ツイストサーブとキックサーブとスピンサーブの違いとは?特徴をしっかり理解しよう!
ツイスト、キック、スピンサーブは、硬式テニスのセカンドサーブとしてよく用いられます。それぞれのサーブで打ち方や回転、弾み方などが違うため、シーンに応じた使い分けが重要です。ツイスト、キック、スピンサーブの違いと特徴を解説していきます。
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公式ライター Activel_director
ツイスト、キック、スピンサーブのそれぞれの特徴とは?
一般的にツイストサーブ、キックサーブ、スピンサーブの3種類があり、弾み方や回転の方向、打ち方や持ち方、体の向きや足の位置の違いからそれぞれ異なる名前が付けられています。まずはそれぞれのサーブの特徴とは何かを理解し、コツを掴みましょう。
ツイストサーブの特徴
回転 | ラケットを右上へ振り上げるため、スクリュー回転がかかる |
---|---|
軌道 | 体をひねり、ラケットを右上方向へ振り上げるため、やや山なりの軌道を描く |
弾み方 | サーバーの利き手側へ弾む |
キックサーブの特徴
回転 | ラケットを右上方向へ振り上げるため、スクリュー回転がかかる |
---|---|
軌道 | ラケットを右上方向へ振り上げるため、やや山なりの軌道を描く |
弾み方 | ツイストサーブの打った後と同様、サーバーの利き手側へ弾む |
ツイストサーブは体をひねり繰り出されるサーブであるのに対し、キックサーブとはサーバーの利き手側へキックするという意味から名付けられています。
スピンサーブの特徴
回転 | サーバーの打った方向へまっすぐ回転がかかる |
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軌道 | ラケットを振り上げるため、やや山なりの軌道を描く |
弾み方 | サーバーの打った方向へ高く弾み、硬式テニスでは、回転がかかるほど高く弾む |
ツイスト、キック、スピンサーブの特徴まとめ
大きな違いとしては、ツイストサーブやキックサーブは利き手方向へ弾むサーブであるのに対し、スピンサーブは高く弾むだけのサーブであるということです。軌道に関しては、どのサーブもやや山なりを描きますので、セカンドサーブでミスをするリスクを抑えることができるのが特徴です。
ツイスト、キック、スピンサーブの打ち方の違い
ツイストサーブの打ち方
スイング | 右利きの人は、時計の7時方向から2時方向へ振り上げるようにスイングする |
トスの位置 | 右利きの人は、頭の後ろよりややネット側にあげるのがコツ |
体の使い方 | 打つ方向に対し体や足の位置は横向き、体を反らし胸を張りながらスイングするのがコツ |
キックサーブの打ち方
スイング | ツイストサーブと同様に時計の7時方向から2時方向へ振り上げるようにスイングする |
トスの位置 | ツイストサーブと同様に頭の後ろよりややネット側にあげる |
体の使い方 | 体を反らさず、ジャンプと手首と腕の力でボールにスクリュー回転をかけるのがコツ |
スピンサーブの打ち方
スイング | 右利きの人だと時計の7時方向から1時方向へスイングするのがコツ |
トスの位置 | トスの位置は頭の真上よりややネット側に上げるのがコツ |
体の使い方 | 打つ方向に対し体と足の位置は横向き、ジャンプと腕と手首の力でボールに回転をかける |
ツイスト、キック、スピンサーブの打ち方の違いまとめ
ツイスト、キック、スピンサーブの基本は回転をかけるために、体を横に向けて膝を曲げ、腕と手首を使ってスイングします。それぞれのサーブはスイングの仕方によって使い分けることができます。
ツイスト、キック、スピンサーブのメリット
ツイストサーブ | バックハンド側に弾むため、打ちにくい |
キックサーブ | 体を反らさずにツイストサーブと同じ効果が得られる |
スピンサーブ | 入る確率が高く安定しており、バウンド後にボールが高く弾むため、打ち込まれにくい |
ツイスト、キック、スピンサーブのデメリット
それぞれのサーブのデメリットを知りましょう。
ツイストサーブ | 体を反らすため腰へ負担がかかり、フォームから相手にツイストだと悟られる |
