皇治は弱い？対戦履歴やプロ格闘家の意見を客観的に考察してみた

皇治はK1やRIZINで活躍した格闘家で、2023年6月に総合格闘技MMAへの参戦を明言しました。皇治の対戦成績はK1とRIZINあわせて9勝8敗で、攻撃力が弱くKO勝ちは1度のみです。皇治の持ち味は打たれ強さで、プロ格闘家はパンチ力の弱い皇治は格闘家として弱いと評価しています。

皇治の強さが気になる！

皇治はK1やRIZINで活躍した日本人キックボクサーで、新格闘技団体のNARIAGARIを立ち上げたり自身も総合格闘技に挑戦したりし話題です。

K1やRIZIN時代の皇治は、試合前の記者会見で強気な発言を繰り返し「口だけで弱い」「ビッグマウス」と揶揄されることが多い一方、タフで絶対にKO負けしない打たれ強さがあります。また皇治の武器は、幼少期に空手や日本拳法、サッカーで鍛えた強いキック力です。

皇治のプロフィール

皇治はK1やRIZINで活躍した大阪府出身のキックボクサーで、格闘技ファンからは名前の漢字「皇」に由来する「エンペラー」のあだ名が有名です。

また皇治は、師範である父親の影響で日本拳法を習い中学時代に全国2位になったり、フルコンタクト形式の魚本流空手で全国1位になったり、サッカーのセレッソ大阪ジュニアチームに所属したりと子ども時代から足を使うスポーツで実力を発揮していました。

皇治のK-1戦績からみた強さとは？

皇治のK1の戦績は7勝4敗で、11試合中KO勝ちを収めたことは1回のみ、10試合が判定に持ち込まれています。皇治がK1でKO負けをしたことは1回もなく、勝率約64%の数字も必ず判定まで持ち込む負け方もK1時代の皇治は強かったと示しています。

特にK1ラストの川原誠也戦は、1RでKO寸前まで追い込まれながら相手のペースダウンと反撃の機会を粘り強く待ち、2RでKO逆転勝利したタフさが光ります。

皇治のRIZIN戦績からみた強さとは？

皇治のRINZENの戦績は、2勝4敗1無効試合と勝率33%程度と数字のみでみると確実に弱いと言えます。

皇治は2020年、那須川天心選手と対戦することを目標に、契約が残っていたK1に都内で家が買えるくらいの高額な違約金を払い、RINZENに参戦しました。皇治は強く目立つ選手と対戦することが多く、那須川天心選手に判定負けを期しましたが、すべての試合で判定まで持ち込むタフさは始終みられています。

名言からわかる皇治の考え方

皇治が自分の実力より強い格闘技界のトップに試合を挑んだり、強気な発言でケンカを売ったりする行為は、格闘技界全体を盛り上げ集客力を上げるために必要であるとの信念に基づいた行動です。

2017年のインタビューでは、座右の銘とともに「悩み、苦難なんていっぱいあるけれど、そういうのが無い事が幸せではなくて、悩みとかに立ち向かっていく。結果、そういうのを乗り越えていって成長できた時が幸せ」と語っています。

皇治は弱いのか？プロ格闘家の意見を考察

プロ格闘家は、8人中8人が皇治が弱いとの意見で、特にRIZIN.24で戦った那須川天心選手には勝てる方法が全くないと断言するほど力の差があると考えています。特に皇治の打たれても打たれても倒れずに立ち上がる根性や粘りづよさは、プロの格闘家からみると強さに全く値せず、相手への攻撃で勝利できない皇治は弱いとの考えです。

内山高志:元プロボクサー

内山高志さんは、日本のボクシング世界王者歴代3位となる11回連続防衛の記録を持つ元プロボクサーです。

内山高志さんは皇治勝利をジャッジした審判を疑問に思うほど内容的に皇治に分が悪く、皇治の負け試合だったと感じています。特に皇治が入ってきたところに膝を入れたり、3Rまで手が出ていた芦澤選手は秀逸で、皇治は手でいこうとし本来のキックボクシングの蹴りが出ていなかった点が大きな敗因であると考察しています。

京口紘人:プロボクサー

京口紘人さんは、ワタナベボクシングジム所属で2022年6月までWBA世界ライトフライ級スーパー王座であった有名プロボクサーです。

京口紘人さんは、皇治と那須川選手の実力差は大きく、特に那須川選手のスピードが速すぎて皇治は全く思い通りに試合をできなかったと考察しています。パンチ力では、那須川選手のパンチ力に耐えうる力があり、打たれ続けても負けない皇治は、弱いが興行的に華のある選手であるとの考えです。

