パルクールの筋トレ方法とは?無駄に筋肉をつけるのはNG
パルクールに効果のある筋トレ方法をメニューと共にご紹介します。筋肉をつけすぎない・初心者に注意してほしいポイントなどもピックアップしました。方法はコツさえ押さえれば簡単です。基礎的な筋トレを続けてパルクールに挑みましょう!
Writer
公式ライター yuki
- パルクールは筋肉+体幹が大切!
- 【筋トレの前に】ウォームアップ10分は必須メニュー
- 脚に効果アリのパルクール用筋トレ方法①
- 脚に効果アリのパルクール用筋トレ方法②
- パルクールに効果のある腕の筋トレ方法①
- パルクールに効果のある腕の筋トレ方法②
- 腹筋・背筋+全身を鍛える筋トレのやり方①
- 腹筋・背筋+全身を鍛える筋トレのやり方②
- 【筋トレの後は】クールダウン15分
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー①
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー②
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー③
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー④
- 毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー⑤
- パルクールの筋トレはできれば屋外で
- パルクールの状態を屋内でも作れるグッズ
- パルクールでは筋トレのやりすぎはNG!!
パルクールは筋肉+体幹が大切!
筋トレのしすぎでついた筋肉はNG
パルクールはしなやかな筋肉をつけることが大切なので、筋トレで負荷をかけて、いわゆる「ムキムキ」状態にしても上達しません。
特に、パルクールでは基礎の動きで体重を受け止めるような動作が多いため、筋肉を最小限かつ最大の効果を発揮するよう意識してトレーニングする必要があります。
筋トレしながら体幹も鍛えよう
パルクールでは、不安定な足場を素早く移動するなどの対応力が必要となり、体の芯が明確でないとケガの危険性が高まります。
また、体幹が鍛えられていればいるほどインナーマッスルが発達し、表面につく筋肉を最小限にしてもパワーのある体が作られます。
【筋トレの前に】ウォームアップ10分は必須メニュー
目安は少しくらい汗をかく程度のやりかたです。
初心者の方はウォームアップせずに突然筋トレを始める方も多いですが、これは筋トレの効果を出す上でも非効率的ですし、体を壊す可能性もあるのでウォームアップは必須です。
また、パルクールの場合筋トレメニューも屋外でこなす方がいらっしゃいます。
この場合はウォームアップ段階で環境チェックをし、周りに迷惑にならないか十分に配慮しましょう。
脚に効果アリのパルクール用筋トレ方法①
脚の筋肉①左右片足ジャンプ100回
左右片足ジャンプを100回ずつ行うことで、体重をしなやかに受け止める方法を脚が自然と覚えます。やりかたは地道ですが、初心者の方はまずここから意識して行いたいトレーニングです。
縄跳びを使ってトレーニングしても良いのですが、タイミングや体幹を自己管理で行う点では単純に片足ジャンプすることをおすすめします。初心者の方は様子を見ながら回数を調整しましょう。
脚に効果アリのパルクール用筋トレ方法②
脚の筋肉②両足/片足スクワット20回×5セット
Strength Training And Conditioning For Parkour 2
①両足でスクワットをする方法
②左右片足ずつスクワットをする方法
③地面すれすれに手をついて地面に並行に足を突き出す方法
様々な方法を組み合わせてスクワットしましょう。
脚の筋肉用のメニューの中では一番オーソドックスかつ筋肉に負荷のかかるものです。
基礎トレですが、初心者の方は回数を無理にこなそうとせず、様子を見ながら増やしていきましょう。
脚の筋肉③階段うさぎ跳び
トレーニングする場所で、段の低い階段があるところを探して試してみましょう。ただし、人通りの激しい場所では危ないので避けてください。
うさぎ跳びで階段を降りるやりかたは、しゃがんだ状態でのジャンプ力やしなやかさを鍛えるのに良いやりかたです。ただし、初心者の方は特に気を付けてほしいのですが、うさぎ跳びは膝に負担をかけます。やりすぎないようにしましょう。