キックサーブ | 特に目立ったデメリットはなく、ツイストサーブの上位互換 |
スピンサーブ | 上手く回転がかからないときは、相手にとってチャンスボールとなる危険性がある |
ツイスト、キック、スピンサーブの使いどころ
これまで説明してきたように、それぞれのサーブにはメリットやデメリットがあり、その特徴もそれぞれ異なります。このことを考慮した上で、それぞれのサーブの使いどころを紹介します。
ツイストサーブの使いどころ
また、アドバンテージサイドからワイドへ打てば、相手をコートの外へ追い出すことができるので、そのまま前に詰める際に使用できます。
キックサーブの使いどころ
ツイストに比べて体を反らさないので、自身の体への負担が少ないです。ですので、腰に負担をかけたくないときに使用しましょう。
また、ツイストサーブと異なり、モーションからサーブの種類が悟られにくいので、相手の虚を突きたいときに使用するとより効果的です。スピンサーブとの使い分けをすれば、相手に「どっちに弾んでくるんだ?」という疑問をいただかせることができ、精神的にも揺さぶりをかけることができるでしょう。
スピンサーブの使いどころ
順回転がかかっている分、ツイストやキックに比べ高く弾みますから、相手のバックサイドに攻め込みたいときに使いましょう。そうすれば、相手はバックハンドで高い打点を取らざるを得ず、必然的にリターンが弱くなるでしょう。
ただし、相手のフォアハンド側へ打ってしまうと、上から叩きやすいチャンスボールとなってしまうことがあるため、注意が必要です。
ツイスト、キック、スピンサーブの使いどころまとめ
中でもツイストとキックサーブでは、相手のバックハンド側に弾むため、リターンの難しいボールを打つことができます。また、アドバンテージサイドからバックハンド側を狙えば、相手をコートの外へ追い出すことができます。
スピンサーブは高く弾むサーブで、バックハンド側へ打つと有効です。
硬式テニスでは、ツイスト、キックサーブと、スピンサーブを使い分けることで、相手の虚を突くことができます。使いどころを知り、上手く使い分けていきましょう。
ツイスト、キック、スピンサーブの練習方法
ツイストサーブの練習方法
ツイストサーブ
フォームも常に一定の動きをできるように固めていきます。正しいフォームをマスターできればボールを使った練習に移ります。
注目すべきポイントは力の伝え方です。まずは、足の位置を横向きにし体を傾けてから伸ばす反動と膝を曲げてからジャンプする力と、腕を伸ばす反動と手首のスナップを使って、全身でボールに力を伝えます。力の伝える感覚をつかめたら反復練習して、試合で使えるようにしていきましょう。
キックサーブの練習方法
Roger Federer Serves from Back Perpsective in HD
まずは、しっかりと真似をして、常に一定のフォームで打つことができるようにします。フォームを固めたら実際にボールを打ち、反復練習して試合で活用できるようにしていきましょう。
スピンサーブの練習方法
まずは、トスを上げてから膝を曲げて腕と手首のスナップを効かせてスイングします。このときラケットをやや上向きにするのがコツです。フォームをしっかりと覚えたら、実際にボールを打ち、順回転をかけて山なりの軌道で飛ぶ感覚を覚えましょう。
回転が不足していたり、山なりの軌道になっていなかったりしたら、相手にチャンスボールを与えてしまいます。反復練習して高く弾むサーブをマスターしていきましょう。
ツイスト、キック、スピンサーブ練習方法まとめ
また、実際にボールを打つこと意外にも、腹筋と背筋を鍛えることで、しっかりとしたブレないフォームを構築することができます。セカンドサーブでこの3種類のサーブを打つことができれば、サービスゲームを優位に進めていくことができるでしょう。
ツイスト、キック、スピンサーブの特徴と違いとは?
キックサーブは、ツイストサーブの上位互換で、スピンサーブと比べて相手のバックハンド側に弾むという違いがあります。体をあまり反らさないので、腰への負担も小さいです。スピンサーブは、ツイスト、キックサーブと比べて安定性に富み、高く跳ねるという特徴があります。
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