1. Home
  2. >
  3. スポーツ
  4. >
  5. テニス
  6. >
  7. テニスのサーブを打つための5つのコツとは?練習して目指せ脱初心者
テニスのサーブを打つための5つのコツとは?練習して目指せ脱初心者

テニスのサーブを打つための5つのコツとは?練習して目指せ脱初心者

テニスのサーブで悩む方は意外にも多いです。サーブを得意にしたいという方のために、テニスのサーブで悩みが多いポイントを5つに分けて、それぞれのコツと練習方法をお伝えしていきます。テニスのサーブのコツを知って練習し、脱初心者を目指しましょう。

2021.12.16 テニス

Writer

writer avatar

公式ライター
SKコーチ


テニスのサーブが上達する5つのコツとは

 (50621)

テニスの試合では必ずサーブからスタートするため、しっかり入れることはもちろん、できるだけ良いサーブを打つことが試合を優位に進めることができるコツとなります。テニス初心者はサーブに自信を持てない方が多いですが、これからご紹介する下記の5つのサーブのコツを実践することで苦手ショットから得意ショットへと変えていきましょう。

①サーブの打点安定のコツ
②サーブの方向性のコツ
③サーブでネットしないコツ
④サーブの威力を上げるコツ
⑤回転系サーブのコツ

テニスのサーブのコツ①打点の安定

 (50622)

テニスのサーブのコツの1つ目は、打点を安定させることです。そのためには以下の2つのコツを意識することが重要です。

・サーブのトスの上げ方
・サーブの打点までのスイングの仕方

打点の安定=サーブの安定となります。テニス初心者はどうしても毎回打点がまちまちになってしまいやすくなります。その原因がトスのブレと打点に対してのテニスラケットの入り方にあります。上記2つのコツと練習方法を詳しく解説していきます。

サーブのトスの上げ方

 (50623)

テニスのサーブは、トスの精度によって安定したサーブフォームで打てるかどうかが決まります。テニス初心者でサーブが入らない原因は、手首を使ってトスを上げてしまうことです。下記の4つのトスのコツを実践してみましょう。

①ボールは握るではなく指の関節で支える
②腕の振り方は、肩を支点に下から上に移動
③ボールの放す位置は、手のひらが上を向く方の高さ
④体全体の動きと連動してボールに勢いをつける(図参照)

テニスのサーブのトスは、手で上げるのではなく体の反動で上げることが重要となり、安定した打点でサーブを打つコツとなります。

サーブのスイングの仕方

テニス初心者はテニスのサーブを上から打つイメージで打球してしまいがちですが、正しくは下から上方向にスイングをします。上から打つイメージですとラケット面は地面を向いてボールを捉えてしまします。下記の3つのコツを実践してみましょう。

①トス時、あごを上げてボールの下側をみる
②ボールの下側を捉えようとしてスイングをする
③インパクト時は、肘が伸びたところ

ボールの下を捉えるようにスイングをしますが、スイングは加速されているので結果として、打球方向に対してテニスラケットの面が向くようになり、安定した打点でサーブを打つコツとなります。

打点を安定させるための練習方法

 (50630)

テニスのサーブで打点を安定させるための練習方法をトスとスイングに分けてご紹介します。

トスの練習方法→1・2・3のリズムをつける
体全体の反動を使うには、連動した動きが必要になります。下記の手順で練習してみましょう。
1のリズム…トスの腕を下げた際に、体をクの字(後ろ重心)にする
2のリズム…へそを突き出すようにして前重心になり、腕を上に振り上げボールを放つ
3のリズム…スイング

 (50625)

トスの練習方法→打点でテニスラケットを止める
上記のトスのリズムと併用して練習しましょう。 打点でテニスラケットを止められない時は上から打っている証拠になり、面が下を向くことがわかると思います。

テニスのサーブのコツ②方向の安定

 (50631)

テニスのサーブのコツの2つ目は、方向を安定させることです。そのためには以下の2つのコツを意識することが重要です。  

・サーブを打つ準備の際の体の向き  
・サーブを打つ準備の際の足の置き方と位置

ボールの方向はサーブ準備の体の向きにあります。テニス初心者はどうしてもテニスラケットの面の向きで方向を定めがちになり、打球ごとに面の向きが変わってしまいサービスボックスに入らないサーブになります。サーブの方向を安定させるための上記2つのコツと練習方法を詳しく解説していきます。

サーブの体の向き

テニスのサーブは、体を回転させるフォームとなります。しかし、テニス初心者はサーブが入らないからといって腕だけでボールを打とうとします。体の回転を使わずに腕のみのスイングになると、打球するたびにテニスラケットの面が変わりやすくなり、かえって方向が定まらなくなります。
サーブのレディの際は、体の向きを90度横向きにするようにしましょう。打球方向に対して完全な横向きを作ることにより、体の回転を使ったサーブを打つことができますので、結果として打点時のテニスラケットの面がずれにくくなり、方向も安定します。

