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テニスシューズの正しい選び方とは?【初心者ガイド】

テニスシューズの正しい選び方とは?【初心者ガイド】

テニス初心者の方向けに、コートの種類などに応じた正しい選び方のポイントを紹介します。テニスシューズはオールコート用が全てのコートサーフェスをカバーしますが、よりよい成果を出すためにはコートの種類に応じて履き分けたいです。人気メーカーの特徴も併せて紹介します。

2021.12.16 テニス

テニスシューズの選び方のポイント

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テニスは、ボールを追う際に瞬発力と耐久力が必要とされるスポーツです。そのため選手はテニスシューズに、軽量でありながら安定性があり、通気性に優れ、コートの種類に合わせてストップ・スライドしてくれることを要求します。スポーツシューズメーカーはそれら要求を叶えるために、素材やデザインなどに工夫を凝らし、多くの研究開発の時間を費やしています。
選び方としては、コートサーフェス、クッション性、通気性、履き心地、メーカーの特徴をポイントとして選ぶ方法があり、中でもコートサーフェスと履き心地は大切です。

テニスシューズの選び方①コートサーフェスで選ぶ

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テニスコートのサーフェスには、大きく分けて5種類あり、表面が土のクレー・アンツーカコート、砂入り人工芝のオムニコート、表面がゴムなどのハードコート、表面が合成繊維のカーペットコート、天然芝のグラスコートです。

テニスシューズについても大会に出場する選手であればそれぞれのコート専用のシューズを使ってほしいのですが、そうは行かない場合でもオムニコートにオムニ・クレー用テニスシューズと、ハードコートにオールコート用テニスシューズの2種類があるととりあえずは日本で普及しているテニスコートをほぼカバーできます。

オムニ・クレーコート用とは

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オムニコートは砂入り人工芝コートで、砂の量によって滑ったり止まったりということがあります。靴底の形状が、砂が多くてもよく止まるオムニ・クレー(OC) 用シューズをおすすめします。また、コートの基礎がコンクリートなので長時間のプレーには膝や足に負担が来ますので、併せてクッション性のよいシューズをおすすめします。
クレーコートは、日本に古くからある表面が土のテニスコートです。アシックス社から唯一クレーコート専用のテニスシューズがありますが、今ではクレーコート自体が少ないため、選び方としてはオムニ・クレー用テニスシューズでオムニ・クレーの両方を使うとよいでしょう。(写真はオムニ・クレーコート用)

ハードコート用とは

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ハードコートは基礎がコンクリートでその表面にゴムなどの素材を貼ったコートです。長時間のプレーは膝や腰、足に負担が来ますので、選び方としてはクッション性を第一にシューズを選ばれることをおすすめします。
最近ではプロのテニス選手などハードコートでスライドするフットワークを使うことがあり、通常時はしっかりコートをグリップし、必要な時だけスライディングを可能にするソール機能を搭載したハードコート(HC)専用のテニスシューズもあります。普段ハードコートでプレーすることが中心の方にはハードコート専用をおすすめしますが、初心者の方にはオールコート(AC)用がクッション性を良くしハードコートに適していますのでおすすめします。(写真はオールコート用)

カーペットコート用とは

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カーペットコートとは、室内コートに多く、基礎の上にカーペットを敷いたコートです。カーペットの毛足の長さによってクッション性もシューズ底への引っ掛かりも違うので注意が必要です。

選び方としては、基本的にはクッション性があり引っ掛かりの少ないオールコート用テニスシューズでよいのですが、思わぬところで足が引っかかり転びそうになることがあります。カーペットコートでプレーする機会が多い方は、ソールがつるつるの引っ掛かりの少ないカーペットコート専用テニスシューズをおすすめします。(写真はカーペットコート用)

テニスシューズの選び方②クッション性で選ぶ

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クッション性を重視する理由とは?

テニスのプレーでは、ショットを打つ際に飛んだり跳ねたり、足腰ひざなどに体重の3~4倍の衝撃がかかり、長時間にプレーする際にはなおさらです。
さらに、日本で多くあるオムニコートやハードコートは表面素材の下の基礎はコンクリートであることが多く、表面素材のクッションにもよりますが、足腰ひざに負担が大きいです。
テニスシューズの選び方としては、かかとなどミッドソールに衝撃を吸収するEVA素材などがしっかり搭載されているシューズがよいでしょう。テニスシューズによっては、過去のデータ分析により、テニスのフットワークに適切な部分にクッション材を配置しているものもあります。

クッション性のよいシューズの選び方

テニスシューズのかかとに使われるEVA素材とは人工樹脂で、ポリエチレンより弾力があり軽量無公害の素材です。最近ではウィルソン社が、複数の特徴のあるEVA素材を適切に組み合わせてテニスシューズに効果的な使い方をしています。
またヨネックス社のように、独自の技術で衝撃を吸収し反発をする素材を開発しているメーカーもあります。
オールコート用はハードコートでのプレーを考えて作ってあるために、一般的にクッション性はよいです。実際にテニスシューズを手に取って内側のインソールをチェック、手で触ってみたり、足を踏み入れて歩いてみたりすると跳ね返りのクッション性が分かりますので、カタログを参考にしたり、できれば現物を履いてみたりして確認することをおすすめします。

テニスシューズの選び方③通気性で選ぶ

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通気性を重視する理由とは?

プレー時間が長くなると大量の汗で足が蒸れてしまいます。夏などの暑さがひどい場合にはテニスシューズの中で足が汗で滑り動いてしまいます。選び方としては、高温多湿の日本のような気候ですと必須の機能となる通気性のよいものを選びましょう。また、通気性を良くするとシューズの軽量化も達成できます。
アッパーが全面天然皮革のシューズは、柔らかく履き心地がよく耐久性は高いものの、重く通気性が悪いことが欠点でした。

通気性のよい素材とは?

