
水泳の歴史とは?クロール・平泳ぎの泳法や競泳水着の歴史とは?
水泳の歴史の始まりは、人類が狩猟・採取や移動のために泳ぎ始めたことであると考えられています。水泳は、19世紀以降に狩猟・採取や移動のために泳ぐだけでなく、泳ぐ速さを競うようになりました。競泳の歴史が始まり、速く泳げるように泳法や水着の開発が進んだことで、スポーツに発展しました。
2022.11.29
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水泳
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Index
- 水泳の歴史について
- 日本の水泳の歴史
- 水泳の4泳法の歴史
- 水泳の競泳の歴史
- 競泳水着の歴史
- 水泳のオリンピックの歴史とは?
- 水泳の歴史まとめ
水泳の歴史について
via unsplash.com
水泳の歴史の始まりは、人類が狩猟・採取や移動のために泳ぎ始めたことだと考えられています。古代の泳ぎ方は、現在の水泳とは異なり、動物の泳ぎ方を模倣したものであったとする説が有力です。19世紀以降に、生活のために泳ぐだけでなく、泳ぐ速さを競うようになったことでスポーツとなり発展していきました。
水泳の成り立ち
via www.reshot.com
水泳が始まったころの泳ぎ方は、はっきりとは分かっていませんが、犬かきや平泳ぎのようなものであったと推測されています。19世紀以降、水泳は、泳ぐ速さを競うスポーツとなり、速く泳ぐため多くの泳法が開発され、現在のスタイルとなりました。
現在の水泳は、速さ以外の要素を競うスポーツも生まれ、リハビリのため取り入れられるなど多くの広がりを見せています。
現在の水泳は、速さ以外の要素を競うスポーツも生まれ、リハビリのため取り入れられるなど多くの広がりを見せています。
水泳の始まりの歴史
人類の水泳の起源は、原始時代に狩猟・採取や移動のために泳いでいたことだと考えられています。古代の水泳は、泳ぐ速さを競うものではなく、生活に必要な手段でした。水泳が泳ぐ速さを競うスポーツとなった発祥国は、19世紀以降のイギリスです。
速く泳ぐことを追求した結果、スポーツとなり発展していき、近代オリンピックの第1回大会である1896年アテネオリンピックで競技種目に採用されました。
速く泳ぐことを追求した結果、スポーツとなり発展していき、近代オリンピックの第1回大会である1896年アテネオリンピックで競技種目に採用されました。
日本の水泳の歴史
領土の周りを海に囲まれた日本では、古くから生活の中に水泳が取り入れられていました。日本で水泳技術が発達した理由は、武術の1つであったことがあげられます。日本の水泳は、武術であり、必ずしも早く泳ぐことだけを目的としたものではありませんでした。
明治時代になると欧米からスポーツの水泳が伝わり、速く泳ぐことを目的とした泳法が広まっていきました。
明治時代になると欧米からスポーツの水泳が伝わり、速く泳ぐことを目的とした泳法が広まっていきました。
古来の泳法と流派
古来から伝わる伝統的な日本泳法には、発祥地の異なる13の流派があります。13の流派のうち、多くは武術の1つであったため、速く泳ぐだけでなく、流れの急な川や海でもおぼれないことや鎧や甲冑をつけたまま泳ぐことが目的でした。
流派 | 発祥地 |
---|---|
神統流 | 鹿児島 |
小堀流踏水術 | 熊本 |
山内流 | 豊後臼杵 |
主馬神伝流 | 伊予大洲 |
神伝流 | 松山 |
水任流 | 讃岐高松 |
岩倉流 | 和歌山 |
能島流 | 和歌山 |
小池流 | 和歌山 |
観海流 | 伊勢 |
向井流 | 江戸 |
水府流水術 | 水戸 |
水府流太田派 | 江戸 |
水泳の4泳法の歴史
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現在の水泳には、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4つの泳法があります。スポーツの水泳がおこなわれるようになった当初は平泳ぎと横泳ぎしかなく、当時の平泳ぎは、現在の泳ぎ方とは異なり、息継ぎなしで顔を上げたまま泳ぐスタイルでした。
平泳ぎを基本とし、ストロークやキックなどが改良されクロールや背泳ぎ、バタフライが生まれました。
平泳ぎを基本とし、ストロークやキックなどが改良されクロールや背泳ぎ、バタフライが生まれました。
クロールの歴史
クロールの起源は、トラジオン・ストロークと呼ばれる左右交互に腕を回して水面上にあげるストロークが考案されたことです。トラジオン・ストロークの登場で、従来の平泳ぎのストロークと比べると、速いスピードで泳ぐことが可能となりました。
キックも平泳ぎに近いあおり足からバタ足に改良され、息継ぎも取り入れられたことで現在のクロールが完成しました。
キックも平泳ぎに近いあおり足からバタ足に改良され、息継ぎも取り入れられたことで現在のクロールが完成しました。
平泳ぎの歴史
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平泳ぎは、水泳の4泳法の中で最も歴史が古い泳法です。平泳ぎの起源は、人類が動物の泳ぎを模倣して泳ぎ始めたとされる頃の泳ぎ方にさかのぼります。もともと平泳ぎは、息継ぎなしで顔を上げたまま泳ぐストレート泳法と呼ばれる泳ぎ方でしたが、のちに頭を沈め息継ぎのときのみ水上に頭を出すウェイブ泳法の使用が認められ、さらに速く泳ぐことが可能となりました。
現在の競泳での平泳ぎは、ウェイブ泳法です。
現在の競泳での平泳ぎは、ウェイブ泳法です。
背泳ぎの歴史
via pixabay.com
背泳ぎの起源は、サバイバルや遭難者の救助で用いられていた泳ぎ方にあります。背泳ぎの元となる泳ぎ方は、仰向けになり、手の動きはバタフライのように両手を同時に動かして水を掻き、脚は平泳ぎのような動きでした。背泳ぎが現在のようなスタイルとなった発祥の地はアメリカです。アメリカのハリー・ヘブナー選手が、クロールを仰向けで泳ぐ泳法でオリンピック金メダルを獲得したことで世界中に広まりました。
バタフライの歴史
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