クイックターンのやり方&コツと練習方法とは?【水泳上達ガイド】
クイックターンは、水泳の上達には欠かせない動作です。素早く身体を回転させる動きはどのような練習を行えば身につけることができるのでしょうか。本記事では水泳上達ガイドとして、クイックターンのやり方と練習方法、そして更なる上達のためのコツを紹介します。
2022.12.20
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水泳
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水泳のクイックターンとは?タッチターンとの違い
クイックターンは、水泳のターンにおいて中心ということができるターンです。
また、クイックターンの習得は、水泳初心者から水泳中級者へステップアップするための第一歩であり、水泳上達に欠かせない要素であるということができます。
タッチターンとはその名の通り壁にタッチをしてから身体を回転させてターンをするという水泳の折返し方法ですが、クイックターンは壁にタッチをせず、泳ぎの流れで身体を回転させてターンをする方法です。
また、タッチターンでは足は水面上に出ませんが、クイックターンは回転する際に水泳の動作の中で唯一、足を上に向けて水面上に出すという特徴があります。
更に、クイックターンでは回転する際に身体をひねる動作が加わるほか、壁に足をつけるタイミングを間違ってしまうと上手くターンができないため、練習が必要です。
また、クイックターンの習得は、水泳初心者から水泳中級者へステップアップするための第一歩であり、水泳上達に欠かせない要素であるということができます。
タッチターンとはその名の通り壁にタッチをしてから身体を回転させてターンをするという水泳の折返し方法ですが、クイックターンは壁にタッチをせず、泳ぎの流れで身体を回転させてターンをする方法です。
また、タッチターンでは足は水面上に出ませんが、クイックターンは回転する際に水泳の動作の中で唯一、足を上に向けて水面上に出すという特徴があります。
更に、クイックターンでは回転する際に身体をひねる動作が加わるほか、壁に足をつけるタイミングを間違ってしまうと上手くターンができないため、練習が必要です。
水泳クイックターンのやり方
ここからは、水泳におけるクイックターンのやり方を詳しく紹介します。 水泳において、クイックターンを使う種目はクロールと背泳ぎです。 クイックターンの基本のやり方は、壁付近で身体を回転させて向きを変え、壁に足をつけて蹴るというやり方です。
クロールのクイックターンには水泳初心者向けの一般的なやり方と、水泳大会などで記録向上や上位を目指す水泳上級者向けのやり方が存在するため、この2つをそれぞれ紹介します。 背泳ぎのクイックターンのやり方は、水泳のルール上ターン前後の動作に少しコツが要りますが、クロールのクイックターンの応用であるということができるため、まずはクロールのクイックターンのやり方をマスターしてから練習すると効率的です。
クロールのクイックターンには水泳初心者向けの一般的なやり方と、水泳大会などで記録向上や上位を目指す水泳上級者向けのやり方が存在するため、この2つをそれぞれ紹介します。 背泳ぎのクイックターンのやり方は、水泳のルール上ターン前後の動作に少しコツが要りますが、クロールのクイックターンの応用であるということができるため、まずはクロールのクイックターンのやり方をマスターしてから練習すると効率的です。
水泳クイックターンのやり方①気を付けの姿勢からのターン
水泳におけるクイックターンのやり方の基本としては、気を付けの姿勢から前転をするように身体を回して壁に足をつけて蹴るというやり方が一般的です。クロールで25mまたは50m泳いで壁付近まで来たら、最後の1ストロークは水をかいていない方の片手を水面上に出さず、下げたままにしてストロークをし、両手を下げた状態、つまり気を付けのような状態にします。
気を付けの状態になったら、壁の前で足が水面上を通って壁に到達するように身体を前に素早く回転させ、壁を蹴ります。 この際、壁につける足はクロールの場合足先が真上に向くのではなく、横向きになっているのが理想です。