こちらのトレーニングは〇回という回数というよりは、あなたがトレーニングする階段を3往復程度と考え、無理しないようにしましょう。
パルクールに効果のある腕の筋トレ方法①
腕力①懸垂 順手/逆手=5回×4セット
やりかたのコツは順手と逆手それぞれ懸垂することです。パルクールでは、腕の表裏双方の筋肉が必要なアクションが多数存在します。まんべんなく必要な筋肉を作るために、基礎的なことですがきちんとトレーニングしましょう。
場所は公園でもどこでも、自分の体より上のラインのバーさえあればできるはずです。海外のパルクールプレイヤーは木の枝などでやっていますが、日本ではちょっと目立ってしまうかもしれません。
パルクールに効果のある腕の筋トレ方法②
腕力②逆立ち腕移動
Strength Training And Conditioning For Parkour 1
トレーニングする場所の条件にもよりますが、1分×5セットを目安に行いましょう。
懸垂では「体を持ち上げる」練習になりますが、逆立ち移動では「体重を腕で維持し続ける」練習ができます。
いずれもパルクールに必要な筋肉を直接鍛える良い方法ですが、受け身の時などに発生する筋肉への負荷はこちらのほうがより実践的な筋トレとなるでしょう。
腹筋・背筋+全身を鍛える筋トレのやり方①
ワニ歩き2分×5セット
ワニ・伊藤真
ワニ歩きは、初心者の方だとついついスピードを出すことに意識がいってしまい、筋肉に負荷を賭けられないやりかたになりがちです。きちんと負荷をかけるためには、動画くらいゆっくりと行うことが必要です。
腹筋・背筋+全身を鍛える筋トレのやり方②
仰向け四足歩行2分×5セット
How To Cut Fat – Beginner Parkour Workouts
パルクールにおける筋トレの非常に重要なコツが、腹筋・背筋・腕・足などのパーツごとの筋肉をトレーニングするよりも、それぞれのパーツが連携してなめらかな動きになるような筋トレを選ぶことです。
腹筋や背筋は特に、体の中央を支える部分となり、表裏一体ですので、同じ程度に負荷がかかるよう意識しながら筋トレメニューを作っていくことが大切です。
【筋トレの後は】クールダウン15分
ランニング後のクールダウン/スタティックストレッチ
初心者の方はここで手を抜いてしまい、筋肉を傷めてしまう方が非常に多いです。
動画では下半身中心のクールダウンを行っていますが、パルクールでは全身の筋肉をストレッチするようにしましょう。
上半身のクールダウン・ストレッチ (首、肩、腕)
上半身のストレッチは必須ですので、ぜひ動画を参考にしながらゆっくりと時間をかけてクールダウンしてください。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー
おそらくよほどパルクールに熱を注いでいる方でなければ、「ちょっと毎日やるのは…」と思う内容だと思います。特に初心者の方は、この練習メニューを一気にやってしまうと体に負荷がかかりすぎる可能性もあります。
毎日少しずつ体をならすことを目的に、「家でもできる」筋トレメニューをご紹介しましょう。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー①
モンキーウォーク 2分×2~3セット
Crawling (Part 1) – Urban Movement
やりかたは、動画にありますように、「体を水平に保つ」ことと「手をできるだけ遠くへ運ぶ」ことがコツです。
初心者の方は家でモンキーウォークを朝晩1セットずつやるというような習慣をつけることで、パルクールの動きの基礎を体に叩き込むことができます。また、必要な筋肉を鍛えることももちろん叶いますよ。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー②
腹筋ワークアウト8分
最高の腹筋トレーニング
動画のような腹筋を内側から鍛えられるワークアウトを習慣にすることで、基礎的な筋肉を手に入れられるでしょう。
ちなみに、腹筋に関しては「足を動かさず上体を上げる」タイプの腹筋よりも、「地面に寝た状態で、ゆっくりと足を地面に近づけてまた空中に戻す」タイプの腹筋のほうがインナーマッスルを鍛えられます。
