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バタフライキックのコツ&練習方法!強化するために必要なことは?

バタフライキックのコツ&練習方法!強化するために必要なことは?

水泳の中では初心者にとって一番難しいともいえるバタフライ。そのバタフライキックのコツや練習方法をご紹介します。バタフライキックを強化するために必要な上達のコツや、体のうねりのポイントなどを徹底解説します。バタフライキックにお悩みの方はご覧ください。

2022.12.20 水泳

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バタフライキックとは

Free photo: Dolphin, Marine Mammals, Water, Sea - Free Image on Pixabay - 203875 (22459)

バタフライキックとは、泳ぎ方の「バタフライ」で使用される独特のキックです。
ドルフィンキックとも呼ばれ、イルカが泳ぐように推進していく泳ぎ方です。
水泳の泳ぎ方の中では少し初心者には難しいものなので、バタフライキックで練習につまずく方も多いでしょう。
バタフライキック上達のコツや練習方法について説明します。

バタフライキック第一キック

バタフライキックでは、大きく蹴って推進するための第一キックが重要です。
両足をそろえて同時に蹴り、水を深く蹴りこんで前へ進みます。
第一キックの時、体全体にうねりが生じるため、足だけでなく体幹も鍛えていないと、バタフライキックの威力は落ちてしまいます。

バタフライキック第二キック

第一キックで大きく前へ進んだ後、水中で深く沈んだ体を再び水面まであげていく第二キックを行います。第二キックの目的は体が前へ進むことではなく、再び力強い第一キックを行うための準備運動ともいうべきキックです。
タイミングを的確に行うことで、バタフライのフォームを美しく保つことができます。

バタフライキックのコツ

バタフライのキック

バタフライキックを美しく行うためには、体全体の使い方にコツがあります。
他の泳ぎ方と比較しても、バタフライは前身を使った泳ぎ方です。
初心者の方がつまずいてしまうのは、この体の使い方がうまくつかめないからというケースが多いです。
バタフライキックのコツを大きく分けて3つご紹介します。

コツ①ひざの曲げ方

ひざは「力を抜いた状態」が最も好ましく、美しい体のうねりを生み出すことができます。
コツとして、ひざを曲げすぎないことが挙げられます。
ひざが曲がりすぎていると水の抵抗が生まれてしまい、前へ進めなくなりますのでご注意ください。
腰からしっかりと体のうねりを意識してキックした際に、自然に水の中で曲がるひざを意識するのがコツです。

また、ひざの曲げ方にもつながるコツとして、太ももでキックを打つイメージを持ちましょう。
太ももが支えになっているイメージを持つことで、ひざは自然な流れで曲がるタイミングをつかむことができます。

コツ②腰の使い方とうねり

バタフライは体全体を使ったキックを要します。そのコツとなるのが、腰の使い方です。
腰からエネルギーが太もも、ひざ、足先へと抜けていくようなイメージを持って、うねりが自然なラインを描くようバタフライキックするのがコツです。

バタフライキックではうねりが大切と言われていますが、その起点になるのが腰だということを頭に入れておけばコツはばっちりつかめるでしょう。
練習する際にも、腰からの流れやうねりを意識していれば、自然とバタフライキックのフォームが美しく保てます。

コツ③水中でのキックのタイミング

Butterfly swimming technique. How to swim butterfly. Beginner | Swim tutorial

水中でのキックについては、第一キックと第二キックのタイミングにコツがあります。
第一キックのタイミングは体のうねりができていれば自然と水面に足があがってきた瞬間です。
第二キックは第一キックが終わって後、体が最も水中の下部まで落ち込んだ瞬間です。
この2つのタイミングをつかんだところで、「1、2」「1、2」とリズムをつかみながら泳ぐのが、バタフライキックのコツです。

バタフライキックの練習中でスピードやリズムがつかない場合は、第二キックを省略し、第一キックのみでゆるやかにバタフライキックのコツをつかむよう練習する方法をおすすめします。
ある程度スピードをつけられるようになってきたら、第一キックと第二キックのリズムを意識するのがキックのタイミングをつかむコツです。

バタフライキックの練習方法

バタフライキックで上達するための練習方法をご紹介します。コツは、あせらないこと。
バタフライキックの動きは単純な水泳方法と違って、体が動きを覚えるまではなかなかコツがつかめません。
練習の際には、パーツごとに分けて体の動きを覚えたり、ゆっくり泳ぐ練習を繰り返して体を慣らしていくことがコツです。