気を付けの状態になったら、壁の前で足が水面上を通って壁に到達するように身体を前に素早く回転させ、壁を蹴ります。 この際、壁につける足はクロールの場合足先が真上に向くのではなく、横向きになっているのが理想です。
水泳クイックターンのやり方②ストロークの流れからのターン
水泳上級者で、よりクイックターンの動作を速くしたい場合、気を付けの姿勢を作ってから回るよりも、クロールのストロークの流れでそのまま回った方が速く回ることができます。 ストロークの流れで回るとはどういうことかというと、壁付近まで来たら、最後の1ストロークを終えて水面上にある手を入水させるのと同時に頭を下げ、身体の回転を始めるということです。
この方法では、ストロークの勢いのままクイックターンへと入っていくことができるため、気を付けの状態を作ってからのターンよりもスピードを緩めることなくターンをすることができます。
この方法では、ストロークの勢いのままクイックターンへと入っていくことができるため、気を付けの状態を作ってからのターンよりもスピードを緩めることなくターンをすることができます。
水泳クイックターンのやり方③背泳ぎのクイックターン
背泳ぎのクイックターンのやり方はクロールのクイックターンとは少し異なります。 背泳ぎの場合、壁付近まで来たら、ストロークをしながらクロールの呼吸をした時のような動きでうつ伏せになり、クロールのクイックターンと同様に気を付けの姿勢を作って身体を回転させ、壁を蹴ります。
背泳ぎのターンでは、ターンの直前の1ストロークだけうつ伏せになることが許されています。それ以外では必ず仰向けの状態で泳がなければなりません。そのため、背泳ぎのクイックターンの場合、壁を蹴る際の足先は真上を向いている必要があります。
背泳ぎのターンでは、ターンの直前の1ストロークだけうつ伏せになることが許されています。それ以外では必ず仰向けの状態で泳がなければなりません。そのため、背泳ぎのクイックターンの場合、壁を蹴る際の足先は真上を向いている必要があります。
クロールのクイックターン練習方法
ここからは、クイックターンの練習方法を紹介します。 ここでは、クロールのクイックターンにおける具体的な動作の仕方と練習方法を、 7つに分けて紹介します。
全て、クイックターンの基本動作の習得やレベルアップにつながる練習ですので、1つ1つ詳しく解説します。
①水中で回る動作の練習方法
②壁付近で回る動作の練習方法
③壁に足をつける練習
④回りながらひねる練習
⑤気を付けからのターン練習
⑥ストロークの流れで回る練習
⑦一連の動作の反復練習
全て、クイックターンの基本動作の習得やレベルアップにつながる練習ですので、1つ1つ詳しく解説します。
①水中で回る動作の練習方法
②壁付近で回る動作の練習方法
③壁に足をつける練習
④回りながらひねる練習
⑤気を付けからのターン練習
⑥ストロークの流れで回る練習
⑦一連の動作の反復練習
クイックターンの練習方法①水中で回る動作の練習方法
水泳のクイックターンにおける基本は、回ることです。 まずは、その回る動作の練習をしてみましょう。 初めのうちは、壁付近ではなく周りにスペースのあるところで行うと安全です。
うつ伏せになって、バタフライのストロークのように(あるいは平泳ぎのひとかきひとけりのように)水をかいて気を付けの状態になったら、頭をお辞儀するように下げて足を曲げながら回ります。 頭を下げて、足は曲げながら水面上を通って反対側におろします。 最初は1回転してしまっても、動きが大きくなっても良いので、まずは水中で気を付けの状態から回る感覚を掴みます。
うつ伏せになって、バタフライのストロークのように(あるいは平泳ぎのひとかきひとけりのように)水をかいて気を付けの状態になったら、頭をお辞儀するように下げて足を曲げながら回ります。 頭を下げて、足は曲げながら水面上を通って反対側におろします。 最初は1回転してしまっても、動きが大きくなっても良いので、まずは水中で気を付けの状態から回る感覚を掴みます。
