テニス用グリップテープの選び方とは、ラケットを扱いやすくすることです。人気のグリップテープは、手にフィットするものが選ばれています。グリップテープのおすすめは、ソフトなものが好まれています
テニスのグリップテープとは?
テニスラケットを持つところに巻くテープのことです。グリップテープはテニスラケットと手を繋ぐ大切な部分になります。ボールを打つ感覚をプレイヤーに直接伝えてくれるので、硬式テニスでは大事な道具のひとつです。ボールを打つコントロールにも直接影響してきます。適切に道具を選んで快適なテニスライフを送ってください。
グリップテープの種類
硬式テニスに使うテープは2つあります。テニスラケットに最初から巻いてあるものが
リプレイスメントグリップテープといいます。その上からさらに巻くものが
オーバーグリップテープになります。各種素材と性能が違います。
リプレイスメントグリップテープ
・革製(レザー)
・ポリウレタン製
オーバーグリップテープ
・ウェットタイプ
・ドライタイプ
・セミドライタイプ
・タオルタイプ
・でこぼこタイプ
グリップテープの長さ
シングルハンド用のテニスラケットに合わせたものと、ダブルハンド用のテニスラケットに合わせたロングタイプがあります。今のテニスラケットはダブルハンド用が主流になっているので、市販品はロングタイプが多いです。しかし、海外製のものやでこぼこグリップなどはロングサイズに対応していないものもあります。多少短くても気にならない方は大丈夫ですが、神経質な方は購入の際は注意してください。
グリップテープの選び方
基本的に好みでかまいませんが、自分の欲しい機能を選びましょう。グリップテープの機能は5種類あります。
・汗の吸収
・滑り止め
・打感伝達
・フィット感
・太さの変更
リプレイスメントグリップテープとオーバーグリップテープの組み合わせで自分に合わせたカスタマイズができます。細いグリップは操作性が高く、太いグリップは安定性が高い特徴があります。目標とするプレースタイルと性能を合わせて選びましょう。
リプレイスメントグリップ
一番優先することは素材です。ウレタン製は柔らかいことが特徴になります。標準タイプのテープで、ほとんどのテニスラケットに最初から巻いてあります。持った感じがソフトになり、振動を吸収してくれます。レザー製は硬いのが特徴です。衝撃が大きくなりますが、テニスラケットのどこに当たっているかわかるテープです。どちらがよいということはありません。自分の使用感で選びましょう。
オーバーグリップ
オーバーグリップで人気があるタイプは使用率が一番高い
ウェットタイプのテープです。フィット感が欲しい方は厚め、クリアな打感が欲しい方は薄めのテープを選びましょう。
汗で手が滑る方は、ドライタイプが人気になっていますので、季節毎に変えてみることもおすすめです。夏場のテニスはドライタイプを使用し、冬場のテニスは乾燥しやすいのでウェットタイプを使ってみてください。
おすすめのリプレイスメントグリップテープ5選
バボラ:ナチュラルグリップ
素材 |
天然皮革 |
長さ |
116cm |
厚さ |
1.45mm |
幅 |
記載なし |
クリアな打球感が欲しい方向けです。テニス経験が中級~上級者に人気があります。硬い素材でできているため、振動がよく伝わります。どこでボールを打ったかはっきりとわかるようになります。注意点は振動吸収性が低いため、手が痛くなることがあります。初心者にはあまりおすすめできないので注意してください。
キモニ―:テクニレザー
素材 |
天然皮革 |
長さ |
107cm |
厚さ |
0.8mm |
幅 |
25mm |
グリップサイズを1サイズ細くしたい方におすすめのレザーテープです。厚さが一番薄い商品になります。グリップが太くて、扱いにくいと感じている方におすすめです。細くするメリットはスイングスピードを上げやすくなることです。ストロークで打ち込んでいきたい方にはおすすめです。
ヨネックス:スーパーレザーツアーグリップ AC126
素材 |
ポリウレタン |
長さ |
120cm |
厚さ |
1.5mm |
幅 |
25mm |
ヨネックスが出しているシンプルな性能のテープです。価格が安いので、テニス初心者やこまめに巻き替えたい方におすすめです。ロングサイズにも対応しているので、どんなテニスラケットにも使用可能な製品になります。
バボラ:シンセティックプロ
素材 |
ポリウレタン |
長さ |
110cm |
厚さ |
1.9mm |
幅 |
記載なし |
厚めにできた製品で、テニス肘の方におすすめです。手首をこねて打ってしまう人にもおすすめです。グリップが太いと手打ちを防いでくれる役割があります。手打ちを直したい方は使ってみてください。振動吸収性能が高いので、体に優しい商品です。
ヨネックス:スーパーレザーカスタムシングリップ
素材 |
ポリウレタン |
長さ |
120cm |
厚さ |
1.2mm |
幅 |
25mm |
グリップを細くできるウレタン製のグリップテープです。ソフト感を保ちつつ、細くしたい方におすすめです。テニスラケットをしっかり振り抜きたい方は使ってみてください。注意点は薄いため、耐久性は低くなっています。
おすすめのオーバーグリップテープ5選
ヨネックス:ウェットスーパーグリップ
素材 |
ウェット |
長さ |
120cm |
厚さ |
0.6mm |
幅 |
25mm |