練習方法①キックの動きのみを確認

バタフライ 初心者イメトレ on Foo Fighters – the pretender

バタフライを始めたばかりの初心者の方は、腕の動きをつけずにバタフライキックの動きのみを確認しましょう。
練習方法として、腕をまっすぐに伸ばしたままバタフライキックの推進力のみで進む練習方法があります。体が沈んでしまって難しい場合は、ビート版などをうまく利用しましょう。
このとき、体を横から見たときに美しいうねりができているかイメージしながら練習することを心がけるのがコツです。

バタフライは、キックが正しくできてから体全体の動きを練習するのが上達のコツです。

練習方法②ゆっくり体幹から打つうねりを確認

ドルフィンキック練習

体幹を使って水中を打つ動きが、バタフライキックの最大のコツになりますが、それを速い動きの中で確認するのは初心者にとって至難の業です。
まずはゆっくりとした動きの中で、体幹を意識しながらバタフライキックの動きを練習しましょう。
ゆっくりとした動きでも、バタフライキックの体の動きが正しければ体は沈みません。
動画のような練習方法をイメージして、自分のタイミングでバタフライキックの練習を繰り返すのがコツです。

バタフライキック強化ドリル

先にご紹介したような練習方法でもなかなかバタフライキックのコツを習得できない初心者の方には、強化ドリルをおすすめします。バタフライキックを自分の体が覚えるために、ほんの少しのアイテムを利用したり、水中ではないドリルを加えることで、上達のスピードがあがりますよ。

強化ドリル①フィンを付けた練習で推進力アップ

プール競技編.2 フィンキックの基本(ドルフィンキック) ~ヒザではなく体幹から打ち始める!~ 【SHUN LIFESAVING SPORT CLINIC】】

水泳に関わる練習では、実はフィンをつけたほうが上達やコツの習得がはやいと言われています。足で水をかく感覚をフィンが手助けしてくれるため、自分がどのように前へ進んでいるかを感じやすいのです。
バタフライキックは特に、フィンをつけて泳ぐことでコツをつかみやすい泳ぎ方と言えます。ですので、フィンをつけてバタフライキックの練習をすることで、より早くコツをつかむことができるでしょう。
また、腰や足の力がまだおぼつかない初心者の方でも、フィンがあれば簡単に前へ進むことができます。推進力不足でバタフライの感覚がつかめない方でも、安心して練習に励むことができます。

強化ドリル②ひざの動きを確認

②キックの練習

バタフライキックを行う前の段階として、ひざの動きを陸上で確認する練習ドリルもおすすめです。動画のようにひざを前後に動かすドリルを繰り返し行うことで、水中では簡単に腰から足への流れやうねりを実現することができます。
練習ドリルは地味な動きのものが多いですが、バタフライキックマスターのためには役立つものばかりですので、初心者の方でバタフライキックの練習につまずいてしまった場合はぜひチャレンジしてみてください。

バタフライキック初心者のための上達のコツ

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バタフライキックの練習方法やコツについてご紹介してきました。最後に、バタフライキック初心者の方が上達のために必要なコツについて簡単にご紹介します。
バタフライキックの強化トレーニングは、実は泳ぐことだけではありません。

イメージトレーニングが初心者には効果アリ!

バタフライキックの場合、実は練習回数を増やすだけでなく、イメージトレーニングの時間を設けることでコツをつかめるということもあります。
強化ドリルのひとつとして、頭の中でバタフライキックの時の体の動きや、美しいうねりをイメージトレーニングすることを加えてみると良いかもしれません。
体全体の動きは、練習によってもちろん強化されるものですが、頭の中で理解していると自然に体が動くということもあります。
うまくバタフライキックの体の使い方がわからず、練習しても成果が現れない人は、一度イメージトレーニングにチャレンジしてみましょう。

無理にスピードアップを急がないで!

水泳をやっていると、ついスピードアップに神経が向いてしまいます。速く泳げることが正しいと考えてしまう方も多いでしょう。
しかし、バタフライの場合は体の動きをマスターしていないうちにスピードアップしようとすると推進力が減ってしまい、「バタバタとしたバタフライ」になってしまいます。
動きがバタバタしてしまわず、美しく静かなフォームのバタフライキックができるよう、落ち着いて急がずに練習するのが上達のコツです。

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