クイックターンの練習方法②壁付近で回る動作の練習方法
回る動作に慣れたら、次はターンを行う壁付近で回る動作の練習をしましょう。
この練習の段階では壁に足をつけるということは意識しなくても良いですが、どのあたりで回ったら足がぶつかってしまうのか、または足が届かなくなるのか、ということを確認しながら回りましょう。 1回転して立ってしまっても良いですし、感覚でできる方は壁に足をつけてみてください。
この練習の段階では壁に足をつけるということは意識しなくても良いですが、どのあたりで回ったら足がぶつかってしまうのか、または足が届かなくなるのか、ということを確認しながら回りましょう。 1回転して立ってしまっても良いですし、感覚でできる方は壁に足をつけてみてください。
クイックターンの練習方法③壁に足をつける練習
壁付近で回ることに慣れたら、次はターンに必要な足を壁につける動作を練習します。
タッチターンでは壁にタッチをするため、必然的に身体と壁の距離が近くなり、また足を引き付けるという動作が必要であるため、足は体育座りをするくらい曲げた状態でターンを行います。 しかし、クイックターンの場合、足は引き付けるのではなく回転と同時に自然と壁側に持ってくることができるため、必ずしも壁に近いところで足をしゃがむくらい曲げなくても良く、むしろ足は少し曲げるくらいの方が素早く、少ない力で効率的に壁を蹴ることができます。
壁付近で回る練習よりも少し離れたところで、今までよりも少しだけ足を伸ばして回り、足の裏を壁に向けます。 最初は距離感が掴めなくても、この練習方法を繰り返すことで、感覚的にクイックターンで壁に足をつけるやり方がわかるようになります。
タッチターンでは壁にタッチをするため、必然的に身体と壁の距離が近くなり、また足を引き付けるという動作が必要であるため、足は体育座りをするくらい曲げた状態でターンを行います。 しかし、クイックターンの場合、足は引き付けるのではなく回転と同時に自然と壁側に持ってくることができるため、必ずしも壁に近いところで足をしゃがむくらい曲げなくても良く、むしろ足は少し曲げるくらいの方が素早く、少ない力で効率的に壁を蹴ることができます。
壁付近で回る練習よりも少し離れたところで、今までよりも少しだけ足を伸ばして回り、足の裏を壁に向けます。 最初は距離感が掴めなくても、この練習方法を繰り返すことで、感覚的にクイックターンで壁に足をつけるやり方がわかるようになります。
クイックターンの練習方法④回りながらひねる練習
クロールのターンの場合、うつ伏せで泳ぐため、壁を蹴る時にはつま先が斜め上から斜め下を向いているのが理想です。 そのため、クイックターンでは回転の途中で身体をひねるようにして、足が壁についた時に体が横を向いている形が理想とされています。
今までの練習のように前転をするような回り方だと、壁についた時に足先は上を向いているはずです。 お辞儀をするように頭を下げた後、足を斜めに下ろすようにして身体をひねり、横向きになるように身体を動かすのですが、初めのうちは難しいので、ゆっくり動きを確認してみてください。
水泳の動画や上手な人のターンを見てイメージトレーニングをしたり、繰り返し練習したりする中で、コツや感覚を身につけていくしかありません。
今までの練習のように前転をするような回り方だと、壁についた時に足先は上を向いているはずです。 お辞儀をするように頭を下げた後、足を斜めに下ろすようにして身体をひねり、横向きになるように身体を動かすのですが、初めのうちは難しいので、ゆっくり動きを確認してみてください。
水泳の動画や上手な人のターンを見てイメージトレーニングをしたり、繰り返し練習したりする中で、コツや感覚を身につけていくしかありません。
クイックターンの練習方法⑤気を付けからのターン練習
Flip turn (Slow motion) クイックターンスローモーション
via www.youtube.com
ここまでは水泳のクイックターンにおける基本動作の具体的なやり方と練習方法を説明してきましたが、ここからは実践的な練習方法を紹介します。 まずは、気を付けの姿勢をつくってからのクイックターンの練習です。