パルクールに必要な筋肉は、決して目に見えてムキムキになる筋肉ではありませんので、つらいけれど必要な筋肉が手に入るトレーニングを優先しましょう。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー③
背筋ワークアウト8分
背筋トレーニング
動画のように、左右それぞれ、下半身のみと地面から上げる場所を変えることで、背筋をバランスよく鍛えることができます。動画のやりかたを参考にしてみましょう。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー④
四隅腕立て伏せ
パルクールならではの指筋トレ
こうすることで、腕の筋肉と柔軟さ双方を鍛えることができます。
10回×2~3セットを目安にトレーニングしてみましょう。
毎日取り入れたいパルクール用筋トレメニュー⑤
どんなに強い体を作っても、実は指が鍛えられていないとパルクールを実践した時に意外な失敗をする可能性があります。
ちょっとしたトレーニングで指の筋肉は劇的に鍛えられますので、動画のような両手を握るなどの方法で鍛えましょう。
指の筋トレ☆手のこわばり・握力UP☆指体操
継続は力なり/毎日メニューを作る
すると、休日にパルクールの実践に挑もう、という時もおおいに体が変化していることを実感できるはずです。パルクールは、筋トレができていないとケガする確立が非常に高くなるスポーツです。
地道な努力をして、パルクールの爽快感を味わえる体を作っていきましょう。
パルクールの筋トレはできれば屋外で
筋トレをやりながら鍛えられること
そこには、もちろん筋トレで鍛えるべき筋肉、体幹などのフィジカルな方法も必要ですが、他にも様々な能力が必要です。
例えば、次にどこに飛び移るかを判断するための動体視力や、周囲に迷惑がかからないかどうか確認する注意力、更には対象の形や危険度を瞬時に察知する分析力などです。
こういったものをどのように鍛えるかと言えば、やはり実践しかありません。実際に屋外の環境を観察することで、こういった能力は自然と手に入ります。
とは言え、初心者の方が突然パルクールに手を出して屋外でケガするのは得策ではありません。そこで、屋外で筋トレを実践することで、パルクールに必要な他の能力を培うことをおすすめしたいです。
屋外には筋トレに使えるオブジェクトがたくさんある
Strength Training And Conditioning For Parkour 2
むしろ、どのようにつかんで、どのくらいの距離感なのかなどを確認しながら筋トレすることで、下見と同じような意味も成していることがわかるでしょう。
日本だとできる場所が限られているかもしれませんが、ぜひ屋外で筋トレメニューをしてみてはいかがでしょうか。
パルクールの状態を屋内でも作れるグッズ
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自重で筋肉に負荷をかけるやりかたで筋肉を鍛えることができ、全身の筋肉を効果的に鍛えながら体幹も感じることができるオススメグッズです。
プッシュアップバーは「つかむ」という要素が加わるため、パルクールでよく様々なオブジェクトを「つかむ」ことがありますが、その力を養うこともできます。
パルクールでは筋トレのやりすぎはNG!!
パルクールの目的は筋トレではない
筋トレは最低限で良いのです。パルクールの動画を公開している方々の体型を見てもわかるように、体脂肪率は低いですが、筋肉で埋もれているようなスタイルではないでしょう。
パルクールにおける筋トレとして適切なメニューを今回はご紹介していますので、もっと動きたい・もっと筋トレしたいと思うならば、そのエネルギーを次回の筋トレにとっておきましょう。
筋トレのしすぎはパルクールに逆効果!?
少し他のスポーツとは考え方が異なりますが、筋トレのし過ぎは実はパルクールにとってマイナスになることもあります。筋肉の付けすぎでバランスの悪い体になると移動やジャンプのエネルギー量を調整できなくなりますし、体重は重くなればなるほど動きを重くします。
更に、筋トレばかりしていると見落としがちなのは、パルクールにおいて重要な周囲と自分との関連性によって動きを変えていく柔軟性です。この柔軟性こそが、パルクールというスポーツの醍醐味でもあります。
パルクールプレイヤーとしてしなやかであるために、筋トレのし過ぎには十分注意しましょう。
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