テニスのサーブのフォームのコツとは?上手くなるための打ち方をしっかりと学ぼう
ストロークは得意だけどサーブが入らない…テニスのサーブが入らない人はフォームが不安定だったり、間違った考え方で打っていることが挙げられます。そこで今回はサーブのフォームの動作を細かく解説していきます。コツを意識して、上手くなるための打ち方を学びましょう。
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テニスのサーブのフォームの重要性
テニスのゲームを行う際、必ず交互にサービスゲームをする必要があり、サーブの威力や精度には勝敗を大きく分ける影響力があります。反対に、サーブが得意な人はサービスゲームを思い通りにコントロールする力を得ることになります。
そして、あなたの周りのサーブが上手い!と言われている人の打ち方を思い返してください。
とても綺麗なフォームでサーブを打っていることに気がつくはずです。
硬式テニスにおいて無理のないフォームでサーブを打つことができれば、安定性や威力は必ず向上していきます。正しいフォームを確認して、上手くなるための打ち方を身に着けましょう。
サーブのフォームが上手くなる6つのコツ
苦手な人が多いサーブですが、動作を1つずつに分けてそれぞれのポイントを押さえることで、思い通りのフォームで打つことができるようになります。テニスのサーブのフォームが上手くなるコツは次の6つになります。
①正確なトスを上げる
②グリップの持ち方
③トロフィーポーズを意識する
④肩を意識してスイングする
⑤プロネーションを使う
⑥フォームを確認する
1つずつ確認して、綺麗なフォームでテニスのサーブを打てるようになりましょう。
テニスのサーブフォームのコツ①正確なトスを上げる
まずはトスの正しい位置を覚えて、正確に上げられるように繰り返し練習しましょう。
テニスのサーブにおけるトスの大切さ
トスでサーブの8割は決まると言われており、サーブが入らない人はこのトスがおろそかになっている場合が多いです。
サーブの動作は、トスで上げたボールに対してスイングや体重移動を行っていくため、トスはサーブの”道しるべ”とも言える動作です。
そのため、トスを毎回同じ位置に上げることができなければフォームは乱れ、サーブが入らない原因になってしまいます。
トスを上げる位置
硬式テニスではトスの位置でボールに伝わる回転や力が変わり、フラットサーブやスライスサーブといった球種を打つことができます。
そのため球種によってトスの位置が変わってきますが、右利きの人は左足の位置からラケットフェイス1つ分ほど前が打ちやすい位置になります。
サーブではフラットサーブが基本と思いがちですが、まず習得するのはスライスぎみのサーブがベストです。
理由としては、サービスゲームをキープできるかはファーストサーブの入る確率に左右されるため、回転のかかったスライスサーブは確率と威力を両立できるためです。
テニスのサーブフォームのコツ②グリップの持ち方
グリップの握り方でサーブのフォームは変わってきてしまいます。
正しいサーブの打ち方ではコンチネンタルグリップ、いわゆる薄いグリップで握ります。
コンチネンタルグリップ
コンチネンタルグリップは包丁を握るようにテニスラケットを持ちます。
メリットとしては、回転をかけやすい、プロネーションを使いやすいということが挙げられ、どちらも硬式テニスのサーブにとって必要な技術になります。
硬式テニスのサーブフォームはこのグリップを前提とした打ち方となっており、違うグリップをしている人も上手くなることを考えるなら、早く直す方が上達の近道になると言えます。
テニスのサーブフォームのコツ③トロフィーポーズを意識する
プロのテニスプレイヤーはとてもきれいなフォームをしていますよね。
まずは、体重移動も含め、この動作までがしっかりできているか確認しましょう。
トロフィーポーズとは
トロフィーポーズは次の3つの動作を同時に行うことで出来上がります。
①トスを上げる
②テイクバックする
③トスを上げた方の足に体重移動を行い、沈み込む
3つの動作を行ったときに綺麗にフォームが出来上がっているか意識しましょう。
ここで重要なのは流れるように各動作を行えるかです。
硬式テニスのサーブフォームは一連の動作を無理なく行っていくことが大切です。
まずは3つの動作を違和感なく、スムーズに行えるように意識しましょう。
トロフィーポーズの注意点
①トスを上げた手はそのままボールの方に伸びているか。