後ほどストロークの勢いのまま回る水泳上級者向けのクイックターン練習も紹介しますが、そちらの方法だと入水する手がいつもの反対だったり、タイミングが合わなかったりなどといったことも想定されます。 そのため、気を付けからのターンもしっかりとマスターしておく必要があります。
壁から5mくらいから泳いで壁を蹴るまで(壁に足をつけるまで)の練習を繰り返し、各個人で異なる回り始めの適切な位置を確かめます。 このとき、気を付けの姿勢になってからどれくらいの時間がたつとスピードが落ちてしまうのかということも確認しておきます。
後ほどストロークの勢いのまま回る水泳上級者向けのクイックターン練習も紹介しますが、そちらの方法だと入水する手がいつもの反対だったり、タイミングが合わなかったりなどといったことも想定されます。 そのため、気を付けからのターンもしっかりとマスターしておく必要があります。
壁から5mくらいから泳いで壁を蹴るまで(壁に足をつけるまで)の練習を繰り返し、各個人で異なる回り始めの適切な位置を確かめます。 このとき、気を付けの姿勢になってからどれくらいの時間がたつとスピードが落ちてしまうのかということも確認しておきます。
クイックターンの練習方法⑥ストロークの流れで回る練習
続いて、水泳上級者向けの、ストロークの流れで回るクイックターンです。 こちらのやり方の場合、まず自分が回りやすい方向を確かめます。
できればどちらにも慣れておくのが理想ですが、最後の1ストロークが右手の方が回りやすいのか、左手の方が回りやすいのか、個人によって違うため、練習段階で把握しておくことも重要です。 気を付けの姿勢からのクイックターン同様、5mくらい離れたところから泳いで壁を蹴るまでの動作を繰り返し、どの程度離れたところで回ると調度良いのか、自分に適した位置を見つけます。
特に、水泳上級者向けのクイックターンは今までの動きとは異なる部分もあるため、何度も練習して慣れていく必要があります。
できればどちらにも慣れておくのが理想ですが、最後の1ストロークが右手の方が回りやすいのか、左手の方が回りやすいのか、個人によって違うため、練習段階で把握しておくことも重要です。 気を付けの姿勢からのクイックターン同様、5mくらい離れたところから泳いで壁を蹴るまでの動作を繰り返し、どの程度離れたところで回ると調度良いのか、自分に適した位置を見つけます。
特に、水泳上級者向けのクイックターンは今までの動きとは異なる部分もあるため、何度も練習して慣れていく必要があります。
クイックターンの練習方法⑦一連の動作の反復練習
フリップターン、クイックターン
via www.youtube.com
基本練習で問題なくクイックターンができるようになったら、一連の動作を反復練習し、レベルアップを目指しましょう。 10mくらい離れたところから泳ぎ、ターンをした後キックを打って浮き上がり、3ストローク目くらいまでの一連の動作を全力で行います。
壁を蹴ったらすぐキックを打つのではなく、ストリームライン(けのび)の姿勢を作ってうつ伏せとなるように回転しながら姿勢を整えてからキックを打ち始めます。 すぐに大きくキックを打つと身体が抵抗を受け、せっかく壁を蹴って得たスピードを落としてしまいます。
実践的な練習を繰り返し行うことで、練習でも水泳大会でも自然とクイックターンができるようになります。
また、ターンを上達させたい場合、普段の水泳の練習もその機会と考えることができます。
どんな練習でもターンを意識して行うことで基礎レベルの向上に繋がります。
壁を蹴ったらすぐキックを打つのではなく、ストリームライン(けのび)の姿勢を作ってうつ伏せとなるように回転しながら姿勢を整えてからキックを打ち始めます。 すぐに大きくキックを打つと身体が抵抗を受け、せっかく壁を蹴って得たスピードを落としてしまいます。
実践的な練習を繰り返し行うことで、練習でも水泳大会でも自然とクイックターンができるようになります。
また、ターンを上達させたい場合、普段の水泳の練習もその機会と考えることができます。
