オリンピックの名前の由来とは?
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オリンピックの名前とは?
オリンピックの名前は英語では、The Olympic Gamesまたは、The Olympicsの二通りの表現が多く使われています。単語の最後にsがついていますが、The Olympic Games is〜、The Olympics is〜といった複数競技の集合体としての単数表現もできます。
オリンピックの名前の由来
オリンピックの名前の由来は、オリンピア(olympia)という古代ギリシアの都市名が語源とされています。その昔、オリンピアでは4年に1回、オリンピア大祭または、オリンピア祭典競技という名前で、近代オリンピックの前身となる古代オリンピックが開催されていました。
オリンピックの起源
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オリンピックの起源は、紀元前9世紀頃に始まった古代オリンピックが起源です。ギリシア神話に出てくるゼウス、ポセイドン、アポロンといった神様に捧げるための競技祭典が開催されていました。
最盛期にはギリシアの各地から選手が参加し、ギリシア人はこの祭典を特別に神聖視していて、参加資格には厳格な規定がありました。
【参加資格】
・ギリシア人の血筋を持つ者
・罪を犯したことがない者
・男性であること
最盛期にはギリシアの各地から選手が参加し、ギリシア人はこの祭典を特別に神聖視していて、参加資格には厳格な規定がありました。
【参加資格】
・ギリシア人の血筋を持つ者
・罪を犯したことがない者
・男性であること
オリンピックキャラクターの名前の由来とは?
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターの名前はミライトワとソメイティです。日本オリンピック委員会によると、マスコットキャラクターの名前の由来は、ミライトワには素晴らしい未来が永遠に続くようにとの願い。
ソメイティは、桜を代表するソメイヨシノと英語でとても力強いという意味のso mightyの組み合わせからネーミングが決まりました。
ソメイティは、桜を代表するソメイヨシノと英語でとても力強いという意味のso mightyの組み合わせからネーミングが決まりました。
五輪の由来
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日本では五輪という呼称はお馴染みのものでありますが、正式な名前ではなく、俗称です。気になる五輪の名前の由来は、オリンピックのシンボルマークである5色の輪や、オリンピックのオリンと発音が似ていることから、略称として読売新聞の記者が五輪を考案しました。
その後、朝日新聞、日本経済新聞など他新聞社も五輪という表記を使うようになり、大衆へと浸透していきました。
その後、朝日新聞、日本経済新聞など他新聞社も五輪という表記を使うようになり、大衆へと浸透していきました。
オリンピックの歴史とオリンピズムとは?
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古代オリンピック
紀元前9世紀から紀元後4世紀にかけて、さまざまな競技をオリンピア大祭で行っていました。しかし、392年にキリスト教が国教となり、キリスト教以外の宗教は禁じられました。そのことがきっかけで、オリンピア大祭は禁止され翌393年の第293回を最後の開催としています。
神様に捧げる祭典だけあって過激な競技も多々ありました。レスリング、ボクシング、パンクラティオンといった格闘技は、どちらかがギブアップをするまで戦うという過酷な競技でした。
神様に捧げる祭典だけあって過激な競技も多々ありました。レスリング、ボクシング、パンクラティオンといった格闘技は、どちらかがギブアップをするまで戦うという過酷な競技でした。
ディアロウス競走 | 現在の400m走に相当する競技 |
ドリコス競走 | 約3800m程度を走る競技 |
ペンタスロン | 短距離競走、幅跳び、円盤投げ、やり投げ、レスリングの5種競技 |
戦車競走 | 当時の戦車を馬が引いて順位を争う競技 |
レスリング | ペンタスロンから単独の競技として実施 |
ボクシング | 防具、グローブ、体重制限、時間制限なしで殴り合う競技 |
パンクラティオン | 目つぶしと噛みつき以外を許された格闘競技 |
近代オリンピック
フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵が、古代オリンピックをもとに世界的なスポーツ大会を開催することを提唱し、1896年に第1回大会がギリシャのアテネで開催されました。第1回大会は古代オリンピックと同じく女子禁制でした。
また、当時のギリシャの財政事情から優勝者には金メダルではなく、銀メダルが授与されました。
【実施競技】
・陸上競技
・競泳競技
・体操
・レスリング
・フェンシング
・射撃
・自転車
・テニス
また、当時のギリシャの財政事情から優勝者には金メダルではなく、銀メダルが授与されました。
【実施競技】
・陸上競技
・競泳競技
・体操
・レスリング
・フェンシング
・射撃
・自転車
・テニス
オリンピックの意義
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オリンピックで大事なのは勝つことではなく参加することだ
オリンピックの意義は、「オリンピックで大事なのは勝つことではなく参加することだ」と提唱したピエール・ド・クーベルタン男爵が、ある出来事をきっかけに演説の中で説きました。
ある出来事とは、第4回のロンドンオリンピックの陸上競技で、アメリカとイギリスの間に対立が起こり、国、選手、国民同士の関係性を悪化させてしまったのです。
スポーツの祭典として、経済効果や、国威の顕示、政治への影響、勝利至上主義などのイメージが強いオリンピックですが、本来の意義には世界平和のための祭典を掲げています。オリンピックの理想で最も重要な要素です。
ある出来事とは、第4回のロンドンオリンピックの陸上競技で、アメリカとイギリスの間に対立が起こり、国、選手、国民同士の関係性を悪化させてしまったのです。
スポーツの祭典として、経済効果や、国威の顕示、政治への影響、勝利至上主義などのイメージが強いオリンピックですが、本来の意義には世界平和のための祭典を掲げています。オリンピックの理想で最も重要な要素です。