テニスの打ち方とコツ!それぞれの打ち方をポイントアドバイス
テニスには多くの打ち方がありますが、それぞれの打ち方を知っておくことは大切です。 初心者であっても、集団で練習する場合やゲーム形式の練習では苦手なショットも打つことになると思いますので、この機会にまとめて各ショットの打ち方を勉強しておきましょう!
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テニス初心者は打ち方のコツを知っておこう
前後左右だけではなく高さも違うボールが飛んでくるため、テニスを始めてすぐは忙しくて大変だと思いますが、基本の打ち方を知っていれば対処することができます。
テニス初心者でこそ苦手なショットは後回しにせずに、コツを覚えて効率よく練習していきましょう。
テニスで使う7つの打ち方
① フォアハンドストローク
② バックハンドストローク
③ サーブ
④ リターン
⑤ ボレー
⑥ スマッシュ
⑦ ドロップ
これらのショットを習得すれば自由にボールを打ち返すことができます。
そのために1つずつのコツを覚えておきましょう。
テニスの打ち方①フォアハンドストローク
利き手で打つフォアハンドストロークは多くの人が積極的に使うため、得意とする人が多いショットでもあります。ある程度融通が利くので小手先で打つこともできてしまいますが、毎回同じフォームで打てるように練習することが大切です。
フォアハンドストロークの基本の打ち方
[tennis]Roger Federer fore back slow 1(ロジャーフェデラー フォア バック スロー 1)
①テイクバック:上半身のひねりだけで行い、左手は打点の方向に伸ばすことで肩が入りフォームが安定します。
②スイング:体のひねり戻しの力を利用してラケットを加速させていきます。この時、力が入りがちですがグリップの握りには緩急が大切で、打点以外は力が抜けているように意識しましょう。
③フォロースルー:手の甲が上に向くようにラケットの面を動かし、反対の脇~肩にしまうような振り方でラケットを動かしていきます。この時に体も一緒に回るとコントロールが低下するため、顔を打点に向けたままで体の開きを押さえるようにします。
打ち方のコツは“まっすぐな面で回転をかける”
硬式テニスでは基本的にトップスピンをかけてストロークを打ちますが、必ず当たる瞬間にはラケットの面を覆い被せずにまっすぐな面で打つようにしましょう。そうすることでコントロールや安定性が向上し、打ち方に余裕が出てきます。
フォアハンドでは体のひねりやスイングの流れなど、多くの振り方に気を配らなくてはいけませんので、まずはラケットの面を正確に当てることを意識して練習をしましょう。
テニスの打ち方②バックハンドストローク
どちらにもメリットデメリットがありますが、初心者は両手打ちがおすすめです。
理由は近年のテニスはスピードボールが主流となってきたため、振り遅れにくい両手打ちは安定したショットを打ちやすいからです。バックハンドが苦手な人は比較的多いですが、初心者のころから積極的に練習することで確実に上達します。
バックハンドストロークの基本の打ち方
錦織圭のバックハンド(Nishikori Backhands)
①バックハンドを打つ時にはまず右肩から体をひねりテイクバックをします。その時ラケットヘッドは少し立てておきましょう。
②スイングでは、立てたラケットヘッドを一度下に落とし、下から上に回転がかかるような振り方でスイングしていきます。
③フォロースルーはラケットが右肩に来るように流れていきますが、この時正面から見て右ひじと左ひじが水平になるように打ち終わったときのフォームを意識しましょう。コツは右の脇を少し開いてやると綺麗にスイングできます。
打ち方のコツは“左手で打つ”
バックハンドを打つ時の力の配分は、左手:右手が7:3くらいで打ちましょう。
そして常に力が入りっぱなしにないように、テイクバックでは脱力、スイングの時に力を入れるというように、メリハリをつけた振り方で打つことが大切です。
テニスの打ち方③サーブ
そのため、練習すればするほど結果を出すことができ、初心者の人も積極的に身に着けてほしいショットです。しかし、間違った打ち方で習得してしまうとなかなか上達せず、苦手意識を持ちやすいのも事実です。
硬式テニスのサーブは多くの動作を同時に行うため難しいと思いがちですが、ひとつずつ修正しながら練習していきましょう。
サーブの基本の打ち方
フェデラー サーブ スローモーション 動画
サーブの基本の打ち方は大きく分けてトスを上げて打つ準備をする前半動作、スイングする後半動作に分かれます。
まず前半動作では、トス、テイクバック、膝を曲げて力を溜める3つの動作を行います。
トスした左手はそのままにしてラケットを頭の後ろに持ってくることでテイクバックは完了します。そしてスイングに向けて膝を少し曲げて力を溜めこみましょう。次に後半動作では、溜めこんだ力をボールに向かって蹴り上げていきます。この時胸からボールにぶつけていくイメージで行うと力が上手く伝わります。そして遅れてラケットのスイング、反対側の体の外にフォロースルーとなります。
インパクトではラケットの面がまっすぐになっているかを意識しましょう。
打ち方のコツは“トスの位置”
サーブではボールに向かってすべての動作を行っていくため、狙った位置にボールを上げられるかどうかでタイミングや体の軸が変わってしまいます。そのためテニス初心者の頃は、特にトスの位置に注意して練習を行いましょう。
トスのコツは2つあります。
①肘を伸ばして、手の動きのみで上げること
②最小限の力でボールを握って、できるだけ回転をかけないようにリリースすること
この2点を注意して高さと距離を調節して打ちやすいトスの位置を探しましょう。
テニスの打ち方④リターン
テニスのリターンにおいて、1番の目的はとにかく相手のテニスコートにボールを返すことです。サーブの速度やコースで振り方が変わってしまいますが、ストロークとリターンの大きな違いを確認しておきましょう。
