平泳ぎはキックを最大の推進力とする泳ぎ方
平泳ぎのキックは、水泳の動作の中でも特殊な動きをするため、水泳初心者の方には難しく感じる動作のひとつであるということができます。
しかし、平泳ぎはキックを最大の推進力とする泳ぎ方なので、平泳ぎの上達のためにはキックをマスターすることが必要不可欠です。そして、平泳ぎはキックにおける正しい蹴り方を覚えれば、伸びる時間が多い水泳種目であるため、比較的楽に長い距離を泳ぐことのできる泳ぎ方です。
本記事で紹介する平泳ぎのキックにおける正しい蹴り方と足の動きのコツをたくさん練習することで、平泳ぎは格段に上達します。
しかし、平泳ぎはキックを最大の推進力とする泳ぎ方なので、平泳ぎの上達のためにはキックをマスターすることが必要不可欠です。そして、平泳ぎはキックにおける正しい蹴り方を覚えれば、伸びる時間が多い水泳種目であるため、比較的楽に長い距離を泳ぐことのできる泳ぎ方です。
本記事で紹介する平泳ぎのキックにおける正しい蹴り方と足の動きのコツをたくさん練習することで、平泳ぎは格段に上達します。
平泳ぎキックの正しいフォーム
平泳ぎキックの一般的なフォーム
水泳では、平泳ぎに限らず正しいフォームを理解して練習を行うことが非常に重要になるため、ここでは平泳ぎのキックに特化してご紹介します。
まず平泳ぎのフォームは主に2種類あります。
・足を引きつけたあとに膝から下で水を挟むようにして蹴るフォーム
・もうひとつはかかとをしっかりと引きつけて足の裏で水を後ろに蹴るフォーム
一般的なフォーム、おすすめのフォームのいずれも後者で、平泳ぎのキックにおいては足の裏でしっかりと水をとらえることで、より大きな推進力を得ることができます。また、水を挟むようにして蹴るフォームは水泳大会などでは失格になることもあるので、最初から足の裏で蹴るフォームを練習しておいた方がよいということができます。
まず平泳ぎのフォームは主に2種類あります。
・足を引きつけたあとに膝から下で水を挟むようにして蹴るフォーム
・もうひとつはかかとをしっかりと引きつけて足の裏で水を後ろに蹴るフォーム
一般的なフォーム、おすすめのフォームのいずれも後者で、平泳ぎのキックにおいては足の裏でしっかりと水をとらえることで、より大きな推進力を得ることができます。また、水を挟むようにして蹴るフォームは水泳大会などでは失格になることもあるので、最初から足の裏で蹴るフォームを練習しておいた方がよいということができます。
平泳ぎキックの正しいフォーム①カエルのような動き
平泳ぎのキックは、一見するとカエルのキックのような動きをするキックです。
ブレスト(胸)ストロークとも呼ばれる平泳ぎでは、胸の前で手を合わせるようなストロークとキックによる推進力で進みます。ストローク・キックともにカエルのような動きをしますが、実際にはカエルのキックとは少し違った動きをします。
平泳ぎのキックは、水泳種目で唯一、足の裏で水を蹴って進むキックです。
他の種目が膝をあまり曲げずに足の甲で蹴り下ろすキックを打ち、波をたてるようにして推進力を得るのに対し、平泳ぎのキックでは膝を曲げてお尻に引きつけ、足の裏で水をとらえて直接後ろに蹴って推進力を得ます。
ブレスト(胸)ストロークとも呼ばれる平泳ぎでは、胸の前で手を合わせるようなストロークとキックによる推進力で進みます。ストローク・キックともにカエルのような動きをしますが、実際にはカエルのキックとは少し違った動きをします。
平泳ぎのキックは、水泳種目で唯一、足の裏で水を蹴って進むキックです。
他の種目が膝をあまり曲げずに足の甲で蹴り下ろすキックを打ち、波をたてるようにして推進力を得るのに対し、平泳ぎのキックでは膝を曲げてお尻に引きつけ、足の裏で水をとらえて直接後ろに蹴って推進力を得ます。
平泳ぎキックの正しいフォーム②かかとを引きつける
先程、平泳ぎのキックは水泳種目で唯一足の裏で水を蹴るキックであると説明しました。
そのため、平泳ぎのキックでは、後ろに蹴る前の段階として、かかとをしっかりとお尻に引きつけておくことが重要です。しっかりと引きつけないと、足の裏が後ろを向かず、上手に蹴ることができないので、足首を曲げ(立て)、足の甲を前に向けるようにしてかかとをお尻に引きつけるようにしましょう。
このときの詳しいフォーム・蹴り方のコツは後ほど解説します。
そのため、平泳ぎのキックでは、後ろに蹴る前の段階として、かかとをしっかりとお尻に引きつけておくことが重要です。しっかりと引きつけないと、足の裏が後ろを向かず、上手に蹴ることができないので、足首を曲げ(立て)、足の甲を前に向けるようにしてかかとをお尻に引きつけるようにしましょう。
このときの詳しいフォーム・蹴り方のコツは後ほど解説します。
間違ったフォームの例:あおり足
平泳ぎのキックにおける代表的な間違いとして、あおり足というものがあります。
あおり足とは、具体的な定義が定まっている訳ではありませんが、一般的な認識としては、平泳ぎのキックにおいてかかとをお尻に引き付けたとき、足の裏ではなく足の甲が後ろを向き、蹴った時にバタフライのドルフィンキックのような動きになってしまうことを指します。
このフォームでキックを打ってしまうと失格となるほか、きれいなフォームで泳げなかったり、なかなか進まないキックになったりしてしまうので、注意しましょう。