②テイクバックは肘を肩の位置まで上げ、手のひらが打点の方向を向いているか。
③左手でトスを上げる場合、トス時は右足、沈み込み時は左足に体重移動を行えているか。
④トロフィーポーズの動作はすべて脱力できているか。
この後のスイングで力を上手く伝えるためには、筋肉が緩んでいることが非常に大切になります。
グリップを握る手も脱力できているか、注意しましょう。
また、動画も活用してプロの打ち方も観察してみましょう。
森友香(もりゆか)選手サーブ スローモーション
テニスのサーブフォームのコツ④肩を意識してスイング
サーブのスイングは肩の位置を意識する
肩を意識することでテニスのサーブに大切なひねりの動作を簡単に行うことができます。
詳しい打ち方を解説していきます。
まず、トロフィーポーズをしてみてください。
トスを上げた方の肩が上に、ラケットを持った方の肩が下になっていますね。
サーブのスイングはこの肩の位置を左右入れ替えるように意識します。
右利きの人の場合、スイングはラケットを持った方の肘から動かしはじめ、トスした方の左肩があった位置に右肩を持っていきます。
この時、トスを上げた方の左肩は下がりますが脇を締めるように引くと簡単に体をひねることができます。
同時に曲げていた足を伸ばし、地面を蹴り上げるように力を伝えていきましょう。
下半身で体の回転を抑えるよう意識する
そこで、下半身で体の回転を抑えるように意識しましょう。
スイングでは、トスした足の位置を中心に体が回転します。
そこで反対の足を後ろに残すイメージでブロックしてあげることで、体は開かずにサーブの安定性が向上します。
テニスのサーブフォームのコツ⑤プロネーションを使う
しかし、コツさえ押さえれば簡単に行うことができる動きになりますのでしっかり習得しましょう。
プロネーションとは
硬式テニスのサーブではこのプロネーションを使いボールに威力と回転を伝えていきます。
ただし、あまり意識しなくてもコンチネンタルグリップで握り、ボールに対してまっすぐにラケットの面を当てようとすると自然にできる動作になっています。
テニスのサーブにおいてプロネーションは必要な動作ですが意識してしまうと、腕の”しなり”にブレーキをかけてしまいます。
そこでプロネーションを上手く使うコツは力の入れ方にメリハリをつけることです。
ボールをインパクトする直前にグリップを強く握り、インパクトの前後はできるだけ力を抜くように心がけます。
そうすることでラケットは加速し、プロネーションも十分に効果を発揮することができます。
打点の位置
そのタイミングを決めるのが打点との距離になります。
インパクトの瞬間にラケットの面がまっすぐ当たるように調節していきましょう。
硬式テニスのサーブの打点は身長や打ち方で人によって変わりますが、つま先立ちでテニスラケットを伸ばした位置がおすすめです。
そこに向けて地面を蹴り上げ、スイングを合わせていきましょう。
そのためには毎回同じ位置にトスが上げられるようになっていることが重要になってきます。
テニスのサーブフォームのコツ⑥フォームを確認
自分のフォームが思い通りになっているか確認を行いましょう。
一連の動作ができているか確認
しかし、これらは独立した動きではなく繋がって、一連の動作として行わなければ上手く打つことはできません。
練習の際はステップごとに分けて腕や足の位置を確認することは必要ですが、実際の動作は区切りを意識しない流れるようなフォームになっているか注意しましょう。
動画でサーブのフォームを確認
頭の中ではできていると思っていても、実際は打点が低かったり、足の位置がずれていたりすることは良くあることです。
そこで最も簡単なフォームの確認方法は、動画を撮って客観的に自分の打ち方を見てみることです。
テニスをするときスマートフォンはどこにありますか?ロッカー?それともベンチ?
友人に渡してフォームを動画に撮ってもらいましょう!
あなたが思い浮かべるフォームと実際の動きにおいて異なる点を確認して、打ち方を修正していきましょう。
テニスのきれいなサーブフォームを身に着けて上達しよう
テニスのサーブフォームは実際、人それぞれではありますが基礎の部分は共通しています。
フォームを良くする6つのコツを重点的に練習して、効率よくサーブのフォームを習得することが大上達への近道です。
1つずつ自分のサーブの打ち方を修正していくことで、きれいなフォームを身に着け、サービスゲームを得意にしましょう!
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