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セパタクローとは?基本的なルールやボールなどの知識【情報まとめ】

セパタクローとは?基本的なルールやボールなどの知識【情報まとめ】

まず、セパタクローと聞いてスポーツを想像できる人はどのくらいいますでしょうか?ここでは、知られざるセパタクローのルールや知識を分かりやすく画像や動画を用いて解説していきます。セパタクローを是非知っていただければと思います。

2022.12.26 マイナースポーツ

セパタクローとは?

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セパタクローとは、別名【足のバレーボール】と呼ばれるスポーツです。その名前の通り、バレーボールのコート同様に中央にネットが張ってあり、そこを境に選手が足のみを使い、ボールを蹴り合うスポーツです。

セパタクローのコートの広さはバトミントンと全く同じです。実際に蹴り合うボールは、直径13.5センチ重さ170〜180グラムの物を使用して行われます。(男子の場合)

セパタクローのボールは、少し前は籐製の物で作られており、そこにセパタクローの起源が隠れています。

セパタクローのボールの秘密

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セパタクローのボールが籐で作られていたことに触れましたが、実はこの籐とゆう植物は日本では自生していません。

では、どの地域で生育しているかといいますと、熱帯雨林や亜熱帯が多い東南アジアに分布しています。この事実から、セパタクローの起源に迫ることが出来ます。

この籐で作られるボールは、男子と女子とではサイズが若干違います。
男子は重さ170~180グラムで直径が13.5cm。
女子は重さ150~160グラムで直径が14.0cmとなっています。

また、日本セパタクロー協会の競技規定によると、セパタクローボールは合成繊維で一層に編まれた球状のものという規定があります。

仮に合成ゴムで覆われていないセパタクローボールは上記のサイズに加え、ボールに12の穴と20の交点を持たなければならない規定があります。これは世界共通であり、セパタクローの公式大会では、必ずこの規定に沿った、国際セパタクロー連盟公認のボールが使用されます。

セパタクローの起源とは?

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先ほども説明しましたがセパタクローのボールとは、以前は籐で作られており、その原産国は東南アジア諸国です。
そのため、セパタクローの起源はこの東南アジアとなります。

実際のところは諸説ありますが、9世紀から、東南アジアの各国で伝えられてきた伝統的なスポーツといわれています。マレー半島に伝わっていたボールを地面に落とさないように数人で蹴り合う「セパラガ」、また空中につるした篭の中にボールを蹴り入れ、蹴り方の難易度で得点を競い合うタイの「ジャンクイタクロー」などがその原型です。

他にも500年前にマレーシアの皇室で始まったスポーツとも言われることもありますが、いづれにしましても、東南アジアを基点に世界へ広まったものとされています。

セパタクローの簡単なルールとは?

①手を使えない。

セパタクローは、サーブの際のトス以外は肩から先の腕および手は使用できません。

②1人が続けてボールタッチを行える。

セパタクローはチーム全体で3回以内で相手コートに返せば良く、同じ人が3回続けてボールタッチしてもOK。

③守備位置のローテーションが無い。

そのため、それぞれのポジションには高い専門性が必要といえます。

④サーブの方法が異なる。

セパタクローでは別の人(スローアー)が投げたボールをサーブします。また、サーブ球はネットに触れて相手コートに入っても構いません。サーブ権は3本ずつで交代。

セパタクローの基本テクニック

ここでは、セパタクローの基本テクニックのやり方、練習方法を紹介していきます。

インサイドキック

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サッカーでも基本中の基本のボールコントロール技術で、セパタクローで同様に重要な技術となります。

イメージとしては、サッカー選手が近くの選手にパスを出すときに使う技で、土踏まずの側面でボールを捕らえるようなイメージです。練習方法としては、リフティングが最適ですが、リフティングのやり方としては、”足の甲”を使うのではなく、”足の内側”を使うリフティングとなります。
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インステップキック(フロントキック)

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こちらの蹴り方も、サッカーの基本動作と同様です。

足の甲を使い、足首のスナップを上手にきかせてボールを蹴り上げます。力を入れすぎると、ボールが間違った方向へ飛んでしまうので、絶妙なボールタッチが必要です。

練習方法はインサイドキックと同じくリフティングで行いましょう。

太ももを使ったキック

この技は相手のアタックを受けるレシーブの際に使います。

セパタクローではボールが太ももに当たるのはことは問題ありませんが、ボールが体に少しでも触れたり太ももの上を転がってしまうと、反則行為の「ダブルタッチ」となります。

ルール違反とならないコツとしては、膝に近い部分でボールを受けるようにすることです。この技の練習方法のやり方は、太ももだけを使用したリフティングで出来ますね。

タッピングキック

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足の裏を使ったキックです。

格闘技でいうところの前蹴みたいなものです。

主に攻撃の時に使うのですが、勢いよくジャンプして繰り出す技なので、
着地の際の受身もしっかりと練習が必要です。

ヘディング

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セパタクローでは足の以外に頭を使うことができます。

この技もサッカーと同じで、主に額を使います。

ヘディングは特に勢いのあるサーブをレシーブする際に有効な技です。またヘディングによるスパイクも威力があります。

日本においてのセパタクロー

日本のセパタクローは、1989年に日本体育協会が主催した国際スポーツフェアに、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポールの4ヶ国を招待し、国際大会を開催したのがはじまりです。
同年、アジアセパタクロー連盟及び国際セパタクロー連盟に加盟し、その後、1997年に日本オリンピック委員会の承認団体となり、現在は準加盟団体となっている。

現在、日本セパタクロー協会へ登録している団体数は40団体で大学の団体が多く、競技人口も若者がほとんどを占めています。(2017年3月31日時点)

セパタクロー日本代表とは?