どんな練習でもターンを意識して行うことで基礎レベルの向上に繋がります。
背泳ぎのクイックターン練習方法
水泳競技(競泳)のルールでは、背泳ぎの場合、ターン前の動作から壁を蹴るまで以外は全ての動作を仰向けで行わなければならないと定められています。 そのため、ターン前後の動作でもそのことを意識して行う必要があります。
意識をしないで何となくターン動作を行っていると、いざ水泳大会に出た時などに失格をとられてしまう可能性があります。 そうならないためにも、普段の練習からしっかりと水泳ルールに則ったターンのやり方を身体に覚えさせておきましょう。
ここでは、背泳ぎのクイックターン練習について、 3つに分けて説明します。
①ターン前の動作練習
②気を付けからのターン練習
③一連の動作の反復練習
意識をしないで何となくターン動作を行っていると、いざ水泳大会に出た時などに失格をとられてしまう可能性があります。 そうならないためにも、普段の練習からしっかりと水泳ルールに則ったターンのやり方を身体に覚えさせておきましょう。
ここでは、背泳ぎのクイックターン練習について、 3つに分けて説明します。
①ターン前の動作練習
②気を付けからのターン練習
③一連の動作の反復練習
背泳ぎのクイックターン練習①ターン前の動作練習
クイックターンのやり方で説明したように、背泳ぎのクイックターンの場合は、ターン前最後の1ストロークでクロールの呼吸時のような動きをして身体をひっくり返します。
この動作がスムーズにできない場合は、普段の練習のウォーミングアップ等で、クロール→背泳ぎ→クロール→背泳ぎというように4ストローク程度でひっくり返るという練習が効果的です。
この動作がスムーズにできない場合は、普段の練習のウォーミングアップ等で、クロール→背泳ぎ→クロール→背泳ぎというように4ストローク程度でひっくり返るという練習が効果的です。
背泳ぎのクイックターン練習②気を付けからのターン練習
水泳 背泳ぎのターン
via www.youtube.com
背泳ぎのクイックターンでは、うつ伏せに変える位置が壁に近すぎると下を向いた状態で壁にタッチすることになったり、上手く回れなかったりしてスムーズにターンができません。 逆に遠すぎると、水泳のルールで背泳ぎではうつ伏せになってキックを打つことなどは許されていないので、壁に近づくまで待つしかなくなり、スピードが落ちてしまいます。
大体どのくらいの位置でひっくり返れば良いのか、壁から5m~10mくらい離れた位置から泳いで、下を向いて気を付けの姿勢からまっすぐ回る、という練習を繰り返します。
大体どのくらいの位置でひっくり返れば良いのか、壁から5m~10mくらい離れた位置から泳いで、下を向いて気を付けの姿勢からまっすぐ回る、という練習を繰り返します。
背泳ぎのクイックターン練習③一連の動作の反復練習
水泳のルールに則った背泳ぎのクイックターンの基本動作に慣れ、スムーズに行うことができるようになってきたら、クロールのクイックターンと同じように、10mくらい泳ぐ→ひっくり返ってクイックターンをする→壁を蹴って潜水キック→浮き上がって3ストロークまで泳ぐ、という一連の動作の反復練習を行います。
背泳ぎの潜水は仰向けのドルフィンキック(バサロキック)で行います。 背泳ぎのターン練習の際には、必ず進路に人がいないかどうかよく確認してから行いましょう。背泳ぎは後ろが見えないため、5m地点にあるフラッグやコースロープの色が変わるところを目印にして、そこから大体どのくらいでひっくり返れば良いのかを何度も練習することで覚えると、スムーズなターンを行うことができます。 クロールのクイックターン練習と同じように、普段の水泳の練習時から意識をして練習すると、上達が早くなります。
背泳ぎの潜水は仰向けのドルフィンキック(バサロキック)で行います。 背泳ぎのターン練習の際には、必ず進路に人がいないかどうかよく確認してから行いましょう。背泳ぎは後ろが見えないため、5m地点にあるフラッグやコースロープの色が変わるところを目印にして、そこから大体どのくらいでひっくり返れば良いのかを何度も練習することで覚えると、スムーズなターンを行うことができます。 クロールのクイックターン練習と同じように、普段の水泳の練習時から意識をして練習すると、上達が早くなります。
