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硬式テニスのラケットの選び方ガイド!初心者におすすめのポイントとは?

硬式テニスのラケットの選び方ガイド!初心者におすすめのポイントとは?

初心者プレーヤーが硬式テニスラケットを選ぶときにチェックしたいことと共に、初心者におすすめの選び方のポイントをご紹介します。知っておくと将来的にも役立つラケットのスペックについてもご説明します。ぜひラケット購入の際の参考にしてみてください。

2021.12.16 テニス

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公式ライター
園城寺 希


テニスラケットを初心者が選ぶときに気を付ける3つのこと

Tennis on Instagram: “Happy ❤️ day ?” (58081)

一般的な初心者硬式テニスプレーヤーの特徴から、選ぶときに気を付けたいポイントを3つあげます。硬式テニスはテニスラケットという道具を使うスポーツです。練習をともにし、大切な相棒となるラケットの最初の選び方を誤ると、筋力に合わないテニスラケットで思わぬケガをしたり、なかなか上達せず時間がかかったりすることがあります。

経験者のアドバイスを参考に自分に合った性能のテニスラケットを選び、着実に基本技術の向上を目指すことでしっかりとした実力が身に付きます。

真ん中に当たりやすいラケット

硬式テニスを始めてしばらくは誰でもラケットの真ん中にボールが当たりません。硬式テニス初心者はボールとの距離や空間認識がつかめていないため、ピンポイントにボールを打つことは難しいのです。
ラケット面でボールがよく飛ぶ範囲をスウィートエリアと呼びますが、ラケット面の大きいラケットはスウィートエリアが広く、ミスショットを減らすことができます。
また、硬式テニス初心者はミスショットをすることに不安を感じていますので、ミスショットが減ることは成功体験の積み重ねにもなり、その後の練習に対するやる気や、試合での自信にもつながります。

パワーのあるラケット

Babolat on Instagram: “The courts are ready. Only thing missing is you. #TennisRunsInOurBlood” (58092)

初心者硬式テニスプレーヤーは、一般的にパワーが足りない傾向にあります。他のスポーツをやっていて基礎体力がある選手は別ですが、普段スポーツをしていない非力な選手は相手から飛んで来るボールの勢いに負けてしまうことが多いです。

特にグリップが細く軽いテニスラケットは硬式テニス初心者にとっては扱いやすいのですが、サーブレシーブなどでボールの勢いに負け、腕への衝撃が大きい傾向がありますので注意が必要です。
最近ではフレームが厚いなど、パワーを補ってくれるテニスラケットがありますので利用したいです。

自分に合ったラケット

硬式テニス初心者は、自分の体力に合わない重さや硬さのラケットを使うことで疲労を感じ、繰り返しの打球で肘のテニスエルボーや手首の腱鞘炎などのケガにつながるおそれがあります。特にラケットのスウィートエリアを外すケースが多い初心者は、打球の衝撃が直接肘や手首に来るため、痛みを感じることが多く、痛みは記憶に残るため、それが理由でテニスが嫌いになったり面白くなくなったりしてしまうことがあります。自分に合ったラケットを選ぶことは大切です。

テニスラケットの7つの選び方について

Babolat on Instagram: “Who’s on team strike? ⠀#PlayToBeWild” (58088)

硬式テニスラケットの選び方にはフレームの大きさや重さなど7つあります。それそれの選び方には関連性があり、例えばフレームの大きいラケットは軽めで厚いです。ラケットメーカーはそれぞれの選び方の要素(スペック)を組み合わせてラケット性能の特徴を形作っています。
また、メーカーの異なるラケット同士を比べる際に、スペックは判断材料となる大切な数値ですので、その数値の意味を理解し覚えておくと、ラケット選択にも活用できます。

テニスラケットの選び方①フレームの大きさ

硬式テニスラケットフレームの大きさは、ルール上では、ラケット面は縦に39.4センチ、横幅は29.2センチを超えてはならない、とあります。

カーボン素材を使った加工技術の向上で強度が上がり、大きさは平方インチで言いますが、100平方インチが基本で、比較的小さめの95平方インチから120平方インチまで選ぶことができます。

ただし、大きければよいということでもなく、パワーは出ますがコントロールが悪くなります。大き過ぎるとラケットに張るガットの量で重くなりますし、空気抵抗も大きくなるのでこれら要因も考慮しなければなりません。

テニスラケットの選び方②フレームの重さ

フレームの重さがある程度ないと相手からのボールに打ち負けてしまいます。ラケットには軽いながらも強度の高いカーボン素材がフレームに使われており、使用者の体力に合わせてフレームの重さも自由に選べます。
テニスというスポーツは一試合あたりかなりの回数ラケットを振り回す競技ですので、軽量の方が選手にとっては助かります。競技者用の仕様ですと、300グラム以上のラケットがありますが、280グラムが基本で、バランスなどの工夫をすることで250グラム前後でも打ち負けないフレームが多くあります。(ガットの重さを除いたフレームのみの重さです。)

テニスラケットの選び方③フレームの厚さ

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ラケットの厚さはフレームの硬さに影響します。厚くすることで硬くなりフレームはしならず、ボールの弾き・飛びはよくなります。
25ミリ前後の厚さが標準で中厚とも呼ばれます。それよりも薄い20ミリ前後の厚さのラケットはフレームの大きさも小さく、ラケットのしなりで自分から打っていくような力のある選手用です。一方、30ミリ前後のラケットは、フレームの大きさも大きく、ラケットによるパワーサポートが必要なシニアプレーヤーや女性用に人気があります。