サーブの足の置き方

 (50636)

上記にあげた体の向きを打ちたい方向に対して横向きにするためには、足の置き方が重要となります。下半身と上半身は連動しているため、下半身の置き方を習得することで方向安定を生む出す体の向きを作ることができます。下記の手順で足の置き方を実践しましょう。

(右利きでラケットを右手で持つ場合)
①右足の内側の側面を打ちたい方向へ向くようにセット
②左足のつま先を打ちたい方向へ向く位置にセット
③両足の位置がつま先を線で結んだ延長線上が打ちたい方向になっているかを確認(図参照)

なんとなく足を置くのではなく、後ろ足→前足の手順で足をセットすることが、ボールの方向を定めるための体の向きを作るコツです。

方向を安定させるための練習方法

テニスのサーブでは、安定した打点と方向性は連動していますので、上記で説明した打点安定練習方法にプラスαとして、下記の手順で練習をしてみましょう。

①打ちたい方向に対しての足の位置を確認
②リズムを作ってトスを上げる
③体を正面向きに回転させる
④ボールの下側を捉えるようにスイング
⑤体が正面向きの状態で、テニスラケットのグリップが前足の膝の位置に来るまで振り切る

ポイントは、振り切ることです!打点に意識が行くと、手に力が入り面がぶれやすくなります。しっかり振り切ることでグリップに力が入らず、常に打球方向にラケット面が向き、方向を安定させるためのコツとなります。

テニスのサーブのコツ③ネットミスの減らし方

 (50646)

テニスのサーブのコツの3つ目は、ネットミスを減らすことです。そのためには以下の2つのコツを意識することが重要です。    

・サーブ時のボールの弾道
・サーブを打つ際に狙う場所

ネットミスの原因は誤ったサーブ弾道のイメージにあります。テニス初心者はどうしても直線的な弾道でイメージしますが、これでは物理学上必ずネットをしてしまいサーブは入らないのです。サーブでネットミスを減らすため、上記2つのコツと練習方法を詳しく解説していきます。

サーブのボールの軌道

 (50647)

テニスのサーブでは、山なりの軌道がネットを超すためのコツとなります。先述したスイングの方向と連動しますが、テニス初心者は直線的な弾道をイメージするため腕に力が入り、手打ちのサーブフォーム+ボールの上側を捉える形になってしまい、ボールが遠くに飛んでいきません。弾道も下方向へ進むためネットを超えることは非常に困難になります。
山なりの弾道を打つためにはボールの下を捉えるスイング弾道のイメージの仕方が必要になります。次に弾道のイメージの仕方のコツを解説していきます。

サーブのイメージの仕方

 (50648)

テニス初心者でネットミスが多い理由が3つあります。
・直線的な弾道のイメージ
・サーブが入らないからといって、なんとなく打つ
・目標を遠くの位置にもっていく

目標をサービスボックスの特定の位置へ狙うことは一見よさそうですが、実はネットミスの確率を上げてしまいます。特定の位置を狙うには打点→弾道の頂点→着地点のイメージが必要になり、そのイメージができていない状態ですとボールは直線的になり、サーブが入らなくなります。まずは、ネットのどの高さを通すかに目標を持ちましょう。ネットに目標を持つことで、サーブフォームが安定しスイングも上方向になるため、ネットを越すための山なりの弾道となってきます。

ネットをしないための練習方法

 (50649)

テニスのサーブでネットミスを減らすための練習方法では、1人の人に強力をしてもらいましょう。

ネットミスを減らすための練習方法
1人の方に協力をしてもらい、サービスラインとベースラインの中間の位置に立ってもらいます。協力者はラケットを上に立てた状態で腕を目一杯上に伸ばします。サーブ者は協力者のラケットよりも上にボールが通るようにゆっくりと打球します。慣れてきましたら協力者に徐々に下がってもらい、目標を遠ざけるようにしましょう。

目標が近いことで狙う場所が明確となり、上方向にボールを飛ばす感覚を習得することができますのでぜひ、お試しください。

テニスのサーブのコツ④ボールの勢いの出し方

 (50650)

テニスのサーブのコツの3つ目は、サーブの威力を出すことです。そのためには以下の2つのコツを意識することが重要です。

・サーブ時の下半身の使い方
・サーブの脱力スイング

テニス初心者は、ボールに勢いを出そうとすると腕に力を入れてしまいがちです。ですが、サーブの威力を上げるためには力ではなく、スイングスピードを上げることなのです。スイングスピードは体の回転を利用することであがり腕の力を抜くことで下半身からのエネルギーを効率よくテニスラケットに伝達できます。

サーブの下半身の使い方

テニスのサーブで威力をあげるためには下半身の使い方が最大のポイントといえます。下半身の回転がスイングスピードを生み、ボールに威力を与えます。体の回転のコツを確認していきましょう。

