【大阪府】バレーボールの強い中学校10選！強豪中学を男子と女子に分けて紹介

全国大会で常に上位の成績をおさめる大阪府の中学生バレーは、男子と女子で状況が違います。大阪府の中学校男子バレーは公立中学校が多く、女子バレー部の強豪の大半は私立の中学校​です。大阪府の中学男子トップは私立の昇陽中学校ですが、他の強豪中学はすべて公立中学が占めています。

大阪府は、全国都道府県対抗中学生バレーボール大会で毎年好成績をおさめています。2019年の大会は男子は北大阪チームが優勝を果たし、女子は全国ベスト8に入賞しました。

大阪府の中学男子バレーは、大阪の中学校総体で5年連続優勝している昇陽中学校がトップを走っています。昇陽中学校は、全国の名門私立中学校を破り全国優勝を2回経験した強豪中学校です。

昇陽中を追う中学校は、全国大会出場の実績を持つ金岡南中学校や国分中学校ですが、伝統のある緑中学校や西陵中学校の活躍も見逃せません。大阪府はバレーボールに対して熱心な公立中学校が多く、府内でベスト8の入れ替わりが激しい状況です。

大阪府の中学女子バレーの情勢は、金蘭会中学校がもっとも実績を上げています。金蘭会中は全国優勝の経験のある、全国で有数の強豪中学校です。しかし必ずしも金蘭会1強ではなく、大阪国際大和田中学校や大阪学芸中学校も、全国優勝を狙う実力を持つ強豪中学です。

大阪府の中学女子バレーは私立の中学校が実績を残していますが、公立の若松台中学校・新北野中学校・招提中学校も大阪府で上位の成績を上げています。

大阪市立緑中学校の男子バレー部は、2018年の大阪府の大会で準優勝した強豪中学校です。緑中は、試合に出る6人だけではなく全部員が試合に勝つことを目標に、厳しい練習に励んでいます。

緑中男子バレー部は、2019年の新人大会で大阪府ベスト4に入り、近畿大会の切符を獲得しましたが、残念ながら近畿大会は開催されませんでした。緑中の神田アレックス選手は、同年の全国都道府県対抗中学生大会の大阪北代表に選出され、大阪北チームは日本一に輝きました。

茨木市立西陵中学校は、万博記念公園競技場の近くにある男子バレーが強い中学校です。西陵中のバレー部やほかの運動部は、雨の日に廊下や階段を使って体力づくりをしています。

西陵中男子バレー部は、2016年の大阪府総体で準優勝し、2017年はベスト8に入りました。西陵中は2018年、2019年は順位を上げることはできませんでしたが、2019年の茨木市の市長杯バレーボール大会は1位の成績を残しています。

柏原市立国分中学校男子バレー部は、全国大会出場の経験があるバレーの強豪校です。国分中男子バレー部はこれからの人生を歩んでいく力を育てることを柱に活発な活動を続けています。

国分中は、2017年に大阪府で準優勝、近畿大会で3位の成績を上げて全国大会へ進みました。国分中は2018年の大阪府の新人大会でベスト8に入り、地域の大会も毎年よい結果を出しています。

堺市立金岡南中学校は、大阪府でもっとも実績を上げている昇陽中学校に次ぐ男子バレーボールの強豪校で、公立の中学校で大阪府ナンバーワンの実績を上げています。

金岡南中は、2018年から急激に実力を伸ばしてきたチームで、2019年と2020年の新人大会で準優勝を飾りました。金岡南中は2019年に全国大会へ出場する快挙を成し遂げています。

金岡南中のバレー部のモットーは一丸挑戦​で、拾ってつなぐバレーを目指しています。

私立昇陽中学校は、大阪府で常にトップの成績を上げている全国で屈指のバレーの名門中学校です。昇陽中男子バレー部は2016年から2019年の中学校総体で優勝​しています​。

昇陽中の選手が3人が、2019年のJOCジュニアオリンピックの大阪北代表選手になり、大阪北チームは全国優勝をしました。同大会で、昇陽中の當麻理人選手がベストセッター賞、優秀選手の1人に秦健太郎選手が選ばれました。
昇陽中は2019年の新人大会も大阪府1位を獲得して、今後の活躍も期待されます。

PL学園中学校は学校法人PL学園が運営する高校野球で有名な私立の中高一貫校で、中学女子バレー部は大阪府の強豪で知られています。

PL学園中女子バレー部は、1913年と2016年に大阪府の総体で2位になり、新人大会は2018年はベスト4、2019年はベスト16と大阪府の上位を保ちました。PL学園中の練習時間は他校に比べて短いですが、部員たちは全国大会を目指して密度の濃い練習を重ねています。

建国中学校は、2014年以来常に大阪府でベスト8以上の成績を上げているバレーボールが強い中学校です。私立建国中学校は、小中高等学校が併設されています。

建国中学校は、2019年の新人大会でベスト4、2020年は3位の結果を出し近畿大会へ出場しました。2020年の近畿大会はコロナの影響で中止でしたが、建国中は今後の活躍が期待されます。建国中女子バレー部は、気迫は技を凌駕するの団旗の下で、全国制覇を目標に練習に励んでいます。

大阪学芸中学校の正式名称は大阪学芸高等学校・附属中学校で、大阪学芸中の女子バレー部は2017年頃から急激に力を伸ばしてきました。

大阪学芸中は、2019年の新人大会でベスト8に入り、総体は準優勝を獲得し、同年におこなわれた第49回全日本中学校バレーボール選手権大会に出場して全国でベスト16の成績を上げています。
大阪学芸高校・中学校はバレーボールアリーナがあり、恵まれた環境の中全国制覇に向けて練習に励んでいます。

大阪国際大和田中学校・高等学校は、男女共学の中高一貫校で、大阪国際大和田中学校は全国で有名なバレーの強豪校です。全日本女子代表の宮下遥選手をはじめ、8人の卒業生がＶリーグで活躍しています。

大阪国際大和田中の女子バレー部は強化クラブに指定されて、和をもって制す​をモットーに活発な活動を続け、数多くの実績を残しています。大阪国際大和田中は、大阪府の大会で常に上位の成績をおさめ、2011年は全国優勝を果たしました。

金蘭会中学校は、併設の金蘭会高校とともに、2013年以降全国で1、2を争うバレーボールの名門中学校です。2019年のバレーボール大会は、全国大会を含めてすべて金蘭会中学校が優勝しました。

金蘭会中学校バレー部は厳しく・明るくをモットーに、選手・スタッフ・保護者一同全国制覇を目指して練習に取り組んでいます。金蘭会中学校の強さの源は、全国から金蘭会の佐藤監督の下でバレーがしたいジュニアの選手が集まり、意識の高い練習を続けていることです。

令和元年の大阪府の中学校の数は521校で、北海道、東京に次いで全国3位です。バレー部の数も多いことから、大阪府は全国屈指の激戦区といえます。大阪府の中学生代表チームが全国大会で好成績をおさめる理由は、強豪校が多い中、厳しいトーナメントを勝ち抜いてきたからです。

大阪府の中学バレーのトップは私立中学校ですが、公立中学校の健闘も見逃せません。大阪府の中学校バレーの大会は、毎年レベルの高い試合になります。