暇が取れたり、旅行帰りのお客様から旅行先のリアルな情報を聞けたりするメリットも多くみられます。
セラピストはお客様を傷つけないために常に爪を短く整える必要があり、爪を使う日常動作ができず苦労することもあるあるです。
マッサージ師やセラピストは辛さも面白さもハンパない!
マッサージ師やセラピストは、患者さんやお客様の身体を自分の手や腕のみで癒す素敵な仕事で、施術後に相手が楽になった、身体が軽くなった姿を見ることにやりがいを感じます。ただしマッサージ師やセラピストは体力を使い続けることで、他人の身体を治す代わりに自分の身体が辛い状態となることも多く、業界全体に離職率の高さが目立ちます。確かな技術をもつ人が長くやりがいを感じられる、働きやすい職場となることが大切です。
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