那須川天心:プロボクサー

2020年9月のRIZIN.24で実際に対戦した那須川天心さんは、「キックボクシング史上最高の天才」と称される総合格闘家です。

那須川選手は、パンチやキックをボディや顔にまともに受けながら、皇治がダウンしなかった点で大変打たれ強くタフな選手であると評価しています。ただし皇治が打たれ強いから強い選手とは言えず、逆に那須川選手にガツガツ来ることすらできなかった弱い選手であるとの考えです。

魔裟斗:元キックボクサー

魔裟斗さんは、K-1WORLDMAX2003年、2008年の世界王者で元キックボクサーです。

魔裟斗さんは、皇治が自分の得意とする短い距離で戦えなかったことに敗因があり、ゆっくりと防御しながら距離をつめるべきところで、急いで前に詰めたため膝蹴りやボディへのハイキックを受けたと考察しています。芦澤選手が試合前に見せなかった膝蹴りを試合で多様し、ダメージを受けたことで試合前から負けていたとの考えです。

神龍誠:総合格闘家

神龍誠さんは、第10代CFFCフライ級王者やDEEPフライ級王者の肩書を持つ総合格闘家です。

神龍誠さんは、那須川選手のパンチやキックが相当数入っているのに対し、皇治の打撃は1本当たったか当たってないか程度であり、圧倒的なレベルの差で那須川選手が強いと考えています。ただし皇治はいろいろなところから来る那須川選手のパンチやキックを顔やボディに受けながら倒れないため、気持ちの面は強いとの意見です。

佐々木憂流迦:総合格闘家

佐々木憂流迦さんは、第3代修斗環太平洋フェザー級王者の肩書をもつ総合格闘家です。

佐々木憂流迦さんは、RIZIN.41の芦澤戦を観戦し、皇治のキックはとても素晴らしいが相手に飲まれて距離感を掴み切れず当たっていないことがとても残念で、芦澤選手に手数で負けていると発言しています。芦澤選手より皇治は、スタミナがありますが、距離を詰め入れなかったり膝蹴りをまともに受けたりし弱いとの考えです。

砂辺光久:総合格闘家

砂辺光久さんは、沖縄県那覇市出身の総合格闘家で、初代フライ級、スーパーフライ級、ストロー級のキング・オブ・パンクラス王座です。

砂辺光久さんは、皇治を膝もボディもパンチも当てているのに倒れない化け物級のタフさをもつ選手であると評価しています。ただし皇治は那須川選手に効果的な攻撃を当てられず、打たれ強さのみで判定までいったため、試合的に大敗であり選手としては弱いとの考えです。

赤穂亮:プロボクサー

赤穂亮さんは、「華麗なる倒し屋」と呼ばれ、第71代日本バンタム級王者や第32代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の称号をもつプロのボクシング選手です。

赤穂亮さんは、皇治は弱く、階級差のハンデ戦でも那須川選手に勝てないのではないかと考えています。ただし皇治の打たれ強さ、ヒールに徹する根性は素晴らしく、何度倒されても立ち上がる皇治の姿をの望むファンは多いため、興行に最適な選手であると評価しています。

皇治は弱いのか？SNSの一般ファンの意見を考察

SNSでは、皇治を強いと考えるファンの割合がやや高く、強いと考える人の多くはトップ選手に食らいつき決してノックダウンされない皇治の粘り強さに心を惹かれています。

一方、皇治を弱いと考えるファンは、パンチ力の弱さや発言の割に負け試合が多いところに違和感や弱さを感じている人が多いです。

皇治は強いと考察するファンの意見

皇治を強いと考えるファンは、常に強い相手と対戦していることや試合に見せ場が多いことを根拠に強い格闘家であると感じています。ボディにパンチを受けダウンした後に再度立ち上がり、粘り強く戦う皇治のタフな姿に感銘を受けるファンが多いです。

皇治は弱いと考察するファンの意見

皇治を弱いと考えるファンは、試合前や試合後の強気な発言に対し試合内容が追い付いていない、雰囲気が強そうなためとても弱く感じる、と考えています。特に皇治は攻撃が弱く、防御のみで戦う印象があり、皇治の戦い方は格闘技として成立していないと考えるファンが多いです。ただし皇治のK1やRIZINを持ち上げる力や集客力は素晴らしいと多数の人が認めています。

結論：皇治は弱い？

格闘家の皇治は、対戦履歴とプロ格闘家の意見を根拠とした場合、弱いと考えられます。

対戦成績はK1とRIZINあわせて9勝8敗1無効試合とほぼ五分ですが、KO勝利は1試合のみで、ほぼ判定まで持ち込まれています。またプロ格闘家からみると、打たれても倒れないことは強さにはならず、攻撃力の弱い皇治は単純に弱いとの意見が多いです。ただし皇治のパフォーマンス性や根性、メンタルの強さはプロからも認められています。

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