バレーボールのネットの高さとは?国際大会は男子243cm、女子224cm?
バレーボールのネットの高さは一体どのくらいなのか?疑問に思っている方は多いかと思います。今回はバレーボールのネットの高さについて詳しくご説明していきます。プレーされる方も、観戦される方も、ネットについての知識が深まればもっとバレーボールを楽しむことができるはずです!
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公式ライター Activel_director
バレーボールのネットの高さとは?
全日本選手が出場するワールドカップバレーやオリンピックなどの国際競技の場合も、一般の部類と同じ高さの設定です。
6人制 | 9人制 | |
一般男子 | 243cm | 238cm |
一般女子 | 224cm | 215cm |
高校生男子 | 240cm | 225cm |
高校生女子 | 220cm | 205cm |
中学生男子 | 230cm | 215cm |
中学生女子 | 215cm | 210cm |
小学生男女 | 200cm | 190cm |
家庭婦人 | ー | 205cm |
小学生のネットの高さ
これは、小学生の頃は男女の身長差があまりないという特徴から定められたものですが、小学校低学年の児童にとって200㎝という高さは相当高いと感じられます。実際に指導を受け持ったことがありますが、成長の早い男子が高学年になってようやく、ネット越しにしっかりしたスパイクが決められるレベルです。
9人制でも190㎝の高さなので、ネットを使ってのスパイク練習は中学年以上から本格的に行っているのが現状です。それまでは、レシーブの基本やサーブそしてスパイクに欠かせないフォームやミートの練習が主となっています。
中学生のネットの高さ
中学生の時期は男女とも体格の個人差が大きい時期ですので、小柄な選手はフォワードのプレーが苦しく感じます。入学当時には小柄でも卒業する頃にはかなり高くなる選手もいますが、逆に身長が伸び悩む選手はこの時期にバレーボールを諦めてしまう選手が多いことはとても残念です。
しかし、スパイクが苦手でも、レシーブやサーブなどの基本技術がしっかりしていれば、セッターやリベロなど活躍の場所は多いので、あきらめずに練習を続けていってほしいと思います。
高校生のネットの高さ
しかしこの時期は男女とも一番体がしっかりと成長する時期ですので、すぐにネットの高さに慣れていきます。この時期にスパイクの打ち方の基本を見直すというのも、将来的にかなり有益です。
地方大会まではネットの高さは男子240㎝・女子220㎝と定められていますが、ブロック大会や全国大会では男子243㎝・女子224㎝となっています。
一般、国際試合のネットの高さ
ボールの大きさも高校生以上は同じ大きさ(5号ボール)なので、ネットの高さと同じく一般に移行する時の違和感はほとんどありません。全日本バレーボール選手、また全日本候補に高校生の選手が選ばれることが多くなっているのは、高校生一般のネットやボールに関してのルールの差がほとんどないという特徴が大きな要因となっています。
バレーボールのネットの高さの基準とは?
ネットの高さは、1947年に国際バレーボール連盟(FIVB)が設立されてルールの規定が行われて以来変わっていません。6人制のルールやネットの高さなどの規定はFIVBが、そして9人制バレーボールに関しては日本バレーボール協会が定めています。
ちなみにバレーボールの「バレー」は、テニスのボレー(VOLLEY)がボールが着地する前に打つことから「バレーボール」と命名されました。
ネットの高さの基準
一番有力なのは、8フィートが2.4384 mになるので端数を切り捨てて243㎝にして、女子はこれより少し低く設定したのではないかという説ですが、これもあくまで推測の域を出ていません。
いずれにせよ、一般以上のバレーボールのネットの高さのルールはFIBVが正式に制定して以来、この高さで統一されています。
ネットの高さはどこで測られるの?
ネットは9m幅のコートを横断する特徴から、試合中ゆるみができてしまい高さが落ちてしまうこともありますが、修正に時間がかかることから数ミリの誤差は公式試合でも目をつぶっています。ネットの高さはネット上部の白帯の上からではなく、白帯の中を通るワイヤーを基準としています。
試合中スパイクミスをした時など、ネットにぶら下がる選手を見ることがありますが、ネットの張り具合を維持するために、そういった行為はあまり推奨されませんので気をつけましょう。
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