①横向きスタート→後ろから前の重心移動
②後ろ足の蹴り返し
③正面向きが体の回転をストップ

スイングスピードを上げるコツは、体の回転を止めることです!回転の勢いを正面向きで止めた反動で、その運動エネルギーが腕へと伝わりスイングスピードをあげます。

サーブの脱力スイング

 (50651)

下半身の回転から生まれた運動エネルギーを効率よく腕に伝えるためには脱力したスイング(=腕に力の入れない)をしましょう。脱力スイングのポイントは以下の3つです。

①グリップは握らず支える
②下から上方向へスイングをする
③スイングの最終地点を打点ではなく、前膝の位置まで

これまでご紹介してきた、ボールの下を捉える・山なりの弾道・振り切る・下半身の回転のコツを全て実践することで脱力したスイングができます。テニス初心者にとって速いサーブは憧れで特別なスイングだと勘違いしやすいですが、これまでのコツを実践することで速いサーブを打てるようになっているはずです。

ボールに勢いを出す練習方法

テニスのサーブで威力を上げるための練習方法は、素振りです。打点時にスイングスピードが最大加速をすることが重要なので、下記を参考に先端におもりを付けたものを使用して素振りをしましょう。

・布製のラケットケースにテニスボールを2.3個入れ素振り
・タオルの先端を縛って素振り

スイングのイメージができた後は、テニスラケットで同じように素振りをします。打点の位置でテニスラケットが「ビュン」と音を立てられればOKです!その後は、実際にボールを打球して練習をしていきましょう。

テニスのサーブのコツ⑤回転系サーブの打ち方

 (50652)

これまでお伝えしたテニスのサーブのコツが習得できれば、サーブの苦手意識があったテニス初心者も自信をもってサーブを打てるはずです。しかし、速いサーブを打てるようになるとボールに勢いが出てきて飛びすぎるため、サービスエリアに入らないサーブになってきます。
そこで、さらに上のレベルのサーブを打つために回転系サーブを解説していきます。サーブ脱初心者の最初の壁となるのがスライスサーブとなりますが、今までのサーブのコツができていればすぐにスライスサーブを打つことができます!
テニスのサーブ初心者向けの、スライスサーブの入門編としてのコツと練習方法をお伝えします。

スライスサーブのコツ1

 (50653)

テニスのスライスサーブの1つ目のコツは、ボールに横回転をかける方法を習得することです。回転をかけるためのポイントは3つです。

①トスを斜め前方の位置にコントロール
②自分から見てボールの内側の斜め下部分から斜め上方向へスイング
③振り切る

スライスサーブは、腕の操作で回転をかけるのではなく、打点の位置を変えるだけなのです。後は迷わず振り切ることです。ボールに回転をかけようとして腕の操作をすると上手く回転をかけられないうえに腕だけのスイングになりますので、サーブがネットまで届かず入らないサーブとなります。打点の位置を変えるだけと覚えておきましょう。

スライスサーブのコツ2

 (50654)

テニスのスライスサーブの2つ目のコツは、コントロール習得です。スライスサーブはスイングの方向とは違う方向にボールが放たれます。サーブ初心者が最も苦戦するのがコントロールとなりますので、下記のポイントをしっかりとおさえましょう。

①ボールはラケット面の向いた方に飛んでいく
②スライスサーブ時のイメージと実際の打球した位置の差を知る(図参照)

スライスサーブを打つ際はこの回転量だとどの位置にボールが飛ぶのかといったイメージを持つことが重要です。次のスライスサーブ練習方法と合わせてコントロールの付け方についてお伝えしていきます。

スライスサーブの練習方法

 (50655)

スライスサーブの練習方法として、自分のイメージと実際のボールの差異を知って修正しコントロールUPを目指す手順をお伝えします。

①今現在のスライスサーブで、センターを狙う
②センターを狙ったボールが右利きの場合、どのくらい左に飛んでいったかを確認
③センターから実際に打ったボールの差異を出し、④の方法でセンターを狙う
④実際の差異分、センターから左側を狙ってスライスサーブを打球

このような方法で練習することによってセンターだったらセンターに狙うためのやり方を身につけることができます。サーブ脱初心者を目指して繰り返し練習し、スライスサーブの感覚を習得しましょう。

テニスのサーブが上達するコツまとめ

 (50656)

サーブ初心者は、サーブを上達するには何を練習したらよいかわからないといった方が非常に多いです。そんな時はこの記事の5つの項目のどれができていて、どれができていないのかを確認すると明確な苦手部分が理解できます。
サーブが入らないからといって色々な方のアドバイスを受けてすべてを取り入れようとすると、かえって余計にサーブが打てなくなってしまいます。
まずは、自身が不得意とする項目を理解し、苦手項目から練習をしましょう。すべての項目は別々なようで全部連動しており、1つの苦手意識改善がサーブ全体のレベルアップにもつながってきますので、ぜひ練習してサーブ脱初心者を目指しましょう。

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。

Follow Us
公式SNS
x logo facebook logo youtube logo
Search
サイト内検索