正しいフォームで速く泳ぐという意味でも、しっかりとかかとを引きつけることが、最も重要になります。
あおり足とは、具体的な定義が定まっている訳ではありませんが、一般的な認識としては、平泳ぎのキックにおいてかかとをお尻に引き付けたとき、足の裏ではなく足の甲が後ろを向き、蹴った時にバタフライのドルフィンキックのような動きになってしまうことを指します。
このフォームでキックを打ってしまうと失格となるほか、きれいなフォームで泳げなかったり、なかなか進まないキックになったりしてしまうので、注意しましょう。
正しいフォームで速く泳ぐという意味でも、しっかりとかかとを引きつけることが、最も重要になります。
平泳ぎキックの正しいフォーム③足の裏で水を蹴る
平泳ぎのキック
via www.youtube.com
平泳ぎのキックにおいて、足(かかと)をしっかりとお尻に引きつけるという動作の重要性は先程説明した通りです。しかし、しっかりと引きつけていても、足の裏で水をとらえられなければ意味がありません。
かかとをお尻に引きつけ、足首をしっかりと曲げて足の裏を後ろに向け、やや斜め下に向かって水を押し、自然に脚をそろえて水面に近づけます。このとき、上から見て足の動きが少し細長いハートマークを描いているような動きをしていれば、平泳ぎのキックにおける正しいフォームであるということができます。
かかとをお尻に引きつけ、足首をしっかりと曲げて足の裏を後ろに向け、やや斜め下に向かって水を押し、自然に脚をそろえて水面に近づけます。このとき、上から見て足の動きが少し細長いハートマークを描いているような動きをしていれば、平泳ぎのキックにおける正しいフォームであるということができます。
平泳ぎキックの正しいフォーム④脚を伸ばす
平泳ぎは、ストローク→キックを交互に行います。そして、平泳ぎではキックによる力を最大の推進力としており、キック後の伸びる動作は、その推進力を最大限に活かすための非常に重要な動作となります。そのため、キックをしたあとにしっかりと脚を伸ばし、抵抗をできるだけ少なくするということも、キックにおける重要なポイントです。
水泳初心者の場合、上手に蹴ることよりも、まずこの「伸びる」という動作をしっかりと意識して、行うことで、平泳ぎの上達も早くなります。
その他、この伸びる動作の具体的なコツは後ほど解説しましょう。
水泳初心者の場合、上手に蹴ることよりも、まずこの「伸びる」という動作をしっかりと意識して、行うことで、平泳ぎの上達も早くなります。
その他、この伸びる動作の具体的なコツは後ほど解説しましょう。
平泳ぎのキックにおける蹴り方のコツ
ここからは平泳ぎのキックにおける具体的なコツを紹介します。
ここでは、平泳ぎのキックについて、
①伸びることを意識する
②膝や足首を柔らかく使う
③脚を曲げすぎない
④下に蹴りすぎない
⑤なるべくフラットに
という5つのコツを紹介します。
全てのコツに共通することは、なるべく抵抗を受けない、フラットな姿勢を保つためにはどうすればよいか、という点です。 それぞれのコツをしっかりと理解して練習にのぞむことで、平泳ぎのキックは必ず上達します。
ここでは、平泳ぎのキックについて、
①伸びることを意識する
②膝や足首を柔らかく使う
③脚を曲げすぎない
④下に蹴りすぎない
⑤なるべくフラットに
という5つのコツを紹介します。
全てのコツに共通することは、なるべく抵抗を受けない、フラットな姿勢を保つためにはどうすればよいか、という点です。 それぞれのコツをしっかりと理解して練習にのぞむことで、平泳ぎのキックは必ず上達します。
平泳ぎのキックにおける蹴り方のコツ①伸びることを意識する
さきほど、基本的なフォームのところでも説明したように、平泳ぎにおいては伸びるという動作が非常に重要です。
なぜなら、キックを打ったあと伸びているときが、平泳ぎにおいて最も進むときだからです。キックで水を蹴ってうまれた推進力を逃さないように、しっかりときれいなフォームで伸びることができるように意識的に伸びるようにしましょう。
キックをしたあと、脚をきれいに揃え、ストリームライン(けのびの姿勢)をつくるようにして、できれば足先までピンと伸ばすようにしましょう。次に、身体全体が一直線になるようなイメージで、部分的に下がっているところ、逆に浮いているところがないようにします。
この伸びる動作が足りないと、余計なスタミナを消費するほか、なかなか進まないフォームとなり、非効率的な泳ぎ方の平泳ぎとなってしまいます。
なぜなら、キックを打ったあと伸びているときが、平泳ぎにおいて最も進むときだからです。キックで水を蹴ってうまれた推進力を逃さないように、しっかりときれいなフォームで伸びることができるように意識的に伸びるようにしましょう。
キックをしたあと、脚をきれいに揃え、ストリームライン(けのびの姿勢)をつくるようにして、できれば足先までピンと伸ばすようにしましょう。次に、身体全体が一直線になるようなイメージで、部分的に下がっているところ、逆に浮いているところがないようにします。
この伸びる動作が足りないと、余計なスタミナを消費するほか、なかなか進まないフォームとなり、非効率的な泳ぎ方の平泳ぎとなってしまいます。