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YGサーブとは?卓球初心者へYGサーブの打ち方とコツを徹底解説!

YGサーブとは?卓球初心者へYGサーブの打ち方とコツを徹底解説!

卓球のYGサーブとは、ヒジを支点にして内から外にスイングする逆横回転サーブになります。卓球のYGサーブを打つ時は、グリップの握り方・ボールのトス・体重移動・ヒジの高さ・スイングのやり方を意識します。さらに、YGサーブの回転のかけ方を、下回転系と上回転系に分けて解説していきます。

2021.12.16 卓球

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卓球のYGサーブとは?

D A N I  M A T I L L A on Instagram: “#maze #michaelmaze #tabletennis #tenisdemesa #tennistaula #tennisdutable #service #instapic #instagramers #pingpong” (110473)

卓球のYGサーブとは、ヒジを支点にして内から外にスイングするサーブになります。右利きであれば左回転、左利きであれば右回転になり、逆横回転と呼ばれる回転の種類です。
逆横回転とは?(右利きの場合)
逆横回転とは、左回転(反時計回り)のことを指し、レシーバーから逃げていくように(レシーバーが右利きの場合)曲がるのが特徴です。

YGの略は、ヤングジェネレーションサーブ

YGの略とは、Young Generation(ヤングジェネレーション)の頭文字からとった言葉になります。

ヤングジェネレーションを和訳すると、若い世代という意味です。YGサーブは比較的新しいサーブであり、若い世代が使うという意味でこの名前が付けられています。

YGサーブの特徴

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YGサーブの1番の特徴は、他のサーブと比較して使う選手が少ないことです。

YGサーブは数ある卓球のサーブの中でも、非常に難易度の高いサーブです。難易度が高いので、YGサーブを試合で使う選手はまだまだ少ないと言えます。

使う選手が少ないサーブなので、YGサーブへの対応に慣れていない選手は多く、出すだけでチャンスを演出しやすいのがYGサーブのメリットになります。

YGサーブを使う女子選手は少ない?
世界トップクラスの女子選手を見渡しても、YGサーブを主戦武器として使っている選手は非常に少ないと言えます。女子選手が逆横回転を出す時は、YGサーブではなく巻き込みサーブを使用する選手が多いのが特徴です。

YGサーブと比較して、巻き込みサーブの方が難易度が低いことが理由だと考えられます。

卓球のYGサーブの打ち方

@jikegege on Instagram: “?#張継科#张继科#張繼科 #zhangjike#tabletennisplayer” (110477)

卓球のYGサーブの打ち方(右利きシェークハンドの場合)を、グリップの握り方、ボールのトス、体重移動、ヒジの高さ、スイングのやり方に分けて解説していきます。

卓球のYGサーブは、他のサーブと比較してスムーズにスイングすることが困難です。YGサーブのやり方に沿って、時間をかけて練習していきましょう。

グリップを工夫する

YGサーブのコツ(グリップ&スイング軌道と打点)

卓球のYGサーブを出す時は、手首を内側に曲げられるようなラケットの握り方をする必要があります。

YGサーブを出す時のグリップは人によってさまざまですが、1つの例として親指と人差し指でラケットを挟むような握り方があります。親指と人差し指でラケットを挟むことで、手首を内側(自分の脇の方)に曲げやすく、YGサーブのバックスイングが十分に引けるようになります。

YGサーブを出すときのグリップは、手の大きさや好みによって個人差があるので、自分のやりやすい握り方を探してみましょう。

トスのボールの位置

Michael Prang on Instagram: “International top players like Timo Boll at the Platinum Table Tennis Tournament German Open in Magdeburg. #sportsphotography…” (110296)

卓球のYGサーブを出す時は、トスを自分の体の近くに落とすようにしましょう。

YGサーブの場合、自分の体の近くで打球しないと下回転系が出しづらくなります。トスを体の近くに落とすためには、トスを上げる手を体に近づけるか、トスを上げた後に体をボールに近づけるようにします。

体の近くで打球することは、卓球のサーブの安定感を高めることにもつながるので、コントロールの難しいYGサーブでは特に注意しましょう。

YGサーブのトスの注意点

YGサーブを出す時のトスの注意点は、真っ直ぐにトスを上げず、自分の体に向かってボールを上げてしまうことです。YGサーブは体の近くで打球することが重要で、トスが傾きやすいと言えます。

