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ジャイアントスラロームとは?スピード感が魅力のスキー競技を紹介

ジャイアントスラロームとは?スピード感が魅力のスキー競技を紹介

ジャイアントスラロームは大回転とも呼ばれるスキー競技のアルペン種目の一つです。ポールの間を滑降する技術系種目に位置する競技ですが、スピードも同時に要求される競技です。アルペン競技ではほかにもスーパージャイアントスラロームやスラロームといった競技も存在します。

2021.12.16

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公式ライター
tanakatakayuki


ジャイアントスラロームとは?

Yasuhiro Kato on Instagram: “Audi FIS アルペンスキーワールドカップ2020 にいがた湯沢苗場大会 男子大回転 優勝 フィリップ・ズブチッチ選手  #2020 #sport #wintersport #alpineskiing #alpineski #naeba2020…” (112531)

ジャイアントスラロームとは、大回転とも呼ばれているスキー競技のアルペン種目の一つです。斜面に設置されたポールを間を縫って滑降し、ゴールまでにかかったタイムを競います。
複数のポールを規則正しく回るための技術とスピードが要求される競技となります。

スーパージャイアントスラローム・滑降を高速系種目と呼ばれるのに対して、このジャイアントスラロームは技術系種目と呼ばれています。

コース設定

ジャイアントスラロームのコース設定は、次のように構成されています。

・うねりや起伏に満ちている
・コース幅は40m前後
・標高差は男子が250~400m 女子は250m~400m(オリンピックの場合は男女とも300m以上)
・ポール幅は4~8m
・方向転換数は標高差から計算され、11~15%(標高差が300mの場合は33ターン)

ルール

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ジャイアントスラロームのルールですが、1試合2本滑り、2本の合計タイムで勝敗を決めます。図のようにスタートからゴールまでに旗をつけた青と赤のポールが立っており、このポールの間を通り抜けて滑降したタイムを計測します。青と赤のポールの間の距離は10m以上となります。

ポールの外側を通過するとコースアウトで失格となります。しかし、転倒によりコースアウトした場合は通るべきコースまで登り、滑走を再開し競技を続行することが出来ます。

使用ポール

ジャイアントスラロームで使用されるポールは「スラロームポール」と呼ばれ、「リジットポール」という屈曲しないポールと、「フレックスポール」という屈曲するポールの2種類があります。

ジャイアントスラロームでは次のようなことが定められています。

・コースの内側のポールにはフレックスポールを使用
・それ以外はリジットポールを使用
・ポールには青と赤の旗を交互に設置

用具

M  japan on Instagram: “#妙高はね馬国体 #ジャイアントスラローム …” (112533)

ジャイアントスラロームで使用される用具は、ビンディングに固定されたスキーを使用します。そして、滑走速度が上昇し過ぎないように設定されています。これは滑走速度が上昇し、負傷数が増加したための対応となります。

スキー板は2019シーズンから次のように規定されています。
・長さは男子188cm以上、女子183cm以上
・回転半径(※)は男子R≧35m、女子R≧30m
※R(ラディウス)と呼ばれ、スキーのサイドカーブの角度を表す

また、ヘルメットも装着が義務付けられています。

ジャイアントスラロームの種類

とらちち on Instagram: “マスターズシニア選手権大阪府大会に出場の友人  #スキー #アルペンスキー #野沢温泉スキー場 #カンダハー #大回転 #ジャイアントスラローム #長野県 #野沢温泉村 #gs #giantslalom #masters #パウダースノウ #ski #glide…” (112532)

ジャイアントスラロームは大回転とも呼ばれている競技ですが、これに似た競技が複数存在しています。

・スーパージャイアントスラローム
・スラローム
・パラレルジャイアントスラローム

これらは全てアルペンスキー競技と呼ばれ、雪山に作られたコースを滑り、レース形式でタイムを競うものです。
このうちパラレルジャイアントスラロームは2人の選手が同時に滑走する競技です。
スーパージャイアントスラロームは高速系と呼ばれ、ジャイアントスラロームとスラロームは技術系と呼ばれています。

スーパージャイアントスラローム

スーパージャイアントスラロームとはスーパー大回転とも呼ばれる競技で、高速系の競技です。スピードが出るうえにターン技術も要求され、アルペンスキー競技の中でも一番難しい競技と言われています。

基本的に1回の滑りで勝敗を競います。ジャイアントスラロームでは青と赤のポールの間が10m以上と決められていますが、この競技は15~28mとさらに長い距離となり、これがスピードが出る要因となっています。

スラローム

スラロームとは回転と呼ばれる競技で、勾配が33~45%の急斜面に設置されたポールを細かいカーブで曲がることが必要とされる競技となります。

アルペンスキー競技の中ではポールの数が一番多く、細かいターンで滑り降りる競技のために技術系の競技となります。コースを2本滑走し、合計タイムを競います。

パラレルジャイアントスラローム

パラレルジャイアントスラロームとは、二人の選手が並列して作られた同じコース設定で同時に滑走する競技です。主にジャイアントスラローム形式で行われます。

2つの並列のコースはそれぞれ青と赤のポールで色分けされています。2本勝負で、1本滑った後にコースを入れ替え、もう1本を滑りタイムを競います。

ジャイアントスラロームはスノーボード競技にもある

Takeshi Okuyama(タケボー) on Instagram: “GS session Rider:Koujiro Kikuta Photo:take-bow 草大会なのに、顔ぶれがゴイスー。ライダーの表情とか緊張感が伝わってくる。 来シーズンは俺も出ます笑…” (112534)

ジャイアントスラロームはスキー競技だけではなく、スノーボード競技にも存在しています。アルペンスノーボードでは1988年の長野オリンピックからジャイアントスラロームが公式競技となりました。

2002年のソルトレークシティオリンピックからはこれに代わりパラレルジャイアントスラロームが冬季オリンピックの公式競技となっています。

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