バスケのマンツーマンディフェンスとは?正しいやり方と練習方法
バスケのマンツーマンディフェンスは、各プレイヤーが担当する特定を守る守り方です。マンツーマンディフェンスは、主にハーフコートでおこないます。マンツーマンディフェンスでは、ポジショニングやコミュニケーションが重要で、フットワークや5対5の練習で強化を図ります。
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公式ライター Activel_director
マンツーマンディフェンスとは?
ゾーンディフェンスとの違い
マンツーマンディフェンス | 担当する特定の人を守る |
---|---|
ゾーンディフェンス | 担当するエリア・領域を守る |
マンツーマンディフェンスの種類
・ハーフコートマンツーマン
・オールコートマンツーマン
マンツーマンディフェンスは基本的にハーフコートマンツーマンを指します。ハーフコートマンツーマンに対しオフェンス側は、ハーフコートまでプレッシャーを受けないので、オールコートマンツーマンの方が、オフェンスに対するプレッシャーは強いです。
ハーフコートマンツーマン
ピックアップをした後は、相手がボール保持者か否かに応じてマンマークの動き方を考え、チームの守備強度が落ちないように守りましょう。
英語でpick upと書き、拾うと訳します。バスケでは、マッチアップする相手を拾う・捕まえることを指します。
オールコートマンツーマン
【 伝家の宝刀 ゾーンプレス】県予選 福岡第一 vs 福大大濠 2018 ウインターカップ 高校バスケ
・早いタイミングでのボール奪取
・8秒バイオレーション
・24秒バイオレーション
オールコートマンツーマンは、常にマッチアップ相手を追いかけるので、体力面できついディフェンスです。
マンツーマンディフェンスのやり方
ボールを持っているプレイヤーへの対応
・シュートを打てる位置か
・ドリブルする前か後か
・相手の利き腕
・ゴールに対する角度
・スクリーナーがいるか
簡単にシュートを打たせないことが最も重要で、シュートを打てる位置であればプレッシャーを強めます。ボール保持者がシュートを打てる位置にいるときは、次のように、相手の得意なプレイに対応することも必要です。
オフェンス側 | 得意なプレイ | 対処方法1 | 対処方法2 |
---|---|---|---|
アウトサイドプレイヤー | ドライブ | ワンハンドより少し遠い距離感 | ディレクション |
外角シュート | 利き腕側からプレッシャーをかける | 常に片手は上にあげてシュートチェックに備える | |
インサイドプレイヤー | パワープレイ | 腰を落とし押し込まれない | ドリブルが終わった瞬間がボールをはたくチャンス |
ミドルシュート | 常に片手は上にあげてシュートチェックに備える | フェイクに注意する |
ボールを持っていないプレイヤーへの対応
・ボール保持者との距離
・コート上の位置
・マッチアップ相手のタイプ
ポジショニングの考え方
例えば、相手に高確率のロングシューターが多い場合は、アウトサイドシュートを防ぐためにアウトサイドに寄ったポジショニングをして、できるだけシューターにボールを渡さないことや、シューターにフリーでシュートを打たせないことを狙います。
マンツーマンディフェンスのコツ
・相手にプレッシャーをかける
・広いフロアビジョンを持つ
・常にチームでコミュニケーションをとる
重要なことは、局所局所でマンマークしている相手に勝つことではなく、チームで守って、失点を減らすことです。
相手へのプレッシャー
相手チームの見方 | エースは誰? |
---|---|
オフェンス戦術は? | |
マンマーク相手の見方 | 利き腕/シュートハンドはどちらか? |
ジャンプシュートとドライブのどちらが得意か? | |
どのポジションでボールを受けたがるか? | |
シュートモーションに入るときにクセはないか? |
広いフロアビジョン
広いフロアビジョンは、常に敵味方に関わらず全プレイヤーの動きや場所を把握し、自身の動き方を判断するために必要です。
チーム内コミュニケーション
・いる場所/ポジショニング
・やっていること
例えば、ボール保持者にマッチアップしているプレイヤーがディレクションを仕掛けているときは、その方向を声で伝えて、カバーリングする位置を味方に絞らせます。スクリーンを仕掛けられるときには、次の表の情報を伝えましょう。
プレイヤーの状況 | 伝達する情報 |
---|---|
スクリーナーにマッチアップしている | スクリーンの方向/右からか左からか |
ユーザーにマッチアップしている | スクリーンへの対処方法 |
・ファイトオーバー
・スライド
・スイッチ
・ブリッツ
マンツーマンディフェンスの練習方法
ディフェンスフットワーク
【体育館以外でもできる】 1on1ディフェンス強化トレーニング
対人で、サイドステップでついていく練習をするときのポイントは、スライドステップとクロスステップの使い分けです。フットワークは地味ですが、やればやるほど効果が出ます。
ハーフコートの5対5
リアスクリーンきっかけのハーフの5対5練習風景 応用が効いてます【公立高校バスケ指導】
ときには、チーム内で話し合うことも重要です。ディレクションの方向を変えたり、スクリーンへの対処方法を変えたりすることで、効率よく守れることも多いです。個人ではなくチームで守る意識を持って取り組みましょう。
マンツーマンディフェンスは気持ちで強度が変わる
5人のプレイヤーが、同じ思いでマンツーマンディフェンスに臨み、相手を抑えましょう!
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