卓球のサーブのルール上、トスは真っ直ぐに上げなければいけません。YGサーブを出す時は、トスが曲がってルール違反にならないように注意しましょう。

トスを上げる時の体重の乗せ方

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卓球のYGサーブを出す時は、トスを上げると同時に右利きであれば右足、左利きであれば左足に体重を乗せるようにしましょう。体重移動の力を利用するために、まずトスのタイミングで片足に体重を乗せて準備します。

ヒジの高さ

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卓球のYGサーブのバックスイングは、脇を開いてヒジを高く上げるようにしましょう。脇を開いてヒジを高く上げることによって、バックスイングの可動域が広くなります

卓球のYGサーブは内から外にスイングするので、ヒジが体に近い位置だとバックスイングをとるスペースが確保できません。ラケットを持つ腕のヒジを、肩かそれ以上の高さに上げることを意識しましょう。

スイング時のヒジ

卓球のYGサーブのスイングは、ヒジを支点にして内から外にラケットを振るようにしましょう。

ヒジを支点にすることで、スイングを安定させて、YGサーブの精度を高めることができます。ヒジを支点にしてスイングする時は、バックスイングで手首を内側に曲げて、外にスイングする勢いで手首を元に戻すようにします。手首を使うことで、回転量を増やすことができます。

打球時に体重移動

卓球のYGサーブを出す時は、打球するタイミングで左足(右利きの場合)に体重を移動させます。

体重移動を利用することで、体重移動の力をボールに伝えることができ、コンパクトなスイングでもサーブの威力を上げることができます。また、右足から左足(右利きの場合)へ体重移動を行うことで、トスしたボールに体を近づけることが可能で、安定性を高めることにもつながります。

YGサーブの回転を出し分けるコツ

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YGサーブの回転のかけ方を、下回転系と上回転系に分けて解説していきます。

卓球のYGサーブの打ち方を覚えても、回転のバリエーションが1種類だけでは相手に慣れられてしまいます。最低2種類の回転を出せるように、YGサーブを練習していきましょう。

YGサーブの下回転系

究める!シリーズ① 逆横下回転サービス|平野友樹(協和発酵キリン)

下回転系のYGサーブを出す時は、ボールの斜め下を捉えることが重要になります。ボールの斜め下を薄く捉えて、擦り上げる感覚で打球してみましょう。

【下回転系のYGサーブのやり方(右利きシェークハンドの場合)】

①トスを上げるタイミングで、右足に体重を乗せる

②脇を開いてヒジを引き上げ、自分の脇に目がけてバックスイング

③手首を内側に曲げる

④ヒジを支点に外側へスイングし、ボールの右斜め下をこする

⑤打球するタイミングで、体重を左足に移動させる

YGサーブ上回転系

上回転系のYGサーブを出す時は、ボールの正面を捉えて横に転がす感覚が重要になります。下回転系のYGサーブとフォームを似せるために、打球後はラケットヘッドを相手に向けるようにしましょう。ラケットヘッドを相手に向けることで、ボールの下側を擦っているように見せることが可能です。

【上回転系のYGサーブのやり方(右利きシェークハンドの場合)】

①トスを上げるタイミングで、右足に体重を乗せる

②脇を開いてヒジを引き上げ、自分の脇に目がけてバックスイング

③手首を内側に曲げる

④ヒジを支点に外側へスイングし、ボールの正面を捉える

⑤ボールを横に転がすイメージでスイング

⑥打球するタイミングで、体重を左足に移動させる

⑦打球後は、下回転系のフォームに似せるため、ラケットヘッドを相手に向ける

YGサーブは難易度が高いサーブ

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YGサーブは、数ある卓球サーブの中でも難易度が高いサーブになります。YGサーブの難易度が高い理由は、スイングがスムーズに動かしづらいことが考えられます。

YGサーブを試合で安定して出すためには、ある程度時間がかかりますが、相手のレシーブを困らせる効果的なサーブです。YGサーブを練習して、サーブからの得点力を上げていきましょう。

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