水泳クイックターンのコツ
ここまで水泳におけるクイックターンの練習方法を紹介してきましたが、ここからは更なる上達のための、クイックターンのコツを紹介します。 クイックターンのコツは、6つありますので1つ1つ詳しく解説します。
①流れを意識する
②5m地点からのストローク数を知る
③頭で考えすぎない
④身体の回転スピードを上げる
⑤壁に足をつけすぎない
⑥失敗しても慌てない
①流れを意識する
②5m地点からのストローク数を知る
③頭で考えすぎない
④身体の回転スピードを上げる
⑤壁に足をつけすぎない
⑥失敗しても慌てない
水泳クイックターンのコツ①流れを意識する
クイックターンは、タッチターンと違い動きが止まらないことがメリットとして挙げられます。 そのため、動作の流れを止めないことがクイックターンにおける重要なコツといえます。 例えばしばらく気を付けの姿勢でいると、せっかく泳ぎでついていた推進力が徐々に失われ、泳ぎの流れでターンをすることができません。
動作が止まると、泳ぎのスピードが逃げてしまい、泳ぎ→ターン→潜水→泳ぎという流れが、動→静→動となり、静の状態から動の状態にするためにより多くのエネルギーを使ってしまうことに繋がります。
動作が止まると、泳ぎのスピードが逃げてしまい、泳ぎ→ターン→潜水→泳ぎという流れが、動→静→動となり、静の状態から動の状態にするためにより多くのエネルギーを使ってしまうことに繋がります。
水泳クイックターンのコツ②5m地点からのストローク数を知る
背泳ぎのクイックターンの項目でも少し説明しましたが、クイックターンに限らず、水泳のターンを上手に行うやり方のコツとして、壁から5m離れた地点からの自分のストローク数を把握しておくことが挙げられます。 水泳上級者の場合は片道25mまたは50mごとのストローク数は大体一定で、ターンやタッチのタイミングを合わせるために5m地点からのストローク数も把握していることが多いといえます。 水泳初心者や中級者の場合でも、5m地点からのストローク数を把握しておくことで、ターンのタイミングが合わせやすくなります。
クイックターンの場合は特にタッチを合わせる必要はないので、よりタイミング・距離を合わせやすいといえます。 一連の動作の反復練習などでストローク数を意識して練習することで、普段の練習や水泳大会などでタイミングが合わなくて困るということが少なくなります。
クイックターンの場合は特にタッチを合わせる必要はないので、よりタイミング・距離を合わせやすいといえます。 一連の動作の反復練習などでストローク数を意識して練習することで、普段の練習や水泳大会などでタイミングが合わなくて困るということが少なくなります。
水泳クイックターンのコツ③頭で考えすぎない
水泳のクイックターンを上達させるための3つ目のコツとして、頭であまり細かく考えすぎないことが挙げられます。 確かに水泳においてクイックターンは難しい動作のひとつということができますが、難しさ故に頭で考えすぎてしまうと、動きがぎこちなくなり、結果として上手く回ることができなくなってしまう可能性があります。
水泳においてはどの動作にも共通して言えることでもありますが、クイックターンは繰り返しの練習で感覚を身につけ、何も考えなくても自然にできるくらいまで練習しておくことが理想です。
水泳においてはどの動作にも共通して言えることでもありますが、クイックターンは繰り返しの練習で感覚を身につけ、何も考えなくても自然にできるくらいまで練習しておくことが理想です。
水泳クイックターンのコツ④身体の回転スピードを上げる
水泳のクイックターンを上達させるための4つ目のコツとして、身体の回転スピードを上げることが挙げられます。 身体の回転スピードを上げるには、できるだけコンパクトに回転する必要がありますが、脚までコンパクトに回してしまうと、壁を蹴る前にもたつく可能性があります。
回転スピードを上げるコツは、脚の動きを速くすることです。 頭を下げると同時に素早く水面上を通し、足が壁についた瞬間に蹴るというのが理想です。