リターンの基本の打ち方
伊藤竜馬のリターン スローモーションTATSUMA ITOH RETURN SLOW MOTION
テイクバックは上半身を横に向けるだけにして、スイングもコンパクトに行います。スイングと言っても打点に合わせてラケットを握るだけです。
ストロークと違いサーブはスピードがあるため、跳ね返すだけで勢いがつきますのでリターンであえて腕を振る動作は必要ないと言えます。
打ち方のコツは“体の前で当てる”
振り遅れてしまうとボールに負け、コントロールが効かなくなってしまうため、リターンではとにかく体の前で返すことを意識しましょう。
ラケットが体よりネット側にあれば、どんなスピードボールにも力負けすることは無いので相手のテニスコートにボールを返しやすくなります。
テニスの打ち方⑤ボレー
ボレーはストロークと比べ返球の時間が短いため、判断力と素早い準備が必要ですが基本の打ち方を知ることで焦らず対処することができます。また、ボレーはダブルスにおいて必須のショットであり、シングルスでも攻めに転じることができるョットですが、苦手な人が多いショットでもあります。
しかし、他のショットと比べ単純な動きのため、一度コツをつかんでしまえば練習量を増やすだけですぐに上達するショットでもあります。
ボレーの基本の打ち方
テニス 鈴木貴男プロ ボレースローモーション.AVI
ボレーの際の構える高さはストロークの時と比べて少し高くし、ラケットフェイスが顔の下くらいに来るように肘を上げます。ネット近くで返球することで肩や腰よりも高いボールが増えてくるため、構えた位置を高くすることでボールまでのラケットの移動距離を短くすることができます。
最後に打ち方ですが、ボールの軌道上にラケットを構えてボールが当たるタイミングで、ぎゅっとグリップを握ります。
ダイレクトで返球するため、タイミングさえ合えば飛んできたボールの速さで打つことができるため、テイクバックやスイングする振り方は不要です。
打ち方のコツは“ラケットを構えるだけ”
例えば、大きな重い板を渡されて「これで返球してください」と言われた時をイメージしてください。
おそらくボールが飛んでくる軌道に移動し、ネットを超えるように斜め上に角度をつけて板に当てて返すと思いますが、これがボレーのイメージです。
もちろん上級者になれば、さらに威力を出すために体重やスイングを加えていきますが、ボレーの基本はラケットを構えるだけです。
テニスの打ち方⑥スマッシュ
特にダブルスでは打つ機会が多いですが、苦手な人も多いショットですが、スマッシュが苦手な原因のほとんどは練習不足、経験不足なのです。本来テニスにおけるスマッシュは、チャンスボールを確実にポイントに繋げることができる、ほかのショットよりも堅実なショットです。
コツを意識しながらたくさん練習して、スマッシュを身に着けましょう。
スマッシュの基本の打ち方
kei nishikori practice smash slow motion 錦織 圭 スマッシュ スローモーション
1つ目はボール上がったらすぐに構えることです。テニスのスマッシュでは準備している時間が短いことが多いため、打つと判断したらすぐにラケットを担いで構え、振り遅れを防止します。
2つ目はすぐに打点に移動することです。テニスのスマッシュではサーブのトスとは異なり、いろいろな軌道、高さで飛んできたボールに対してこちらが合わせる必要があります。打点の後ろまで回り込んで、前に体重移動しながら打てるくらいの余裕を持てるのが理想です。
打ち方のコツは“肩の力を抜く”
スマッシュはチャンスボールのため、つい力んで打ってしまいがちですが、上級者やプロを除いて6割ほどの力で十分ポイントを決めることができます。
例えば、ネット前に立って好きなところにサーブを打てる状況を考えてみてください。そうすれば、スマッシュの際に必要な最低限の力がわかるはずです。余分な力を入れてしまうとミスに繋がりますので、肩の力を抜いて楽に打ちましょう。
テニスの打ち方⑦ドロップショット
テニスにおいてドロップショットは、ストロークやボレーに前後の揺さぶりをつけられる有効なショットではあるのですが、反対にミスするとチャンスボールになってしまう、少し難易度が高いショットです。
そこで、テニス初心者の方でもできるドロップショットの打ち方を紹介したいと思います。
ドロップショットの基本の打ち方
関口周一のドロップショット~月刊スマッシュ「GOLD RUSH」より~,
1つ目は力を入れずにボールの勢いを無くすことです。具体的にはゆっくりスイングして、グリップを緩く握りボールの勢いを吸収します。この吸収する度合いというのはネットからの距離によって変わるため、練習して感覚を身に着けるしかありませんが、グリップは、ボールをコントロールしやすいコンチネンタルグリップで握るようにする事をおすすめします。
2つ目はボールの軌道で、ネットを超える前に落ち始める軌道でボールを打ちます。必ず自分のコートの中に軌道の頂点が存在するように打つことで、短いボールを打つことができます。
打ち方のコツは“ネットの近くで打つ”
また、硬式テニスにおけるドロップショットで重要なことは、相手の意表をつくことです。チャンスボールやボレーでドロップショットを使うことで、ミスを減らして攻めることができます。
打ち方のコツを押さえて上達しよう
テニス初心者の頃は、いろいろな人にたくさんのコツや打ち方を教わる機会があると思います。たくさんの情報の中、何を信じればいいか分からなくなることもあるかと思いますが、体形や性別、性格の違いで打ち方は何通りも存在することも事実です。その中でも、自分に合ったアドバイスを見つけることが重要ですが、基本の打ち方というのは多くの人に共通するコツでもあります。
小手先の技術を練習するのではなく、基礎的な打ち方のコツをしっかり意識して上達していきましょう。
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