オリンピックの名前の由来とは?気になる言葉の語源などを解説【五輪】
オリンピックの名前の由来は、古代ギリシアの都市オリンピアが語源とされています。オリンピックは単なるスポーツの祭典ではなく、世界平和のための理念が込められた祭典です。また、パラリンピックはパラレルとオリンピックを組み合わせた造語が名前の由来となっています。
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公式ライター hayato.e
オリンピックの名前の由来とは?
オリンピックの名前とは?
オリンピックの名前の由来
オリンピックの起源
最盛期にはギリシアの各地から選手が参加し、ギリシア人はこの祭典を特別に神聖視していて、参加資格には厳格な規定がありました。
【参加資格】
・ギリシア人の血筋を持つ者
・罪を犯したことがない者
・男性であること
オリンピックキャラクターの名前の由来とは?
ソメイティは、桜を代表するソメイヨシノと英語でとても力強いという意味のso mightyの組み合わせからネーミングが決まりました。
五輪の由来
その後、朝日新聞、日本経済新聞など他新聞社も五輪という表記を使うようになり、大衆へと浸透していきました。
オリンピックの歴史とオリンピズムとは?
古代オリンピック
神様に捧げる祭典だけあって過激な競技も多々ありました。レスリング、ボクシング、パンクラティオンといった格闘技は、どちらかがギブアップをするまで戦うという過酷な競技でした。
ディアロウス競走 | 現在の400m走に相当する競技 |
ドリコス競走 | 約3800m程度を走る競技 |
ペンタスロン | 短距離競走、幅跳び、円盤投げ、やり投げ、レスリングの5種競技 |
戦車競走 | 当時の戦車を馬が引いて順位を争う競技 |
レスリング | ペンタスロンから単独の競技として実施 |
ボクシング | 防具、グローブ、体重制限、時間制限なしで殴り合う競技 |
パンクラティオン | 目つぶしと噛みつき以外を許された格闘競技 |
近代オリンピック
また、当時のギリシャの財政事情から優勝者には金メダルではなく、銀メダルが授与されました。
【実施競技】
・陸上競技
・競泳競技
・体操
・レスリング
・フェンシング
・射撃
・自転車
・テニス
オリンピックの意義
ある出来事とは、第4回のロンドンオリンピックの陸上競技で、アメリカとイギリスの間に対立が起こり、国、選手、国民同士の関係性を悪化させてしまったのです。
スポーツの祭典として、経済効果や、国威の顕示、政治への影響、勝利至上主義などのイメージが強いオリンピックですが、本来の意義には世界平和のための祭典を掲げています。オリンピックの理想で最も重要な要素です。
オリンピックに込められた思い
オリンピックが技術や勝敗を競うための単なるスポーツの祭典ではなく、人の資質を育てるための人生哲学であることが伺うことができます。
オリンピズムの根本原則
・肉体と意志と知性の資質を高揚させ、均衡のとれた全人のなかにこれを結合させることを目ざす人生哲学である
・人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある
・友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神で、スポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献することにある
オリンピックのマークの由来
シンボルマークの由来
オリンピックを提唱したピエール・ド・クーベルタン男爵は、オリンピックの理念だけでなく、シンボルマークにも世界平和の意味を込めていました。
また、5つの輪のデザインは古代オリンピック時代にまつわるギリシアの祭壇に描かれていた紋章が元になったと考えられています。
五輪の意味と色の関係性
パラリンピックの名前の由来とは?
パラリンピックの名前の由来
脊髄損傷などによる下半身麻痺者のことを、英語でパラプレジアと言います。もともとはパラプレジアとオリンピックを組み合わせた造語でした。
パラリンピックの起源
発端の背景には、第二次世界大戦があります。当時、イギリスはドイツとの戦争が激化し、負傷兵が急増。
チャーチル首相は、脊髄を損傷した兵士の治療と社会復帰を目的として、ストーク・マンデビル病院に脊髄損傷科を開設しました。
初代科長のルードウィッヒ・グットマン卿は、リハビリとしてスポーツを取り入れたことが現在のパラリンピックに繋がっています。
パラリンピックの歴史
1989年、ドイツのデュッセルドルフの会議において国際パラリンピック委員会が創設され、それまで下半身麻痺者のオリンピックという意味合いが強かったパラリンピックですが、障がい者のスポーツのエリート性を表す言葉になり、現在を迎えます。
パラリンピックのマークの由来
また、赤・青・緑の3色は、人間の最も大切な要素の心・肉体・魂を表すと同時に、世界の国旗で最も多く使用されている色という理由で選ばれました。
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