テニスショップに必ずといっていいほど置いてある定番のグリップテープです。手ごろな価格と品質の安定感が、初心者から上級者まで人気の秘訣です。硬式テニスを始めたばかりの方はウェットスーパーグリップを選んでみてください。しわができにくく巻きやすい上、カラーも豊富で気分に合わせて使うことができます。選ぶのに迷った場合は使ってみましょう。
ウィルソン:プロオーバーグリップ
素材 |
ウェット |
長さ |
105cm |
厚さ |
0.5mm |
幅 |
30mm |
しっとりとしたフィット感が人気の商品です。フィット感を求める方には大変おすすめです。錦織圭も使用していることで有名な商品になります。保湿性を保つために、テープの両面にフィルムが貼ってあります。両面とも取ることを忘れないでください。テニス用では珍しく左利きにも対応しています。巻き替える際には向きに注意しましょう。
ボウブランド:ウェットタイプグリップテープ
素材 |
ウェット |
長さ |
105cm |
厚さ |
0.7mm |
幅 |
25mm |
値段が高めですが、ソフトな握り心地が人気の商品です。フィット感が欲しい方におすすめです。ヨネックスのウェットスーパーグリップより、ソフト感が欲しい方は試してみてください。厚くできているためクッション性が高く、グリップが手に吸い付く感覚になります。手の中でラケットが回りにくいため、ミスヒットしてもある程度コントロールが可能になります。
トーナグリップ:トーナグリップドライブルー
素材 |
ウェット |
長さ |
99cm |
厚さ |
0.5mm |
幅 |
25mm |
ドライタイプでは定番の商品です。汗をかけばフィット感が増すという性能のテープ。手汗が気になる方におすすめします。プロ選手ではリシャード・ガスケが使用していることで有名です。チェンジコートのときは、必ず巻き替えています。汗で滑ってしますのを防ぐためとのことで、グリップテープの大切さがわかります。
ゴーセン:スーパータックグリップ
素材 |
ウェット |
長さ |
110cm |
厚さ |
0.75mm |
幅 |
26mm |
コストパフォーマンスが人気の商品です。1本100円以下のという驚きのコストパフォーマンスを誇っています。テニスの頻度が高く、節約したい方にはおすすめです。家族でテニスをしている人にはうってつけです。色もたくさん入っているので、取り合いになることもありません。表面がUVコーティングしてあり、劣化しにくく長期保存にむいています。
グリップテープの交換頻度
グリップテープの取り替えタイミングは、テニスをプレーする頻度によりますが、汚れが目立ったり、クッション性がなくなった場合です。
リプレイスメントグリップテープは耐用期間は長く、オーバーグリップテープはこまめに巻き替えることを習慣にするとよいです。雨に濡れてしまったりしても劣化が早まります。
な長く使うコツは、テニスをした後に通気性のよい場所に保管し、汗も浸み込んでいるカビの発生を防ぐことです。
リプレイスメントグリップテープ
リプレイスメントグリップテープの交換の目安は、テニスを
週2~3回プレーする程度の方は1年くらいとなります。変化がわかりにくいですが、使っているとつぶれてきたり、ボロボロになったりしてきます。
定期的な交換で気を付け点は、黒色のテープは劣化が目立ちにくいですが、汚れていることがあります。自分のテニスする頻度やテニスレベルに合わせて1年程使用したら交換しましょう。
オーバーグリップテープ
テニスを週2~3回プレーしている方は1週間~2週間が交換の目安です。手汗が多い方は、こまめな巻き替えをおすすめします。また、表面の素材がはがれ、ぼろぼろになってしまったときも巻き替えましょう。こまめに巻き替える理由は、手でラケットが回ってしまいコントロールが定まらなかったり、ラケットを投げてしまうこともあります。テニスを安全に楽しむためにも気を付けてください。
グリップテープの疑問
テニスをしているとラケットが滑ってしまったり、汗がすごく快適にプレーできない場合があります。その場合、特殊なグリップやスプレーを使うことがおすすめです。
グリップの滑り止めの方法
タイプ |
ウェット |
長さ |
102cm |
厚さ |
0.6~2.6mm |
幅 |
28mm |
テニスをプレーしていて、どうしても滑ってしまう人はでこぼこグリップを試してみてください。テープの間に細いウレタンを入れてある商品です。でこぼこしているので、手に引っかかってくれます。テニスラケットが滑って放り投げてしまうのを防いでくれます。握り心地のよさで初級者~中級者に人気があります。
手汗がひどい人の対応
テニスをするとき、そのままラケットを使用したい方は滑り止めスプレーがあります。グリップにかけるだけで、汗を吸い込み、滑らなくすることができます。グリップの太さや幅を気にしている方は特に人気です。持ち運びが楽なので、気軽にスプレーできることがポイントです。使った後は、べたべたしたりすることがあります。きれい好きな方や神経質な方は注意してください。
おすすめのグリップテープの見つけ方
テニスでどの感覚を優先しているのか考えてみましょう。おおまかに見当をつけて探してみることが大切です。テニスを始めたばかりの方は、最初からついているグリップテープをそのまま使用して大丈夫です。オーバーグリップテープはこまめに変えるので、テニスをしながらいろいろ試してみることです。試してみて、厚さを変えてみたり、ドライタイプを使ってみましょう。お気に入りの1本を見つけるのもテニスの醍醐味の一つです。