テニスラケットの選び方④バランス

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ラケットのバランスは、メーカーの表示するバランスポイントの値で比較できます。グリップエンドからの距離が標準では330mm前後、小さいラケットはグリップヘビー、大きいラケットはグリップライトのバランスになっています。

軽量ラケットは350mm前後のグリップライトにすることでボールの勢いに負けにくいバランス配分になっています。一方、310mm前後のグリップヘビーのラケットはやや重い競技用ラケットに多く、腕力のあるスイングスピードの速い選手が使用しています。

テニスラケットの選び方⑤グリップの違い

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グリップには大きさと形状の違いがあります。
グリップの大きさでは男性ではG2か3、女性ではG1か2が一般的です。男性では握ってみてG3が太いと感じられたらG2を、女性の場合はG2を握ってみて太いならG1を選んでください。後から太く調整することはしやすいからです。

形状はベースラインプレーに適した八角形にグリップテープを巻いた丸形が主流ですが、メーカーによってヘッドのような多少薄い楕円形タイプもあります。

テニスラケットの選び方⑥ストリングパターン

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ストリングパターンとは、縦横のガットの本数を言います。本数が少なく目が粗い方がボールのホールド感が高くなり、スウィートエリアが広く、ゆっくりしたスイングでもスピンのかかりがよくなります。

一方、目が細かい場合は、ボールの飛びが抑えられ、スウィートエリアが狭くなり、打球感がシャープになります。大きく速くスイングする中上級者のハードヒッター向きのパターンです。
ストリングパターンは縦メイン16×横クロス19が標準です。

テニスラケットの選び方⑦メーカーやブランド

Babolat on Instagram: “What’s your tribe? #PureAero #PureDrive #PureStrike” (58090)

テニスラケットには、メーカーやブランドで商品ラインナップで特徴があります。
中上級者向けの競技志向の人気メーカーには、ウィルソン、バボラ、ヘッドなどで、多くの四大大会チャンピオンの使用ラケットを製造しています。

一方、ヨネックスやスリクソン、プリンスなどは初心者から上級者まで幅広く商品ラインを用意し人気があります。テクニファイバーはオン・コートでの性差による生理学的データを分析し、女性専用のラケットを製造しています。

初心者におすすめの4つのラケットの選び方

Babolat on Instagram: “Double Trouble⠀⠀⠀#PlayToBeWild” (58089)

ラケットの選びにおいて、初心者の方は特にその中でも以下の4つの選び方のポイントを押さえることが重要になりますのでぜひ参考にしてラケットを選んでください。

テニスラケットの選び方ポイント①フェイス面が大きめ

ラケットフェイスが大きい方がスウィートエリアが大きく腕への衝撃が小さいため、オフセンターのミスショットが多い初心者にはおすすめです。フェイスが大きいと心理的にも安心感があり、よいショットを打ったという成功体験が技術向上にもつながります。

ただ、大きすぎるとボールコントロールがつかなくなり、ガットの重みと空気抵抗でラケットを重く感じてしまうので注意が必要です。
標準サイズを100平方インチとすると、初心者の方はそれより大きい105~110インチが扱いやすいです。

テニスラケットの選び方ポイント②ボールが飛ぶ

硬式テニス初心者の方々は、個人差はありますが、一般的に力が足りないことが多いです。そのためにはボールを飛ばしてくれるラケットがおすすめです。材質と加工技術が向上し、ボールが飛ぶラケットは多く紹介されています。

初心者や女性の方ですと、フレームが105~110インチで、25ミリより厚いラケットを選べば、ラケットがボールを飛ばすアシストをしてくれます。 また、ガットの張りを5ポンド緩くすることでもボールの飛びはよくなります。

テニスラケットの選び方ポイント③軽め

硬式テニス初心者の方は300g以上の重いラケットですと腕に疲労を感じやすいため、280g前後の軽いラケットが振りやすくおすすめします。ただし、250g前後の軽すぎるフレームですと相手からのボールに負けて腕にダイレクトに衝撃が来てしまうので注意してください。

250g前後の超軽量ラケットはバランスポイントをグリップエンドから遠く350mm前後にしてセッティングをグリップライトにしていることが多いですが、初心者の方にはバランスの偏りのない330mm前後が打ちやすいのでおすすめします

テニスラケットの選び方ポイント④カラーやデザイン

硬式テニス初心者の方に特におすすめしたいのは、テニスをプレーするのが楽しくなるような明るいカラーやデザインです。
カラーには黒、白、赤、青、緑、黄色などを基調に、各ラケット3種類ぐらいのカラーリングでデザインが考えられています。シンメトリー(左右対称)のデザインが主流でしたが、デザインのデジタル制作が進み、アシンメトリー(非対称)のデザインもよく見られます。
メーカーでは、ヨネックスは女性プレーヤーを意識したデザインのラケットが多く女性に選びやすいです。

テニスラケット初心者におすすめの選び方のまとめ

Tennis on Instagram: “#WishYouWereHereWednesday ?” (58082)

初心者のうちからラケットの性能とスペックの特徴について覚えておくと、将来自分の思い描くテニスのプレースタイルに合わせてラケットを選ぶ際のヒントになります。

例えばストロークプレーが得意な選手は、フレームが小さめの飛び過ぎず、ボールコントロールをしやすく、スピンのかかりやすいラケットを選んだり、ネットプレーが得意な選手は、フレームが大きくボールが飛ぶラケットを選んだり、といった具合です。

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