合成繊維のメッシュ素材は軽く通気性はよいのですが、アッパーの多くの部分に使うとそれだけではコート上で激しいダッシュを繰り返すテニスのフットワークに耐え切れないことがありました。それら欠点を補うべく、人工皮革と合成繊維の品質の向上や製造技術の進歩もあって、バボラ社のシューズでは、ケブラーなどの軽くて強い素材を合成繊維と織り込んでメッシュ加工し、人工皮革+メッシュ、さらにプラスチック素材も使って安定性を強化し、軽量で耐久性、通気性を向上させています。

テニスシューズの選び方④サイズと履き心地で選ぶ

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サイズ選びは重要

人によって左と右、一日の時間帯によって足の大きさが違います。右利きの選手ですと踏み込み足の左足の方が右足よりもサイズが大きいことが多いです。大きい方の足のサイズに合わせましょう。また、一日の時間帯では夕方になると一日の立ち仕事や疲労もあってサイズが大きくなります。

太ったり痩せたりしてもサイズは変わってきます。ダイエットをした方や久しぶりにテニスを再開される方で体形が変わった方はサイズの測り直しをおすすめします。
日本人に多い幅広のテニスシューズを用意しているメーカーがあります。ビジネスやレジャーの際に幅広の靴を好む方もいるでしょうが、テニスシューズの場合は大きめで横幅が広いとシューズが脱げやすくなることがありますので注意が必要です。

ぜひ普段使っているソックス持参のうえ、現物の試し履きをしてみて決めてください。

サイズ決定の際に注意すること

選び方としては、自分の足にフィットしているかは重要なポイントです。メーカーによっては、シューズ前部の高さが低く、足の甲がシューズ内側の天井に当たって痛くなるものがありますので注意してください。足型を欧米人から取ったメーカーにその傾向があります。
また、つま先部分が詰まっていると、特にハードコートでの前後の動きで指の爪がつま先に当たりケガをすることがあります。ハードコート用のシューズでは多少つま先に余裕があるものを選びましょう。

履き心地で選ぶには

テニスシューズはいったん履いたら、途中脱ぐことはあまりないので、通気性がよいのと履き心地は大切な要素になります。
試し履きの際に気を付けて欲しいのが足入れの感触です。足首を包むような足入れの感触のテニスシューズは履き心地をよく考えているシューズと言えます。丁寧なシューズ作りをしているメーカーのテニスシューズは、足首周りの細かいところにもクッション材を入れ、優しい足入れを実現しています。
あと、膝やかかとに痛みを感じる方は、かかとのクッション性に注意して試し履きをしてみてください。かかとのクッション性の違いで膝やかかとの痛みが減少したり、走り出しが格段にスムーズになったりを感じることができる場合があります。

テニスシューズの選び方⑤メーカーごとの特徴で選ぶ

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人気テニスシューズメーカー3社を選び、それらの特徴について説明します。いずれもラケットばかりでなくテニスシューズにも力を入れて研究開発しているメーカーですので品質は信頼できます。商品も各メーカーを代表するフラッグシップモデルから、初心者の方用のエントリーモデルまで充実した品揃えでお気に入りのモデルが選べます。

ウィルソンの特徴

ウィルソン社は1914年創業、「一般プレイヤーに最善の用具を提供する」という職人気質で、往年のチャンピオンプレーヤーや、ロジャー・フェデラー、ウイリアムズ姉妹、錦織圭選手らの現役プロ契約選手との対話を通して、新素材を研究・使用し、新しいアイディアでの商品を開発し続けています。
テニスシューズについてはヨーロッパのアウトドアフットウエアNo.1ブランドのサロモンと、スキーブーツのようにしっかり足をサポートする圧迫感があり「プレイヤーのパフォーマンスを最大限に高める」フットウエアを開発しています。

ヨネックスの特徴

ヨネックス社は、世界のトップアスリートに愛される日本のブランドです。元々「ヨネヤマ」ブランドで1957年にバドミントンラケットの製造を開始して以来、テニスラケットでも早くから新素材の使用に積極的で、1970年代のアルミ素材から始まり、現在グラファイトを使っての製造技術は世界トップクラスと言われます。

テニスシューズはグラファイトを活用し耐ねじれ性を向上させた3Dパワーカーボンや、パワークッションと呼ばれる衝撃を吸収しパワーに換えるクッションシステムに定評があります。

バボラの特徴

バボラ社は、テニスの黎明期の1875年にフランスでナチュラルストリングスの生産を開始、1994年に満を持してラケット市場に投入し世界的に大ヒットしたラケット「ピュアドライブ」でラケットやシューズも含めたテニス用品メーカーとして今日に至っています。

テニスシューズではタイヤメーカーのミシュラン社のラバーコンパウンドをソールに採用、強くて軽い素材のケブラーとポリアミド繊維を編み込んだアッパーを使用し、安定性を高め通気性のよいテニスシューズを作っています。

テニスシューズの正しい選び方のまとめ

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テニスシューズの正しい選び方について、初心者の方にもわかりやすく、人気のテニスシューズブランドの特徴も併せて紹介しました。特にコートの種類で選ぶことと、サイズ選びが重要になります。初心者の方にはまずはオールコート用を購入し、余裕があればそれぞれプレーする機会の多いコートに合わせた専用シューズを揃えるとよいでしょう。

また、紹介した選び方は男性・女性に共通ですし、上達しても選び方の基本はほぼ同じです。女性には加えてテニスウエアに合わせたデザインやカラーも重要なポイントになります。テニスコートに行くのが楽しくなるような、お気に入りのテニスシューズを見つけてプレーを楽しみましょう。

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