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セパタクロー日本代表の活躍としては、2002年の釜山アジア大会で男女とも銅メダルを獲得し、世界選手権でも2位に入賞して、世間に注目されています。

セパタクロー女子

セパタクローは女子にも人気のスポーツであり、その選手たちは綺麗で可愛い女性が多いそうです。以下に日本を代表するセパタクロー女子を紹介したいと思います。

(1)川又ゆうみ選手

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見た目はおしとやか見える彼女ですが、プレースタイルは豪快で、小さい頃に習っていたバレエの
おかげもあってか見事な開脚から繰り出されるアタックは、男性選手でもレシーブするのが大変そうです。

これからも日本代表として活躍が期待できます。

(2)中塚直子選手

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前髪をあげ、元気のある笑顔が印象的な女子選手です。

日本代表の中塚選手、今でこそ日本を代表する名セパタクロープレイヤーですが、セパタクローと出会ったのは、大学に入学してからとのことで、それまではバレーボールをずっとやっていました。

バレー選手時代は、レシーブの要のリベロを任されていました。セパタクローでは、攻撃の要のトサーのポジションで活躍しています。

セパタクローの面白さは、相手との心理戦という彼女。その鋭い洞察力でこれからも、相手の攻撃を防いで欲しいです。

(3)益子梓選手

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クールビューティーな印象の女子選手です。

彼女の競技生活をしていく上での信念は、【好きなことをしたいなら、しっかり仕事をすること】とのことです。

この精神で仕事もセパタクローも頑張って、日本代表を牽引していく選手でしょう。

セパタクローはオリンピック競技?

セパタクローがオリンピック競技になる?

セパタクローはオリンピック競技としては、認められていません。

ですが、近年オリンピック正式種目として認可されるという動きもあります。

セパタクローのその他の大会

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国内のセパタクローの大会は、だいたい月1回のペースで開催されています。
全日本選手権大会や、JOC(ジュニアオリンピックカップ)など大きな大会から、地方で開催される大会もあります。

世界のセパタクロー事情

全世界で行われているセパタクローですが、その中心となっているのは、セパタクローの発祥である東南アジアです。中でも、特に盛んなのがタイです。国技といっても過言ではないです。国技といっても日本における相撲などとは異なり、タイでのセパタクローは正真正銘の国民的スポーツだ。校庭に、公園に、ちょっとした空き地に、本当に街のいたるところにセパタクローコートが溢れていて、誰もが気軽に楽しめる環境が整っている。もちろん世界ランクでもタイは男女共に1位です。

セパタクローの関連作品

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セパタクローを題材にした作品といえば、小説家の西尾維新が書いた【蹴語(シュウガタリ)】があります。

セパタクロー用語集

アタッカー

アタックを打つ人のポジション名です。常に最前線に位置し、アタックを担当します。得点に繋げるかどうかはアタッカー次第なので、高い身体能力、力強いアタックが要求されます。観客の注目度が高いポジションです。

また、別名をキラーと言われます。

オーバーネット

バレーボールとと同じく、相手側のネットに手が越えてしまう反則ことです。セパタクローの場合は、手ではなく、かかとが越えると反則となります

サーブ

サーブは味方の1人が投げたボールをサーバーが相手コートに向かって蹴ることによって成立します。ゲームの始まりなので、サーブが出来ないと試合が進みません。

シザース

アタック技のひとつです。蹴らない方の足を振り上げて打ちます。高い身体能力と柔軟性が必要な技です。

タップ

足の裏でボールを押し出す技です。フェイントをするときに使われます。バレーボールでも勢いよく、打つフリをし、軽くちょこんと相手コートに落とす技がありますが、それの足バージョンです。

吊り練

ボールを吊るしてアタックやサーブの練習をすることです。ボクシングでゆうところの、サンドバックに似たようなものでしょうか。

フォルト

攻撃側、防御側ともにフォルトした時は相手の得点となります。主なフォルトは、次のとおりです。

(1)センターラインを越えて相手の体の一部分に触れたとき
(2)オーバーネットしてボールをタッチしたとき
(3)連続して4回以上ボールにタッチしたとき
(4)ボールが手や腕に触れたとき

フォルトとはバレーボールやテニスなどのスポーツでも使われる用語となっています。

ブロック

手を使用できないセパタクローではブロックももちろん足で行います。至近距離から放たれる強烈なアタックをレシーブするのは難しいので、相手の攻撃を阻止する重要な役割となります。

ボール

12の穴と20の交点を持つように編み重ねてあります。以前は天然の籐を使っていましたが、さまざまな理由から、最近では劣化しにくいプラスチック製に合成ゴムをコーティングしたものが使われます。

レグ

セパタクローの3人1組のチームのことをレグと呼びます。補欠選手は2人います。

セパタクローという競技のまとめ

セパタクローの起源、ボールの秘密、ルールを解説しました。この記事を機にセパタクローに興味をもって、練習や、大会に参加してくださる方が増え、日本でももっとメジャーなスポーツになってくれると嬉しいです。

この記事で紹介できませんでしたが他の記事で、日本代表の男子選手の紹介や、練習方法、やり方、など詳しく説明していきます。

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