回転スピードを上げるコツは、脚の動きを速くすることです。 頭を下げると同時に素早く水面上を通し、足が壁についた瞬間に蹴るというのが理想です。
水泳クイックターンのコツ⑤壁に足をつけすぎない
水泳のクイックターンを上達させるための5つ目のコツとして、壁に足をつけすぎないことがあげられます。 壁に足をつけすぎないとはどういうことかというと、水泳で壁を蹴る時や地面でジャンプをする時のことを思い浮かべるとわかりやすいのですが、蹴る瞬間に壁や地面についているのは、つま先と指の付け根のみです。かかとの上下動は勢いをつけるためのもので、実際に壁や地面を蹴っている訳ではありません。
足の裏がべったりとついていると、ふくらはぎの筋肉が伸びてしまい、十分に力を入れることができません。 水泳のターンでも、壁を蹴る際に壁についている必要があるのは足指とその付け根だけで、かかとまでべったりとくっつける必要はありません。 このコツを意識することでクイックターンにおいて止まっている時間が短くなり、スムーズに折り返すことができるようになります。
足の裏がべったりとついていると、ふくらはぎの筋肉が伸びてしまい、十分に力を入れることができません。 水泳のターンでも、壁を蹴る際に壁についている必要があるのは足指とその付け根だけで、かかとまでべったりとくっつける必要はありません。 このコツを意識することでクイックターンにおいて止まっている時間が短くなり、スムーズに折り返すことができるようになります。
水泳クイックターンのコツ⑥失敗しても慌てない
練習・コツの習得で、何も考えずクイックターンができるまでに上達したとしても、疲れや調子によって失敗してしまうことはあります。 水泳大会に頻繁に出ているような水泳上級者でも、壁に近すぎる・遠すぎる・滑るなど、失敗することはあります。
多少失敗しても、水泳のルール上ターンの際には身体の一部分が壁につけば良いので、心配することはありません。
慌てるとターン後の潜水キックまでぎこちなくなってしまいます。 ターンは水泳の一部分でしかなく、ターンの失敗で全てが無駄になる訳ではないので、まずは落ち着いて壁を蹴り、きれいな姿勢で潜水をしましょう。
壁に近い時は、力を入れ過ぎないように脚を伸ばしていき、力の入るところで壁を蹴ります。 遠い場合はつま先で蹴って姿勢を整え、細かくキックを打ち始めます。 足が滑った場合、キックで立て直すか、落ち着いてもう一度壁を蹴ります。
多少失敗しても、水泳のルール上ターンの際には身体の一部分が壁につけば良いので、心配することはありません。
慌てるとターン後の潜水キックまでぎこちなくなってしまいます。 ターンは水泳の一部分でしかなく、ターンの失敗で全てが無駄になる訳ではないので、まずは落ち着いて壁を蹴り、きれいな姿勢で潜水をしましょう。
壁に近い時は、力を入れ過ぎないように脚を伸ばしていき、力の入るところで壁を蹴ります。 遠い場合はつま先で蹴って姿勢を整え、細かくキックを打ち始めます。 足が滑った場合、キックで立て直すか、落ち着いてもう一度壁を蹴ります。
水泳のクイックターンは反復練習あるのみ
クイックターンは水泳上達に欠かせない動作の1つで、これを上達させることによって水泳のタイム向上を目指せるほか、練習効率アップも見込めます。 また、タッチターンよりもタイミングを合わせるのが苦にならず、スムーズにターンできるという点もクイックターンのメリットとして挙げられます。
クイックターンは、本記事で紹介した通り、練習で感覚を身につけることが上達への一番の近道です。クイックターンのメリットを最大限に活かし、水泳技術を向上させるためにも、普段の練習から意識して行うことが重要です。
クイックターンは、本記事で紹介した通り、練習で感覚を身につけることが上達への一番の近道です。クイックターンのメリットを最大限に活かし、水泳技術を向上させるためにも、普段の練習から意識して行うことが重要です。
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